レシート・領収書読み取り対応の会計ソフトおすすめ17選｜アプリで自動仕訳できるソフトも

日々の経理業務や確定申告の際に最も面倒なのが、領収書やレシートの電子保存です。今回はスマホやスキャナで、領収書やレシートを自動読み取り・データ化できるおすすめ会計ソフトを紹介します。アプリで簡単仕訳できる製品や、無料で登録できる製品も紹介します。

目次

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1. 領収書やレシートをデータ化するなら会計ソフト
2. 会計ソフトを選ぶ4つのポイント
3. 会計ソフトの導入には資料請求が必須
4. レシートや領収書の読み取りができる会計ソフトおすすめ17選
5. レシートや領収書の読み取りができる会計ソフト比較一覧表
6. 領収証やレシートを読み取る仕組み
7. 領収証やレシート読み取りができる会計ソフトのメリット
8. 領収証やレシートを手作業で会計するデメリット
9. 会計ソフトで領収証やレシート読み取る際の注意点
10. 会計ソフトのその他の選び方
11. まとめ

領収書やレシートをデータ化するなら会計ソフト

会計ソフトとは、企業や個人の財務情報を効率的に管理するためのソフトウェアです。主な機能として、仕訳入力や経費管理、売上・仕入管理、給与計算、バランスシート・損益計算書などの財務諸表の作成などがあります。

経理業務の中でも経費精算は、領収書やレシートを手動で確認・入力しなければならず、手間や時間がかかるほか、入力ミスなどのヒューマンエラーのリスクもあります。領収書やレシートの読み取り機能が搭載されている会計ソフトなら、リスクを軽減し業務の効率化に繋がります。

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会計ソフトを選ぶ4つのポイント

法人や個人事業主などの企業規模は、会計ソフトを選ぶ上で大きな指標となります。大企業であれば膨大なデータを管理できるインストール型がおすすめですが、少人数の中小企業や個人事業主であれば、初期費用が安いクラウド型がおすすめです。

また、初めての方でも直感的に操作できる、ユーザビリティやサポート体制も確認しましょう。勤怠管理ソフトを導入している企業や、顧問弁護士がいる場合はそれらと連携できるソフトだと情報の共有がスムーズになります。

会計ソフトの導入には資料請求が必須

会計ソフトを利用する場合、多くの製品は資料請求が必要となります。これは公式サイトから利用する際も同様です。

本サイトでは、複数のサービスをまとめて資料請求できるので、気になる製品を一括ダウンロードして、自社に最適な会計ソフトを選びましょう。

レシートや領収書の読み取りができる会計ソフトおすすめ17選

個人事業主・フリーランス向けおすすめ3選

小規模法人・中小企業向けおすすめ10選

中堅・大企業向けおすすめ4選

レシートや領収書の読み取りができる会計ソフト比較一覧表

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領収証やレシートを読み取る仕組み

領収証やレシートの読み取りに一般的に利用されているのは、OCRという機能です。OCRは「Optical Character Recognition/Reader」の略称で、日本語では「光学的文字認識」と呼ばれています。

OCRは撮影画像からテキストを読み込み、自動でデータ化する仕組みです。たとえばスマートフォンなどの内蔵カメラで領収証を撮影するだけで、日付・品目・金額などが自動でシステムに登録できます。

なお、全ての会計ソフトにOCR機能が搭載されているわけではないため、利用したい場合は、ソフトの購入前にOCR機能の有無を確認しましょう。

領収証やレシート読み取りができる会計ソフトのメリット

OCR機能搭載の会計ソフトを使うことで、経理業務の効率化やヒューマンエラーの削減が期待できます。経理業務に課題を抱えている企業は、ぜひ導入を検討してみましょう。

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経理業務の効率化ができる

OCR機能を使うことで、領収証やレシートの手動での確認・入力を自動化できます。日々膨大な領収証やレシートを扱う企業では、作業時間を大幅に短縮できます。

なお、OCRでスキャンされたデータは、内容が正しいかどうか最後に必ず目視での確認が必要です。全ての工程を自動化できるわけではないものの、一から手動で入力する場合に比べれば、やはり業務効率は大きく向上するでしょう。

入力ミスや仕訳ミスを削減できる

OCR機能では、領収証やレシートの日付け・品目・金額は全て自動で入力されます。さらに、ほとんどの会計ソフトは、仕訳まで自動で行います。人の手を介さないため、入力ミス・仕訳ミスといったヒューマンエラーを低減できます。

ただし、OCR機能の精度によっては、読み取りや仕訳に失敗することもあるため、最後は必ず目視でのチェックが必要です。

経理初心者でも簡単に会計業務が行える

会計ソフトでは、読み取ったデータは自動的に仕訳されます。勘定の仕訳には専門的な知識が必要ですが、会計ソフトを使えば、経理経験の浅い従業員でも適切な処理が可能になります。

経理経験の浅い従業員が多い企業は、会計ソフトの導入により、経理業務の最適化が目指せます。

領収証やレシートを手作業で会計するデメリット

従来の経理業務では、領収証やレシートは目視で確認し、手作業でパソコンへの入力が必要でした。手作業での領収証・レシートの管理には、次のようなデメリットがあります。

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時間や工数がかかる

手動での作業は、単純に時間や手間がかかります。領収証やレシートは日々発生するものであり、これらを1つ1つ確認・入力するのは大変な業務です。

また、領収証やレシートはただ入力すれば良いものではなく、品目や使用目的にあわせて勘定を仕訳しなければなりません。経理の知識が少ない従業員が領収証やレシートの管理を担当すると、仕訳方法に悩み、なおさら時間がかかることもあります。

領収証やレシートの確認・入力に時間が取られると、より重要な業務へ人手を割けず、業務全体の効率や生産性が低下する恐れがあります。

入力ミスや仕訳ミスの恐れがある

手動での作業には、常に入力ミス・仕訳ミスといったヒューマンエラーのリスクがつきまといます。「ついうっかり」の些細なミスが、時に重大なトラブルに発展する場合もあるでしょう。

たとえば入力した金額を間違った場合、水増し請求などの不正につながりかねません。勘定科目の仕訳をミスすると、正しい帳簿付けができなくなります。これらは確定申告の際、税務調査の対象になりやすい事案です。

ヒューマンエラーは細心の注意を払うことで防止できます。しかし、日々膨大な量の領収証やレシートをさばく担当者は緊張の毎日を過ごすことになるため、精神的な負担が大きくなります。

領収証やレシートを紛失する恐れがある

領収証やレシートは通常の書類に比べても小さいため、紛失のリスクが高いです。後でまとめて入力しようとして保管している間に、いつの間にか1枚足りなくなっている…という事態はよくあります。

領収証やレシートがない事案は当然ながら経費計上できません。よって、必要経費を実費で立て替えていた従業員に支給ができなくなります。さらに、確定申告時の課税所得が大きくなる点もデメリットです。

会計ソフトで領収証やレシート読み取る際の注意点

会計ソフトで領収証・レシートを読み取る際には、注意すべき点もあります。使用方法を誤ると、間違ったまま経理データを登録することになるため、くれぐれも注意しましょう。

会計ソフトで領収証・レシートを読み取る際に注意すべきポイントは、次の2つです。

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手書きの領収証は正確に読み取ることができない

OCR機能は、手書きの領収証の読み込みは苦手です。手書き文字は書き手によってクセが大きいためです。

基本的に、会計ソフトのOCR機能では手書きの領収証の読み取りはまずできないと認識しておきましょう。読み取れたとしても、データが間違っている可能性が高いため、必ず最後に目視でチェックしてください。

領収証やレシートが破損していると読み取れない恐れがある

領収証やレシートが破損している場合、会計ソフトがデータを正しく読み取れないことがあります。破損には次のようなものがあります。

1. 汚れ
2. インクにじみ
3. しわ・折り目
4. 水濡れ
5. 破れている

領収証やレシートは保管中に破損することも多いです。基本的には、受け取ったらすぐにスキャンするようにしましょう。もし破損した場合は、手動での確認・入力に切り替えてください。

会計ソフトのその他の選び方

会計ソフトは領収証やレシートの自動読み込み機能以外にも、経理業務の効率化に役立つさまざまな機能が搭載されています。経理業務に課題を抱えている企業は、導入を検討してみましょう。

自社に適した会計ソフトの選び方のポイントは次の通りです。

【重要な3つのポイント】

1. 個人事業主向けか法人向けか
2. 帳簿の知識が少なくても使いやすい操作性か
3. クラウド型かインストール型か

【その他の比較ポイント】

1. 必要な機能が搭載されているか
2. 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
3. 自身の申告方式や電子申告に対応しているか
4. 使用するデバイスやOSに対応しているか
5. 他システムと連携できるか
6. 顧問税理士とデータ共有ができるか
7. サポート体制・セキュリティ対策は万全か
8. 無料トライアルがあるか

まとめ

会計ソフトには、紙書類をスキャンし、テキストをデータ化できるOCR機能が搭載されています。領収証やレシートを撮影すれば日付け・品目・金額を自動で入力できるため、経理業務の効率化につながります。

また、ほとんどの会計ソフトは読み取ったデータをもとに、勘定科目を自動で仕訳してくれます。導入することで、入力ミス・仕訳ミスといったヒューマンエラーを防止できるほか、経理経験の浅い方でも適切な会計処理が可能になります。

ただし、会計ソフトでの領収証やレシートの読み取りは必ずしも正確ではありません。特に手書き・破損した領収証やレシートの読み取りは難しいため、状況に応じて手動での作業に切り替えましょう。

また、領収証やレシートの状態にかかわらず、スキャン後は入力データに誤りがないか必ず目視で確認してください。一部の工程には人手が要るものの、会計ソフトを導入することで経理業務を大幅に迅速化・効率化できます。
経理業務に課題を抱えている企業や、経理経験が浅い担当者がいる企業は、会計ソフトの導入で経理業務の最適化を目指しましょう。