おすすめの工数管理アプリ5選|メリット・注意点・選び方を解説

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  • 工数管理アプリでは、営業先や出張先などにいても、工数入力や進捗状況の確認ができる
  • プライベート用の端末で工数管理アプリを利用すると、情報漏洩などの危険性がある
  • 工数管理アプリを導入する際は、工数入力の方法など、使い勝手がいいかを確認する

工数管理アプリとは、プロジェクトの進行状況や予算・時間などを一元管理できるアプリです。いつでも・どこでも利用できるメリットがある反面、導入する際には注意すべきポイントもあります。本記事では、おすすめの工数管理アプリと選び方、注意点などを解説します。

目次

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  1. 工数管理はアプリでも可能
  2. 工数管理アプリのメリット
  3. 工数管理アプリを利用する際の注意点
  4. 工数管理アプリを選ぶポイント
  5. おすすめの工数管理アプリ5選
  6. その他の工数管理アプリの選び方
  7. まとめ
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工数管理はアプリでも可能

工数管理はプロジェクトや業務の進捗を効率的に管理し、リソースの最適な利用を実現するためのプロセスです。工数管理を支援するさまざまツールが存在し、これらのツールはアプリケーションとしても提供されています。

アプリを使用することで、チーム全体がリアルタイムで作業時間を記録し、タスクの進行状況を追跡できます。また、作業の優先順位設定やリソースの最適な配置もアプリを通じて簡単に行えます。工数管理アプリは、工数管理を効率化し、組織の生産性向上に貢献します。

工数管理アプリのメリット

工数管理アプリは、プロジェクト管理や業務効率化において数多くのメリットを提供します。アプリの導入により、作業時間の追跡やリソース管理が簡略化され、チームの生産性が向上します。以下で、工数管理アプリのメリットについて解説します。

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時間や場所を問わず利用できる

工数管理アプリの最大のメリットは、時間と場所に制約されることなく利用できる点です。アプリケーションであることから、スマートフォンやタブレットから簡単にアクセスできるため、移動中や外出先でも利用できます。

リアルタイムでデータの入力や更新が可能で、チームメンバーとのコラボレーションが容易です。待ち時間や移動時間などを有効に活用でき、業務の柔軟性が向上します。さらに、時間や場所に制約されないため、作業の効率性も向上し、業務の管理がスムーズに行えます。

社外のメンバーも招待が可能

工数管理アプリの中には社内のメンバーだけでなく、社外のプロジェクトに関わるメンバーも簡単に招待して追加する機能を搭載したものがあります。この機能を活用することで、チーム内の共有がスムーズに行え、情報共有にかける手間と時間を削減できます。

また、チャット機能を搭載しているものもあり、情報共有だけでなく迅速な意思疎通を行うことも可能です。テキストや絵文字を活用しながら、コミュニケーションしやすい環境作り・工数管理が実現します。

プッシュ通知による利便性の向上

プッシュ通知は、タイムリーかつ重要な情報をユーザーに提供し、タスク管理と効率性を向上させます。まず、タスクやプロジェクトの期日のリマインダーをプッシュ通知で受け取ることにより、作業漏れを防ぐことができます。

また、進捗状況の更新情報をリアルタイムで通知することで、確認漏れを防止し、迅速な対応が可能となります。プッシュ通知は、工数管理アプリをより便利で効果的なツールにし、業務やプロジェクトの管理を向上させます。

稼働状況をリアルタイムで把握

工数管理アプリは、タスクやプロジェクトの進捗をリアルタイムで把握できるため、稼働状況を可視化できます。これにより、問題点や遅延を早期に発見し、迅速な対策を講じることができます。また、リソースの最適な割り当てが容易になります。

従業員や資源を効果的に配置することで、生産性が向上し、プロジェクトの効率が向上します。さらに、チームメンバーは自分自身の進捗を把握でき、目標達成へのモチベーションが高まります。

人員の最適な配置が行える

工数管理アプリは、プロジェクトの稼働状況や進捗データを集約し、リアルタイムで提供します。タスクごとの負荷や進行状況が明確に把握でき、必要なスキルやリソースを適切に割り当てるためのデータが得られます

この情報を活用することで、人員を効率的に配置できます。適切なスキルを持つメンバーを適切なタスクに割り当てた結果、スケジュールの調整が容易になり、プロジェクト全体の生産性が向上して無駄なリソースの浪費を最小限に抑えられます。

工数管理アプリを利用する際の注意点

工数管理アプリは、プロジェクト管理において便利なツールですが、注意が必要なポイントもあります。ここでは、工数管理アプリを利用する際の注意点について解説します。

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工数管理アプリを利用する際の注意点

  1. 情報漏洩のリスクがある
  2. 操作しにくい・確認しにくい

情報漏洩のリスクがある

工数管理アプリを従業員のプライベート用の端末で利用する場合、情報漏洩のリスクが懸念されます。プライベート端末にはセキュリティ対策が万全でないことが多く、機密データの不正アクセスなどの危険性が高まります。

そんなセキュリティリスクを最小限に抑えるためには、社用携帯を導入することをおすすめします。社用携帯は組織のセキュリティポリシーに合致し、データの暗号化やリモートワイプなどのセキュリティ機能を提供します。

また、従業員のプライバシーと業務の分離を確保することができれば、仕事とプライベートの区別が明確になります。

操作しにくい・確認しにくい

工数管理アプリの利用に際して、PCと比べて操作や確認が難しい場合があります。スマートフォンやタブレットの画面はPCに比べて小さく、またタッチスクリーンを使用するため、精密な操作や文字の入力がPCよりも難しいこともあります。

さらに、モバイルデバイスは通常、同時に表示できる情報量が制限されているため、大規模なプロジェクトの工数管理には向かないことも考えられます。

したがって、工数管理アプリを選ぶ際には、ユーザーフレンドリーなインターフェースや機能性を重視し、プロジェクトの規模や要件に合ったアプリを選択することが重要です。

工数管理アプリを選ぶポイント

工数管理アプリを選ぶ際、適切なアプリを見つけることはプロジェクトの効率性に大きく影響します。ここでは、工数管理アプリを選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。

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必要な機能が揃っているか

工数管理アプリを選ぶ際、まずは必要な機能が揃っているかを確認しましょう。具体的には、プロジェクトやタスクの進捗状況をリアルタイムで追跡し、稼働状況を可視化する機能が必要です。

また、タスクの割り当てと期限設定・リソースの最適化・予算管理・報告書の生成など、プロジェクト管理に関する基本的な機能が備わっているかも確認しましょう。

そして、セキュリティ機能も重要であるため、機密データの保護やアクセス制御、データバックアップなどが適切に実装されているかを十分に確認し、情報漏洩リスクを最小限に抑えるような対策が求められます。

このように、必要な機能が揃っているかを確認し、自分の組織やプロジェクトに最適な工数管理アプリを選びましょう。

従業員が扱いやすいか

従業員が簡単に工数を入力し、データを管理できるかは効率的な管理のポイントとなります。入力方法が複雑で時間がかかってしまうと、従業員はその手間にストレスを感じ、アプリの活用が減少します。

従業員が使いやすいアプリは、作業の進捗を正確に記録しやすく、プロジェクトの効率化につながります。そのため、工数管理アプリの選択肢を検討する際には、従業員の視点から見た使い勝手を重視し、適切なアプリを導入することが重要です。

迅速な状況確認が可能か

工数管理アプリを使用するのは現場の人間だけではなく、管理するプロジェクトマネージャーや現場の上司にとっても重要なツールとなります。そのため、個人の稼働状況はもちろんのこと、工数全体が予定通りに進んでいるかを迅速に確認できることが大切です。

仮にどこか1つの部分でも作業に遅れが生じていると、納期遅れが発生したり締結した予定通りの生産が行えなかったりします。したがって、工数管理における状況確認を素早く行えることが、結果的に企業の信頼性を高める生産へとつながります

無料トライアルがあるか

無料トライアルを利用することで、実際の運用前にアプリやサービスの性能や適合性を評価できます。これにより、課題や問題点を事前に発見し、本格運用に移る前に修正や調整を行うことができます。

また、アプリやサービスの導入にはコストやリソースがかかりますが、無料トライアルを通じてその必要性を確かめ、投資の妥当性を判断できます。さらに、無料トライアルは従業員やチームのフィードバックを収集する機会にもなります。

おすすめの工数管理アプリ5選

Asana Japan 株式会社

Asana

チームのタスクも◎自分の管理も徹底したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 世界190か国・100万以上のチームが導入している豊富な実績
  • コミュニケーションがとりやすく、タスク単位で紐づけが可能
  • 目標と因果関係が可視化でき、問題の早期発見やモチベーションアップにつながる

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ここが少し気になる…

  • チュートリアルやガイドが少なく、慣れるまでに時間がかかる

株式会社ヌーラボ

Backlog

シンプルで直感的に使えるUI!苦手意識がある方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • シンプルかつ分かりやすいデザインで苦手意識が強い方でも慣れやすい
  • メンバーが増えても利用価格が変わらない「スペース課金」方式を採用
  • 業務管理に欠かせない機能が揃っており、セキュリティも強固

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ここが少し気になる…

  • 画像添付を頻繁に使う場合、プロジェクトが長期化すると数制限に引っ掛かって新たにプロジェクトを作成し直す必要がある

Wrike Japan株式会社

Wrike

マルチな機能◎作業バランスを効率よく回したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 多くのAPI連携が可能で、場合によっては双方同期が可能
  • チームの作業負荷が可視化でき、タスクの再振り分けや燃え尽き症候群を防げる「リソース管理」

MORE
ここが少し気になる…

  • グローバルに展開している分、価格は日本円ではなく米ドルでの設定

ブラビオ株式会社

Brabio!

複数作成に対応◎プロジェクトが複数ある方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • プロジェクトもグループも複数作成可能
  • プロジェクトごとに権限を変更できるため、情報管理の強化にも効果的
  • 「依頼ボタン」を搭載し、進捗遅れや確認が手軽に行える

MORE
ここが少し気になる…

  • 複数のプロジェクト管理ができる反面、使用画面がやや見にくく反映にも時間がかかる場合がある

株式会社PR TIMES

jooto

一目で分かる◎漏れなく直感的に使いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • カンバン方式を採用して視覚的にも分かりやすく、操作も簡単
  • 「ガントチャート」機能を搭載しており、工数管理にもうってつけ
  • 無料プランをはじめ、個人向けにもぴったりな4つのプランから選べる

MORE
ここが少し気になる…

  • 標準的な機能しか搭載していないため、シンプルに使いたい場合には便利だが多機能性を求める場合はやや物足りない

その他の工数管理アプリの選び方

工数管理アプリを選ぶポイントについて解説しましたが、その他にも注目すべきポイントがいくつかあります。ここでは、選ぶ際のポイントとして「重要なポイント」「その他の比較ポイント」の2つの項目に分けて紹介します。

【重要なポイント2つ】

  1. ツールのタイプが自社に合っているか
  2. 工数の入力方式を確認

【その他の比較ポイント】

  1. セキュリティ対策が万全か
  2. サポート体制は充実しているか

おすすめの工数管理ツール6選|選ぶポイントなどを詳しく解説

工数管理ツールとは、プロジェクトに要する工数や業務量、人員を管理できるツールのことです。工数管理ツールの導入を検討しているものの、自社に合ったツールがわからないという方もいるでしょう。本記事では、おすすめの工数管理ツールと選び方・注意点を解説しています。

まとめ

工数管理はプロジェクト管理や業務効率化に重要な要素であり、タスクに費やす時間を計測・記録し、リソースの適切な配分と進捗監視を行います。工数管理アプリはこのプロセスを簡略化し、正確性を確保します。

アプリの主なメリットは、リアルタイムで進捗情報を提供し、リソースを最適化しながら配置できることです。アプリの利用によって透明性を高め、効率的なプロジェクト遂行を支援します。ただし、セキュリティ対策やデータ保護に十分な注意を払う必要があります。

最適なアプリを選ぶためには、組織の要件を検討し、ユーザーフレンドリーなインターフェースや拡張性にも注目しましょう。なお、工数管理アプリは組織全体の生産性向上と共に、競争力の強化にもつながります。

本記事の内容を参考に、今後のビジネス成功に向けて工数管理アプリを有効に活用しましょう。

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