物流業界・運送業におすすめの給与計算ソフト7選|導入簡単で業務を効率化!

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  • 給与計算ソフトで物流業界や運送業の経理業務を大幅に効率化できる
  • 気になるソフトがあれば資料請求をして比較検討しよう

物流業界や運送業では雇用形態や勤務形態が複雑なため、エクセルなどでの給与計算・管理には時間と労力が必要です。本記事では、物流業界や運送業の給与計算業務を効率化できるおすすめの給与計算ソフトを紹介。勤怠管理システムと連携できるソフトや、アプリ対応のクラウドソフトも紹介します。

運送業におすすめの給与計算ソフト7選

目次

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  1. 給与計算ソフトの始め方
  2. 物流業界や運送業におすすめの給与計算ソフト7選
  3. 物流業界や運送業におすすめの給与計算ソフト比較一覧表
  4. 給与計算ソフトとは
  5. 物流業界・運送業が給与計算ソフトを導入するメリット
  6. 物流業界・運送業向け給与計算ソフトの選び方
  7. 関連サービスはこちら
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給与計算ソフトの始め方

物流業界や運送業では、雇用形態や勤務形態が多様化しており、Excelなどで給与計算や管理を手作業で行うには、時間と労力が必要です。特に、運送業においては、給与の計算方法が歩合給の場合や、固定給の場合もあるなど給与体系が会社によって違います。

また、長距離運転など、労働時間が長くなるケースもあるため、労働基準法に沿った給与計算が求められます。物流業界・運送業向けの給与ソフトなら、歩合率などの設定ができるため、運行管理データから給与計算までを自動で行うことが可能です。

物流業界や運送業の運賃の計算自体が複雑なものが多く、それに伴って給与計算も複雑化しやすい傾向がありますが、給与ソフトを活用すると、煩雑な給与管理が自動化されるため業務の効率化が期待できます。

物流業界や運送業におすすめの給与計算ソフト7選

ここでは、数ある給与計算ソフトを比較して判明した、運送業界におすすめの給与計算ソフトを紹介します。製品の特徴も紹介しているので、資料請求と合わせて自社に合った製品を選びましょう。

運送業界におすすめの給与計算ソフト一覧表

企業規模導入形態機能サポート無料
トライアル
全規模OKクラウド30日間
全規模OKクラウド30日間
中小企業クラウド1ヶ月間
中小企業クラウド30日間
中堅〜
大企業
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〜大企業
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おすすめ給与計算ソフトをピックアップ!

低コストで導入できる誰でも使いやすい給与計算ソフト
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jinjer株式会社

ジンジャー給与

低コストで導入したい中小企業向け

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ここがおすすめ!

  • 給与や賞与明細・源泉徴収票などインターネット上で確認できペーパーレス化に
  • 社会保険や労働保険・年末調整など年次業務にも対応
  • シリーズ連携で人事情報から給与計算・各種社会保険の電子申請までジンジャーで完結
  • 優れたUIで価格も安く気軽に導入しやすい

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ここが少し気になる…

  • 所得税や住民税率は手動で変更する必要がある

フリー株式会社

freee人事労務

経理や労務管理初心者でもとにかく使いやすい給与計算ソフト

GOOD
ここがおすすめ!

  • 従業員情報や給与計算などあらゆる人事労務情報がこれ1つで完結
  • 国内シェアNo.1のAWSを採用し企業のデータを厳重に管理
  • アラート機能でイレギュラーな業務の抜け漏れを防ぐ
  • 既存業務の見直しや操作法のレクチャーなど専任担当が継続的にサポート

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ここが少し気になる…

  • freee会計と連携した際の画面切替が手間

株式会社マネーフォワード

マネーフォワード クラウド給与

勤怠管理システムや金融機関と豊富に連携したい中小企業に

料金の詳細や利用イメージは
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GOOD
ここがおすすめ!

  • 勤怠管理や労務管理・マネジメントシステムなど外部サービスとの幅広い連携
  • 金融機関と連携でき、給与計算から振込までオンラインで完結
  • Web給与明細発行で経費も手間も削減
  • シンプルでわかりやすいモダンなUI

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ここが少し気になる…

  • 源泉徴収票や年末調整には対応していない(マネーフォワード クラウド年末調整を導入する必要がある)
  • アラート機能がない

株式会社電通総研

POSITIVE

グループ企業やグローバル企業にも対応した高度な給与計算システム

GOOD
ここがおすすめ!

  • 複雑な給与体系にも柔軟に対応
  • 4万名の給与計算を10分で処理できるパワフルな稼働
  • 業務の属人化を防ぎ全体状況の把握が可能

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ここが少し気になる…

  • UIがイマイチ

ピー・シー・エー株式会社

PCA クラウド給与

多様な給与体系に対応!従業員の多い中小企業にもおすすめ

料金の詳細や利用イメージは
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ここがおすすめ!

  • 100におよぶ給与項目設定で多様な企業環境や給与体系に対応
  • 年末調整や各種書類作成も申告データを入力するだけで完了
  • 充実のサポート体制とセキュリティでトラブルにも迅速に対応

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ここが少し気になる…

  • シンプルな機能性で大企業にはあまり向かない

日本電気株式会社

EXPLANNER/S

人事システムが標準搭載された大企業向け給与計算ソフト

機能の詳細や利用イメージは
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GOOD
ここがおすすめ!

  • 人事システムが標準搭載され、人事管理と給与計算をトータルサポート
  • 賞与計算や年末調整などの業務をサポートする機能を搭載
  • 社員のデータを安全に管理する安心のセキュリティ

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ここが少し気になる…

  • サポート体制が弱い

株式会社ニッセイコム

GrowOne 給与SX

正社員やパート・バイトなどさまざまな支給形態に対応

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ここがおすすめ!

  • 最大999パターンの給与体系に設定可能!効率的な給与計算を支援
  • 表計算ソフトのデータを二次加工せずにそのまま取り込める
  • 充実のチェック機能でデータ変更時の入力ミスを防ぐ詳細な料金プランがないため、検討する際は問い合わせが必要

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ここが少し気になる…

  • 詳細な料金プランがないため、検討する際は問い合わせが必要

物流業界や運送業におすすめの給与計算ソフト比較一覧表

企業規模導入形態機能サポート無料
トライアル
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低コストで導入できる誰でも使いやすい給与計算ソフト
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給与計算ソフトとは

給与計算ソフトとは、毎月の給与計算や社会保険料の算出・年末調整など、給与や経理に関わる業務を自動化しサポートしてくれるシステムです。

その機能はさまざまで、基本給や手当・保険料の自動計算や、明細書の電子発行、正社員やアルバイトなど雇用形態に応じた計算方式の設定などがあります。

給与計算ソフトの導入により、業務の効率化はもちろんのこと、経理担当者の負担を減らし人為的ミスの防止や人件費削減などの効果にも繋がります。また、クラウド型の給与計算ソフトであれば、Web上で簡単に給与明細や源泉徴収票の管理・発行ができ便利です。

\おすすめの給与計算ソフトをご紹介/

給与計算ソフトとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説

給与計算ソフトとは、給与計算の自動化や給与明細の発行などを行えるソフトです。業務の効率化や法改正にも対応できる利便性があります。本記事では、給与計算ソフトをよく知らない方のために、機能やメリット・デメリット、選び方を解説しています。

給与計算ソフトを導入する必要性

給与計算ソフトが便利だと知っている反面、本当に必要なのかと疑問に思う方も多いでしょう。従来の給与計算では、表計算ソフトで関数を用いて給与の算出ができたものの、社会保険料率や税率、残業時間の区分などは手作業で計算する必要がありました。

経理や人事の業務を給与計ソフトに一任することで、勤怠データをもとに社会保険料率や税率、残業時間の区分なども自動で算出してくれます。もちろん勤怠データは蓄積されていくので、それらをもとに賃金台帳や源泉徴収票などの帳簿も自動作成が可能になります。

給与計算ソフトの導入で人員も時間も大幅に削減できるとなれば、業種や規模に関わらずどんな企業も導入する必要性は高くなります。月末や期末に集中しがちな業務の効率化を図り、コア業務に集中できる環境を整えていきましょう。

従来の給与計算給与計算ソフト導入後
表計算ソフトを細かく設定勤怠データから自動計算
社会保険料率や税率、残業時間などは自力で計算
労働日数・時間、基本給、控除額などを帳票に手入力勤怠データや過去の記録から自動作成
源泉徴収簿、源泉徴収票の作成も担当

運送業におすすめの給与計算ソフト7選

給与計算ソフトの種類

給与計算ソフトには、クラウド型・オンプレミス型・インストール型があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、企業に合った種類を選定することがポイントです。以下で給与ソフトの種類について具体的に解説します。

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クラウド型

クラウド型はインターネット環境があれば、どこでも使用できるのが最大のメリットです。物流業界・運送業向けのクラウド型の給与計算ソフトは、運行管理・勤怠管理機能を備えているケースが多く、従業員は外出先からの勤怠入力ができます。

従業員が入力した勤怠をもとに、自動的に給与計算が行われるため、長距離輸送などで帰社が困難な場合でも、運行管理や勤怠管理に遅れが出ることはありません。そのため、長距離輸送や、勤務時間が変動しやすい運送形態を行う企業に向いています。

給与計算期間の締め日に長距離輸送中でも、運転手の帰社を待ち、日報の提出を待つことなく、スムーズな給与計算が可能です。また、改善基準告示があった場合には、アップデートにより常に法律に対応した給与計算ができます

しかし、クラウド型はログインして給与システムを使用したり、従業員がスマホで入力を行ったりするため、セキュリティ面での対策が必要になります。また、月額使用料が発生するケースも多いため、ランニングコストが発生するといったデメリットもあります。

オンプレミス型

オンプレミス型は、ベンダーよりライセンスを買い取って、自社のサーバーやハードウェアにて運用を行う方式です。物流業界の特殊な業務形態に対応した給与形態を、柔軟にカスタマイズでき、セキュリティレベルも自社のセキュリティポリシーに合わせられます

しかし、オンプレミス型を導入するには初期費用が大きくかかります。また、保守サービスやメンテナンスなどの運用コストも発生し、また、改善基準告示などに対応するには、給与ソフトのバージョンアップなど維持費も発生するケースがあります。

しかし、従業員数が多い企業ではランニングコストを考慮すると、クラウド型よりコスパが良くなることもあるため、給与を支払う従業員が多い企業に向いています

インストール型

インストール型は、買い切りであるため月額使用料などが発生しないのが最大のメリットです。また、オフラインでも使用できるため、インターネットのない環境でも問題なく使用できます。

しかし、改善基準告示などに対応するにはバージョンアップが必要になり、そのたび更新料が発生するケースがあります。また、給与ソフトをインストールしたパソコンでしか操作できないため、データ消失を防ぐために定期的なバックアップが必要です。

インストール型の給与ソフトは、コストをかけずにシステム導入したい企業や、従業員数の少ない企業に向いています。

運送業におすすめの給与計算ソフト7選

給与計算ソフトの主な機能

給与計算ソフトで具体的にどのようなことができるのか、ここでは給与計算ソフトの機能について詳しく解説していきます。

機能主な内容
給与の自動計算・一括振込所得税・社会保険料などを反映させた給与支給額を自動計算し、銀行振込手続きまでを一括で行う。
給与明細書の閲覧・発行給与明細書を自動作成・発行、過去に発行した給与明細の閲覧が容易。
勤怠管理出・退勤時刻および残業時間・遅刻回数の管理を行う。休日取得の有無も容易に把握可能。
法定料率変更の自動対応法定料率変更時に、自動で情報をアップデートし反映する。
年末調整の対応控除額計算・帳票作成を自動で行い、年末調整の諸手続きを効率化。
法定三帳簿の作成勤怠管理データベースを元に、法定三帳簿を自動作成。
マイナンバーの管理マイナンバーを暗号化し安全に管理。また、退職時は一定の保管期間後に復元不可能な状態で完全に削除。

給与の自動計算・一括振込

所得税・社会保険料・諸手当など、個人個人に合わせて計算するのは非常に面倒で非効率です。給与計算ソフトを使えば、それらの業務を全て自動で行えます。給与の一括振込に対応したソフトなら、オンラインバンキングで一斉に給与振込処理を行うことも可能です。

わざわざ銀行に出向いたり、振込先の口座情報を毎回手入力する必要がないなど、これまで人の手に頼ってきた振込業務を自動化できます。また、振込額も自動で取り込めるため、転記・入力ミスなど人為的なミスを削減できるおすすめの機能です。

給与明細書の閲覧・発行

給与計算と同時に、給与明細書の作成・発行を行います。給与明細がデータ化されているため、過去の給与明細データが必要になった場合の検索・閲覧も容易です。従業員も給与明細をパソコンやスマホから確認でき、利便性が向上します。

手書き作業による転記ミスや、紙ベースの書類を探す労力がなくなり、印刷時間・用紙代

などのコスト削減も実現可能です。

勤怠管理

勤務日数・残業時間・遅刻回数など、従業員の勤怠に関する情報を一括管理できます。人的ミスをなくして、より正確な給与計算・勤怠管理が可能です。

諸手当の条件を細かく設定している企業では、手当の条件に該当する社員をソフトが自動で割り出し金額も自動計算してくれるため、作業の手間が省けます。

法定料率変更の自動対応

社会保険料は、従業員の年齢・給与額に応じた等級・社会保険料率を元に割り出しています。法定料率変更に自動対応している給与計算ソフトを使えば、常に最新の法定料率に自動アップデートされているため、古い情報を誤って使用するミスを防げます。

社会保険料は計算が複雑で人的ミスが起こりやすいため、法定料率変更に対応しているソフトを選ぶと安心です。

年末調整の対応

年末調整に対応した給与計算ソフトを導入すれば、毎月の給与データを使用して年末調整を行えます。従業員の給与から源泉徴収された税金額を自動で割り出し、それをもとに年末調整に必要な書類・申請書の作成から電子申請まで行え、業務の負担を軽減できます。

従業員にPC・スマホを使って質問に答えてもらうだけで、年末調整に必要な情報収集が完了します。従業員はスマホカメラで必要書類を撮影すればいいので、生命保険などの控除書類やマイナンバーカードを提出したりコピーする手間がかかりません。

経理担当者・従業員の双方にとってメリットが多いおすすめの機能です。給与計算ソフトを導入するなら、年末調整に対応しているものをぜひ検討してみてください。

法定三帳簿の作成

労働基準法で作成が義務づけられており、助成金の受給にも必須の「労働者名簿」「賃金台帳」「出勤簿」の法定三帳簿は、労働基準監督署の監査などで不備が発覚すると30万円以下の罰金が科せられます。法律違反をしないためには、確実な帳簿作成が必要です。

法定三帳簿を人の手で作成するのは多大な労力を要し、また人的ミスが発生する恐れもあるますが、法定三帳簿に対応した給与計算ソフトなら登録してあるデータをもとに法定三帳簿の自動作成が可能です。これにより、集計時間の短縮・人為的ミスの防止が見込めます。

マイナンバーの管理

マイナンバー管理に対応している給与計算ソフトなら、保管や取り扱いが難しいマイナンバーの管理にも役立ちます。この機能があると、マイナンバーは暗号化して登録され、退職時には保管に必要な一定期間を過ぎると復元できない状態で完全に削除されます。

さらには、2段階アクセス認証・アクセスログ機能など、万全なセキュリティ対策で個人情報の保護が可能です。また、給与計算ソフトのマイナンバー管理機能は法律に準拠しており、法律に合わせた形式で管理ができるのも嬉しいところ。

従業員の入退社ごとにマイナンバー情報の登録・削除をしていると起こりがちな人為的ミスを減らせるのもポイントです。年末調整では、源泉徴収税額の計算・年末調整の諸手続きが容易になりますので、マイナンバー管理に対応しているかチェックしておきましょう。

運送業におすすめの給与計算ソフト7選

物流業界・運送業が給与計算ソフトを導入するメリット

物流業界・運送業向けの給与計算ソフトを導入すると、多くのメリットが得られます。運送業特有の複雑な給与形態も、給与計算の自動化により、効率的で精度の高い業務が望めます。具体的にどのようなメリットがあるのか解説します。

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給与計算業務を効率化できる

運送業向けの給与計算ソフトは勤怠管理や運行管理の機能を兼ね備えていることが多く、業務の効率をより高められます。運転手より提出された日報を入力することで、勤怠管理や運賃の算出、請求書まで幅広く連動し、さらに給与計算にも自動で反映することが可能です。

特に運送業の給与形態は多様化しているため、給与計算が自動化されることで業務が大幅に効率化されます。

人為的なミスを削減できる

上記で解説したとおり、運送業の給与形態は固定給や歩合制など、企業によってさまざまです。特に歩合制の場合、運賃に対する歩合率があり、従業員ごとに異なるケースもあります。

また、運賃も単価×個数など細かい計算が必要になることもあり、ベースとなる運賃の正確性も求められます。これらの細かい計算をExcelで管理した場合、入力ミスなどが発生する可能性が高くなる傾向があります。

しかし、給与計算ソフトを利用することで、これらの煩雑な計算はすべて自動化されるため、人為的ミスのリスクを削減することが可能です。

虚偽報告・不正が防止できる

タイムカードでの打刻は難しい手順もなく手軽な反面で、誰でも不正できてしまうというデメリットと隣り合わせです。勤怠管理機能も備えたシステムであれば、会社外でも打刻や勤怠状況を把握できるうえに、本人しか打刻が行えないので不正防止もできます。

GPSがついているシステムも多くあるので、タイムカードを押すためにわざわざ会社に戻る時間も削減できますし、事業所外での作業が多い運送業にはうってつけの機能です。

運送業に必要な機能が搭載されている

運送業は、雇用形態や勤務形態が多様化しており、それに伴い、給与形態も固定給や歩合制などさまざまです。給与計算ソフトでは、運賃に対する歩合率など、さまざまな給与計算の条件を設定できるため、細かい給与計算を手作業で行うよりも、大幅に効率化できます。

運送業向けの給与計算ソフトは、ベースとなる日々の運行データの入力をすれば、勤怠管理・運行管理・請求書管理・給与管理まですべて連動し自動で反映されるため、運送業のバックオフィス業務が広く効率化されます。

物流業界・運送業向け給与計算ソフトの選び方

物流業界・運送業向けの給与ソフトを選ぶ際は、コスト面や給与形態、ほかのシステムと連携できるかどうかなどが比較のポイントになります。以下のようなポイントに注目して選定すると良いでしょう。

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利用人数と料金プランが見合っているか

給与計算ソフトは、利用人数で料金が設定されている従量課金制の場合もあります。人数が多い場合、月額使用料などが高くなる可能性があるため、今後の採用計画なども合わせて検討すると良いでしょう。

従業員の人数が多い場合は、初期費用はかかりますがオンプレミス型のほうがコスパが良くなる可能性もあるため、ランニングコストを見て比較すると自社に合うかどうか判断しやすくなります。

モバイル端末やGPSに対応しているか

主に会社や事業所外で仕事をする運送業には、場所や時間を問わず利用できるシステムが最適です。従業員だけでなく、管理者の業務もモバイル端末で行えるシステムもあるので、自社が求める機能を備えたシステム選びをしましょう。操作方法も従業員が扱いやすいものである必要があります

GPS機能がついていると、リアルタイムで位置情報が取得でき、正確な打刻時間や勤怠状況の把握にも繋がります。

運転日報機能がついているか

運転日報機能は、手書きやエクセルで作成するよりも効率的な日報作成業務が可能です。前述したGPS機能も合わせるとより正確な管理や集計が実現し、モバイル端末を利用し作成することで大幅な時間の節約になります。運送後にわざわざ時間をかけて会社へ戻らなければならないという従業員の負担も軽減できるでしょう。

多様な雇用形態や給与形態へ対応できるか

運送業は雇用形態や給与形態が多様化している傾向が多いため、固定給や歩合給・時給など幅広い給与計算の設定が可能なものがベストです。特に歩合制は、固定給+歩合給や、従業員によって歩合率が異なるなど、複雑な場合があります。

また、長距離輸送による残業や、変形労働時間制を採用している場合などもあり、加算する手当の計算も煩雑です。これらの計算を自動化できる給与ソフトなら、大幅に給与計算の業務を効率化し、時間をかけずに精度の高い業務が叶います。

勤怠管理システムと連携できるか

物流業界・運送業向けの給与ソフトは、勤怠管理システムと連動することでさらに効率化が望めます。運送業では変形労働時間制を採用している場合もあり、残業時間の計算など複雑な作業も伴います。

勤怠システムのデータを給与ソフトに連携すると、残業などの手当が自動で反映されるため正確な賃金の支払いが可能になります。手作業により煩雑な作業が不要になるため、給与計算の業務を効率化できます。

運送業におすすめの給与計算ソフト7選

その他の給与計算ソフトの選び方

給与計算ソフトの導入を検討する際、自社に合ったものを選ぶことが重要です。ここでは給与計算ソフトの選び方について詳しく解説していきます。

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自社の企業規模に合わせて選ぶ

給与計算ソフトは、企業規模や従業員の人数によって機能やコストが異なります。中小企業と大企業では給与計算に必要となる機能が変わってくるため、自社の規模に合っているかどうかを最初に確認しておきましょう。

30名以下の小規模企業|給与計算特化タイプ

給与計算特化タイプは、主に給与の自動計算・明細発行に機能が絞られ、低コストで導入できるのが特徴です。給与計算に特化しているため、従業員30名以下の小規模企業に向いています。

中にはマイナンバー管理機能やWeb明細発行機能を持つ製品もあり、労務管理分野をカバーすることも可能です。

300名程度の中小企業|人事給与タイプ

人事給与タイプは、給与計算・管理のみならず勤怠・労務管理機能も備えており、人事・労務の分野までカバーできるのが特徴です。外部の勤怠・労務管理システムと連携しやすく、会社体制・業務フローの変化に柔軟に対応しながら業務システム化の範囲を広げられます。

企業の成長に合わせて段階的に機能拡張できるため、今後会社の成長により会社体制・業務フローの変化が見込まれる中小企業におすすめです。

300〜1,000名以上の中小・大企業|ERPタイプ

ERPタイプは、社員・金銭・商品・情報を1つに集約して統合的に管理するERP(基幹系情報システム)を活用しているのが特徴です。人事管理のほか販売・会計など幅広い領域をカバーし、各データをシームレスに共有・活用できるメリットがあります。

業務を一括で集中管理できるため、拠点が複数ありルールが複雑化している中小・大企業におすすめです。一部、小企業向けのソフトも販売されています。

自社の体制や業務フローに合わせて導入方法を確認

給与計算ソフトの導入方法は主に、クラウド型・インストール型・オンプレミス型の3つに分かれます。企業によって適した形態が異なるので、それぞれの特徴を確認して選びましょう。

インストール型

インストール型は、パソコンにソフトウェアをインストールし、パソコンやサーバー上で給与計算を行います。オフラインでの使用も可能です。ソフト購入費用が数万円程度かかるものの、その後のランニングコストが不要でコストを抑えられるのが最大のメリットです。

クラウド型

クラウド型は、インターネット上のサイトで使用します。常に最新データに自動更新され、法改正・税率改定などに合わせて手作業で更新する手間が省けるため、業務フローを大幅に削減できます。

スマートフォンで利用できるシステムもあり、勤怠データと連携しテレワークなどのさまざまな勤務形態で利用できます。

オンプレミス型

オンプレミス(On-Premses)型は、社内サーバー・通信回線を使用してシステムを構築し、自社運用を行うタイプです。ネットワーク・サーバ構築、システム開発など導入までに多大な金銭・人的コストが発生しますが、導入後はメンテナンス費用以外の維持費がほとんどかからず、カスタマイズの自由度も高いため、雇用形態が多様な大企業向けの導入形態です。

給与計算に必要な機能を確認

給与計算ソフトの機能はさまざまです。自社の給与計算業務における課題を洗い出すことで、どのような機能を備えたものを選べばよいかがわかります。また、必要な機能を把握しておけば、無駄なコストをかけずに適切な給与計算ソフトを選ぶことができます。

既存システムとの連携機能

給与計算業務を効率化させるにあたり、勤怠管理システムとの連携は必須となります。社内で複数のシステムを利用している場合は、互換性を確認してから選びましょう。

経費精算システムと連携できるものなら、精算額を自動的に取り込み給与に反映させることも可能になります。経理ソフトから給与計算ソフトに情報を転記する作業が必要なくなるため、人的コストの削減にも繋がります。

年末調整の対応機能

給与計算業務を自社で行なっていても、年末調整は外部に委託している会社が多くあります。年末調整に対応できる給与計算ソフトを導入すれば、自社で年末調整を行うことも可能です。

年末調整を外部へ委託していると、提出や回収などのやりとりに手間がかかる場合があります。自社で年末調整を行えば、提出があったものから少しずつ処理できるため作業に余裕が生まれやすくなり、委託費用がかからないというメリットも得られます。

自動計算機能

給与計算を自動化できることは、給与計算ソフトの導入によって得られる大きなメリットの1つです。勤怠情報のインポートから計算までを自動化できるものなら、残業代などの計算もスムーズになります。

ソフトによって自動計算できる範囲は異なるため、対応可能な範囲を確認してから選ぶことが重要です。各種社会保険料率の変更や社保等級の改定なども自動計算できるソフトを選べば、より正確で効率的な給与計算業務を実現できます。

一般的に従業員数が多いほど給与計算業務の負荷が高まるため、規模の大きい会社ほど恩恵を感じやすくなるでしょう。

勤怠管理システムやほかサービスと連携できるか

給与計算は勤怠管理システムとの連携が不可欠です。すでに勤怠管理システムを導入している企業は、給与計算ソフトが自社の勤怠管理システムと連携できるか、必ず確認しましょう。

また給与計算ソフトの中には、会計システムや経費精算システムなどと連携可能な製品もあります。経費精算システムと連携すれば、給与計算と一緒に経費精算が可能です。ソフトによって連携できるシステムは異なるので、導入前に確認しておきましょう。

サポート体制はセキュリティ対策は充実しているか

給与計算ソフトは、サービスの提携状態により導入や設定の難易度が異なります。操作中にトラブルが発生した際、電話やメール・チャットでの連絡・相談ができると心強いです。連絡手段や営業時間と合わせて確認しておきましょう。

また、従業員の個人情報やマイナンバーを安全に管理するために、セキュリティ対策も確認しましょう。担当者の権限に応じたアクセス制限の機能があるか、情報が暗号化されているかなどは、最低限確認するべき項目です。

費用や無料トライアルの有無を確認

給与計算ソフトは、導入する製品や提供形態によってコストに大きな違いがあります。初期費用の安さだけを意識するのではなく、月々にかかる費用や、導入によって削減できる費用などと照らし合わせてソフトを検討しましょう。

また、給与計算ソフトの操作性や機能性を確認するためにも、無料トライアルを利用するのがおすすめです。複数の給与計算ソフトを実際に利用し、比較することで自社にあった最適な製品が選べます。

まとめ

物流業界・運送業は、雇用形態や勤務形態が多様化しており、給与計算する際に細かい計算が必要となるため、業務負担と人為的ミスなどのリスクが高い傾向にあります。しかし、運送業向けの給与ソフトを導入することで、これらの煩雑な業務が大幅に軽減されます。

特に、Excelで給与計算の管理をしている場合は、給与計算ソフトの導入を検討して効率化を目指すと良いでしょう。

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