スマホアプリに対応しているSFA9選|メリットや選び方を解説

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  • SFAアプリは、会社外でリアルタイムに更新ができるので情報の鮮度が高い
  • SFAアプリは、アカウントIDやパスワード忘れ対策のためパスワード管理に気をつける
  • アプリに対応したSFAを選ぶ際は、無料トライアルを活用して操作性を確認する

SFAとは、営業活動が効率化できるシステムです。会社外で顧客情報の管理や営業進捗状況を入力できるSFAアプリは、営業マンや企業にとっても利便性が高く効率が良いと言えます。本記事では、スマホアプリに対応しているSFAのメリットや選び方を解説します。

目次

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  1. そもそもSFAとは
  2. アプリ対応しているSFAのメリット
  3. アプリ対応しているSFAの注意点
  4. アプリ対応しているSFAを選ぶ際のポイント
  5. モバイル端末対応のおすすめSFAツール9選
  6. その他のSFAツールの選び方
  7. まとめ
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そもそもSFAとは

SFAとは営業支援ツールを指し、名称の通り営業活動全般を支援するためのツールです。見込み客への営業や商談を役割とし、それらを支援する機能が備わっています。今回はその中でも、スマホアプリに対応しているSFAへフォーカスしてご紹介します。

\SFAのおさらいはこちらの記事をチェック/

SFAとは?CRM・MAとの違いや導入成功へ導く4つのポイントを解説

SFA(営業支援システム)とは、営業メンバーの行動管理や商談の進捗状況を共有するツールを指します。本記事では、営業活動やマネジメントを効率化してくれるSFAの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。

SFAができること・機能一覧

SFAには、営業活動を支援するためのさまざまな利便性の高い機能が搭載されています。具体的にどのような機能があるのか以下の一覧とともに解説します。

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機能内容
顧客情報管理機能顧客顧客のプロフィール・属性・購買履歴の管理
営業進捗状況機能商談進捗報告・顧客とのコミュニケーション履歴
スケジュール管理機能スケジュール機能に紐づいた情報の管理
売上予測機能受注確度の度合いにより売上予測が可能
レポート機能日報報告によりさまざまなデータを取得
TODOリスト機能優先すべきタスクの表示

顧客情報管理機能

SFAの機能には、顧客情報管理機能が搭載されています。具体的な顧客情報は、企業名や担当者、住所などのプロフィール、属性、自社製品の購買履歴やコミュニケーション履歴などです。営業担当者が入力する日報などの情報が、すべて顧客情報に連動して反映されます。

そのため、情報濃度が高くなり、顧客情報を確認するだけでさまざまな商談に役立つツールになります。営業担当者は外出先でも顧客の詳細情報が確認できるため、効率よく商談が進められます。また、社内でも顧客からの問い合わせに対し、迅速な対応が可能です。

営業進捗状況機能

営業担当者は、外出先や移動中に営業日報をSFAに入力することにより、即時に会社内で情報が共有されます。同時に上司への商談進捗状況の報告もSFAの入力だけで完結するため、作業を効率化できます。

また、営業進捗状況機能は案件ごとに商談プロセスを一覧で確認できるため、対応漏れがないかどうかなど、適切なアプローチや上司からのフィードバックがしやすくなるのもポイントです。

スケジュール管理機能

SFAのスケジュール機能は、営業担当者が入力したスケジュールに紐づいて情報を閲覧できます。たとえば、訪問予定先の企業名や商談案件情報をスケジュールに入力すると、顧客情報や案件情報へのリンクがつき、同行者登録もできます。

予定時間が近づくとアラートで通知してくれる機能などもあり、スケジュール管理がしやすくなります。社内でもスケジュール管理表を確認することで、営業担当者の行動や同行者、また訪問先でどの案件の商談を進めているかスムーズに把握できます。

売上予測機能

SFAでは、営業実績で得た情報を入力することで売上の予測が自動的に立てられます。売上予測が可視化できると、受注確度によりアプローチ戦略の設計がしやすくなるなど、マーケティング効率がアップします。

また、案件ごとに目標設定を行うことができるため、目標に対しての達成予測も可能です。売上予測が可視化することで、チーム全体のモチベーション維持にも役立ちます。アプリなら、より簡単に売上予測機能が確認できるのもメリットです。

レポート機能

SFAは蓄積されたデータから、商談中の案件などのレポートを週ごとや月ごとに分析し、レポートを自動作成する機能があります。レポートにより、商談中の案件に関する傾向や課題が見つけられやすくなります

集計する項目はカスタマイズが可能なものであれば、自社が求めるマーケティングデータのレポートを得ることが可能です。レポートは従業員のミーティングツールにも役立ち、ターゲットアカウントに対する確度の高いアプローチ戦略設計が望めます。

TODOリスト機能

SFAには、今やるべきタスクを効率よく管理できるTODOリスト機能が搭載されています。優先すべきタスクを効率よくこなすためにタスクを管理することは、ビジネスにおいて必要不可欠です。

SFAのTODOリスト機能は、ただ単にタスクに優先順位を付けるだけでなく、顧客や案件名を入力するだけで、こなすべきタスクやほかの関係する担当者へ紐づけが可能です。過去のタスクの確認や、アラート機能により取りこぼしのない業務が進められます。

アプリ対応しているSFAのメリット

アプリ対応できるSFAは、営業活動で外出しがちな営業担当にとって、非常に利便性の高いツールです。商談の進捗状況などをリアルタイムで共有でき、社内との連携も取りやすく、業務の効率化や残業代の削減などコスト軽減にも繋がります。

ここからは、アプリ対応のSFAによって、どのようなメリットが得られるのかを具体的に解説します。

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外出先や移動中に利用できる

アプリに対応したSFAによって、営業担当者は外出先や移動中に営業日報をスマホで入力し、報告ができます。紙ベースの営業日報の場合は、営業担当者が帰社後に日報作成を行います。そのため、作成時間に時間がかかり残業時間にずれ込むケースも多いです。

その後、上司に提出された営業日報は承認後、保管されます。このように、紙ベースで営業日報による営業活動の報告を行った場合は多くの時間を要し、また社内での共有もしにくい状態です。

しかし、アプリ対応のSFAなら即時に情報が共有されるため、スピード感のある対応が可能になります。社内で業務を行う従業員にとっても、営業担当とのリアルタイムな連携が取りやすくなるのもメリットのひとつです。

リアルタイムで情報更新ができる

アプリ対応のSFAなら、重要事項の報告だけでもアプリで瞬時に入力が可能です。従来電話などで口頭で行われていた上司への報告は、電話の取次ぎだけでも時間がかかって煩雑であるため、報告漏れが起こりやすい傾向にあります。

また、アプリに対応していないSFAの場合は、会社に帰ってから入力する必要があり、ロスタイムが発生します。しかし、外出先から情報入力ができれば、ロスタイムを防ぐことができ、常にスピーディーな対応が可能です。

コスト削減に繋がる

アプリに対応しているSFAは、個人のスマホで利用できるため、タブレットやデバイスを営業の人数分用意する必要がなく、コスト削減に繋がります。スマホで操作ができれば、入力作業も移動中や外出先から気軽に行えます。

また、帰社後に行う営業日報作成などの業務を大幅に削減できるため、残業代などの人件費のコストカットにも寄与します。業務の効率が向上するだけでなく、さまざまなコスト削減のメリットに期待できます。

アプリ対応しているSFAの注意点

アプリに対応しているSFAは気軽に入力できる一方で、気をつけなければならない注意点があります。ここからは、アプリに対応しているSFAを利用する際の注意点について解説します。

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アカウントIDやパスワード忘れに注意

アプリ対応のSFAを利用する際は、個人でアカウントやパスワードを設定する必要があります。設定したアカウントやパスワードは、本人しか分かりません。本人が忘れてしまう可能性もあるため、IDやパスワードの管理をしっかりと行うことが重要です。

また、設定するIDやパスワードは、想定しにくい文字列を設定するのが望ましいです。個人で利用するアプリではなく、ビジネスに使用するアプリである認識を持って、適切なアカウントID・パスワードの設定・管理をしましょう。

情報漏洩に注意

アプリ対応のSFAは、情報漏洩が発生するリスクがあります。SFAには、顧客情報や社外秘の情報など外部に漏れてはならないデータが大量に保存されています。ずさんに取り扱って情報漏洩が発生した場合は、損害賠償などの責任が課せられるケースも考えられます。

特にスマホの置き忘れや覗き見などで、悪意のある人に閲覧される場合も想定しなければなりません。個人のスマホにアプリをインストールしている場合は、社内でSFAの取り扱いについてルール化し、徹底的に周知することが重要です。

アプリ対応しているSFAを選ぶ際のポイント

アプリに対応しているSFAを選ぶ際は、自社に必要な機能を洗い出すことや操作性の評価が重要になります。ここからは、これらの点について詳しく解説します。

自社に必要な機能が搭載されているか

アプリに対応しているSFAを選ぶ際は、自社に必要な機能が備わっているかを確認しましょう。SFAは、高機能であればるほどコストが高くなる傾向にあり、自社の業務に必要な機能が備わっていると、コストの無駄に繋がります。

そのため、アプリ対応のSFAを選ぶ前に、自社の現状や課題から必要な機能を洗い出すことが重要です。これにより、効果的に活用できるSFAをコストを抑えて導入できます。

扱いやすい操作性か

SFAは、日常的に利用するツールです。そのため、操作が複雑で使いこなしにくいSFAは、社内に定着せず、導入が失敗するリスクがあります。アプリに対応したSFAは、基本的にスマートフォンやタブレットで利用するため、直感的な操作が可能である場合が多いです。

しかし、スムーズに営業情報を入力できる点や、日報の記録や提出方法が分かりやすいといった細かいポイントを抑えることで、作業の効率化に繋がります

そのため、アプリ対応のSFAを導入する際は、事前に無料トライアルを活用して、操作性や細かい機能を評価して、より扱いやすいSFAを選ぶことが重要です。

モバイル端末対応のおすすめSFAツール9選

アプリ対応のSFAツール5選

株式会社セールスフォース・ジャパン

Salesforce Essentials

導入しやすい手頃な価格で中堅・中小企業におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 年単位の請求の場合1ヶ月あたり3,000円と手頃
  • リード・商談・アカウントの管理やレポートの作成など営業支援ツールが満遍なく使える

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  • より詳細な機能や使い方は問い合わせや無料トライアルを活用しないと分からない

ゾーホージャパン株式会社

Zoho CRM

低コストでさまざまな機能を充実させたい方におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 4つのプランすべてのトライアルが無料で試せる
  • 対応可能な業務範囲が広く、リーズナブルな価格設定で利用できる

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ここが少し気になる…

  • 海外発であるため、不自然な日本語で理解しにくい場合がある

ブルーテック株式会社

Knowledge Suite

営業活動を可視化させ売上を最大化させたい方におすすめ

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ここがおすすめ!

  • ユーザー数無制限で、データ蓄積量に応じて利用できる
  • 「グループウェア・SFA・CRM・ビジネスアプリケーション」が機能連動したオールインワン

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ここが少し気になる…

  • 大容量ファイルの共有ができない

株式会社ジャストシステム

JUST.SFA

ビジネスモデルの変化が多くコストを抑えたい企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • ビジネスの変化にも柔軟に対応でき、余計な中間マージンや開発コスト不要で順国産のシステムが使える
  • 案件管理はもちろん、名刺取込みやモバイルにも対応

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ここが少し気になる…

  • 公式HPだけでは詳細が分からず、問い合わせが必要

株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート

intra-mart DPS for Sales

用途に合わせて適切なプランを選びたい担当者におすすめ

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ここがおすすめ!

  • 営業担当と閲覧だけの部門管理者でライセンスを選択でき、無駄な支払いを省ける
  • SaaS型のプラン「クラウド」は初期費用なしで利用できる

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ここが少し気になる…

  • 「クラウド」は手軽に使えて初期費用が発生しないが、カスタマイズ性がよくない

ブラウザ対応のSFAツール4選

株式会社ジオコード

ネクストSFA

マーケティング活動を自動化させたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「使いやすさNo.1」を掲げており、直観的な操作設計にこだわったシステム設計
  • MA・SFA・CRMすべての機能を搭載
  • サポート体制が充実している

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ここが少し気になる…

  • 10ユーザーからしか利用できない

ソフトブレーン株式会社

eセールスマネージャーRemix Cloud

移動時間を利用して顧客情報を管理したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • データの二重登録や資料作成時間を削減でき業務効率化できる
  • マルチデバイスに対応しているため場所を問わず使用可能

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ここが少し気になる…

  • マニュアルがわかりにくく定着に時間がかかる

株式会社マツリカ

Mazrica Sales

営業活動に専念できる環境作りをしたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 成果に直結するダッシュボードを搭載
  • 正答率92%、AIによる受注予測機能を開発
  • シンプルなUIで顧客管理による負担を最小限にすることが可能

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ここが少し気になる…

  • シンプルすぎるがゆえに目的に合わせた細かいカスタマイズができない

株式会社ベーシック

formrun

カスタマーサポートを素早く漏れなく行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 40種類以上のテンプレートを備え、テキストを入力するだけで簡単にフォーム作成可能
  • 顧客からの問い合わせ対応状況と担当者を一目で確認しやすい

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ここが少し気になる…

  • 電話やビデオ通話でのサポートは行っていないため返答までに時間がかかる

その他のSFAツールの選び方

SFAを導入する際は、上述したポイント以外にも、自社に合った費用対効果を考慮したコスト面やセキュリティ対策などに注目しましょう。以下のポイントを確認することで、より自社に適したSFAを選ぶことができます。

【重要な3つのポイント】

  1. コストパフォーマンスが見合っているか
  2. 自社に必要な機能が搭載されているか
  3. セキュリティ対策は万全か

【他の比較ポイント】

  1. 担当者が使いやすく工数削減できるか
  2. 他部署と連携できるか
  3. 導入実績が豊富か
  4. サポートは充実しているか
  5. 外部サービスと連携できるか
  6. 無料トライアルがあるか

まとめ

SFAのアプリは、営業人数が多くデバイスを用意できない企業や、コストを削減したい企業におすすめの営業支援ツールです。アプリに対応したSFAを利用することで、営業担当者は外部からでも会社に業務報告ができ、会社も業務の進捗状況を即時に把握できます。

しかし、個人のスマホに導入するアプリで使用するため、セキュリティ管理には細心の注意が必要です。アプリに対応したSFAを活用して、外出が多い営業担当者と社内で業務を行う従業員との連携をスムーズに行い、更なる業績の向上を狙いましょう。

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