※2024年5月自社調査。調査方法はこちら
家庭用ヘアカラー「Palty(パルティ)」は、学校をモチーフにしたブランドサイト「ギャル校」を展開。人気雑誌の読者モデルをターゲット層に親和性の高い"学校"というモチーフを通じて起用することで、よりブランドへの親しみを深めている。
パルティ 「ギャル校」 女子高校生に親しみ深い「学校」をテーマに、読者モデルと一緒に恋愛や髪の悩みなどのコンテンツを楽しむことができる。
ダリヤが発売する「Palty(パルティ)」は女子高校生をコアターゲットとしたヘアカラー。長らくテレビCMと雑誌を中心にプロモーション展開を行ってきた同社だが、ターゲットとより密なコミュニケーションをとっていきたいとの思いから08年春に初のブランドサイト「ギャル校」を立ち上げた。 ドメイン名の「galdo」は、広告展開のキャッチコピーとして使用していた「きわめろ、ギャル道!」に由来する。Paltyではこのタイミングでキャンペーンに新たに益若つばささんらギャル系雑誌の人気読者モデルを起用した。マス広告のコピーと連動することで、よりプロモーション全体の効果を高めている。「広告展開で広く"ギャル道"というキーワードを発信していました。認知度の高さをドメインに活用することで、より多くの人に訪れて欲しかった」と宣伝販促部主任 真野昭義氏は語る。
ダリヤ 宣伝販促部主任 真野昭義氏
「ギャル校」はその名のとおり、学校をモチーフに採用したサイトであり、キャンペーンに起用されている読者モデルも生徒として在籍する。コンテンツとして教室での恋愛相談や髪の悩みに答える保健室などを用意。読者モデルによる情報発信コーナーもある。 また、サイトの見せ方として、フラッシュを活用した動きのあるクリエイティブを採用。読者モデルの人形が画面内を動き回ることでブランドの持つ元気で明るいイメージを訴求した。また、女子高校生の流行をいち早くキャッチアップし、サイトの表現に随時落とし込んでいる。人気があるのはユーザーが恋愛の悩みを投稿し、サイト内のキャラクターがその相談に辛口のコメントを寄せるコーナーだ。「毎月季節感のあるテーマを設定しています。予想以上に書き込みが多く、繰り返し楽しんでもらえる」と真野氏は語る。 当初は商品訴求よりもエンターテインメントの要素を重視して始めた「ギャル校」だが、真野氏は「今後は商品に関連したコンテンツも充実させていきたい」と語っている。デザインやコンテンツのリニューアルも企画しており、流行の変化が激しい女子高校生に向けて訴求力の高いサイトを展開していく。