※2024年5月自社調査。調査方法はこちら
1978年にアーケードゲームとして登場した「スペースインベーダー」が生誕30周年を迎えた今年、タイトーはコーポレートカラーを青から赤に変更するとともに、スペースインベーダーをキャラクターに用いて様々なブランディング活動を展開している。3月には30周年特設サイトをオープン。年間を通じて30周年記念キャンペーンの情報を配信していく。
スペースインベーダー30周年公式サイト (C) TAITO CORP.1978,2008 スペースインベーダーをクリックするとオリジナルグッズなどの情報が表示される。またニュースやブログなどの話題へもアクセスできるようになっている。
タイトーは、今年生誕30周年を迎えたスペースインベーダーをコーポレートキャラクターに採用しブランディングを展開中だ。関連情報を集約し、配信しているのが30周年特設サイト。「普段はインベーダーという愛称で親しまれていますが、『スペースインベーダー』という正式名称を広めるため、『spaceinvaders.jp』というオリジナルドメインで展開しています」と広報・宣伝チーム マネージャー 弓削和美氏は話す。 トップページでは、画面上を落下するカラフルなスペースインベーダーをクリックすると、オリジナルグッズを紹介するニュースが読める仕掛けになっている。「ターゲットは、子どもから大人までのファミリー層。スペースインベーダーを知らない子ども世代にも楽しく遊んでもらえるよう、赤を基調に、シンプルでやわらかいイメージのサイトに仕上げました」と弓削氏。ほかにも、各企画の担当者がレポートする「ブログ」や、スペースインベーダーの開発秘話が読める「ヒストリー」のコーナーなど、タイトーの新しい顔としてのスペースインベーダーの魅力が伝わるサイトになっている。
広報・宣伝チーム マネージャー弓削和美氏
エイプリルフールの4月1日には、Yahoo! JAPANとコラボレートした企画を実施。Yahoo! JAPANトップページに掲出されたテキストのエイプリルフール記事をクリックすると、インベーダーが画面上に現れて、Yahoo! JAPANのトップページを“侵略”するというものだ。サプライズ企画のため事前告知は行われなかったが、“スペースインベーダー侵略”の話題は口コミで瞬く間に広がり、スペースインベーダー特設サイトへのアクセスも多く、30周年を周知させる絶好の機会となった。 サイトがオープンして間もないため、さらに整備が必要な部分もあるが、「今後はよりゲーム性を高めたり、内容を充実させることで、何度も訪れてもらえるサイトにしていきたい」と弓削氏は話す。その他にも企業コラボレーションを企画しており、新たなクロスメディアプロモーションも順次展開を予定しているという。 スペースインベーダーが再び日本に旋風を巻き起こすか、今後の動きに注目だ。