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大正製薬「リポ倶楽部」

俳優4人の魅力でユーザー拡大へ 参加型コンテンツでアクセス増加図る

※2024年5月自社調査。調査方法はこちら

大正製薬「リポ倶楽部」

大正製薬は今年5月より、医薬部外品ドリンク剤「リポビタンファイン」のプロモーションとして、テレビCMと連動したキャンペーンサイトを展開している。ウェブ限定ムービーや、4人の広告キャラクターがそれぞれ同世代の人たちを応援するコンテンツを通して、ユーザーとのブランドコミュニケーションの強化を図っている。

「リポ倶楽部」 目標をもってがんばっている仲間と毎日を前向きに楽しむことをサポートする「リポ倶楽部」。4人のキャラクターが笑顔でユーザーを迎え入れる。

ウェブでのコミュニケーションを重視 テレビCM連動型サイトを展開

リポビタンファインのキャンペーンサイト「リポ倶楽部」は、寺尾聰さん、夏木マリさん、原沙知絵さん、小栗旬さんらを起用して話題となったテレビCMと連動する形で5月29日よりスタート。「これまでの広告展開はテレビCMが中心でしたが、今回のキャンペーンは、15秒のCMでは伝えきれないメッセージを伝えるために、ウェブサイトでのコミュニケーションを重視しました。これは当社としても初めての試みです」と宣伝部 石部努氏は話す。 2005年に発売された同商品は、糖類ゼロのドリンク剤。同社の主力商品である「リポビタンD」が疲労回復のために飲用されているのとは異なり、リポビタンファインは、日々の健康維持のために利用していただくドリンク剤と位置づけたという。「これまでドリンク剤を手に取らなかった層に幅広くアプローチするために、各世代を代表する4人の俳優を起用し、彼らの魅力でユーザーを拡大することを狙っています」と石部氏。 サイトは、各俳優がそれぞれのテーマに沿って、CMの役柄ではなく実名でメッセージを発信し、それに対して投稿を募集するユーザー参加型コンテンツで構成。「大人のこだわり」や「自分向上」など、ユーザーの日々の生活を応援するテーマで展開している。「製薬会社のウェブサイトにはどうしても堅いイメージがあり、食品メーカーのサイトと比べてもアクセス数が少ないと認識しています。従って、より生活者に近付くために“遊び”を多くして、敷居を下げたいと考えました」と石部氏。

宣伝部主任 石部努氏

オリジナルドメインで新たなイメージを訴求

オリジナルドメインを取得したのは、リポビタンDに代表される従来のイメージとは違ったコミュニケーションを図るためで、オリジナルドメインでの展開は効果的だったといえる。 テレビCMからの誘導のほか、俳優の公式サイトからのリンク、雑誌広告などの告知効果もあり、サイトの開設当初は1日平均2000件以上のアクセスを獲得した。「特に、女性全般から人気の高い小栗さんのコンテンツが好評。ブログでは『商品を飲んでみた』といった書き込みも多く見られます」(石部氏)と、新規ユーザー獲得に手ごたえを感じている様子だ。 今後は、11月以降に予定している新たなテレビCMと連動したサイト展開のほか、モバイルサイトの立ち上げも検討している。

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    日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。
    レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。
    2024年5月時点の調査。