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東洋水産 おおもり大好き でかまる党

“なんだろう?”と思わせるキャッチフレーズでネット口コミを促進 東洋水産 おおもり大好き でかまる党

※2024年5月自社調査。調査方法はこちら

東洋水産 おおもり大好き でかまる党

今年6月から7月にかけて、インターネット上に「急告!おおもり君を探しています!!」という黄色いバナー広告が掲載された。これは、東洋水産の大盛りカップ麺「でかまる」のリニューアルプロモーションの告知広告。「大盛り」にかけて「おおもり」姓の人を募集し、広告に起用するという斬新な企画で、ネット上の口コミを誘発しようという戦略だ。

おおもり大好き でかまる党 全国の苗字が「おおもり」の人を広告ポスターに起用する「おおもり君を探せ!キャンペーン」を中心に、商品特長を楽しく伝える「マニフェスト」「党歌」などユニークなコンテンツが並ぶ。

バナー広告の気になるコピーでサイト来訪者を増やす仕掛け

東洋水産の大盛りカップ麺「でかまる」は、20代〜30代男性をターゲットにしたロングセラー商品。17年前の発売当初はテレビCMを展開していたが、今回のリニューアルでは、ターゲットに有効な手段としてウェブを中心とするプロモーションを採用した。6月26日からスタートした「おおもり君を探せ!!キャンペーン」(10月末まで)では、「大盛り」にかけて「おおもり」姓の人を全国からネットで募集。「でかまる党」を結成し、そのうちの約60人を「でかまる」商品のポスターなど広告塔として起用していく予定だ。 「キャンペーンの狙いは、話題性の高い企画でウェブ上に口コミを誘発し、商品の認知度向上を図ること。キャンペーンサイトの訪問率を上げるため、気になるコピーの入ったバナー広告を出稿して消費者の興味を引きました」と同社即席麺本部商品3課 吉田貴臣氏は話す。 そのバナー広告が、冒頭でも紹介した「急告!おおもり君を探しています!!」だ。これを、まずSNSの「ミクシィ」に1週間掲出、その後、少しずつ「Yahoo!Japan news」などへ出稿を広げていく戦略を取った。ミクシィでは初週だけで約200件の書き込みがあり、予想以上の波及効果が見られた。 また、キャンペーンサイトを口コミで広げやすいように、「dekamaru.jp」に加えて「でかまる.jp」という日本語ドメインも取得。アドレスをチラシやコースターに印刷して、街頭や飲食店で配布した。

即席麺本部商品3課 吉田貴臣氏

一瞬で概要がわかるサイトに

キャンペーンサイトでは、バナー広告のキャッチフレーズに興味を持って訪れた人に、キャンペーンの意図をすぐに理解してもらうような作りにした。「おおもり」=「でかまる」を想起させる内容にすると同時に、フラッシュ画像と吹き出しを使った演出で理解促進を図っている。また、「でかまる」党の党歌やマニフェストに商品特長をおもしろおかしく盛り込むことで、自然に商品理解を促す工夫も取り入れている。 「予想以上の『おおもり君』の応募があり、手ごたえを感じている」と吉田氏。即席麺の業界ではネット口コミを活用したプロモーションは珍しく、「でかまる」の主なチャネルであるコンビニ業界からの評価も高いそうだ。今後も、ウェブ上での党首人気投票などさまざまな仕掛けを考えているそうで、キャンペーンの更なる盛り上がりが期待される。

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    日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。
    レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。
    2024年5月時点の調査。