※2024年5月自社調査。調査方法はこちら
「好きメグドットコム」は、日本ミルクコミュニティの主力商品「牛乳が好きな人のメグミルク」のオリジナルサイト。商品情報や牛乳に関する話題を幅広く掲載し、商品のロイヤルユーザーを増やしていくことが狙いだ。店頭パンフレットやマス広告からの誘導も多く、商品の認知度向上に一役買っている。
「好きメグ」という商品の愛称をドメインに使用して親近感を演出している。牛乳を使った料理レシピなどのコンテンツが人気で、キャンペーンの応募なども行うことが出来る。
日本ミルクコミュニティは、昨年5月に新商品「牛乳が好きな人のメグミルク」の発売に合わせ、商品の認知度向上とロイヤルユーザー獲得を目的とするオリジナルサイトを開設した。当初は企業URLでの運用だったが、9月からは「好きメグドットコム」として独自ドメインで展開している。 独自ドメインを取得した理由について、同社営業統括部マーケティンググループ・関口朋也氏は「『好きメグ』という商品の愛称をわかりやすくURLにすることで、長い商品名を覚えやすくし、お客さまに親近感を持っていただくため」と話す。店頭パンフレットや新聞広告では必ずこのURLを掲載し、サイトへ誘導するよう動線をつくっている。 ターゲットはF2とF3(35歳以上の女性)を中心とする家庭の主婦。コンテンツ展開としては大きく分けて二つある。まず、製造方法や技術面の説明を通して商品理解を深めてもらうというもの。「低温脱気製法」や「おいしさキープパック」など、店頭では伝わりにくい情報を、動画を使ってわかりやすく説明している。もう一つは、牛乳関連情報やレシピ情報などを提供し、牛乳ファンを増やすための様々なコンテンツ展開。消費者とのコミュニケーションのために運営し、牛乳関連の豊富な情報を網羅するサイト「ミルクコミュニティクラブ」へもリンクを貼り、最終的に同サイトへ顧客誘導を集約する窓口としての役割も果たしている。
マーケティンググループ宣伝担当 担当課長・先曽稔氏(左)、 営業統括部マーケティンググループ 関口朋也氏(右)
同時に、今年6月から8月にかけて実施しているクローズドとオープン、二つのキャンペーンのサイトとしても機能している。オープンキャンペーンについては、はがきとウェブの両方から応募できるが、「キャンペーン開始すぐでもウェブからの応募は1日1000件ほどあり、全体の半数近くを占めているのは予想以上。サイトを訪れてもらい、商品を知ってもらうという意味では成功だと感じている」とマーケティンググループ宣伝担当 課長・先曽稔氏は話す。 こういったキャンペーンのほかにも、テレビや新聞に広告掲出した後はアクセス数が飛躍的に伸びており、広告からの誘導が十分に機能していることがわかる。 今後の展開について両氏は、「主婦の方のためになる牛乳関連情報や簡単メニュー等のコンテンツを充実させ、リピーターを増やしていきたい」と話している。