※2024年5月自社調査。調査方法はこちら
日本レジストリサービスは、昨年12月より、全国各地の駅周辺情報を総合的に収集できるポータルサイト「駅街ガイド.jp」を開設している。これは、同社が普及に努めている日本語JPドメイン名のメリットを、より多くの利用者に体験・実感してもらうことを目的としたサービスである。
全国約9000の駅周辺情報を網羅したポータルサイト。駅名を漢字で入力することで目的のサイトに行くことができる。
JPドメイン名の登録管理業務とドメインネームシステム(DNS)の運用を行う日本レジストリサービス(JPRS)は、日本語JPドメイン名の更なる普及を目的に、昨年12月より、日本語JPドメイン名を活用して全国約9000駅の周辺情報を総合的に入手できるポータルサイト「駅街ガイド.jp」を開設した。 日本語JPドメイン名とは、「渋谷駅.jp」のように、これまでアルファベット表記だったURL部分を、漢字や平仮名やカタカナで表現したドメイン名のこと。分かりやすくて覚えやすいというメリットがある。また、日本語の商品名やサービス名、キャッチフレーズなどをそのままURLにすれば宣伝や広告のツールとしても使えるなど、幅広い活用法が考えられる。 「こういった日本語JPドメイン名のメリットを、より多くのインターネット利用者やサイトを提供する企業のご担当者様に実感していただくため、誰もが密接に係わりを持つ“駅”や“街”を切り口にした総合ポータルサイトを作りました」と同社業務本部JPDirect部 部長・岩谷理恵氏は話す。
JPDirect部 営業企画グループ 課長 田中靖人氏(右) JPDirect部 部長 岩谷理恵氏(中) JPDirect部 営業企画グループ 横尾志央氏(左)
「駅街ガイド.jp」には、全国約9000駅の名前が日本語JPドメイン名で登録されている。 利用者が情報を入手したい駅名のURL(例:http://渋谷駅.jp)をブラウザのアドレスバーに入力すると、駅周辺の各種施設の場所や、食べる・癒す・泊まる・遊ぶ・買う・観る・学ぶ、といった駅の周辺情報などが総合的に入手することができる。 これらの情報は、「グルメぴあ」や「楽天トラベル」など既存ポータルサイトとの連携で提供されている。アクセス数は順調に伸びてきており、1日平均20万〜30万PV。最近では、新宿駅や武蔵小杉駅が検索数でランキング上位に登場している。 当初、ターゲットとして20代〜30代のインターネット世代を考えていたが、「実際には、もう少し年配の方や主婦の方など、幅広い年代の方にご利用いただいているようです。 利用者層や利用目的に合わせたコンテンツの見せ方を工夫していくことで、より幅広い層への普及につなげていきたい」と岩谷氏は話す。今後は、日本語JPドメイン名と携帯電話の相性の良さを実証するために携帯サイトの充実にも力を入れていく予定。 現在、日本語JPドメイン名での登録は、JPドメイン名全体の約15%。YAHOO!やGoogleなどの検索サイトは既に日本語JPドメイン名に対応しているが、年内には日本語JPドメイン名が利用できるInternet Explorer7がリリースされ、来年1月にはWindowsVistaもリリースされるなど、PCでの利用環境の整備が進んでいくと、日本語JPドメイン名の利用は急激に普及すると見込まれる。