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サーバー(server)とは、Webやメールなどのデータを保管しておく"場所"のことです。例えば、ユーザーがWebサイトを閲覧したい場合、まずはWebサイトのデータをサーバーに要求します。サーバー側がその要求に応え、該当のデータファイルを返すことで、Webサイトは表示されます。
一口にサーバーと言っても、用途によって様々な種類のサーバーが存在します。ここでは代表的な4つのサーバーをご紹介します。
Webサーバーには、HTMLファイル・CSSファイル・画像ファイルなどが格納されており、WebブラウザからリクエストされたWebページをクライアントに返して表示させる上で必要になります。Webサイトの運営には必要なサーバーです。
メールサーバーは、メールを送受信する際に使われます。送信サーバーはSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバー、受信サーバーはPOP(Post Office Protocol)サーバーと、送信用と受信用でサーバーが分かれています。
ご存知の通り、IPアドレスは人間にとっては覚えにくい数字の羅列。そのため、人間がわかりやすいように名前を付けたものが「ドメイン」です。そのIPアドレスとドメインを結びつける役割を担っているのがDNSサーバーです。インターネットを利用する上で欠かせないサーバーといえます。
FTPサーバーはWebサーバーにファイルを送受信するために用いられます。Webサーバーはアクセスがあった場合にファイルを送信するだけですが、FTPサーバーでは、クライアントがサーバーにデータをアップロードしたり、サーバーからデータをダウンロードしたりすることができます。基本的には、Webサイト作成時にはFTPサーバーが用いられています。
レンタルサーバーとは、「サーバーの一部もしくは全てを貸し出すサービス」のことをいいます。Webサイトを作るうえで、多くの方が利用しているサービスです。レンタルサーバーは大きく分けて次の4つの種類があります。
共用サーバーとは、1台のサーバーを複数のユーザーで共有して利用するサービスです。そのため、同じサーバーを利用するユーザーの影響を受けやすくもあります。
しかし、共用サーバーはレンタル費用が安く、サーバーの知識があまりなくても簡単に使うことができるため、手軽にサーバーを使いたい方には最適なサービスでもあります。
専用サーバーとは、1台のサーバーを1ユーザーで占有して利用できるサービスです。そのため他のユーザーの影響を受けることがなく、1人で自由に使うことができます。また、管理者権限も与えられるため、自分の好きなアプリケーションをインストールすることが可能です。
ただし、共用サーバーに比べて容量が大きく、自由度が高い分、レンタル費用は高くなります。また、サーバーを自分で構築し、メンテナンスする必要があるため、専門知識がある方におすすめのサービスです。
VPSとは、1台のサーバーに仮想専用環境を複数作成しているサービスです。1つの仮想専用環境を1人で利用できるため、他のユーザーの影響は受けにくくなっています。専用サーバーと同じようなスペックを安価に利用できますが、専用サーバーほどの自由度はなく、利用できるOSなどは限定されている場合が多いです。また、専用サーバー同様、運用にはある程度の専門知識が必要となります。
物理サーバーを分割して借りる点ではVPSと同じですが、VPSより高い自由度を持っているのがクラウドサーバーです。例えば、急なアクセス負荷時などに、自由にリソースを増減することが可能です。レンタル費用は従量制課金が一般的です。時間単位で使えるサービスもあるため、必要な時に必要な分だけ利用することで、料金を抑えることが可能です。
まずは検索!ドメインは早い者勝ち
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