クラウドECとは|他の構築方法との違いや選び方などを解説

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  • クラウドECでは自社内にサーバーを必要とせず、クラウド上でECサイトを構築できる
  • クラウドECで構築したECサイトを、そのまま自社管理に移行することはできない
  • 複数のクラウドECを比較検討することで、自社に適したサービスを見つけやすくなる

クラウドECとは、クラウド上のプラットフォームを活用してECサイトを構築することができるサービスです。カスタマイズ性が高いため、柔軟にサイトを構築することができます。本記事では、クラウドECを導入するメリット・デメリット、選び方や注意点を解説します。

目次

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  1. 本格的なECサイトを構築するならECサイト構築ツールがおすすめ
  2. クラウドECとは
  3. クラウドECでECサイトを構築するメリット
  4. クラウドECでECサイトを構築するデメリット
  5. クラウドECの選び方や注意点
  6. SNSでの販売も可能なおすすめのECサイト構築ツール
  7. まとめ
この記事に掲載されているサービス

本格的なECサイトを構築するならECサイト構築ツールがおすすめ

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ECサイト構築において、コーディングや開発の専門知識が必要ないため、初めてでも簡単にネットショップを開設できるのが大きなメリットです。また、無料のフォトスタジオアプリを活用し、本格的な商品写真を簡単に用意することもできます。

Squareでは、特定のイベントや期間限定セールなどを設定して顧客にお知らせするといった、売上につながる施策が行えます。スマートフォンでもスムーズにショッピング可能な、ブランドイメージに即したECサイト構築を行うなら、Squareの導入がおすすめです。

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クラウドECとは

クラウドECとは、クラウド上のプラットフォームを利用してECサイトを構築できるサービスです。自社でのセーバーの設置やプラットフォームのインストールといった手間を削減できるため、ITの知識が少ない場合でも簡単にECサイトを構築できます。

なお、ECサイトを構築する方法には、クラウドECの他に「ECパッケージ」「ASP」「フルスクラッチ」などがあります。自社に適した構築手段を選択するためにも、各方法の特徴・クラウドECとの違いを理解しておきましょう。

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ECパッケージとの違い

クラウドECとECパッケージの違いは、プラットフォームのインストールの有無です。ECパッケージとは、ECサイト構築に必要なソフトウェアをパッケージ化したものを指します。

ECパッケージを利用するには、購入したパッケージを自社のサーバーにインストールする必要があります。システム構築・運用・保守は自社で行うため、自社の希望に沿ったカスタマイズが可能である点が大きな特徴です。

どのようなECサイトの構築にも対応しており、大規模ECサイト構築を目指す場合に向いています。しかし、ネットワークに接続しないため、導入後の自動のアップデートができず、時間の経過と共にシステムが老朽化していくデメリットがあります。

また、自社でプラットフォームを整備するため、導入には膨大な時間・手間・費用がかかります。

それに対して、クラウドECはインターネット上に構築したプラットフォームにアクセスして利用する形態です。ECパッケージのように、自社サーバーへのインストールが不要であり、初期費用が抑えられるなどの特徴があります。

ASPとの違い

ASPとクラウドECの違いは、拡張性・外部システムとの連携性にあります。ASPとは、インターネット経由でプラットフォームにアクセスし、ECサイトに必要なシステムを利用する形態です。

クラウドECとほぼ同じ仕組みですが、クラウドECが拡張性・連携性に優れるのに対し、ASPの多くは、カスタマイズや外部連携の自由度はあまり高くありません。また、大量アクセスの処理にも不適であり、小規模ECサイトの構築での利用が適しています。

フルスクラッチとの違い

クラウドECとフルスクラッチでは、ECサイト構築の方法が根本的に異なりますフルスクラッチとは、独自にECサイトを構築していく方法です。いわゆるオーダーメイド方式にあたります。

ゼロからシステムを開発するため、独自性の高いプラットフォームを構築できる点が特徴です。自社要件に対応したECシステムを構築したい場合に適しています。

ただし、ドメインやサーバーの設置なども自社で行う必要があるため、完成までには膨大な時間とコストがかかります。また、システム稼働後の運用・保守も自社のみで責任を負う必要があり、専門的な人材の確保も必要です。

クラウドECでECサイトを構築するメリット

ECサイトの構築には、さまざまな方法があります。その中でもクラウドECは、簡単にECサイトを構築・運用できる点にメリットがあります。クラウドECではどのようなことが可能なのか、いくつかのメリットについて具体的に解説します。

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自社のインフラがなくても利用可能

クラウドECは、自社インフラがなくともECサイトを構築できる点がメリットです。インフラ整備としては、自社サーバーの設置やソフトウェアのインストールなどが代表的で、システムの稼働後も運用・保守を自社で行う必要があります。

これらの作業には莫大な費用と時間がかかり、ITの専門知識を有した人材の確保が必要ですが、クラウドECではサーバーの管理はベンダーが行います。つまり、自社でのインフラ整備が不要なため、これに伴うコストをカットできます。

そのため、できる限りコストを抑えてECサイトを構築・運用したい企業には大きなメリットがあるでしょう。また、IT人材の不足などが原因で、ECサイトの運用保守にリソースを割けない企業にもおすすめの方法といえます。

カスタマイズ性や連携性が高い

クラウドECは、ASPなどに比べてシステムのカスタマイズ性や外部システムとの連携性が高いのが特徴です。ある程度は自由に機能を拡張できるため、将来的な自社の成長・ビジネス内容の変化にも柔軟に対応できるでしょう。

また、外部システムとの連携により、利便性をさらに高めることも可能です。

導入から効果測定が迅速に行える

クラウドECは他の方法と比べて、導入から運用開始までが早いのが特徴です。つまり、基本機能が標準搭載されており、クラウドで利用するという特性上、自社内にサーバーなどを設置する必要もなく、運用開始までが迅速に実現します。

そして、運用開始までが素早く完了することにより、効果測定における結果分析も迅速に行えます。したがって、導入期間を短く抑えることで、比較的短期間での事業成功も望めます

サーバーダウンへの対策が可能

クラウドECは一時的にサーバーを増やせます。例えば、キャンペーン実施の際にあらかじめサーバーを増加させることで、大量アクセスによるサーバーダウンを回避しやすくなります。

仮にサーバーがダウンすると、当然ながら利用者がECサイトにアクセスできないため、売上の機会を逃すことになり、自社への信頼の低下を招きかねません。クラウドECであれば、こういった対策も万全に行えるため、安心してECサイトを運用できます。

常に最新のシステムを利用できる

クラウドECは、自社でリソースを割くことなく、常に最新のシステムを利用できるメリットがあります。つまり、クラウドECのプラットフォームはインターネット上に設置されているため、システムのアップデートや機能追加は必要に応じてベンダーが行います

自社でアップデートを行う場合は、その都度コストが発生します。さらに、IT知識を有した人材の確保も必要です。

一方、ECクラウドの多くは利用料金に運用保守の費用が含まれています。また、自社での人材の確保も不要なため、総合的にみればシステム改修にかかるコストを抑えられる可能性が高いです。

セキュリティの安全性が高い

クラウドECでは、セキュリティ対策についてもベンダーが責任を持ちます。そのため、ほとんどのクラウドECでは、高い水準のセキュリティを敷いています。

また、アップデートも定期的に自動で行われるため、自社でリソースを割くことなく、常に最新のセキュリティ体制を維持できます。

クラウドECでは、個人情報をはじめ機密性の高いデータを数多く扱います。脆弱なセキュリティのシステムでは情報の外部流出といったリスクが高く、自社に甚大なダメージを招きかねません。

したがって、リスクを避けるためにも、セキュリティ対策が万全なクラウドECを選択しましょう。

クラウドECでECサイトを構築するデメリット

クラウドECにはメリットだけでなく、いくつかのデメリットもあります。よって、導入を検討する際は、メリットとデメリットのバランスを十分に比較することが大切です。ここでは、クラウドECでECサイトを構築するデメリットを解説します。

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一定以上の資金力が必要

クラウドECは、システムや機能性に優れている分、一定程度の利用コストがかかります。具体的な金額はサービスによって異なりますが、初期費用は少なくとも500万円・月額利用料金は数十万円ほどが相場です。

費用対効果が高いため、中長期的に見ればコストと相殺できる可能性が高いですが、導入するには一定以上の資金力が必要となるでしょう。具体的には、ECサイトの年間売上が数千万円以上の企業での運用がおすすめです。

なお、クラウドECとよく似た機能を持つASPは、初期費用が30万円・月額利用料金は数万円が相場といわれています。

カスタマイズに時間がかかる

ECクラウドは、拡張性や連携性に優れているのが特徴です。ただし、サービスによっては、カスタマイズに時間がかかることもあります。

ECクラウドの場合、カスタマイズ作業を行うのはベンダーであるため、外部委託になる以上、自社での作業に比べると時間がかかる点は否めません。

なお、柔軟なカスタマイズを希望する場合は、オーダーメイド方式であるフルスクラッチが適しています。自社ですべて管理するため、外部委託と比べてカスタマイズにかかる時間を短縮化しやすいでしょう。

ただし、オーダーメイドである分、フルスクラッチは導入までに数年単位の長い時間を要します。一方、ECクラウドの導入にかかる期間は平均3ヶ月程度です。よって、両者のメリットとデメリットを比較して、自社に適した方法を選択しましょう。

構築したECサイトを移行できない

ECクラウドで構築したECサイトは、そのまま自社管理に移行できません。理由としては、ほとんどのベンダーはソースコード(サイトの設計図)を開示していないためです。

したがって、自社でECサイトのメンテナンスや保守管理をしたい企業には、クラウドECは不向きといえるでしょう。

クラウドECの選び方や注意点

クラウドECにはメリット・デメリットが存在するため、選び方にはくれぐれも注意する必要があります。ここからは、クラウドECの選び方や注意すべきポイントを解説します。

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導入する目的を明確にする

クラウドECを選ぶ際は、自社が必要な機能・サービスを備えたものを選ぶために、まずは導入目的を明確にする必要があります。その際、今後どのような事業を展開したいのか・コンセプトはどうすべきかを中心に考えることが望ましいです。

例えば、将来的にECサイトを拡大させたい場合は、拡張性に優れたものが適しています。このように、導入の目標を明確にすることで、本当に必要な機能が見えてくるでしょう。

自社の条件に合うかを比較検討する

クラウドECは、複数のサービスを比較検討することが望ましいです。複数を比較選定することで、より自社要件に適合するサービスを選定しやすくなります。

比較の際に注目したいポイントは、機能と料金です。単純に機能の多さ・金額の安さを見るのではなく、料金と機能のバランスが合っているかを確認しましょう。

例えば、安価なサービスは、機能も制限されていることが多いです。自社に必要な機能を備えていない場合、安価であったとしてもコストを無駄にすることになるため、複数のサービスを比較し、機能と料金のバランスが最も優れたものを選ぶのがおすすめです。

導入におけるサポート体制を確認する

クラウドECは、導入前後のサポート体制が十分かを確認しましょう。特に、ITツールの導入やECサイトの運営が初めての企業は、導入支援導入後の操作サポート、トラブル対応といったサービスが充実していると良いでしょう

ECサイト運営までカバーしたい場合は、コンサルティングやマーケティング支援があるものがおすすめです。よって、サポート範囲と合わせて、サポート方法(電話・メール)サポート対応日時(24時間・休日対応)も必ず確認しましょう。

長期的な運用を視野に入れて検討する

ECパッケージやASPなどと違い、クラウドECは比較的短期間での運用開始が実現します。しかし、運用自体は短期的なものではないため、長期的な運用を視野に入れて検討する必要があります

そして、クラウドECを選ぶ際にも、提供元のサービスが長期的に運用を続けてくれるのか、導入実績なども踏まえた上で選択を行うことがおすすめです。特に、自社と似た業種業態への導入実績や口コミなどを参照するようにしましょう。

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まとめ

クラウドECは、クラウド上に設置されたプラットフォームを利用して、ECサイトを構築する方法です。ECパッケージ・フルスクラッチに比べてコストを削減でき、ASPよりも機能性に優れています。

クラウドECを利用すれば、自社でのコスト・リソースを最低限に抑えつつ、ECサイトを効率的に構築・運用できます。そして、セキュリティ性に優れたものが多いことから、機密性の高いデータも安心して取り扱えます。

一方、クラウドECは初期費用やランニングコストがかかる点に注意が必要です。また、ECサイトの管理を自社で行いたい企業には不適である点も、あらかじめ理解しておきましょう。

費用対効果を高めるには、導入目的に合った機能を有しているかや、料金とのバランスが適正かを見極める必要があります。ECサイトの構築・運用の効率化を目指す企業は、クラウドECの利用を検討するのがおすすめです

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