費用が安いeラーニングシステムおすすめ4選|注意点や選び方を解説

Check!

  • 安いeラーニングシステムのメリットは、費用が大きな負担にならずに続けられること
  • 安いeラーニングシステムでスモールスタートして、必要な機能の洗い出しもできる
  • 機能や学習内容に利用制限がついている可能性があり、対応するデバイスも確認が必要

eラーニングシステムの導入を検討している企業では、予算の関係からできるだけ低価格で導入したいと考えているケースも多いでしょう。本記事では、費用が安いeラーニングシステムのメリットや注意点を交え、おすすめの格安eラーニングシステムや選び方を解説します。

目次

開く

閉じる

  1. 低価格のeラーニングシステムでコストを抑えて学習
  2. 費用が安いeラーニングシステムのメリット
  3. 費用が安いeラーニングシステムの注意点
  4. おすすめの費用が安いeラーニングシステム4選
  5. その他のeラーニングシステム選び方
  6. まとめ
この記事に掲載されているサービス

低価格のeラーニングシステムでコストを抑えて学習

eラーニングは、パソコン・タブレット・スマホなどのデジタル端末を使った学習形態です。そして、eラーニングの運用に欠かせないのが学習管理システム(LMS)とも呼ばれるeラーニングシステムで、個々の学習状況や教材を一元管理できます。

研修会場や講師の確保の必要がなく、コストを抑えた効果的な従業員教育は多くの企業で採用されています。システム導入には費用がかかりますが、最近では比較的安価なシステムも増えてきています。

eラーニングシステムの費用を構成する要素は2つ

eラーニングシステムを運営する場合、かかる費用は大きく2つに分類できます。一つは学習管理システム(LMS)の月額もしくは購入費用と、教材購入にかかる費用です。一般的にはサブスクリプションの契約分がランニングコストとして見込めます。

安価なeラーニングシステムの場合、LMSと教材がパッケージされたタイプに加え、LMSだけを提供し、教材は自作するかオプションとしてその都度追加購入するタイプも存在します。

自社の予算ではどのようにシステムを運用していけるのか、安価なeラーニングシステムの特徴や注意点を交えながら精査していきましょう。

\eラーニングの導入費用・料金相場はこちらで解説/

eラーニングシステム導入にかかる費用について|価格・料金相場を解説

eラーニングシステムを導入する際は、導入費用・運用費用だけでなく、オプション料金などが必要になる場合もあります。本記事では、eラーニングの導入に必要な費用の内訳や、運用形態・LMSの種類別費用相場を解説する他、費用以外でのシステムの選定ポイントも紹介します。

費用が安いeラーニングシステムのメリット

eラーニングを企業研修やセミナーなどに利用すれば、会場費や講師料のほかに、参加者の交通費や宿泊費などのコスト削減にも期待できます。それに加え、安いeラーニングシステムの導入には、下記のようなメリットも期待できます。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

負担を軽減して継続しやすい

シリーズ化されたeラーニング教材は、すべてを受講することで最大の効果が出るように設計されており、途中で終了してしまうと今までの投資が無駄になってしまいます。したがって、毎月の利用料が企業にとって負担になるシステムの導入は控えるのが得策です。

その点、費用の安いeラーニングシステムなら、継続的な利用で最大限の効果が期待できます。また、新入社員研修など、毎年行われていて内容もあまり変わらない研修や講習の教材なら、買い切り型の教材の方が長い目で見るとコストが低くなる場合もあります。

費用面からも導入しやすい

eラーニングシステムの導入には基本的に費用がかかるため、費用面の不安があるのは当然です。仮に、eラーニングシステムの情報を調べたり、提供するベンダーの話を聞いたりしても導入に迷う場合は、まずは費用の安いeラーニングシステムの導入がおすすめです

システムの中には、後から機能が付け加えられるものもあります。そのため、運用開始時は安いシステムでスモールスタートし、効果を確認しながら予算に合わせた自社により適合するシステムへと段階的に導入していくのも1つの方法です。

必要な機能の洗い出しができる

高機能なeラーニングシステムはどうしても価格が高くなります。しかし、eラーニングシステムの導入で重要なことは、自社に合った機能を持ったシステムを選ぶことです。つまり、自社に必要のない機能を省けばコストが抑えられるということです。

そうはいっても、初めての導入では自社にとって本当に必要な機能は何かがわからない場合もあります。したがって、基本機能だけを搭載した安いeラーニングシステムを試しに使用し、自社に必要な機能を洗い出すことで予算の有効活用ができます。

複数のeラーニングを比較できる

eラーニングシステムには多くの種類があり、どのシステムが自社に最適であるかは事前調査だけで完全に把握することは困難です。しかし、初期投資を抑えられるeラーニングシステムであれば、仮に自社に合わないと判断した場合でも比較的楽に変更できます

つまり、自社の予算に合わせて複数の安いeラーニングシステムをお試し運用し、比較検討することも可能です。

費用が安いeラーニングシステムの注意点

費用が安いeラーニングシステムには、安くできる理由があります。導入する際にはその理由を把握し、自社に合ったシステムの選択が必要になります。ここでは、それを踏まえて費用が安いeラーニングシステムの確認すべき注意点を解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

トータルコストを確認する必要がある

初めてeラーニングシステムを導入する場合は、教材を含めたトータルコストの確認が必要です。教材には、LMSの提供ベンダーの教材を使用する方法・オリジナル教材の制作を外部に作成依頼する方法・教材を自社で作成する方法の3つがあります。

LMSの提供ベンダーの教材は、マナー研修やハラスメント防止研修などの一般的な教材が多く、専門家が作成した良質な教材で比較的価格は抑えられています。次に、外部に作ってもらう教材は、オリジナルで質の高い教材になりますが、コストがかかります。

また、自社で作成する方法は、質の高いものを作ろうとするほどに技術が必要であり、人的コストもかかります。なお、簡単なものであれば、パソコンやスマホなどで撮影した動画などを利用して作成することも可能です。

3つの教材の中では、LMSの提供ベンダーの教材を使用する方法が一番コストが抑えられ手軽です。導入の際には、事前に必要な教材が提供されているかを確認することが大切になります。

利用人数などの制限がある場合がある

安いeラーニングシステムの料金体系はさまざまですが、対象人数によって月額利用料金が変わってくるのが一般的であり、自社に合う対象人数が設定されたシステムの導入が必要です。反対に、必要以上の対象人数が設定されていると予算の無駄遣いになります。

また、対象人数の他にも利用制限がある場合があります。例えば、動画の有無・スマホアプリの有無などもベンダーやプランによって異なります。また、必要な機能が有料オプションとなっている場合もあるため、格安だからこそ確認はしっかり行う必要があります

対応するデバイスが限られる場合がある

eラーニングシステムの中には、対応デバイスが限られていてパソコンでしか使えないシステムもあります。eラーニングは、各社員が保有する端末で学習を進めるため、社員が現在使用している端末で快適に使えるかの確認が必要です。

一方、スマホやタブレットなどのマルチデバイスに対応し、時と場所を選ばずに学習できるシステムもあります。そのため、テレワークを進めている企業では、マルチデバイスで使えるものの方が使い勝手が良い場合が多いです。

サポート体制が十分ではない可能性が高い

初期費用などが抑えられた安いeラーニングシステムでは、サポート体制が十分ではない可能性が高いです。例えば、導入時の支援や教材の選定サポート、効果測定と合わせたコンサルティングなどが安いプランの方には用意されていない場合があります。

つまり、企業の規模によっては想像していたサポートが受けられず、返って管理が大変になることも考えられます。よって、安いeラーニングシステムに他のプランも用意されている場合には、それぞれのサポート面での違いも確認しておくことがおすすめです。

おすすめの費用が安いeラーニングシステム4選

Mogic株式会社

LearnO

規模に合わせた料金体系!少人数から大人数の企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 企業の規模に合わせた料金体系があり、どれだけ費用が掛かってくるか予算を立てやすい
  • 年に4回以上のアップデートが行われており、PCの最新のOSにも対応できる
  • デザインの選択やロゴの登録が可能で、オリジナル感ある資料が作れる

MORE
ここが少し気になる…

  • 教材は自社で作成する必要があるため、1から始める場合は時間や労力が掛かる可能性も

業界最安値とも言われるリーズナブルな価格設定で、誰でも使いやすくカスタマイズ性の高いeラーニングシステムなら、LearnOの導入がおすすめです。

Mogic株式会社

Pholly

月額2万から!保管場所にも悩んでいる教育機関におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 共有機能やコミュニケーション機能なども備え、オールインワンで使える
  • 100ユーザーまで月額2万円からと、低コストで導入できる
  • 学生から教員まで、年齢問わず扱いやすいシンプルな機能と画面

MORE
ここが少し気になる…

  • 動画配信はオプション扱いで、ライトプランでは一部利用できない機能がある

学修記録をシステムのクラウド上で可視化し、さまざまな教育現場・企業研修で煩雑化する作業の利便性を高めるなら、Phollyの導入がおすすめです。

株式会社サイバー大学

Cloud Campus

ユーザ登録無制限!高セキュリティ重視の方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 月額固定・ユーザー登録無制限で従業員が多いほど割安になる
  • 初心者でも簡単に作れる「動画・スライド」コンテンツを搭載し、自由に作成可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 機能が1番少ないEntryプランでもある程度の価格になるため、受講者数が少ない場合は割高になる可能性も

株式会社イー・コミュニケーションズ

SAKU-SAKU Testing

初心者にも◎受講者の管理をスムーズに行いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 不慣れな方でも作成・登録しやすいコンテンツ機能を多数搭載
  • ユーザー管理機能を備えているため、より細かな対象でカテゴリーやグループを紐づけられる

MORE
ここが少し気になる…

  • 事務局運営やカスタマーデスクを利用する場合はオプション扱いとなる

その他のeラーニングシステム選び方

eラーニングシステムの選択では、自社の要件を明確にして自社への適合を検討するのがおすすめです。eラーニングシステムを選ぶ際の2つの重要ポイントと、4つの比較ポイントを以下で挙げています。これらを参考に自社にとって最適なシステムを選びましょう。

【重要なポイント2つ】

  1. 教材の種類を確認
  2. 学習を進めやすいか

【その他の比較ポイント】

  1. 提供形態を確認
  2. カスタマイズ性が高いか
  3. モバイル端末に対応しているか
  4. セキュリティ対策は万全か

まとめ

企業からの需要が高まっているeラーニングシステムには、導入費用や運用費用の安いものも登場しています。それらの登場によって、今まで費用の負担で導入を躊躇していた企業でも、長期にわたって運用できるようになってきました。

また、安いeラーニングシステムでスモールスタートして、効果と必要な機能を確認してから段階的にシステムを整えていく導入方法も効果的です。ただし、格安なeラーニングシステムは機能や学習内容が制限されている場合があるため、十分な確認が必要です。

Share

top