クラウド型eラーニングシステムおすすめ3選|選ばれる理由を解説
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- クラウド型とオンプレミス型では、導入の方法や利用方法などに大きな違いがある
- クラウド型は、メンテナンスや保守をベンダー側が行ってくれるため、自社負担がない
- クラウド型eラーニングシステム、導入コストを抑えることができて導入スピードも早い
近年では、インターネット上で企業研修を効果的に行えるeラーニングシステムの導入が広がっており、中でもクラウド型が人気です。本記事では、クラウド型とオンプレミス型の違い、クラウド型が選ばれる理由を解説し、おすすめのクラウド型eラーニングシステムを紹介します。
目次
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クラウド型のeラーニングシステムとは
eラーニングシステムとは、インターネット環境を利用して学習を行うシステムです。eラーニングシステムには、クラウド型やオンプレミス型といった提供形態があり、それぞれ異なるメリットや特徴を備えています。
クラウド型のeラーニングシステムは導入のコストが安く、インターネット環境があればどこからでも利用できる手軽さから人気を集めています。
オンプレミス型との違い
オンプレミス型のeラーニングシステムの場合、まず社内サーバーにLMSを構築し、社内ネットワークによって学習環境を提供します。LMSとは「Learning Management System」の略称で、eラーニングシステム の提供に必要となる学習管理システムです。
一方、クラウド型のeラーニングシステムでは、オンライン上のシステムにアクセスしてサービスを利用します。つまり、導入方法や利用方法、管理体制などに大きな違いがあります。
なお、外部サーバーへのアクセスを制限している企業では、クラウド型のシステムが利用できない場合があるため注意が必要です。
クラウド型 | オンプレミス型 | |
---|---|---|
料金体系 | サブスクリプション | 買い切り |
サーバー | ベンダー提供 | 自社構築 |
メリット | ●低コストで導入できる ●メンテナンス・保守が不要 | ●ランニングコストを抑えられる ●高セキュリティ |
デメリット | 長期的なランニングコストがかかる | 導入コストが高い |
向いている企業 | 個人や小規模事業者・中小企業 | 人数の多い大企業 |
クラウド型eラーニングシステムが選ばれる理由
クラウド型eラーニングシステムは導入コストが安く、運用中のメンテナンスも不要です。また、災害時のリスクが少なく他システムとの連携も容易なことから、導入件数が増加し主流となりつつあります。
ここでは、クラウド型eラーニングシステムが選ばれる理由について詳しく解説します。
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クラウド型eラーニングシステムが選ばれる4つの理由
メンテナンス・保守が不要
クラウド型のeラーニングシステムでは、システムの保守やアップデートはサービスを提供するベンダー側のサーバーで行われます。そのため、自社におけるメンテナンス・保守管理が不要である点が大きなメリットです。
また、サービスによっては、トラブル対応やアクセス増加によるパフォーマンスの調整なども行なっていることから、専門知識を有する担当者がいなくても手軽に導入できます。
災害時のリスクを軽減できる
自社サーバーでデータを保管している場合、災害発生時にすべてのデータが失われるリスクがあります。
一方、クラウド型のサービスでは、データのバックアップをするサーバーを遠方に設置したり、1つの拠点に置かず複数のサーバーに分散させたりするなどの対策が取られているため、災害時のリスクを軽減できます。
他システムと連携できる
業務のデジタル化の推進に伴い、社内で使用される業務用システムの導入が増加しています。eラーニングシステムにおいても、他システムとの連携を行うことで、学習の進捗状況を人事情報や従業員データに反映させるといった利用ができます。
オンプレミス型のシステムでは、連携における対応に手間とコストがかかりますが、クラウド型のシステムは迅速に連携がしやすいため、近年では需要が増加しています。
導入コストを抑えられる
オンプレミス型のeラーニングシステムは、自社のニーズに合わせたシステムを構築するため、導入費用が高額になります。一方、クラウド型のeラーニングシステムには導入時のソフトウェア購入やシステム構築が不要であり、初期費用が抑えられます。
また、課金形態も柔軟に設定されている場合が多く、コスト面を理由に導入をためらっていた企業でも手軽に導入することができます。そして、導入から運用開始までのスピードが早い点もメリットです。
おすすめのクラウド型eラーニングシステム3選
業界最安値とも言われるリーズナブルな価格設定で、誰でも使いやすくカスタマイズ性の高いeラーニングシステムなら、LearnOの導入がおすすめです。
GOOD
ここがおすすめ!
- 企業の規模に合わせた料金体系があり、どれだけ費用が掛かってくるか予算を立てやすい
- 年に4回以上のアップデートが行われており、PCの最新のOSにも対応できる
- デザインの選択やロゴの登録が可能で、オリジナル感ある資料が作れる
MORE
ここが少し気になる…
- 教材は自社で作成する必要があるため、1から始める場合は時間や労力が掛かる可能性も
株式会社EdulinX
Reallyenglish
ネイティブ英語教師によるオンラインレッスンなど幅広いコースから選択し、グローバル人材の育成を行うなら、Reallyenglishの導入がおすすめです。
GOOD
ここがおすすめ!
- 「総合力向上」「スピーキング」「ライティング」「TOEIC対策」など、コースが充実!
- 個々の英語レベルに合わせてカリキュラムを自動で生成するため、効率よく学べる(一部のコース)
- オンライン英会話は業界内で評判のいい「QQEnglish」が提供
MORE
ここが少し気になる…
- 期間内にコースを修了しなければならない(別途料金を払えば延長可能)
学修記録をシステムのクラウド上で可視化し、さまざまな教育現場・企業研修で煩雑化する作業の利便性を高めるなら、Phollyの導入がおすすめです。
GOOD
ここがおすすめ!
- 共有機能やコミュニケーション機能なども備え、オールインワンで使える
- 100ユーザーまで月額2万円からと、低コストで導入できる
- 学生から教員まで、年齢問わず扱いやすいシンプルな機能と画面
MORE
ここが少し気になる…
- 動画配信はオプション扱いで、ライトプランでは一部利用できない機能がある
eラーニングシステムとは、インターネットを活用したオンライン学習システムのことを言います。eラーニングシステムは法人向けから個人向けまで種類が多く、自社に適したものを選ぶのが困難です。本記事では、おすすめのeラーニングシステムやその選び方などを解説します。
クラウド型eラーニングシステム導入の注意点
さまざまなメリットを享受できるクラウド型eラーニングシステムですが、導入時にはいくつかの注意点を把握しておく必要があります。特に、以下の2点については十分に理解しておきましょう。
自社が求める学習が行えるかを確認する
企業ごとの業種業態によって、eラーニングシステムに求める学習内容・研修内容は異なります。そのため、クラウド型eラーニングシステムの選定においても、自社の業種業態に適した学習が行えるのか、求める機能を搭載しているのかを確認することが重要です。
特に、自社独自の動画コンテンツを作成して教材として活用したい場合や、同業他社の方法を参考にしたい場合などは、アップロードできる容量・他社の利用状況といった点の確認に留意する必要があります。
LMS機能の詳細をしっかりと確認する
LMSはオンプレミス型の導入において必要な機能ですが、クラウド型eラーニングシステムでもLMS機能を搭載しているものがあります。LMS機能を搭載したものでは、クラウドの利点を存分に活用し、学習者の進捗状況を可視化して適切に管理できます。
したがって、管理者と受講者でどのようなコミュニケーションが取れるのか、フィードバックは行えるのかなど、どのようなLMS機能が搭載されているかを確認し、なるべく効率的に活用することがおすすめです。
\より詳しいLMSの解説はこちら/
LMSとは|目的・役割・機能、企業に必要な理由や選び方を解説
LMSは、従来のeラーニングにおける課題を解決するために誕生したものです。学習教材の進捗状況を管理しやすくなるなどのメリットがあります。本記事では、LMSの種類・機能・役割、LMSが企業に必要な理由、選定・比較する際のポイントについても詳しく解説します。
その他のeラーニングシステムの選び方
eラーニングシステムを選ぶ際は、以下のポイントに注目して比較検討を行うのがおすすめです。
まず、サービスごとの特徴を把握した上で検討を進め、教材の種類や対象人数について確認を行いましょう。そして、自社にとって学習が進めやすいシステムであることも重要なポイントです。
重要なポイントをもとにシステムを絞り込んだら、提供形態やセキュリティ対策にも注目します。カスタマイズ性が高く、モバイル端末に対応可能なものであれば、さまざまな環境にも柔軟に対応できます。
【重要なポイント3つ】
- 教材の種類を確認
- 対象人数を確認
- 学習を進めやすいか
【その他の比較ポイント】
- 提供形態を確認
- カスタマイズ性が高いか
- モバイル端末に対応しているか
- セキュリティ対策は万全か
まとめ
eラーニングシステムとは、インターネット上で学習を行えるシステムで、企業における社内研修などを効率的に行えます。eラーニングシステムにはクラウド型とオンプレミス型がありますが、近年ではさまざまなメリットからクラウド型の人気が高まっています。
クラウド型eラーニングシステムは導入費用が安く、運用中のメンテナンスや保守が不要です。また、サービスを提供するベンダー側のサーバーにデータが保管されているため、災害時にデータを失うリスクを軽減できます。
さらに、クラウド型eラーニングシステムは他システムとの連携によるデータの活用が容易であり、学習の進捗状況や成績管理などを一元管理できます。テレワークの導入やモバイル端末の増加により、クラウド型eラーニングシステムは今後も利用拡大が見込まれます。