オンプレミス型給与計算システムのおすすめ|選び方も解説

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  • 給与計算システムとは毎月の給与や税金の計算、年末調整の手続きまで行えるツール
  • オンプレミス型の給与計算システムはカスタマイズ性とセキュリティが高いのがメリット
  • 給与計算システムを選ぶ際は、自社の勤怠管理や業務フローに合っているか確認する

給与計算システムとは毎月の給与や税金の計算、年末調整の手続きまで行えるツールです。さまざまなタイプがありますが、オンプレミス型はカスタマイズ性やセキュリティが高いのがメリットです。この記事ではおすすめのオンプレミス型給与計算システムや選び方を解説します。

目次

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  1. オンプレミス型給与計算システムとは
  2. オンプレミス型給与計算システムのメリット
  3. オンプレミス型給与計算システムのデメリット
  4. オンプレミス型給与計算システムおすすめ
  5. その他のオンプレミス型給与計算システムの選び方
  6. まとめ
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オンプレミス型給与計算システムとは

給与計算システムとは、毎月の給与や税金の計算、年末調整の手続きなどを自動化するツールです。給与計算システムを活用することにより、工数の削減や人為的ミスの軽減、属人化の防止が期待できます。

給与計算システムにはさまざまなタイプがありますが、オンプレミス型の給与計算システムは、カスタマイズ性とセキュリティの高さがメリットです。

オンプレミスとは、自社のサーバー上にシステムを構築し、管理・運用することです。社内ネットワークのみでシステムが完結するため、情報漏洩リスクが低く、既存システムと連携しやすい利点があります。

オンプレミスは導入コストが高く、システムの管理・カスタマイズには一定の知識が必要ですが、複雑なシステム構成を要する企業・セキュリティ面を重視したい企業にとっては、メリットが大きいと言えます。

インストール型(パッケージ型)・クラウド型との違い

給与計算システムにはオンプレミス型のほかに、インストール型(パッケージ型)・クラウド型の2つの導入形態があります。

インストール型とは、ソフトウェアをPC・サーバーにインストールする方式です。完成したサービスを購入する「買い切り型」のため、ランニングコストがかからず、情報漏洩のリスクが低い点がメリットと言えます。

クラウド型とは、オンライン上のサーバーにシステムを構築する方式です。システム管理はベンダーが行うため、導入コストが安く、ネット環境さえあれば、どこからでもアクセスできる点がメリットと言えます。

種類メリット・デメリット内容
オンプレミス型メリット・カスタマイズ性が高い
・情報漏洩リスクが低い
・既存システムと連携しやすい
デメリット・導入コストが高い
・システムの管理
・カスタマイズには知識が必要
インストール型(パッケージ型)メリット・ランニングコストがかからない
・ネット環境がなくても使える
・情報漏洩リスクが低い
デメリット・PCごとにインストールが必要
・カスタマイズ性が低い
・バージョンアップにコストがかかる
クラウド型メリット・導入コストが安い
・バックアップ・バージョンアップは自動更新
・ネット環境さえあればどこでも使える
デメリット・自由なカスタマイズができない
・セキュリティ対策はベンダーに依存する
・運用の仕方によってはランニングコストが高くなる

オンプレミス型給与計算システムのメリット

続いて、オンプレミス型給与計算システムのメリットを解説します。ここでは、カスタマイズ性・情報漏洩リスク・既存システムとの連携に着目していきます。

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カスタマイズ性が高い

オンプレミス型は既存のシステムを利用するのではなく、自社のニーズに合わせてシステムを構築できるカスタマイズ性の高さが魅力です。

独自の給与体系や業務フローがある場合、既存のサービスを利用するインストール型・クラウド型では、うまく対応できない可能性があります。

そのような場合、オンプレミス型の給与計算システムであれば、自社の要件に合わせて柔軟にシステムが構築できます。導入後に不具合が見つかった場合でも、適宜追加・修正ができるため、自社に最適なシステムを作り上げることができます。

情報漏洩リスクが低い

オンプレミス型は自社のサーバーに情報を保管するため、外部ネットワークの通信状況に影響されず、情報漏洩のリスクを軽減することができます。

さまざまな個人情報を扱う給与計算システムは、強固なセキュリティが求められます。近年はクラウド型のセキュリティレベルも向上していますが、自社のセキュリティポリシーに合わせて自由に設計できるのは、オンプレミスならではのメリットと言えます。

既存システムと連携しやすい

オンプレミス型は既存システムと同一のネットワーク内でシステムを構築するため、既存システムと連携しやすいのが特徴です。

特に勤怠管理システムと連携すれば、勤怠情報をもとに自動で給与計算ができるため、業務効率の改善や人為的ミス・属人化の防止が期待できます。

オンプレミス型給与計算システムのデメリット

オンプレミス型給与計算システムには多くのメリットがありますが、以下のようなデメリットもあることを覚えておきましょう。

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オンプレミス型給与計算システムのデメリット

  1. 導入コストが高い
  2. システムの管理・カスタマイズには知識が必要

導入コストが高い

オンプレミス型給与計算システムは、サーバーの構築費・ソフトウェアの購入費などを合わせると、初期費用に数十万円〜数百万円かかります。

既存のサーバーがない場合、サーバーの購入費用・サーバーの設置スペース・サーバー管理のための人件費なども必要になります。

サーバー不要のクラウド型と比べると、導入コストは高額になりますが、クラウド型のような月額料金は発生しません。そのため、ユーザー数と運用の仕方によっては、トータルの費用はクラウド型より安くなる場合があります。

システムの管理・カスタマイズには知識が必要

オンプレミス型の給与計算システムの管理は、原則自社で行います。メンテナンスやアップデートはもちろん、法改正による税率・保険料率の変更のほか、システム障害やトラブル発生時も社内で対応することになります。

システムをカスタマイズするには、一定の知識が必要になります。社内でシステム開発する場合だけでなく、開発をアウトソーシングする場合でも、要件定義や技術的理解、ベンダーとの認識共有が必要なため、一定の知識を持つ人材が必要不可欠になります。

システムの管理・カスタマイズをスムーズに行うためには、導入前に社内の管理体制を整備し、大まかなスケジュールを立てておくことが重要です。

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その他のオンプレミス型給与計算システムの選び方

オンプレミス型給与計算システムを選ぶ際は、以下のようなポイントに注目することがおすすめです。自社に最適なシステムを選ぶためにも、ぜひ参考になさってください。

【重要なポイント3つ】

  1. 自社の規模に合っているか
  2. 自社の体制・業務フローに合っているか
  3. 自社の勤怠管理の方法に合っているか

【その他の比較ポイント】

  1. 自社に必要な機能が搭載されているか
  2. サポート体制は充実しているか
  3. セキュリティ対策は万全か
  4. 無料トライアルはあるか

まとめ

オンプレミス型給与計算システムは、カスタマイズ性とセキュリティの高さが魅力です。社内ネットワークのみでシステムが完結するため、情報漏洩リスクが低く、既存システムと連携しやすいのが特徴です。

導入コストが高く、システムの管理・カスタマイズには一定の知識が必要ですが、複雑なシステム構成を要する企業・セキュリティ面を重視したい企業にとっては、メリットが大きいと言えます。

オンプレミス型給与計算システムを選ぶ際は、自社の勤怠管理や業務フローに合っているかがポイントとなります。セキュリティ対策やサポート体制、無料トライアルの有無もチェックしておくといいでしょう。

オンプレミス型給与計算システムの導入を検討する際は、この記事を参考にサービスの選定を行い、メリットを最大限に活かせる環境づくりを行いましょう。

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