おすすめの営業リスト作成ツール2選|選び方のポイントを詳しく解説
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- 営業リスト作成ツールは、情報源の明確さ・収集項目・検索条件の細かさを比較する
- データ整理のしやすさや権限管理の柔軟さ、操作性なども確認しておくと選びやすい
- ツール導入の際は、ベンダー会社の情報源や信頼性などをしっかりと確認することが重要
営業リスト作成ツールとは、ターゲットである企業や見込み顧客の情報をインターネット上から取得して、リストにまとめるツールのことを言います。本記事では、営業リスト作成ツールの導入を検討している方に向けて、おすすめの営業リスト作成ツールと選び方などを解説します。
目次
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営業リスト作成ツールでリスト作成を効率化
営業リスト作成ツールとは、取引先企業の情報を自動でリスト化するツールです。なお、営業リストとは、外回り営業やテレアポの対象となる見込み顧客・案件などの情報をリスト化したもので、主に新規営業の際に利用されます。
従来における営業リストの作成では、受け取った名刺や電話帳・インターネットから、案件化の見込みがある企業の住所・メールアドレス・電話番号・責任者名を手動で収集し、Excelなどを利用してリスト化していました。これは莫大な時間と手間がかかる作業です。
一方、営業リスト作成ツールを導入すれば、見込み顧客の検索やリスト化はシステムが自動化で行います。ツールによっては、メールの送信機能やアプローチの優先順位を提示する機能などを備えており、作成したリストから実際の営業活動へとスムーズに移行できます。
そのため、営業リスト作成の負担軽減、営業活動の効率化、提案営業における質の向上を狙いたい企業は、営業リスト作成ツールの導入を検討してみましょう。
営業リスト作成ツールとは?メリット・デメリット、選び方も解説
営業リスト作成ツールとは、営業先企業や見込み客の情報をリスト化するツールです。自社に必要な精度の高い営業リストをすばやく作成でき、業務の効率化が期待できます。この記事では営業リスト作成ツールのメリット・デメリット、選び方を解説します。
営業リスト作成ツールは情報源・収集項目・検索条件で選ぶ
営業リスト作成ツールは、情報源の質・必要項目の収集・検索条件の設定といった3つの基準をもとに選定しましょう。さらに、情報整理のしやすさ・権限管理・操作性・サポート体制なども考慮すると、より利便性の高いツールを選定できます。
それぞれのポイントにおける考え方は、次章から解説していきます。
【重要なポイント3つ】
- 情報源が明確・豊富か
- 必要な項目が収集できるか
- 検索条件を細かく設定できるか
【その他の比較ポイント】
- 情報を整理しやすいか
- 権限管理を柔軟に行えるか
- 使いやすい操作性か
- サポート体制が充実しているか
- 無料トライアルがあるか
営業リスト作成ツール選びで重要な3つのポイント
営業リスト作成ツールを選定する際は、まず次の3つのポイントを考慮しましょう。以下では、各ポイントの考え方や重要性について解説します。
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営業リスト作成ツール選びで重要な3つのポイント
情報源が明確・豊富か
営業リスト作成ツールは、情報源が明確なものを選びましょう。情報源が明確でない場合、営業活動を思うように遂行できなかったり、思わぬトラブルに発展したりする恐れがあります。
たとえば古い情報源をもとに作成された営業リストでは、取引先の名称・住所・電話番号が現在のものと異なっている可能性があります。見当違いの住所や電話番号を使って営業をかけても、成果を得られる確率は低いでしょう。
また、いわゆる闇リスト・ダークウェブを源泉とした情報がリスト化される場合があります。知らなかったとはいえ、闇リストなどの情報をもとに営業を行えば、先方と思わぬトラブルに発展しかねません。そして、個人情報保護法に違反する可能性もあります。
このようなトラブルを回避するためにも、営業リスト作成ツールは明確かつ違法性のない情報源から参照しているものを選びましょう。また、情報源が豊富なツールほど、幅広い層の見込み顧客の開拓につながります。
必要な項目が収集できるか
営業リスト作成ツール選びでは、最低限必要な項目が網羅されているものを選ぶことが大切です。また、収集項目が多いほど見込み顧客を詳細に分析できるため、より戦略的な営業活動が可能になります。
最低限収集すべき項目としては、次のようなものが挙げられます。
【最低限必要な項目】
- 企業名
- 住所
- 代表者名
- 電話番号
- メールアドレス
これらに加えて次のような項目も収集できると、より質の高い営業リストを作成できます。
【営業リストの質向上に役立つ項目】
- 業種
- 従業員数
- 設立日
- 売上高
検索条件を細かく設定できるか
検索条件が細かく設定できる営業リスト作成ツールは、自社のターゲット層をピンポイントで抽出できます。そして、効率的な営業活動が可能になるため、なるべく従業員数や事業規模など、ターゲットとなる企業の検索条件を細かく設定・検索できるものを選びましょう。
たとえば、次のような条件で検索できるものが良いでしょう。
- 業種
- エリア
- 従業員数
- 事業規模
- 売上高
- 代表者の出身大学
- 事業所数
- 求人媒体への掲載状況
- ECサイト保有状況
営業リスト作成ツール選びのその他の比較ポイント
営業リスト作成ツールを選ぶ際は、重要な3つのポイントだけでなく、次のようなポイントにも注目してみましょう。ここでは、その他の比較ポイントに関する考え方や重要性をご紹介します。
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営業リスト作成ツール選びのその他の比較ポイント
情報を整理しやすいか
営業リスト作成ツールを選ぶ際は、情報整理のしやすさも考慮しましょう。情報の整理がしにくいものは、いざという時に必要な情報をすぐに取り出せない可能性があります。
また、情報が分散した状態では迅速かつ正確な顧客分析ができないため、より確度の高い見込み顧客の抽出が難しくなります。
よって、営業リスト作成ツールは情報を収集・保存できるだけでなく、整理のしやすいものを選ぶ必要があります。たとえば、エリア・業種・コンタクト回数などに応じてカテゴリー分けできるものが良いでしょう。
権限管理を柔軟に行えるか
営業リスト作成ツールには、顧客情報・商談記録といった機密性の高い情報が記載されます。したがって、情報流出などのセキュリティリスクに備えるためにも、権限管理を柔軟に設定できるツールを選びましょう。
具体的には、情報のレベルに応じてメンバーのアクセス権限を個別に設定できるツールなどがおすすめです。
使いやすい操作性か
営業リスト作成ツールは、誰でも使いやすいものを選ぶことが推奨されます。たとえば、従来まで営業リストをExcel(エクセル)などで手動で管理していた場合は、ツールの導入に伴って「使い方がわからない」といったトラブルが起こりがちです。
そこで、機能がシンプルなもの・直感的に操作できるものであれば、ITツールを使い慣れていない従業員でも使いやすいでしょう。使用感は実際に使ってみなければわかりにくいため、無料トライアルなどを活用して、現場で一度お試し運用してみるのがおすすめです。
なお、営業業務を効率化したい場合は、マルチデバイス対応のツール・メンバー同士の共有がしやすいツールも良いでしょう。特に、マルチデバイス対応のツールはスマホやタブレットから営業リストにアクセスできるため、外回りが多い営業担当者でも使いやすいです。
サポート体制が充実しているか
新しいツールの導入前後は、トラブルや混乱が起こりやすいものです。よって、トラブルへスムーズに対応するためにも、サポート体制が充実したツールの導入が望まれます。
なお、サポートの範囲・方法・日時はベンダーごとに異なるため、導入前には次のような点を必ず確認しておきましょう。
- サポート範囲:システム障害・操作方法サポート・導入支援
- サポート方法:訪問・電話・メール・チャット
- サポート日時:早朝や夜間対応・休日対応
無料トライアルがあるか
営業リスト作成ツールは、無料トライアルがあるものを選ぶのがおすすめです。本格導入前に「お試し」でツールを運用することにより、実際の使用感や費用対効果を確かめられます。
無料トライアルでは、次のようなポイントをチェックしておきましょう。
- 操作しやすいか
- 情報の収集・整理・検索はしやすいか
- 信頼できる情報源を使用しているか
- 社内の既存システムとの連携に問題はないか
- コストと利用できる機能が見合っているか
- セキュリティ性に問題はないか
おすすめの営業リスト作成ツール2選
GOOD
ここがおすすめ!
- 「企業」「人物」「リサーチ」からなる統合的なデータベース
- 「スコアリング機能」「受注分析機能」といった各種アシスト機能を搭載
- 部署直通番号で直接アプローチが可能、コンタクト率アップ!
MORE
ここが少し気になる…
- 月額費用と代行に関しては問い合わせて確認する必要があり
200種類以上の特徴タグを用いて対象の企業を選定し、BtoBにおける最適な営業リストをスピーディに作成するなら、infoboxの導入がおすすめです。
GOOD
ここがおすすめ!
- AI機能やキーワード検索が使え、ニーズに合った企業を見つけやすい
- 営業代行・M&A代行アプローチ・簡易株価診断も可能
- 企業データは50万社以上
MORE
ここが少し気になる…
- 無料トライアルはあるものの、利用する為には事前に会員登録が必要となる
営業リスト作成ツールの導入の仕方と注意点
営業リスト作成ツールの導入を成功させるには、事前に導入目的・情報源や信頼性・費用対効果の確認が必要です。それぞれを適切に理解し、円滑なツールの導入・運用につなげましょう。
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営業リスト作成ツールの導入の仕方と注意点
導入目的に合ったシステムか確認
営業リスト作成ツールは、製品によって特徴や強みが異なります。自社に適した特徴・強みを備えたツールを選ぶには、まずツール導入によって解決したい課題・達成したい目的を明確にしておくことが大切です。
たとえば、特定の業界に特化したリストを作成したい場合は、業界別のデータベースを利用できるツールが良いでしょう。また、リスト作成後の営業活動までカバーしたい場合は、メール送信機能などを備えたものがおすすめです。
仮に導入目的を明確にせずツールを導入した場合、使いたい機能が搭載されていない・使い勝手が悪いなどのトラブルが発生してしまいます。
円滑な導入・運用につなげるためにも、事前にツールの導入目的や解決すべき課題を洗い出し、それらをもとに自社に最適なツールを選びましょう。
ベンダー会社の情報源や信頼性を確認
導入前には提供元を分析し、信頼性のある情報源を利用しているツールを選びましょう。営業リスト作成ツールのベンダーの中には、違法な情報売買をする業者もいるため注意が必要です。
違法な情報売買の代表例は、消費者が自ら他社の営業メールの受信を承諾することを指すオプトインです。たとえば、メルマガ登録の際に「お得な情報をメールで受け取る」にチェックを入れるのがオプトインにあたります。
オプトインを取得せずに営業メールを送った場合、特定電子メール法に抵触します。営業リスト作成ツールにオプトインを取得していない顧客が掲載されており、選択して営業メールを送った場合、たとえ悪意はなくとも法律違反として罰則を受ける可能性があります。
無用な法的トラブルを避けるためにも、営業リスト作成ツールは信頼できるベンダーのものを利用しましょう。特に、他社への導入実績が豊富なツールは、情報源にも一定の信頼性を担保できるでしょう。
キーパーソンの設定ができるか確認
企業には、キーパーソンと呼ばれる重要な決裁にかかわる人物が存在します。営業活動においては、このキーパーソンを把握して適切なアプローチを行うことが重要です。よって、営業リスト作成ツールでは、キーパーソンの検索・設定ができるものを選びましょう。
特に、新規開拓においてキーパーソンの把握・設定が迅速に行えると、成約にも結びつきやすくなり、企業利益にも大きく貢献します。
自由に修正できるシステムか確認
会社の所在地・取締役の情報・取り組みを強化している業務内容など、さまざまな企業情報は見えないところで変化している場合があります。つまり、データの情報に変化があった場合や登録しているデータに重複がある場合には、修正しなければなりません。
そのため、営業リスト作成ツールにおいても自社で自由に修正できるものを選択するのがおすすめです。
たとえば、営業担当者によって間違った情報を提供したり、情報の重複によって何度も同じ内容のメールを送ったりしてしまうと、企業の信頼性の低下にもつながるため注意が必要です。
費用対効果に見合っているか確認
多くの営業リスト作成ツールは有料であるため、ツールの導入前には費用対効果も確認しておくことが大切です。導入費用・ランニングコストに見合ったツールであるかをチェックし、検索機能の精度・情報源の質を確認しましょう。
なお、営業リスト作成ツールの中には無料で利用できるものもあります。有料版に比べると機能がシンプルな傾向にありますが、自社が必要とする機能が搭載されているならば、導入を検討してみても良いでしょう。
その他にも、有料版の本格導入の前に、トライアルとして無料のツールを利用してみるのもおすすめです。
まとめ
営業リスト作成ツールとは、新規営業に用いる営業リストを自動で作成できるツールです。従来の手動での作業と比べて、大幅に営業リスト作成の手間・時間が削減できるため、営業業務の効率と質の向上、営業担当者の負担軽減を目指す企業にもおすすめです。
営業リスト作成ツールを選ぶ際は、情報源の質・収集項目・検索機能の精度を基準に考えましょう。そして、情報の整理のしやすさ・権限管理の設定・操作性・サポート体制なども重要な選定ポイントとなります。
最適な営業作成ツールを選定するには、まずツールの導入目的を明確にする必要があります。ベンダーや情報源の信頼性・費用対効果も必ず確認し、自社に適した営業リスト作成ツールの導入により、効率的で質の高い営業活動を実現しましょう。