カスタマイズ性が高いCRMおすすめ5選を比較!カスタマイズ性の高い顧客管理とは?
Check!
- 自社の管理形態に合わせてレイアウトや項目をカスタマイズできるCRMも多数ある
- カスタマイズにより、入力作業や他システムとの連携がスムーズになり業務が効率化する
- カスタマイズできるCRMを選ぶ際は、変更可能な範囲や操作の難易度などを確認する
CRMとは顧客情報を一元管理・分析するためのシステムであり、自社の管理形態に合わせてカスタマイズできるものも多数あります。この記事では、カスタマイズ性が高いおすすめのCRMや選び方、導入メリット、注意点などを解説します。
目次
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CRMツールにおけるカスタマイズ性とは
CRMツールとは、顧客情報を管理する機能をもつツールのことです。CRMは自社の持つ顧客情報をデータ化することで、一元管理と分析を行います。機能性能の使用でも十分ですが、より利便性を高めたい場合には、カスタマイズがおすすめです。
ここでは、具体的にどんな部分をカスタマイズするのか、どのようなことが起きるのかについて例を挙げて解説しています。実際のCRMはベンダーによってカスタマイズできる部分が異なる場合もあるため、あくまでも一例として参考にしてください。
カスタマイズできる部分 | 詳細 |
---|---|
機能の取捨選択 | パッケージされている機能の中から使わないものを削除可能、また、自分に必要なツールを挿入できる |
入力項目数・項目名・入力形式 | 自社に合う形式に変更可能 |
ステータス・分類 | タスクのステータス処理の分類方法の増減や、顧客の種類の分類機能などを追加・変更できる |
データ分析・レポート形式 | セールス・マーケティング・活動報告などのレポート形式を自社にカスタマイズでき、そのデータを自動集計やグラフ化などで分析する |
レイアウト・画面デザイン | 使いやすい操作画面やレイアウトにデザインできる |
入力・書類作成等の自動化 | Excelファイルのインポート・エクスポートを可能にすれば、既存の情報から必要なものだけピックアップし、自動作成が可能 |
他ツールとのデータ連携 | 名刺管理ツールなどとの連携により、顧客の新規・更新等の必要な情報を取得できる |
カスタマイズ性が高いCRMのメリット
カスタマイズ性が高いCRMのメリットを4つ紹介します。カスタマイズ性が高いと、どのようなことができるのか、また、自社にとってどのように有益なのかを解説します。
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カスタマイズ性が高いCRMのメリット
業務を効率化できる
CRMツールを自社の業務にカスタマイズできると、見やすくレイアウトを変更できたり、入力のサポートを設定できたりするため、作業をスムーズに行えます。
たとえば、ホテルやコールセンターなど、電話口で素早く顧客情報を入力しなければならない場合に大変有効です。入力画面の必要事項を予め設定しておく、入力値の自動変換を可能にしておくなど、自社専用にカスタマイズしておくことで、業務の効率化が図れます。
入力に必要な項目を聞き逃してしまったり、全角・半角、数値か文字列かなどの入力ミスを減らせます。ミスが減ることにより、業務スピードのアップは確実です。
自社の管理形態に合わせられる
新たに導入するCRMツールを、以前使用していたExcelなどでの入力形態をそのまま引き継いで作業ができれば、今までの情報をすべて一から入力し直す手間がなくなるため、大変便利です。
CRMツールをカスタマイズできないと、業務をツールのやり方に合わせる必要があり、作業に慣れるまで一定の時間が必要です。
しかし、自社業務に合ったCRMツールにカスタマイズできれば、今まで通りの業務フローに合わせてツールの利用ができるため、業務の滞りも心配ありません。
使わない機能は削除できる
CRMのパッケージ商品には、自社に合う機能ばかりが用意されているとは限りません。使わない機能が入ったままだと、動作が重くなるため、できれば削除したほうがいいでしょう。
カスタマイズできるCRMツールなら、不要な機能を削除できます。自社に必要な機能を使いやすいようにするには、不要な機能の削除も有効な手段です。自社に合うツールになるよう、カスタマイズを行いましょう。
他システムと連携しやすくなる
カスタマイズ性の高いCRMツールなら、CRM以外のシステムとの連携も可能です。CRM以外のシステムとうまく連携ができれば、情報共有がスムーズに行えます。
連携におすすめのツールは以下の3つです。
- SFA(営業支援システム)
- CTI(電話機やFAXなどとPCをつなぐツール)
- MA(マーケティングオートメーションツール)
新たにツールやシステムを導入した際に、わざわざ顧客情報を入力しなくても、CRMツールと連携することで、データ化された情報を効率よく業務に使用できます。入力作業を減らし、業務の効率化を図れるため、おすすめです。
カスタマイズ性が高いCRMおすすめ5選
GOOD
ここがおすすめ!
- 顧客情報の分析により、商談管理や営業支援などの業務を効率化できる
- 使える機能が多く、さまざまな営業支援にも活用可能
MORE
ここが少し気になる…
- 機能が多いため使いこなせるまで時間がかかる
GOOD
ここがおすすめ!
- HPやシステムがシンプルで使いやすく、安心して使える強度なセキュリティ
- 多数の外部システム連携が行え、基幹システムにある「顧客データ」との連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 「ファイル連携」を使うには初期費用に加え月額2万円かかる
日本マイクロソフト株式会社
Microsoft Dynamics 365
GOOD
ここがおすすめ!
- 11種類の機能をもつアプリがあり、必要なものを必要なだけ選択して使える
- 全世界規模に対応し、ネームバリューがあって安心と信頼感を得られる
MORE
ここが少し気になる…
- 公式サイトは日本語にも対応しているが機能や料金ページが分かりにくい
GOOD
ここがおすすめ!
- オプションが豊富で必要な物を選べ、無駄な支払いを抑えられる
- AIによるメール文面の作成や、顧客ごとのコミュニケーションを自動生成
MORE
ここが少し気になる…
- 肝心の料金は見積が必要で、導入は最短でも1か月かかる
OrangeOne株式会社
Freshsales Suite
GOOD
ここがおすすめ!
- 「AI搭載予想コンタクトスコア」を搭載しアプローチに役立つ
- 4プランから選べ、顧客管理だけであればフリープランだけでも十分な機能
MORE
ここが少し気になる…
- 有料プランは使える機能が多い反面、使わない機能は持て余す場合も
カスタマイズ性が高いCRMおすすめ比較一覧表
カスタマイズ性が高いCRMを選ぶ際のチェックポイント
カスタマイズ性が高いCRMは、業務効率を上げるのに大変有効ですが、選ぶ際にチェックしておきたいポイントが2点あります。どのようなカスタマイズが有効なのかを解説します。
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カスタマイズ性が高いCRMを選ぶ際のチェックポイント
必要な部分がカスタマイズできるか
カスタマイズ性があるとはいえ、自社にとって必要な機能をカスタマイズできなければ、機能性として十分ではありません。例えば、管理したい項目を増やしたい場合には、カスタマイズできる項目数はどのくらいか、事前に確認しておきましょう。
また、自社に適した機能をカスタマイズできるかどうか、という点も確認が必要です。導入初期は必要なかった機能でも、後から使用したいという場面が出てくることもあるでしょう。そのため、先を見越して計画的に必要な機能をピックアップしておくことも大切です。
簡単にカスタマイズできるか
実際にカスタマイズは誰が行うのかといった点も、しっかりと考慮しておきましょう。たとえば、業務フローによって項目の順番を変えたり、補足事項の入力欄を追加したりといった簡単なカスタマイズが担当者のみで行えるかどうかは確認しておく必要があります。
その際に、ドラッグ&ドロップと言ったマウスの操作だけでカスタマイズ変更ができるものがおすすめです。プログラミングなどの専門知識がなくても、誰でも簡単にカスタマイズできるものが、使い勝手がよく、利便性の高いツールと言えます。
カスタマイズできるCRMを導入する際の注意点
ここでは、実際にカスタマイズできるCRMを導入する際の注意点について解説します。注意点は、主に3点です。コスト面・操作面・運営上において気を付けたいことについてまとめています。
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カスタマイズできるCRMを導入する際の注意点
コストがかかる
CRMツールは、導入コストがかかるのはもちろんですが、カスタマイズできる部分が多いほど、それだけ費用は高くなる場合があるため注意が必要です。気軽にシステムの導入を行っても、コストの回収ができなければ意味がありません。
業務の効率化を図るために行うツール導入です。そのため、導入時のコストを回収できるほどの業績アップがのぞめるかどうかは、事前に確認が必要です。また、必要な機能がなければ、さらにコストがかかるため、基本機能とカスタマイズ機能の内容を見極めておきましょう。
自社でカスタマイズできない部分もある
カスタマイズの際にプログラムの書き換えが必要な場合もあります。その際はベンダーに依頼する必要があり、外注費がかかるため、大きな予算が必要です。
さらに、新たな機能を追加してほしい場合には、開発コストがかかる場合もあります。こちらもベンダーや開発者への発注になり、コストも時間もかかることになるため、本当に必要な機能かどうかを見定めてカスタマイズを行いましょう。
社内教育が必要
CRMは、ツールをうまく扱うにもカスタマイズにもある程度の知識や技術が必要です。そのため、ベンダーなど知識のある方を招いて、教育体制を整える必要があります。
もちろん専門性の高い社員がいれば、その人に任せても良いですが、機能を使いこなせなければ、導入した意味がありません。導入初期にトレーニングの方法や期間を計画しておきましょう。
その他のCRMツールの選び方
CRMツールを選ぶ際には以下の2つのポイントに注目する必要があります。
【重要なポイント2つ】
- 必要な機能とコストが見合っているか
- 画面が見やすく使いやすい操作性か
まず自社に必要な機能をもつツールであること、機能性とコストが見合ったものであることが重要です。また、コンピューターの操作が苦手という方でも使えるよう、見やすい画面設定がされているか、操作は扱いやすいかなども事前に確認しておきましょう。
また、数あるCRMツールの中から、自社に合うものを選ぶ際に比較したいポイントとして、以下の4点があります。
【その他の比較ポイント】
- 多言語に対応しているか
- サポートは充実しているか
- セキュリティ対策は万全か
- 無料トライアルがあるか
ホテルや観光業など、外国籍の方の情報ツールが必要な場合は、多言語に対応しているものがおすすめです。また、初めての導入では、事前にツールが試せるものや何かあってもサポート対応が可能なものを選びましょう。さらに、セキュリティ対策も万全なものが安心です。
まとめ
CRMツールの導入は、顧客情報をデータ化してさまざまなマーケティングに利用が可能です。さらにカスタマイズ性の高いCRMを導入すれば、自社の業務フローに沿って従来通りの業務を、より早くスムーズに行えるようになります。
CRMツールのカスタマイズには、実際に使用している現場の声が重要です。どのようなところが使いにくいか、どんな機能が必要かなどは、使用してみなければ分かりません。
ツールの効果を最大限に活用したいなら、現場でのヒアリングやアセスメントを行うことも必要です。自社に適したツールをカスタマイズして、業務効率の最適化を目指しましょう。