CRMアプリおすすめ3選|メリットや選び方を紹介

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  • CRMアプリとは顧客情報を一元管理し、業務を効率化させるアプリケーションである
  • CRMアプリはモバイルに対応しているため営業先からでもすばやく情報共有できる
  • CRMアプリを選ぶ際は、操作のしやすさや必要な機能の有無をチェックする

CRMアプリとは、顧客の情報を一元管理し業務を効率化させるアプリケーションです。PCはもちろんスマホやタブレットなどのモバイルでも使用できます。本記事では、おすすめのCRMアプリを各業界別に紹介し、メリットや選び方についても解説します。

目次

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  1. CRMアプリケーションとは
  2. CRMアプリのメリット
  3. CRMアプリの種類
  4. おすすめのCRMアプリ3選
  5. その他のCRMツールの選び方
  6. CRMアプリを導入する際の注意点
  7. まとめ
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CRMアプリケーションとは

CRMアプリケーションとは、顧客情報を一元管理し、業務を効率化させるアプリケーションのことです。顧客の名前や連絡先などの基本情報から、コミュニケーション履歴や購入履歴など、さまざまなデータをまとめて管理できます。

CRMアプリケーションは、PCはもちろん、スマートフォンやタブレット端末などのモバイルデバイスも利用可能です。ネット環境が整った場所であれば、外出先や出張先でも閲覧、編集ができるため、業務を効率化し、帰社してからの入力の時間を短縮できます。

また、情報共有をリアルタイムに行えることで、意思決定がスムーズになり、企業の競争力の強化も期待できるでしょう。

そもそもCRMとは

CRMは、「Customer Relationship Management」の略称で、日本語訳は「顧客管理システム」を指します。顧客情報を分析し、顧客との良好な関係を構築するために利用されるマネジメント手法です。

CRMを使えば、膨大な量のデータも1つのプラットフォームで管理できるため、部署間での情報共有が容易になります。目まぐるしく変化する顧客のニーズにも、スピード感を持って対応することが可能です。

またCRMにより、顧客一人ひとりに合わせた適切なアプローチが行えるようになります。顧客満足度やロイヤリティを高められるため、売上拡大も期待できます。

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CRMとは?メリットやマーケティングに合わせた選び方も解説

CRMとは、利益の最大化を目的に顧客との関係性を管理することを指します。この記事では、顧客関係管理やマネジメントを自動化・効率化してくれるCRMの主な機能やシステム導入によるメリット・デメリット、導入の際に選ぶポイントを解説します。

CRMアプリのメリット

意思決定までのスピード感が求められるビジネスシーンでは、適切な顧客管理と素早い対応が売上アップに繋がる重要なポイントです。ここからは、CRMアプリのメリットについて解説します。

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モバイルデバイスでも利用できる

CRMアプリは、ネット環境の整った場所であれば、モバイルデバイスでも利用可能です。iPhone・iPad・Androidなどのスマホやタブレット端末でも利用できるものが多く、外出先や出張先からも簡単に入力できます。

急に資料が必要になった場合でも、モバイルデバイスですぐに確認できるため、意思決定までの時間を短縮することも可能です。迅速な対応により他社と差別化できれば、顧客満足度の向上や新規顧客の獲得にも繋がります。

顧客情報をすばやく共有できる

CRMアプリを導入すれば、モバイルデバイスですぐにデータの更新ができるため、リアルタイムでの情報共有が可能です。帰社してから改めてPCに入力する必要がなく、業務にかかる負担を軽減できます。

商談の進捗状況も正確に把握でき、部署間での情報共有がスムーズになります。社内全体で問題点や課題点を可視化することによって、事業戦略を策定しやすくなるでしょう。

営業プロセスを刷新し業務効率が向上

CRMアプリは、顧客情報を分析し、戦略的なマーケティング施策の立案ができることもメリットの1つです。顧客の属性や趣味嗜好などから、それぞれの特徴に合ったアプローチをすることによって、効果的な営業活動を可能にします。

顧客のニーズに合った商品やサービスを提供すれば、顧客満足度やロイヤリティが向上し、売上アップにも繋がります。

CRMアプリの種類

CRMアプリは、各業種向けにさまざまな種類があります。自社に適したアプリケーションを導入するために、機能や特徴を把握しておくことが大切です。ここでは、CRMアプリの5つの種類を紹介します。

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営業向けCRMアプリ

営業向けCRMアプリとは、営業活動の効率化や戦略的なマーケティング施策を目的としたアプリケーションです。営業担当者の行動や案件を一元管理することにより、複数のプラットフォームに入力する手間が軽減できます。

営業を行う際にはさまざまな資料が必要ですが、CRMアプリなら紙媒体の資料を準備しなくても、モバイルデバイスで外出先から閲覧・編集が可能です。営業活動の進捗状況をリアルタイムに更新できるため、生産性の向上にも繋がります。

主に、SFA(営業支援ツール)やMA(マーケティングオートメーションツール)と連携して利用されることが多いです。部署間でのデータ共有がスムーズになり、パーソナライズされた的確な営業活動ができることから、売上拡大が期待できます。

ECサイト向けCRMアプリ

ECサイト向けCRMアプリとは、顧客の属性や購入履歴などの顧客データを一元管理し、分析することにより、顧客との良好な関係を構築するために利用されるアプリケーションです。

近年はECサイトの増加や顧客のニーズの多様化で、新規顧客獲得が難しくなっています。ECサイト向けCRMアプリにより既存顧客に適切なアプローチを行い、ロイヤリティを高めることで、リピート率を向上できます。

主にSFAやMA、CMS(コンテンツ管理システム)と連携して利用されることが多いです。顧客情報のセグメント化により、メルマガ配信やキャンペーンなどの戦略的なマーケティング施策が可能になります。

飲食店向けCRMアプリ

飲食店向けCRMアプリは、顧客の基本情報や来店履歴などを一元管理できるアプリケーションです。集客力アップやリピート率向上、客単価のアップに繋げることを目的としています。

例えば、セグメント化されたデータから、バースデークーポンや会員限定プランのお知らせをメールで送信するといった施策を展開できます。適切なアプローチを行えば、来店を促すことが可能です。

会員向けアプリと連携することにより、予約時に必要な会員の基本情報の自動入力やポイント付与などの機能も利用できるようになります。顧客満足度が向上し、リピート率アップや固定ファンの獲得も期待できます。

コールセンター向けCRMアプリ

コールセンター向けCRMアプリとは、顧客情報やコンタクト履歴を一元管理できるシステムです。顧客と対応しながら、オペレーターが必要な情報を入力する際に使われます。

コールセンター向けCRMアプリは、CTI(コンピュータ電話統合システム)との連携が可能です。コンピュータと電話やメール、チャットの機能を統合し、顧客対応時にデータを活用することで、業務の効率化を図ります。

受電時に既存顧客の情報をPC上に自動表示させ、対応履歴が同一画面で確認できるといった、閲覧性の高さが特徴です。トラブルがあったときも即時に判明するため、素早い対応が可能になり、危機管理対応力の強化にも繋がります。

不動産業向けCRMアプリ

不動産業向けCRMアプリは、自社サイトやポータルサイトに問い合わせをした顧客の情報を、自動で取り込み管理できるアプリケーションです。

従来は、店頭の広告やチラシなどのオフラインを中心とした集客を行っていましたが、近年はインターネットを通した問い合わせが増えており、オンラインでのマーケティング施策が重要になっています。

不動産向けCRMアプリを導入すれば、顧客の行動履歴や反響を分析することもできるようになるため、顧客の状況に合わせた効果的なアプローチが可能です。顧客満足度が向上し、成約率アップも期待できます。

おすすめのCRMアプリ3選

株式会社セールスフォース・ジャパン

Sales Cloud

多言語対応なためグローバル展開を目指す方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 顧客情報の分析により、商談管理や営業支援などの業務を効率化できる
  • 使える機能が多く、さまざまな営業支援にも活用可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 機能が多いため使いこなせるまで時間がかかる

UPWARD株式会社

UPWARD

位置情報も活用したい外回りが多い企業におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 顧客管理だけでなく地図や周辺・ルート検索ができる位置情報が使える
  • スケジュールの一括管理やアプリを使用しての電話記録が残せる

MORE
ここが少し気になる…

  • トライアルがなく、詳細は問い合わせをしなければならない

シナジーマーケティング株式会社

Synergy!

「シンプルさ」と「セキュリティ対策」重視の方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • HPやシステムがシンプルで使いやすく、安心して使える強度なセキュリティ
  • 多数の外部システム連携が行え、基幹システムにある「顧客データ」との連携が可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 「ファイル連携」を使うには初期費用に加え月額2万円かかる

その他のCRMツールの選び方

CRMツールを選ぶ際には、業種によって必要な機能が異なるため、自社に合った機能が搭載されているか、導入や運用にかかるコストが見合っているかなどを確認することが大切です。

またCRMはSFA・MA・CMS・CTIなどと連携して利用されることが多いため、他のシステムとの連携性についても、選ぶ際の重要なポイントになります。

モバイルデバイスで外出先から利用することが多い場合は、情報流出を防ぐため、セキュリティ機能が充実したものを選びましょう。また自社に合っているかどうかを判断するために、無料トライアルがあるものを選ぶのもおすすめです。

【重要なポイント3つ】

  1. 必要な機能とコストが見合っているか
  2. 他システムと連携できるか
  3. 画面が見やすく使いやすい操作性か

【その他の比較ポイント】

  1. 多言語に対応しているか
  2. サポートは充実しているか
  3. セキュリティ対策は万全か
  4. 無料トライアルがあるか

CRMアプリを導入する際の注意点

CRMアプリにより、顧客満足度や売上の向上が期待できますが、効果的に活用するには、以下のようなポイントに注意する必要があります。ここでは、CRMアプリを導入する前に知っておきたい注意点を解説します。

店舗や現場の従業員に試用させる

CRMアプリを主に使用するのは店舗や現場の社員です。無料トライアルで試す場合も、上層部だけでなく担当する人員に実際に操作してもらい、使いこなせるかどうかや効率的に作業できるかどうかを確認しましょう。

また、導入前には営業活動や顧客管理における現状の課題をヒアリングします。工数がかかっている業務や要望を聞き出し、それらの解決に繋がるCRMアプリを比較検討することが重要です。

効果を実感するまでには時間がかかる

CRMアプリは、導入してすぐに効果を感じられるものではありません。顧客情報の収集には時間がかかる上、その情報を活かしたマーケティング活動を継続的に行っていく必要があります。

導入効果を実感するためには、顧客データを収集するための取り組み、収集したデータをもとにした施策の立案、その施策の継続・改善といったサイクルを長期的に回していきましょう。

まとめ

CRMアプリは、ネット環境が整った場所であれば、スマホやタブレット端末などのモバイルデバイスからも利用可能です。外出先からも閲覧・編集ができるため、業務の効率化に繋がります。

社内全体でリアルタイムに情報を共有し、スピード感を持って対応できるのも大きなメリットです。ターゲットに合った適切なタイミングでのアプローチが可能になり、売上拡大も期待できます。

選定の際は、必要な機能とコストが見合っているか、セキュリティ対策は万全かどうかなどを確認するのがポイントです。自社に合ったCRMアプリで、戦略的なマーケティングを行いましょう。

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