おすすめの情報セキュリティ研修向けeラーニング2選|選び方も解説

Check!

  • eラーニングには、情報セキュリティ対策の必要性や基礎知識が学べるものもある
  • eラーニングで情報セキュリティ研修を行えば、管理者の負担軽減やコスト削減に繋がる
  • 社員はいつでもどこでも受講できるが、強制力が弱いため仕組みやルール作りが必要

eラーニングには、情報セキュリティ研修に活用できるものもあります。社員はいつでもどこでも受講でき、管理者の負担軽減やコスト削減にも繋がります。この記事では、おすすめの情報セキュリティ研修向けeラーニングや選ぶ際のポイントなどを解説します。

目次

開く

閉じる

  1. eラーニングで情報セキュリティを学ぼう
  2. eラーニングで情報セキュリティ研修を行うメリット
  3. eラーニングで情報セキュリティ研修を行う際の注意点
  4. 情報セキュリティ研修向けeラーニングの選定ポイント
  5. おすすめの情報セキュリティ研修向けeラーニング2選
  6. その他のeラーニングシステムの選び方
  7. まとめ

eラーニングで情報セキュリティを学ぼう

eラーニングとは、インターネットを介してパソコンやタブレット、スマートフォンなどを使って学ぶ学習形態のことです。時と場所を選ばず受講できたり、研修コストを抑えられるため、多くの企業で情報セキュリティを始めとするさまざまな研修に用いられています。

eラーニングを提供するサービスの中には、情報セキュリティに関するコンテンツを数多く備えているものもあります。しかし、自社のセキュリティ研修には、どのようなサービスの導入が効果的なのか判断に迷うケースも多いでしょう。

そこで本記事では、情報セキュリティ研修向けeラーニングを選ぶ際のポイントなどの解説を交えて、おすすめのeラーニングサービスを紹介します。

eラーニングとは?機能やメリット・デメリット、選び方を解説

eラーニングとは、パソコンやタブレット、スマートフォンを使ってインターネットを利用して学ぶ学習形態です。本記事では、eラーニングをよく知らない方のために、eラーニングのメリット・デメリットやeラーニングシステムの機能、選び方を解説しています。

情報セキュリティ研修とは

情報化社会が進み、従業員・顧客の個人情報や企業の機密情報などを電子データとして、サーバーなどに保管・管理している企業も多いです。そのため、企業にとっては強固な情報セキュリティ対策で情報漏えいを防ぐことが、自社を守るための必須条件と言えます。

企業が行うべき情報セキュリティ対策には、ツールやシステムを整備する「技術的対策」、不法侵入や災害対策などの「物理的対策」、従業員の情報セキュリティ意識を高める「人的対策」があります。

情報セキュリティ対策は、これらの3つの対策をバランスよく行うことが重要です。情報セキュリティ研修は、その中の「人的対策」の一つであり、研修によって従業員に情報セキュリティ対策の基礎知識を身につけさせ、情報セキュリティ意識の向上を目指します。

技術的対策や物理的対策は、企業として当然のように行われていますが、不十分な人的対策によって情報漏えいが発生するケースは多いです。自社を情報漏えいから守るためには、情報セキュリティ研修などの人的対策は欠かせません。

eラーニングにおける情報セキュリティ研修の内容

eラーニングで情報セキュリティ研修を行うには、「個人情報保護」「情報セキュリティポリシー」「メディアポリシー」「標的型攻撃メールへの対応」などに関わる研修コンテンツが必要です。下記に、それぞれの研修内容の概要を紹介します。

コンテンツ内容
個人情報保護個人情報保護法の概要・違反時の罰則・情報漏えい時の
社会的信用低下など、情報セキュリティの基礎知識を学ぶ
情報セキュリティポリシー企業としての情報セキュリティ対策の
基本方針・体制・運用規定を周知徹底する
メディアポリシーSNS運用の方針を周知徹底し、炎上などのSNS上のトラブルを防ぐ
標的型攻撃メールへの対応特定のターゲットを狙ったメールによって、企業の情報などを
盗み出す標的型攻撃メールへの対応を周知する

eラーニングで情報セキュリティ研修を行うメリット

eラーニングで行う情報セキュリティ研修には、従来行ってきた人を集めた研修(集合研修)に比べて、さまざまなメリットがあります。ここでは、その中から3つの大きなメリットについて解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

eラーニングで情報セキュリティ研修を行うメリット

  1. 社員はいつでもどこでも学習できる
  2. 管理者の負担を軽減できる
  3. 最新の情報が学べる

社員はいつでもどこでも学習できる

eラーニングの大きなメリットは、いつでもどこでも学習できることです。スマホに対応したサービスも多く、従業員は設定期間の中で、自分の都合に合わせて受講ができます。また、業務中に従業員が一斉に抜けることもなく、現場への影響も最小限に抑えられます。

従来型の集合研修では、会場の確保や講師の招へいなどにコストがかかるとともに、従業員が会場を往復するための交通費が必要となることもありました。eラーニングによる研修では、これらの経費がかからず、大幅なコスト削減が図れます。

管理者の負担を軽減できる

eラーニングによる研修によって、会場の予約や講師専任の作業がなくなり、管理者の負担軽減を図れます。また、出席名簿の用意や研修を運営するスタッフの依頼業務、講師接待も不要です。

eラーニングでは、研修直後に理解度テストやアンケートの実施も簡単にでき、結果集計も自動で行えます。そのため、採点・集計作業の負担軽減とともに、受講者の理解度の確認や、使用したコンテンツの評価も簡単にできます

最新の情報が学べる

eラーニングのコンテンツは、サービスが保有する教材を用いる場合が多いです。多くのサービス提供業者は、法改正・業界の最新情報・新しいセキュリティリスクなどを調査・把握し、それらに沿ったコンテンツのバージョンアップを行っています


そのため、eラーニングによる情報セキュリティ研修では、最新のトレンドを押さえた内容が学べます。セキュリティの脅威は常に進化しています。その進化に対応したコンテンツであれば、以前同様の研修を受けた従業員でも新しい学びを得ることができます。

eラーニングで情報セキュリティ研修を行う際の注意点

eラーニングでの情報セキュリティ研修は、従業員がいつでもどこでも受講できるというメリットがあります。しかし、それは同時に受講が従業員の自主性に任せられ、管理者側の強制力が弱くなるというデメリットにもなります。

そのため、業務が忙しいなどの理由で期間内の受講ができない従業員や、研修に集中できない従業員などが出てくる恐れがあります。それらを防ぐには、勤務時間内にeラーニングを受講できる環境整備など、従業員がしっかり受講できる仕組みやルールが必要です。

たとえば、受講の必要性を感じる研修内容の設定や広報活動、学習状況を確認できる学習管理機能、従業員同士のコミュニケーションが図れるチャット機能の活用なども効果的です。

情報セキュリティ研修向けeラーニングの選定ポイント

情報セキュリティ研修向けeラーニングには、さまざまなサービスがあるため自社に適したeラーニングの選定が大切です。その際には、下記の3つのポイントを確認しながら進めるのがおすすめです。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

セキュリティ特化型か汎用型か

eラーニングには、ある分野のコンテンツを専門的に扱う「特化型」と、企業研修で必要なコンテンツを網羅している「汎用型」の2種類があります。自社の導入目的に合わせて、どちらが自社にとって適切なのかを慎重に検討しましょう。

既にeラーニングを利用しているが、より情報セキュリティ研修に力を入れたい企業には、情報セキュリティコンテンツに特化した「特化型」の選定がおすすめです。汎用型に比べて低価格で導入でき、より高度な情報セキュリティ研修の実施が可能になります。

情報セキュリティ研修の強化とともに、集合研修からeラーニング研修に移行したい企業には、「汎用型」のeラーニングの選定がおすすめです。情報セキュリティ以外にもITやビジネススキル、マネジメントなどの研修コンテンツが幅広く揃っています。

自社に必要なコンテンツがあるか

情報セキュリティに関わるeラーニングコンテンツには、さまざまな種類があり、その内容は製品ごとに異なります。そのため、検討しているサービスに、自社に必要なコンテンツが網羅されているかどうか必ず確認しましょう

企業に必要なセキュリティ研修は、企業の業種・セキュリティリスク・保管されている情報の種類などによって違ってきます。コンテンツを確認する前に、自社に必要なセキュリティ研修を洗い出すことが重要です。

自社オリジナルの教材を作成できる場合も

必要なコンテンツが見つからなければ、手間やコストはかかりますが、自社でオリジナル教材を作成するのもおすすめです。その場合、自社で作成したコンテンツを運用できるeラーニングの選択が必要になります。

オリジナル教材を作成するには、自社で行ったオンライン研修を録画する方法、eラーニングコンテンツ作成ソフトを利用する方法、専門業者に作成を委託する方法などがあります。オリジナル教材を作成することで、自社に最適な研修が行えるでしょう

自社の利用規模・頻度に合っているか

情報セキュリティ研修向けeラーニングを提供するサービスは数多くあり、契約内容はそれぞれ異なります。そのため、利用できる期間やユニット数、コンテンツ数などを事前にしっかりと把握してから導入することが重要です。

特に契約期間・契約単位・データ容量は、自社の利用規模や利用頻度によって選択することで費用対効果が高まります。契約単位には、ユーザー数やアカウント数による契約や、企業定額の契約などがあります。データ容量は利用者数に応じて選びましょう。

おすすめの情報セキュリティ研修向けeラーニング2選

KIYOラーニング株式会社

AirCourse

KIYOラーニング株式会社

AirCourse

研修動画が豊富でコンテンツ不足を避けたい方におすすめ

出典:AirCourse

GOOD
ここがおすすめ!

  • 定額制では750コース・4,500本以上の動画を備えており、コンテンツ不足解消にもうってつけ
  • 1つの動画は5分程度で終わるため、隙間時間の活用にもなる

MORE
ここが少し気になる…

  • 自社コースでコンテンツ不足になった場合はコンテンツプラスプランへの切り替えが必要

株式会社Schoo

Schoo for Business

株式会社Schoo

Schoo for Business

動画数◎気軽に学べてスキルアップをしたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 7,000本以上の動画が見放題かつ、普段の生活にも役立つプログラムが豊富なためスキルアップにつながる
  • スマホからでも動画を視聴することができ、移動をしている際でも効率よく学ぶことが可能

MORE
ここが少し気になる…

  • 研修のような基礎的な動画が多いため、内容が浅いと感じてしまう可能性も

その他のeラーニングシステムの選び方

自社に適合したeラーニングシステムの選択は、導入後の費用対効果に大きな影響を与えるため慎重に行う必要があります。したがって、上記で解説した事項のほかにも、以下のポイントに注目して選定することがおすすめです。

【重要なポイント】

  1. 学習を進めやすい仕様か

【その他の比較ポイント】

  1. 提供形態を確認(オンプレミス・クラウド)
  2. カスタマイズ性が高いか
  3. モバイル端末に対応しているか
  4. セキュリティ対策は万全か

まとめ

eラーニングには、情報セキュリティ研修に活用できるものも数多くあります。eラーニングを用いた研修は、従業員が時と場所を選ばずに受講できるとともに、従業員を一度に会場に集める必要がないため、管理者の負担軽減やコスト削減にもつながります。

情報セキュリティ研修では、情報セキュリティ対策の必要性や基礎知識を学び、従業員の意識の向上を目指します。eラーニングでは、それらを学ぶためのコンテンツが数多く用意されているため、効果的な運用をすれば大きな成果が期待できます。

Share

top