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この記事を書いた人
みく姉
東証プライム上場 GMOインターネットグループ株式会社に勤務。Webマーケティングを6年間担当。美味しいものとネット業界が大好きなアラサー女子。
みなさんはサイトにSSLを導入していますか?
「まだしていない」という方は要注意!
ネット犯罪数の増加に伴い、SSLの重要性は年々増すばかり!
ここでは、SSLの意味から種類まで詳しく説明していきます。
しっかり理解して自分にあったSSLを見つけましょう。
実は私たちが普段使っているインターネットは、悪意のある人間が通信(やりとり)を盗み見ることが可能です。
お客様の個人情報が見られてしまう!
クレジットカード情報が盗まれる!
といった危険性と隣り合わせ。
これでは安心してインターネットを利用することが出来ませんよね。
そこで開発されたのが、SSLの技術です!
SSLを導入すると、インターネット上の通信はランダムな文字列に暗号化されます。
例えば、こんな感じです。↓
例:田中→「19ge6kp」
東京都→「ey8owi26talt」
これなら、たとえ通信が盗み見されても、誰がどこに住んでいるのか分かりませんよね。
SSLがなければ、「田中さんって東京に住んでるんだー」ということがばれてしまいます。
このSSLの技術があってこそ、私たちは安心してインターネットを使うことが出来るのです!
それではSSL導入のメリットや種類について詳しく見ていきましょう!
SSLの正式名称はSecure Sockets Layer。
これの頭文字をとってSSLと呼ばれています。
SSLの次世代規格として、TLS(Transport Layer Security)というものも存在しますが、 ここではまとめてSSLと表記いたします。
「安心してインターネットを使うことが出来る」とは具体的にどういうことでしょうか? ここではSSL導入のメリットをさらに細かく説明していきます。
インターネット上の通信(やりとり)を暗号化することでの3つのリスクを防ぐことが出来ます。
SSL導入のメリットはリスクから身を守ることだけではありません。
SSLを導入すると、ブラウザ上に【鍵のマーク】がつくのをご存知ですか?
この【鍵のマーク】は、「このサイトを使えば安全な通信が出来るよ!」という印!
SSLを導入することで、サイト閲覧者に「このサイトは安心して利用できるサイトだな!」と安心感を与えることが出来るのです。
SSLを導入すると、「SSLサーバー証明書」と呼ばれる、証明書が発行されます。
そして、企業向けのSSLサーバー証明書の発行には 「どこの企業がそのサイトを運営しているのか」を登録し、認証局による審査を通過する必要があります。
その審査は、登記簿謄本などを用いた本格的なもの。
つまり、企業向けのSSLサーバー証明書が発行されているということは、 認証局に実在を認められた企業、ということになるのです。
これによってサイトやその企業が「本当に実在している信頼のおける企業」ということをアピールすることが可能になります!
認証局(CA:Certification Authority)とは、SSLサーバー証明書を発行する機関のこと。
発行だけではなく、失効の依頼を受けた証明書を失効させるのも認証局の役割です。
SSLを導入するメリットは理解できましたか?
リスク軽減、安心感&信頼性のアピール、といったメリットのあるSSLですが、 実はその重要性は近年増すばかり。
ここでは2つの視点からSSLの重要性を見てみましょう!
メリットのところでお伝えした【鍵のマーク】を思い出してください。
【鍵のマーク】は安全の印!
逆を言うと、【鍵のマーク】がないサイトは「危険なサイト」ということ!
日本国内で一番使われているブラウザであるGoogle Chromeでは、 SSLが導入されていないサイトには、下の図のように「情報が盗まれる恐れがあります」と警告が出てしまいます。
そして、Google Chromeのシェアは、なんと、日本国内で約46%!
SSLを設定していないページは約半数の人に「危険」と評価されてしまうのです。
せっかく作ったWebサイトが「危険」と判断されないよう、SSLの設定を急ぎましょう!
インターネット犯罪数は増え続け、警視庁の調査によると2018年のサイバー犯罪数は9,030件と過去最多となりました。
このようなインターネット犯罪に関するニュースが増えることで、 「個人情報を入力する場合には、安全なサイトかどうか確認する」ということが、常識として浸透し始めています!
みなさんもネットショッピングをするとき、怪しげなサイトより、信頼できるサイトで購入したいですよね。
SSLを導入していないということは「このサイトは安全じゃなさそうだから購入するのはやめよう」といったように、 見込み顧客を逃すことにもつながるのです。
ここまで説明してきたSSLですが、SSLサーバー証明書の発行には審査が必要です。
認証局がそのサイトの運営元を確認し、問題ないと判断した上で初めて証明書が発行されるのです。
確認する内容の多さによって、その種類は3つに分けられます。
それぞれの特徴や金額を把握して、ご自身のサイトに合ったSSLを探しましょう!
ドメイン認証型 (DV) |
企業認証型 (OV) |
EV認証型 | |
---|---|---|---|
費用 | 安い | やや高い | 高い |
認証レベル | ★ | ★★ | ★★★ |
認証項目 | ・ドメイン名の所有者であること | ・ドメイン名の所有者であること ・企業が法的に実在すること |
・ドメイン名の所有者であること ・企業が法的に実在すること ・企業が物理的に実在すること |
アドレスバーの表示 | 鍵マークがつく |
鍵マークがつく |
鍵マークがつく+表示が緑色に URLではなく組織名が表示 |
・【認証レベル】とは
【認証レベル】とは、暗号化が複雑で情報が盗まれにくい、という意味ではありません。
運営元の確認の際に、どこまで詳しく調べているか、を意味します。
・【認証項目】とは
運営元の確認の際に、なにを調べているか、という調査内容を意味します。
個人や個人事業主でも登録が可能なSSLです。
3つの中で一番低価格で利用可能です。
また、難しい審査が不要なため、 発行までのスピードが速いのも特徴の1つです。
個人で運営しているサイトだけではなく、期間限定のキャンペーンサイトなど、 低価格で急いでSSLを導入したい場合には最適でしょう。
企業認証型SSLは法人しか登録が出来ません。
その企業が本当に実在しているのか、 帝国データバンクの情報や、登記簿謄本を使って審査を行います。
証明書には「○○株式会社」といったように組織名が表示されるため、 組織の実在性や安心感をアピールすることが出来るでしょう。
EV認証型は、前述の企業の実在確認だけではなく、企業の活動実態や、 場合によっては登録の住所が正しいか、など物理的確認も行います。
認証が最も厳格なSSLと言えるでしょう。
その分価格も一番高額です。
知名度の高い企業サイトや、官公庁のサイトに使われることが多いSSLです。
いかがでしたでしょうか?
みなさんのサイトに合ったSSLは見つかりましたか?
SSLを導入することで、お客様に安心感を与えることはもちろん、 自らも安心してサイト運営を続けることが出来ますよ!
重要性が高まる今こそ、SSLを導入しましょう!
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