【徹底解説】初心者におすすめ!レンタルサーバーの選び方

WEB学園でお伝えしてきたノウハウをギュっと濃縮してお伝えします。
今回は、レンタルサーバーの選び方について基本から徹底解説していきます。
レンタルサーバーとは

WordPressでブログを構築する際に必要となるのがレンタルサーバーですが、その役割や機能について、正確に把握しているでしょうか。
まず、サーバーについておさらいしましょう。
サーバーは「提供する」(Server)の由来通り、インターネット上のあらゆるサービスを提供しているコンピューターです。
インターネットは膨大な数のサーバーを結んだネットワークによって構成されています。
その意味で、サーバー群=インターネットのそのものといっても過言ではありません。
サイト、アプリ、メール、動画、音楽、画像など、基本的にネット上にあるものは全てサーバー上に存在しています。
その中でも特に、ウェブサイトに関する機能を提供するものを「ウェブサーバー」と呼びます。
本来、サイトを新設する際はウェブサーバーを新しく立ち上げなければなりませんが、サーバーの安全かつ安定した運用には、高度で専門的な技能が求められます。
そのため一般的には、サーバー上のブログシステムの一部権限を提供するブログ作成サービスや、サーバーを区画に切り分けてその一部を貸し出す共用サーバーが利用されています。
その中でも後者のように、サーバー全体あるいは一部分を貸し出しているサービスのことを「レンタルサーバー」と呼びます。
このレンタルサーバーのおかげで、わざわざサーバーを買ってきて自宅に設置しなくても、簡単な登録作業だけでサイトの構築ができるようになるわけです。
サーバーの種類について

WordPressでブログを構築するには、まずはサーバーの用意から始めなければなりません。
とはいっても、サーバーは極めて高価なので、個人で購入するのは困難。
通常は、遠隔地のデータセンターにあるサーバーを、月額料金を支払うことで借りられる「レンタルサーバー」を利用するのが一般的です。
レンタルサーバーには以下の種類があります
- 共用サーバー
- VPS
- 専用サーバー
この3種のサーバーは、それぞれ仕組みに応じた特徴があり、性能や価格の面でも大きな差異があります。
レンタルサーバーでWordPressを利用するなら、この3つのサーバーの特徴を把握して、どれを利用するか決めなければなりません。
共用サーバー・VPS・専用サーバーの特徴と、メリット・デメリットについてひとつずつ見ていきましょう。
共用サーバーとは?
ひとつのサーバーを複数のユーザーが「共有」するのが共用サーバーです。
契約したユーザーにはサーバーのストレージ内の一定容量が与えられ、その内部で公開したいコンテンツやサービスを展開します。
与えられたフォルダより上の階層へのアクセス権限はなく、サーバー自体の設定もできませんが、HTMLやCSSはもちろん、JavaScriptやPHPといったプログラムも動かせることから、小規模なサイトやウェブサービスの開発にはうってつけの環境です。
共用サーバーのメリット
1.運用コストが安い
ひとつのサーバーを複数人で共有する方式はコストも分割されるため、プランにもよりますが月額料金は1000円〜2000円程度、サーバーの維持費にお金をかけたくないという方にはぴったりです。
2.メンテナンスが不要
サーバーにはセキュリティ対策やバージョンアップなどのメンテナンスが欠かせませんが、共用サーバーの場合これらは一切不要です。
運用中のサーバーのメンテナンスはサービス側が自動的にバックグラウンドで行ってくれるため、利用者は割り当てられた領域でコンテンツを展開することだけに集中できます。
3.専門知識がない初心者でも扱える
通常、サーバーの運用にはサーバーエンジニアとしての専門的な知識や技術が必要ですが、共用サーバーの場合は必要ありません。
サーバーの高度な設定はサービス側が責任を持って負担するので、ユーザーはサーバーの機能を活用することだけを考えていれば済みます。
共用サーバーのデメリット
1.細かいカスタマイズができない
共用サーバーはサーバー自体の設定に利用者はほとんど関与できません。
複数人でひとつのサーバーを共有する仕組み上、各人の用途にサーバーを最適化することは不可能で、サービス側が用意した標準的な使い方の範囲内のみでの対応となります。
2. 利用できないCMSがある
CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)のインストールを自由に行えない点にも注意が必要です。
ほとんどの共用サーバーはWordPressの自動インストール機能を搭載していますが、それ以外のCMSには(一部の例外となるサービスを除き)対応していないケースがほとんどです。
3.同じサーバーの他のユーザーの影響を受けやすい
同じサーバーを共有している他のユーザーの影響を受けやすいのも共用サーバーの難点です。
サーバー内で重い負荷のかかるサービスが展開されていると、サーバー全体のパフォーマンスが低下し、同じサーバーを共有している他のユーザーもそれに巻き込まれます。
サーバーを共有するユーザーの巡り合わせが悪いと、当初想定していたパフォーマンスが発揮されない可能性もあります。
VPSとは?
VPSは「バーチャル・プライベート・サーバー」の略で、ユーザーに仮想化されたサーバーを提供するサービスです。
ひとつのサーバーを複数人のユーザーで共有するのは共用サーバーと変わりませんが、ユーザーから見えるのは仮想的に再現された単体のサーバーで、設定も本物のサーバーと同じように行えます。
専用サーバーとほぼ同等の機能を、スペックを縮小してリーズナブルに提供しているサービスと言えるでしょう。
VPSのメリット
1.共用サーバーよりも自由度が高い
VPSはその自由度の高さが何よりも魅力です。
専用サーバーの環境が丸ごと再現されているため、物理的な機能変更やOSの入れ替えこそできないものの、それ以外は専用サーバーで行えるほとんどの設定に対応しています。
OSやセキュリティの設定はもちろん、コンテンツに最適化したカスタマイズやCMSの導入なども可能です。
2.専用サーバーほど料金が高くない
専用サーバーとほぼ同じ機能を再現しながら、費用的にははるかにリーズナブルなのも大きな利点。
VPSはサーバーのスペックにもよりますが、月額費用は2000円〜4000円程度が相場となっており、金銭的なリスクを負うことなく本格的なサーバー運用に取り組めます。
VPSのデメリット
1.運用には専門知識が必須
VPSはユーザーにとってはサーバー単体を操作しているのと変わらないため、求められるスキルもサーバーエンジニア水準となります。
コンソールからコマンドラインによるファイル操作が求められますし、コンパイルやデプロイでエラーが出た場合には自己解決となるため、UNIX系OSの運用経験がない方にとっては、かなりハードルが高い環境と言えるでしょう。
2.サーバーの性能に制約がある
VPSは専用サーバーと同じように扱えますが、実際は専用サーバーではありません。
共用サーバーのように、複数のユーザーでサーバーを分割して利用しているため、性能的には専用サーバーには及びませんし、共有している他のユーザーの影響も受けます。
また、高負荷のサービスを展開する場合は、VPSの中でも特にハイスペックで費用の高いプランを選ぶ必要がありますが、それでも性能的に本物の専用サーバーには及ばない点は理解しておくべきです。
専用サーバーとは?
専用サーバーとは一台のサーバーを単独で利用する方式です。
もっとも標準的なサーバーの運用方式ですが、OSからミドルウェア、データベースまで全ての導入や設定を行わなければならず、またセキュリティ対策も必須となるため、運用には極めて高度な知識とスキルが求められます。
大規模サービスを担いうるスペック、高額な初期費用・維持費も特徴で、その運用はサーバーの保守管理の専門職であるサーバーエンジニアの領分となるでしょう。
専用サーバーのメリット
1.サーバー単体を自由に扱える
専用サーバーでは、サーバー一台を丸ごと単体で与えられるため、そのサーバーで実現可能なことは全て行えます。
カスタマイズやインストールや設定において、誰に対する配慮も必要なく、実施したいことを即座に実行できる最大限の自由が一番の利点です。
2.高負荷に耐えられるスペックを備えている
専用サーバーは大規模なサービスに利用することが多いため、高負荷に耐えられるだけの性能を備えています。
大量のアクセスが発生するサイトや重い処理を行うサービスは、共用サーバーやVPSでの運用は難しいため、必然的に専用サーバーを選ぶことになるでしょう。
専用サーバーのデメリット
1.運用コストが高い
専用サーバーの一番のデメリットは、その運用コストの高さです。
サーバーのスペックにもよりますが、月額料金は数万円から数十万円にも及ぶため、個人のポケットマネーで契約するのは現実的ではありません。
基本的には、すでにある程度の規模にまで成長したサービスや、一定の収益が保証されているプロジェクトで利用するサービスとなります。
2.設定や運用の難易度が極めて高い
専用サーバーの運用には専門的な知識と経験が求められます。
VPSの運用も専門的なスキルが求められますが、専用サーバーの場合はそれ以上で、付け焼き刃の知識で運用しても、セキュリティ面で大きなリスクがあるため、実務経験のあるサーバーエンジニア以外は安易に手を出すべきではないでしょう。
レンタルサーバーで比較・検討すべき5つの機能

共用サーバーを選ぶときに参考にすべき項目について考えてみましょう。
まず大前提として、サーバーのスペックは重要です。
スペックが不足していると、サイトをブラウザで開いてもなかなか表示されず、酷いときにはアクセスできない、といった事態が発生します。
これはサイトの負荷がサーバーの処理性能を超えた場合に起きる現象で、共用サーバーでは負荷の大きなサイトと同じサーバーに割り当てられた他のサイトが、巻き添えを食う可能性もあります。
とはいえ、実際にそのような問題が発生することは稀で、普通にサイトを運営している分には、サーバーのスペック上の差異が気になるようなことはほとんどないでしょう。
むしろ、サイトを運営する上でのお得なサービスや、オプション機能の豊富さに目を向けた方が良いかもしれません。
スペック以外で共用サーバーを選ぶ基準としては、以下の4項目に注目しましょう。
月額料金
言うまでもありませんが、月額料金は重要です。
サーバーは長期間使うことになるため、月の料金のわずかな違いが、積み重なることで大きな差額となります。
少しでも安いに越したことはありませんが、サーバーの性能は月額料金とほぼ比例する関係にあるので、格安サーバーの場合は性能もそれなりと考えるべきです。
ブログ設置数
サーバーにいくつのブログを構築できるかはコスト面で非常に重要です。
2つ目のブログを展開するときに、新たにサーバーを登録するとなると毎月の出費は倍になりますが、複数サイトの設置に対応したサーバーであれば、追加費用なしでブログを新設できます。
マルチドメイン機能
マルチドメインは、ひとつのサーバーに複数のドメインを設定する機能。
複数のサイトを立ち上げる際や、複数のドメインが異なるメールアドレスを運用したい場合に利用します。
特にひとつのサーバーで複数のブログを運用したいと考えている場合には、サーバーのマルチドメインへの対応は必須です。
自動バックアップ機能
サーバーの運用で一番怖いのはデータの消失です。
サーバー内のデータを間違って変更したり消したりしたときのために、一部のサーバーには自動バックアップ機能が搭載されています。
その保存期間はサービスによって様々ですが、万一の備えとして、重要なポイントでしょう。
電話サポート
サーバーでトラブルに遭遇したときに、頼りになるのはサポートセンター。
サポート体制の充実は、サーバー選びで見逃せないポイントです。
問い合わせフォームやチャットだけでなく、電話での問い合わせに対応しているか。
また深夜のトラブルにも対処できるように24時間体制で受け付けているかは、必ずチェックしておきたいところです。
レンタルサーバーを導入するには

サーバーの種類には共用サーバー、VPS、専門サーバーの3種類があることは既に触れましたが、「これからサーバーの運用を始めてみたい」という個人の方におすすめしたいのは共用サーバーです。
専用サーバーは、求められるスキルやコストの面から個人利用には向いていませんし、VPSは初めてサーバーの運用を始める方にはやや技術的なハードルが高すぎるでしょう。
共用サーバーであれば、ブログやウェブサイト制作の延長線上で、サーバーまで枠組みを広げた、より高度かつ自由度の高い運用が行えるようになるため、スキルアップの面からも最適なチョイスとなります。
ここでは、「お名前.com」が提供している共用サーバーを例に、実際の登録手順を見ていきましょう。
「お名前.com」の共用サーバーは600GBの大容量で、WordPressの自動インストールに対応しているほか、独自のアクセス解析や自動バックアップ機能も搭載。
サーバーの登録と同時に「お名前.com」の独自ドメインをセットで取得することも可能で、本格的なサイト運営にはうってつけのレンタルサーバーとなっています。
月額料金は1430円ですが、長期間分をまとめて支払うと最大で月額891円まで割引となり、非常にお得です。
レンタルサーバーの導入方法

「お名前.com」のレンタルサーバーのページを開いて「レンタルサーバーを申し込む」をクリックしましょう。

「RSプラン」と「ホームページエディタープラン」「Microsoft 365メールプラン」の3つからプランを選択します。
オプションが不要な場合は「RSプラン」を選びましょう。
独自ドメインとセットで申し込むか、サーバーのみで申し込むかを選択。
独自ドメインを利用する場合は前者で申し込むのが費用的にもお得です(後者を選んで後から登録することもできます)。

取得したい独自ドメインを検索して、トップレベルドメインのチェックボックスを有効にし、「お申込みへ進む」をクリックします。

独自ドメインの登録年数とオプションを選択して「次へ」をクリックします。

クレジットカードの情報を設定します。
これでレンタルサーバーと独自ドメインの登録が同時に完了します。

登録が済んだらレンタルサーバーの設定画面に入り、「コントロールパネル」を開きましょう。

サーバーのコントロールパネルでは、WordPressのインストールやアクセス解析、バックアップ機能が利用できるほか、メールアドレスの作成も可能です。
独自ドメインをセットで登録していると、ここで独自ドメインのメールアドレスを利用できるようになります。
スマホでレンタルサーバーとドメインを登録する

まずはスマホから、レンタルサーバーとドメインの登録を行いましょう。
「お名前.com」のサイトでレンタルサーバーを新規登録し、ブログのURLに利用する独自ドメインも合わせて取得します。
「お名前.com」のサイトはスマホ表示に対応しているので、スマホの狭い画面からでも全ての作業をスムーズに行えるでしょう。
なお、ここで作成した「お名前ID」は、スマホ・パソコンのどちらからのログインにも対応しています。
ほとんどの機能はスマホから利用できますが、データベースの編集など、スマホでの操作が困難な機能も一部にはあるので、状況に応じてスマホとパソコンを使い分けるといいでしょう。

「お名前.com」のトップページを開いて、右上の「メニュー」をタップしましょう。

メニュー内の「レンタルサーバー」をタップします。

「レンタルサーバーを申し込む」ボタンをタップします。

「レンタルサーバーお申込み」の「プラン選択」で「RSプラン」を選択しましょう。

下にスクロールすると「支払い期間を選択」が表示されますので、支払い期間を長くするほど、割引率は高くなります。

さらに下方にスクロールし、「ドメイン選択」で「独自ドメインを申込む」の「選択」をタップしましょう。

「お名前.com」を初めて利用する場合は「初めてご利用の方」を選択して、メールアドレスとパスワードを入力しましょう。
過去に利用したことがある場合は「お名前IDをお持ちの方」を選び、お名前IDとパスワードを入力して「次へ進む」をタップします。

「独自ドメインを選択」で、ドメインに利用したい文字列を検索しましょう。

検索した文字列に該当するドメインが表示されますので、取得可能なドメインの中から使いたいものの「選択」をタップして「次へ進む」をタップします。

ドメインの登録期間を設定しますが、ドメインの更新を忘れるとブログのURLが不通になってしまうので、長めの期間を設定することをオススメします。
設定したら「次へ進む」をタップします。

初めて「お名前.com」を利用する場合、会員情報の入力画面になります。
「個人」を選択して、お名前、住所、電話番号、メールアドレスなどの情報を入力、入力が完了したら「次へ進む」をタップします。

続いてクレジットカード情報を入力しましょう。この情報はレンタルサーバーの費用の決済に利用されます。
クレジットカード以外の決済方法を利用する場合は「その他のお支払い方法を表示」から設定、設定が完了したら「申込む」をタップします。

登録したメールアドレスに会員情報が送信されますが、このメールには「お名前ID」が記載されているので、「お名前.com Navi」にログインする際に利用しましょう。
まとめ
今回はレンタルサーバーって何?というところからスタートして、レンタルサーバーの選び方について徹底解説しました。
次回は目標・目的別にブログ収益化のポイントにフォーカスをあてて解説していきます。
誰でも10分!WordPressブログの始め方
ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。
まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。
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アフィリエイトブログを始めるなら「お名前.com」
「お名前.com」は、国内No.1のドメイン登録サービス。独自ドメインと合わせて、WordPressの自動インストールに対応したレンタルサーバーも利用できます。WordPressや独自ドメインを一度も使ったことのない人でも、スムーズに始められるはず。
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