【徹底解説】初心者におすすめ!ゼロから学ぶブログの始め方

ブログを始めると一口に言っても、そのやり方にはいくつもの選択肢があります。
とりあえずその場で見つけた方法で始めると、後で後悔することになりがちなので、全体像を見通した上で、ベストな方法を選ぶ必要があります。
今回はブログを始めるにあたって、知っておきたい基本をおさらいしましょう。
ブログを始めるとき最初に決めるべきこと

これからブログを始めようとしている人の前には、多くの選択肢が広がっています。
どれを選ぶかによって、その後の費用や労力は大きく違ってくるので、検討は慎重に行うべきです。
特に、アフィリエイトブログで収益化を目指している場合、ブログと他のサービスを組み合わせて利用することになるため、複数の選択肢の中で、どれを選ぶべきか、相性を鑑みた上で判断することが重要になります。
まず、ブログの選択肢として最初に考えるべきは、「無料」と「有料」のどちらを選ぶかです。
当然、コストが少しでもかからない方を選びたいところですが、無料であるがゆえの不便さも少なくないため、目的や状況に応じて最適なサービスを選ぶ必要があります。
まずは無料ブログの長所と短所について解説していきましょう。
無料でアフィリエイトブログを運営する場合
アフィリエイトブログを無料で運営する場合に必要なものは、次の2つになります。
無料のアフィリエイトブログに必要なもの
- ブログサービス(0円)
- ASP(0円)
まず、ブログサービスですが、Livedoorブログやはてなブログなどで無料のプランが提供されているので、それを利用します(詳細は記事後半を参照)。
もうひとつ必要になるのが、アフィリエイトを仲介するASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)ですが、こちらも利用には料金がかかりません。
この組み合わせのアフィリエイトブログでは、運営に必要な費用がゼロ円になるため、アフィリエイトで得た収益は全てそのまま利益になります。
ただし、現実的に収益化を目指す上で、問題がいくつもあります。
まず、無料ブログでは各記事ページに強制的に広告が掲載されますが、アフィリエイトブログの場合、広告へのクリックの一部が、強制表示の広告の方に分散することになるため、収益化の効率が悪い環境になります。
また、無料ブログの多くは独自ドメインを利用できないため、ブログサービスのURLでブログを開設することになりますが、後から別の環境にブログを移動したくなっても、URLが変わってしまうためにできないという問題が発生します。
加えて、Googleアドセンスを利用する場合、ブログサービスのURLでは、その時点で確実に審査で落選します。
Googleアドセンスでは、独自ドメインのURLであることが利用の最低条件となります。
有料でアフィリエイトブログを運営する場合
有料でアフィリエイトブログを開設する場合、最も標準的なサービスの組み合わせは、以下の通りとなります。
有料のアフィリエイトブログに必要なもの
- WordPress(0円)
- レンタルサーバー(約1500円〜/月)
- 独自ドメイン(約1500円〜/年)
- ASP(0年)
有料のブログ運営では、ブログサービスの有料プランを利用するという選択肢もありますが、アフィリエイトブログの場合は、カスタマイズの自由度や検索エンジン対策(SEO)の強さから、WordPressをレンタルサーバーで運用するのが基本になります。
WordPressのソフトウェア本体はオープンソースなので無料で入手できますが、レンタルサーバーは月額の費用が必須で、価格はサービスによって異なりますが、通常は1500円程度のランニングコストがかかります。
もうひとつの費用が、独自ドメインです。独自ドメインはその種類によって価格が大きく変わりますが、人気のある「.com」や「.jp」を取得する場合は、年間で1500円程度のコストがかかります。
「お名前.com」を例に、レンタルサーバーでWordPressを運営した際にかかる費用を試算してみましょう。
「お名前.com」では、レンタルサーバーの料金は月額1430円となっていますが、長期契約を結ぶと、期間の長さに応じて割引が適用されるシステムになっています。
1ヶ月の契約では月額1430円ですが、12ヶ月の契約になると1078円、24ヶ月以上の契約だと月額990円と大幅に安くなります。
アフィリエイトブログでは、成果が出始めるまでに少なくとも半年以上の時間が必要で、長期契約は必須となるため、半年以上の契約を結んでおくと、費用面でお得になります。
次は独自ドメインの費用ですが、「お名前.com」で「.com」を取得した場合、1年目の費用は1円ですが、2年目以降の更新費用は1408円となっています。
ただし、「お名前.com」のレンタルサーバーを同時に契約した場合、更新費用がゼロ円になるキャンペーンがあるので、これを利用すると、独自ドメインにかかる費用はゼロ円になります。
上記の条件で「お名前.com」でアフィリエイトブログを開設した場合、毎月かかる費用は1000円前後になります。
他社のブログサービスやレンタルサーバーと比較しても、かなり安価にブログ運営が可能になりますし、ブログの環境としても、WordPressとレンタルサーバーと独自ドメインの三点セットが揃っているので、企業や大手のブログに技術面で差を付けられる不安はないでしょう。
初心者がブログを始めるのは難しい?

ウェブの知識がないのに、ブログを始めるのは無謀なのではないか、と考えている初心者の方もいるかもしれません。
確かにブログは洗練されたデザイン、高度な機能を備えたシステムで、専門的な知識がないと使いこなせないように見えるかもしれません。
しかし実際のところ、ブログを始めるために知っておくべき特殊な知識や、身に付けるべき専門技術はほとんどなく、初心者がいきなり始めることも十分に可能です。
導入は用意されたマニュアルに沿って設定を進めるだけ
初心者が不安になりがちなブログの導入ですが、マニュアルの手順通りに設定を進めれば、基本的に躓くことはありません。
ブログでは、無料のブログサービスとWordPress+レンタルサーバーを利用する方法の2種類が主流ですが、いずれも提供しているサービスが詳細なマニュアルを公開しています。
また、初期設定の中に難解な部分はほとんどなく、自動化できる箇所は勝手に入力されるようになっているため、途中で挫折する心配は不要です。
簡単なツールを使いこなせれば記事更新は可能
ブログの記事更新にはブログに搭載されたエディタやアップローダなどのツールを利用しますが、その使い方も難しくはありません。
ブログは世界中で老若男女が情報発信に利用しており、通常の運用においては専門的な技能はまったく求められません。
また、ブログは利用者が非常に多いため、使い方に関する情報は豊富にウェブで公開されています。コミュニティも発達しており、わからないことはSNSや掲示板などに投稿すれば、すぐに返答があります。
なお、ブログサービスとWordPressは同じようなユーザーインタフェースを採用し、両者の操作方法は似通っているため、片方の利用経験があれば、もう片方の基本的な操作方法はすぐに把握できるでしょう。
ブログで一番重要なのは「やる気」
普段、スマホやパソコンを利用している方で、新しいサービスやアプリの使い方を覚えたことがまったくない、という方はいないはずです。
ブログを始める際もそれと同じで、特別に難しいということは全くありません。
必要なのは、ブログをやってみたいという意思、いわば「やる気」であり、それさえあれば、誰でも始められるのです。
ブログサービスを利用するメリット

アフィリエイトブログでは、WordPress+レンタルサーバーでブログを開設するのが一般的ですが、それとは別にブログサービスの有料プランを使ってブログを開設する方法もあります。
ブログサービスには、WordPressブログにはないメリットもいくつかあります。それをまとめると以下の通りです。
1.ブログの開設が簡単
ブログサービスの利点のひとつが、ブログ制作の手軽さです。
ブログを立ち上げる際に必要な作業のほとんどをサービス側が担っているため、ユーザーは最初から完成状態のブログを使い始めることができます。
ブログサービスで必要なのは、ユーザーの初期登録と初回設定のみなので、ブログの立ち上げには30分もかかりません。
初回設定では、ブログのデザインの設定などを行いますが、既存のテンプレートから選択するだけなので、ほとんど手間はかからない上に、気に入らなかった場合でも、後から簡単に変更することができます。
記事の作成に関しても、HTMLの知識は一切不要で、管理画面に用意された編集機能を使って、思い通りの記事の作成が行なえます。
2.デザインの品質が高い
ブログサービスでは、ブログのデザインは用意されたテンプレートの中から選択するのが一般的ですが、テンプレートはクオリティの高いものが揃っているため、どれを選んでも不格好になる心配はありません。
デザインの素養がなくても、完成度の高いデザインを実現できるため、ビジュアルセンスに自信がないという人でも安心です。
テンプレートはカスタマイズ性に欠け、思い通りに改造する余地は多くありませんが、一定以上の品質のデザインを短時間で形にするには非常に便利です。
なお、ブログサービスのテンプレートは数に限りがあるため、同じブログサービスを利用しているユーザーの間で、デザインが同じになることはそれほど珍しくありません。これを避けるためには、提供しているテンプレートの種類が多いブログサービスを選択するといいでしょう。
3.ブログへの導線がある
WordPressにはないブログサービスの特徴のひとつが、ポータルやコミュニティです。
独自のポータルやコミュニティを持っているブログサービスでは、そこからブログに一定の流入が発生することからあります。
ブログサービスのコミュニティとしてよく知られているのは、はてなブックマークで、はてなブログを含めたはてなのサービス周辺は「はてな界隈」と呼ばれることもあります。
また、AmebaブログやLivedoorブログといったブログサービスの多くがポータルのページを持ち、有名人のブログや、話題になっているブログを紹介しています。
一般的なブログでは、検索エンジンやSNSからのユーザーの流入がアクセスの中心となりますが、ブログサービスではコミュニティやポータルからもユーザーが訪れる点が、大きな違いとなります。
以上がブログサービスの特徴になりますが、ブログサービスは事業者によって提供しているサービスの種類やユーザーの傾向が異なるので、上に挙げた特徴が全ての事業者に全て当てはまるとは限りません。
ブログサービスを選ぶ場合には、それぞれのサービスの特徴を調べた上で選択するようにしましょう。
ブログサービスとWordPressはどこが違う?

ブログを始めるにあたって、WordPressとブログサービスのどちらを選ぶべきか、迷っている人もいると思います。
WordPressとブログサービスは、ブログを作るという点に関しては同じですが、そのプロセスや機能に関しては、大きな違いがあります。
ここではWordPressとブログサービスの違いについて考えてみましょう。
開設の難易度の違い
WordPressとブログサービスの違いの筆頭に挙げられるのが難易度の違いです。
WordPressはレンタルサーバーを確保してインストールする作業が必要になる上、初期状態での運用を想定した作りになっていないため、初期設定やテーマ、プラグインの導入が必要になります。
一方、ブログサービスの場合は、ユーザーアカウントの作成のみで、初期設定もデザインテンプレートを選択するだけなので、すぐに終わります。
なお、WordPressで導入を簡単に済ませたいのであれば、「お名前.com」のような自動インストール機能に対応したレンタルサーバーを選択すれば、導入の作業が大幅に簡略化されます。
初期費用と運営費用
費用の面でも、WordPressとブログサービスには大きな違いがあります。
WordPressはソフトウェア自体は無料で提供されていますが、導入にはサーバーが必須となるため、サーバーの初期費用・維持費が発生します。
WordPressを安価に導入する方法としては、レンタルサーバーを使うのがベストで、初期費用3000円程度、月額費用1500円程度で運用できます。
ブログサービスの場合、無料プランと有料プランの2つの選択肢があります。
無料プランでは、ブログの開設に費用は一切かかりませんが、記事ページには広告が強制的に表示されます。この広告はどんな内容が表示されるかは選べず、また掲載を拒否することもできません。
さらに、一部の無料プランでは、独自ドメインが使えない、外部のアクセス解析サービスを設定できない、ブログのデータ容量に上限があるなどの制限があります。
ブログサービスの有料プランの場合、上記の制約はすべて解除されますが、月額料金を払わなければなりません。
月額料金はブログサービスによって異なりますが、300円〜1000円程度が相場となっています。
広告配置の自由度
ブログサービスでは、テンプレートを選択することで簡単にデザインを変更できますが、その代わりカスタマイズを自由に行うことができません。
特に問題になるのが、ブログ内にウェブ広告を掲載する場合で、配置できる場所があらかじめ決められていたり、そもそも配置が不可能だったりということもよくあります。
ブログサービスの無料プランだとさらに条件は厳しく、強制表示される広告が有利な場所を占めていて、その配置場所を変えることはできないので、広告展開は非常にやりにくくなります。
一方、WordPressでは、ブログ内のどこでも自由に広告を設置することができます。
特に、クリック報酬型のGoogleアドセンスでは、バナー広告の配置場所によって収益が大きく変わるため、アドセンスのパフォーマンスを追求するのであれば、WordPressの方が圧倒的に有利と言えます。
今からブログを始めるメリットは?

今からブログを始めて、得られるものがあるのか疑問に感じている人もいると思います。
ネットでの情報発信の手段としては、TwitterやFacebookなどのSNSがあるし、わざわざ手間のかかるブログを使わなくても……という考えの人は少なくないでしょう。
また、ネットには企業の運営するブログや、個人でも大手と呼ばれる大規模なブログがいくつもあるので、いまさら参入するだけ無駄なのでは……と思っている人もいるはずです。
今からブログを始めることで得られる代表的なメリットをいくつか挙げてみましょう。
広告収入を得られる
ブログの大きな魅力は、ウェブ広告によって金銭的収入を得られることです。
個人がブログで利用できる広告としては、アフィリエイトとアドセンスがあり、どちらも上手く行けば数万円〜数十万円単位の収益を期待できます。
もちろん、まとまった額の収益を得られるブログはごく一部にすぎませんが、ウェブ広告は、先行投資が不要なため金銭的なリスクがほとんどありません。
失敗しても、借金を抱えたり不良在庫が発生したりする心配がないのは、ビジネスとしての大きな利点です。
新しい人間関係が広がる
ブログは新しい人間関係を築くきっかけになります。
ブログでの情報発信は自己紹介の代わりにもなるので、ブログを長く続けていると、自然と知り合いが増えていきます。
特にブログと連携してTwitterなどのSNSを利用していると、ブログの読者にフォローされることによって繋がりが増えて、コミュニケーションの機会も多くなります。
ブログは長い文章での表現を得意とするため、短文が中心のTwitteやFacebookよりも、書き手について深く理解してもらうきっかけになります。
インターネットで自分を理解してもらうことによって、深い人間関係を築きたいのであれば、ブログを起点とした情報発信が一番です。
ビジネスで使える知識が得られる
ブログの運営を通じて身につく経験や知識は、他のビジネスでも役に立ちます。
特にWordPressでブログを運用している場合、HTMLやCSS、サーバーといった技術はもちろん、少し難易度の高いことをやろうとすると、PHPやJavaScriptのスキルが求められることもあり、自然とウェブエンジニアリングの知識が深まります。
また、ブログを成功させるには、SEOによる検索エンジンでの上位進出や、SNSでの効果的な情報拡散のためのノウハウを習得しなければなりません。
さらに、ウェブ広告を運用するなら、クリック率やコンバージョンの勉強も必須で、これらの経験を通じて、ウェブマーケティングの実践的な知識が身につきます。
ブログを始める動機としては、広告収入が目当てという人が少なくないと思いますが、ブログは決して「儲かること」だけが利点ではありません。
実際、長くブログを続けている人の中には、金銭的な収益以上に、ブログを運営する過程で習得した技術や、人間関係の繋がりに価値を見出している人も少なくないようです。
雑記ブログと特化ブログの特徴とメリット・デメリット
ブログは大別すると「雑記ブログ」と「特化ブログ」の2種類に分けられます。
それぞれの特徴は次の通りです。
- 雑記ブログ
特定のテーマを設定せずに、雑多な話題について言及するブログ。
- 特化ブログ
特定のテーマを設定し、それに関連した話題だけを更新するブログ
雑記ブログはエッセイや個人的な日記や身辺雑記などが中心ですが、インフルエンサーや著名人・芸能人・アスリートなどが運営する場合は、多くのファンが集まりコミュニティを形成することもあります。
特化ブログは特定分野のトピックだけを扱うニュースサイトや、ジャンルを限定したアフィリエイトサイトなどが該当し、近年においては検索エンジンでヒットする記事のほとんどは特化ブログのものです。
雑記ブログと特化ブログは、それぞれに強みと弱みがあります。メリットとデメリットを挙げてみましょう。
雑記ブログのメリット
メリット1:ネタ切れになりにくい
雑記ブログは書くテーマが決まっていないため、ネタ切れになりにくいのが特徴です。
自身の得意分野や専門分野はもちろん、世間で話題になっている事柄や、身の回りに起きた出来事をテーマにすることもできます。
ブログを始めて最初に突き当たりがちな悩みが「書くネタが見つからない」ですが、雑記ブログであれば比較的、書く内容に困ることはないでしょう。
メリット2:書き手のキャラクターを印象付けられる
雑記ブログでは、自分自身にまつわるありとあらゆることを話題にできるため、書き手のキャラクターを強く印象付けられます。
そのため、成功した雑記ブログはブログよりも書き手本人に注目が集まりやすい傾向にあり、SNSやYouTubeといった他メディアと複合的に情報を発信していくことで、インフルエンサーとして影響力を強めることができます。
発信するコンテンツの中身だけでなく、書き手自身のタレント力やパーソナリティを武器にできる点が、雑記ブログのメリットです。
雑記ブログのデメリット
デメリット1:アクセス数を獲得しにくい
効率よくアクセス数を集めたい場合、雑記ブログはあまり適しているとは言えません。
ブログにおける集客の大黒柱は検索エンジンからの流入ですが、雑記ブログは記事内容がバラバラなため、検索エンジンによるブログの評価が定まりにくい傾向にあります。
そのため、特化ブログと比べると検索順位の上位に進出する記事が生まれにくく、収益性においても強力な稼ぎ頭となるページがなかなか出てこないという問題があります。
デメリット2:SNSとの差別化が難しい
雑記ブログに投稿されるような雑多な情報の発信は、今日においてはXやFacebook、InstagramなどのSNSでほぼ代替可能です。
フォロワーによるユーザーを囲い込みや、バズによる拡散も期待できるSNSと比べたときに、あえてブログで情報発信するメリットはそれほど大きいとは言えません。
特にXが収益化機能に対応したことで、ブログのアクセス数を増やすよりもSNSのフォロワー数を増やす方に注力した方が早い、と考える方もいるでしょう。
特化ブログのメリット
メリット1:検索エンジンやウェブ広告と相性が良い
特化ブログの最大のメリットは、検索エンジンやウェブ広告の相性の良さです。
特定のジャンルの話題のみを取り扱う特化ブログは、検索エンジンがそのジャンルにおける優良な情報源と認めると、記事が検索順位の上位に位置付けられやすくなり、ユーザーが自然と集まるようになります。
また、特定のジャンルに関心を持ったユーザーが集まりやすい環境は、アフィリエイトやGoogleアドセンスなどのウェブ広告もターゲットを絞りやすいため、高い広告効果を期待できます。
メリット2:実績や知名度がなくても成功の可能性がある
特化ブログは、ブログで発信されている情報の質と量が重視されますが、その一方で、発信者の知名度や影響力はほとんど問われません。
実際、成功している特化ブログの多くは、書き手の本名や職業といった素性、プライベートに関する情報を明かしておらず、無名であってもコンテンツの内容次第でいくらでものし上がっていけます(ただし、書き手の実績や信頼性は検索エンジンの評価に影響するため、ジャンルによっては資格や実績等のプロフィールを積極的に公開する場合もあります)。
特化ブログのデメリット
デメリット1:ジャンルに特化した専門知識が求められる
特化ブログでは、特化するジャンルに関する専門的な知識が求められます。
そのジャンルにおいては、他のブログの追随を許さないクオリティの記事を大量に投稿しないと、競合を押しのけてアクセス数を得ることはできません。
ジャンルを限定する以上、その分野におけるエキスパートとして情報発信する覚悟が求められますし、得意分野で優位性を確立できないと、活路を見出すのは厳しいでしょう。
デメリット2:ジャンルの盛衰の影響を受ける
特化するジャンル自体の浮沈の影響を受けやすいのも特化ブログのデメリットです。
特化ブログとしてその分野で認められても、ジャンル自体が衰退しているとアクセス数や広告収入は伸び悩み、当初の目論見どおりの成果を得られない可能性があります。
ジャンルの盛衰に関しては世間の流行や経済的な影響が強く、完全には予測しきれないのが難しいところです。
今人気のおすすめブログサービス10選

ここでは、ブログサービスの中でも、特に代表的なものを紹介していきます。
現在のブログサービスは、もはやブログとは呼べないほどの進化を遂げたものまで含め、実に多種多様なサービスが展開されています。
それぞれの独自性を理解した上で、使うサービスを選択しましょう。
はてなブログ
株式会社はてなが運営するブログサービスです。
数あるブログサービスの中でも、非常に独自性の高いコミュニティを持っているのが特徴で、はてなブックマークやはてな匿名ダイアリーなどを含めて、これらのサービスの周辺は「はてな界隈」と呼ばれています。
はてなブログ周辺には、ディスカッションを好むネットユーザーが多数いて、SNSや匿名掲示板とはかなり毛色の違った文化が広がっています。
特に、はてなブックマークは、ユーザーが気になったウェブページを共有するソーシャルブックマークサービスですが、ネットの流行が生まれる重要な発信源のひとつであり、多くのアクセスの流入源にもなりうるサービスです。
使いやすさ | ★★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★ |
コミュニティの活発さ | ★★★★★ |
無料版の機能 | ★★★ |
Amebaブログ
アプリゲームのヒット作をいくつも持つ株式会社サイバーエージェントが運営するブログサービスです。
Amebaブログは著名人のブログが多いことで知られていて、芸能人やスポーツ選手、アーティストなどの公式ブログが多数あります。
また、独自のコミュニケーション機能を多数搭載し、ユーザー間で親密な交流が行える点も特徴と言えます。
比較的、女性のユーザーが多く、美容、婚活、占いといったジャンルのブログが盛んです。
ブログのデザインテンプレートの種類も豊富ですが、記事内のHTMLタグの利用に制限があるなど、カスタマイズ性は低めとなっています。
使いやすさ | ★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★★★ |
無料版の機能 | ★★ |
Livedoorブログ
LINE株式会社が運営しているブログサービスで、元々はライブドア社が運営していたため、現在でも社名がそのまま使われています。
日本にブログが紹介されたばかりの黎明期の頃から続く歴史の古いサービスで、初期の著名ブロガーや2chまとめサイトを数多く擁しているのが特徴。ここから書籍化されたブログも少なくありません。
サービス面も充実しており、他のブログサービスが有料で提供している機能を無料化している点がポイント。
特に独自ドメインを無料で利用できる点と、ブログデータの容量が無制限な点は魅力的です。
使いやすさ | ★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★★★★★ |
楽天ブログ
ネットショッピングモールで有名な楽天が運営するブログサービスで、楽天市場、楽天カードなど、楽天関連のサービスとの連携が充実しています。
特に注目したいのが楽天アフィリエイトとの連携で、楽天ブログの機能の一部として組み込まれているため、両者のアカウントが共通だったり、ブログの記事作成画面で楽天アフィリエイトの商品を登録できたりと、融通が利いた仕様となっています。
ただし、楽天系以外のサービスとの相性が良いとはいえず、記事のエクスポート機能がないため他社のブログサービスへの移転が難しいほか、楽天アフィリエイト以外のASPのアフィリエイトの利用にも制限があります。
使いやすさ | ★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★★ |
FC2ブログ
FC2.Incが運営するブログサービスです。
同社はアダルト系動画に強いFC2動画を運営していることでも知られています。
FC2ブログの特徴としては、テンプレートの豊富さで、5500種類ものパターンに対応し、HTMLコードのカスタマイズも可能。
デザインのバリエーションの豊富さにより、同じサービスを使う他のブログとの被りを心配する必要がない点が魅力です。
また、FC2動画の運営元でもあるためか、ブログのコンテンツの制約がゆるく、ほとんどのブログサービスでNGとされているアダルト系の内容も認められています。
しかしそのゆるさゆえにクリーンなイメージがあるとは言えず、会社や公人のオフィシャルサイトに利用するのには向いていません。
使いやすさ | ★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★★ |
WordPress.com
米国Automattic社が運営するブログサービスで、同じWordPrsesを提供するサービスでも、サーバーインストール版のWordPress.orgとは運営会社が異なります。
本来サーバーにインストールしなければならないWordPressを、ウェブサービスとして利用できるのが特徴で、サーバーインストール版のWordPressと外見上は全く同じブログを構築できます。
ただし、無料プランではテーマやプラグインの利用に制約があるほか、Googleアドセンスなどの広告掲載にも制限があり、サーバーインストール版と比べると、かなり使い勝手に難があります。
使いやすさ | ★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★ |
Blogger
Googleが提供しているブログサービスです。
他のブログサービスとは管理画面のインタフェースが異なり、Googleの独自思想で設計されたブログであることを伺わせます。
「ガジェット」と呼ばれるWordPressのプラグインに似た機能があり、ブログの設定画面で必要な機能だけをインストールすることができます。
無料で提供されていますが、強制的に表示される広告が一切ありません。また、無料で独自ドメインを利用できるなど、無料ブログにつきものの制約がないのが特徴です。
Googleのサービスだけあって、ログインにはGoogleアカウントを利用し、GoogleアドセンスやGoogleAnalyticsの導入も無料で行えますが、Google検索で上位に表示されやすくなるようなSEO効果はないようです。
使いやすさ | ★★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★★★★ |
LINEブログ
スマホのメッセージアプリでおなじみのLINEが運営するブログサービスです。
他のブログサービスと異なるのが、パソコンではなくスマホからの利用を前提にしている点で、記事の投稿や編集はLINEをインストールしたスマホからのみ可能、パソコンからはブログを閲覧することしかできません。
機能面でも、記事のHTMLでの編集には対応しておらず、アクセス解析機能もブログ全体のPV測定のみと、とにかく機能の簡略化を徹底し、ブログを使い慣れていない層にも不満がないような作りになっています。
LINEとの連携が可能なのも特徴で、記事を更新するとLINEのタイムラインに新着が通知されるなど、クローズドなネットワークの中での活用に最適化されたブログとなっています。
使いやすさ | ★★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★ |
コミュニティの活発さ | ★★ |
無料版の機能 | ★★ |
note
note株式会社が運営するサービスです。
文章や画像を公開できるメディアプラットフォームで、一般的にブログとは呼ばれませんが、実質的なブログの次世代メディアとして認知されています。
noteの大きな特徴が、同じサービスのユーザーに有料記事を提供できる機能です。
記事の途中以降を有料化する、いわゆるペイウォール機能を標準で搭載し、同じnoteユーザーに対して有料記事を販売できます。
多くの記事は数百円単位で売られていて、noteユーザーであればクレジットカードの登録により簡単に決済が行えるため、ユーザー間で記事の売買が盛んに行われる一種の経済圏が形成されています。
ウェブメディアとしては、記事のHTMLでの編集が行えず、サイトのデザインも変更ができないという、ビジュアル面では一切の選択肢がない仕様となっていますが、その制約のおかげでユーザーは見た目に悩む必要がなく、コンテンツの中身だけに集中できる環境となっています。
使いやすさ | ★★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★ |
コミュニティの活発さ | ★★★★ |
無料版の機能 | ★★★ |
Tumblr
2007年にスタートした歴史のあるサービスで、厳密にはブログとは異なりますが、ブログ的な使われ方をすることも多いためここに加えています。
Tumblrの最大の特徴が「リブログ」で、これはネットのテキスト、画像、動画などのコンテンツを引用して、自分のタイムラインに表示するというユニークな機能です。
この機能によって、Tumblrはインターネットを流れる断片的な引用の集積地となり、コンテンツによっては引用が引用を呼んで、Tumblr内で広く拡散される現象も起きています。
Tumblrはコンテンツの引用だけでなく、普通のブログのように記事を作成することも可能で、元々デザインやインタフェースに優れたサービスであることから、近年になって先進的な企業がポータルサイトを展開する事例も出てきています。
使いやすさ | ★★★ |
---|---|
デザイン性 | ★★★★ |
コミュニティの活発さ | ★★★ |
無料版の機能 | ★★★★ |
まとめ
今回はブログを始める際に知っておきたい基礎知識について解説しました。
ブログを始めるときは、すぐにでも記事を書き始めたいために、簡単に扱えそうなサービスを選びがちですが、手軽に始められるブログは機能に制約があることが多く、将来的にもっと本格的なブログに乗り換えたくなったときに、 移転がままならずに袋小路に陥る……なんてことになりがちです。
ブログは大きな初期投資や維持費を必要としないので、最初から本格的なサービスを利用しても、極端に損失が膨らむことはありません。
これからブログを始めようとしている人は、将来を見据えた上で、利用するサービスをじっくり選ぶようにしましょう。
誰でも10分!WordPressブログの始め方
ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。
まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。
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【完全ガイド】誰でも10分!WordPressブログの始め方
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