WordPressでカレンダーを挿入できるプラグインと活用方法を解説
WordPressのプラグインやウィジェットを活用すれば、サイト・ブログ内にカレンダーを設置することができます。
カレンダー機能があれば、さまざまな点でサイトの利便性を高められます。ユーザーにとって利用しやすいサイトになるため、その分サービスや自社そのもののイメージを高めるきっかけになることも考えられます。
初心者にとっては難しく感じられることも多いですが、実はWordPressでカレンダーを設置することは意外と簡単にできます。
簡単に設置できるうえにいろいろな用途があり便利なため、カレンダーに必要性を感じた際には、ぜひ設置を考えたいところです。
そこで今回は、WordPressサイト・ブログにカレンダーを挿入する方法を紹介していきます。
カレンダー設置に役立つ便利なプラグインについても理解を深め、効果的にカレンダー機能運用を行っていきましょう。
WordPressサイト・ブログにカレンダーを挿入するメリット
WordPressには活用できる便利な機能がさまざまありますが、そのうちの一つとしてカレンダーが挙げられます。
カレンダーには、単純に日付がわかるだけでなく、それに付随する機能を追加できるのが魅力的なポイントです。
そのためWordPressサイト・ブログにカレンダーを挿入するメリットとしては、主に次のような点が挙げられます。
- 記事の投稿日時がわかりやすくなる
- 営業日やイベント日がわかりやすくなる
- 予約機能を実装できる
- プラグインやウィジェットで簡単に挿入できる
このようにWordPressにおけるカレンダー機能は、記事投稿日時や営業日、イベント日などを管理したいウェブサイトにとって利便性が高いのがポイントです。
では、メリットについて詳細を一つひとつチェックしていきましょう。
記事の投稿日がわかりやすくなる
WordPressブログにカレンダー機能を追加すれば、まず記事を投稿した日付がわかりやすくなります。
何月何日に記事を投稿しているのか、カレンダーを見ればすぐに把握できる仕組みです。
これはWordPress標準で搭載されているウィジェットのカレンダー機能が代表的です。
カレンダーのウィジェットを挿入すれば、投稿した日付から、その日付に投稿した記事にリンクで飛べるようになるのが特徴です。
WordPressで構築したサイト・ブログを日記や日報のように活用している場合は、カレンダーでいつ更新しているのかすぐに把握できるのはメリットになるでしょう。
更新している日としていない日も、リンクの有無ですぐにわかるのが特徴です。
営業日やイベント日がわかりやすくなる
WordPressでカレンダー機能を運用すれば、営業日やイベント日をわかりやすく示すことができます。
営業日カレンダーやイベントカレンダーなどは、WordPressのプラグインを活用すれば簡単に用意することが可能です。
そのためサイトを訪れたユーザーに対して、よりわかりやすく自社の情報を伝えられるのがメリットになります。
イベントやセミナーなどを定期的に開催する企業なら、カレンダーにイベント日を載せることで、イベントの参加率がアップする可能性があります。
また、営業日がわかりやすくなれば、その分予約や来客数アップにつながることも考えられるでしょう。
予約機能を実装できる
WordPressサイト・ブログにカレンダーを挿入すれば、予約機能と連動させることも可能です。
例えば教室を経営しているサイトの場合は、ユーザーはカレンダーを見てレッスンの空き状況を確認しつつ、空いている日程に予約を入れられる仕組みです。
カレンダーによる日程と空き状況の確認、そして予約といった工程をすべて一つの場所で完結させられるため、ユーザーにとっての利便性は非常に高まります。
そういった利便性の向上が、予約数アップという成果につながる可能性もあります。
WordPressのカレンダーでは、このように単純にカレンダーを表示させるだけにとどまらず、付随する機能が利用できるのが大きな強みといえます。
プラグインやウィジェットで簡単に挿入できる
WordPressにカレンダー機能を追加する作業は決して難しいものではなく、初心者でも充分に可能です。
プラグインやウィジェットを活用すれば、ウェブ制作に詳しくなくても、誰でも簡単にカレンダーの設置は可能だからです。
もちろん、上記のプラスアルファの機能も、プラグインを使えば比較的少ない手間で追加できるのがポイントです。
設置におけるハードルが低いため、カレンダーは、誰でも必要に応じて導入しやすいのがメリットになります。
WordPressでカレンダーを挿入する方法
WordPressでカレンダーを挿入する際には、基本的に次のような方法が挙げられます。
- プラグインを使用する
- ウィジェットを使用する
- Googleカレンダーを使用する
プラグインは、ちょっとした導入の作業だけで便利な機能のあるカレンダーを載せられるのが嬉しいところです。
また、比較的シンプルな内容で問題なければウィジェットやGoogleカレンダーを活用する方法もあります。
では、それぞれの方法について詳細を解説していきます。
プラグインを使用する
WordPressにカレンダー機能を挿入する方法として最もおすすめなのはプラグインを使用する方法です。
プラグインは、インストールして有効化させるだけで、簡単にWordPressにプラスの機能を追加できるのが特徴です。
WordPressプラグインの中には、便利なカレンダー作成に役立つものがたくさんあります。
しかも多くのプラグインが無料版のまま便利に活用できるため、有料版の契約におけるコストはかかりません。
プラグインの中には日本語に対応していないものもあるため、その場合は必要に応じて翻訳しなければなりませんが、プラグインの操作自体はそれほど難しくありません。
WordPress初心者でも活用しやすく、手軽に営業日カレンダーやイベントカレンダー、予約機能付きのカレンダーなどを用意できます。
なお、おすすめのプラグインについては後述していきます。
さまざまな機能ごとに紹介していくので、カレンダー設置にあたってプラグイン選びに困ったときは参考にしてみてください。
ウィジェットを使用する
プラグインの操作に自信がないときや、シンプルな機能のカレンダーのみで良いときなどは、ウィジェットのカレンダーを使用する方法がおすすめです。
ウィジェットで追加できるカレンダーは、基本的に投稿日にリンクが張られるだけの簡単なものになります。
ウィジェットでカレンダーを追加したいときは、「外観」メニュー内の「ウィジェット」から追加作業を行います。
WordPressデフォルトの設定で、追加できるウィジェットの中にはもともとカレンダーがあるため、好きな場所に設置することができます。
設置する場所はサイドバーやフッターなどの場所が多いです。
その他必要に応じて固定ページなどに設置も可能なので、シンプルなカレンダーで良い場合は、任意の場所にカレンダーのウィジェットを追加していきましょう。
Googleカレンダーを使用する
プラグインを使用しないカレンダーをWordPressサイト内に設置する方法としては、Googleカレンダーを使用する方法もあります。
この方法では、Googleカレンダーの埋め込み機能を活用します。
Googleカレンダーには、TwitterをはじめとしたSNSの埋め込み機能と同様に、あらかじめスケジュールなどを記載しているカレンダーをブログなどに埋め込んで活用できる機能があります。
手順は簡単で、まずはサイト内に公開するカレンダーをGoogleカレンダー内で作成するところからスタートします。
なお、作成したカレンダーはアクセス制限を解放し、誰でも閲覧できるようにしておいてください。
作成後はGoogleカレンダー内で埋め込みコードを取得できるので、そのあとはWordPress内の好きなところにコードを貼り付ければ簡単に埋め込みができます。
Googleカレンダー内の設定を操作すれば、見た目の色を好きなようにカスタマイズすることも可能です。
普段からGoogleカレンダーを使用している場合は、そのまま使用しているカレンダーをWordPressに埋め込むことができるため、カレンダー挿入方法の一つとして積極的に検討しておきましょう。
WordPressでカレンダーを挿入できるプラグインと主な活用方法
WordPressにカレンダーを導入すると同時に多くの機能を活用するなら、やはりおすすめなのはプラグインによる導入です。
WordPressプラグインの中には簡単な操作でカレンダー機能をサイト内に実装できるものがたくさんあるため、カレンダーを活用して営業日やイベント日などを積極的に告知していきたいときには効果的です。
カレンダー作成・実装が可能なおすすめプラグインは、次のとおりです。
- 営業日がすぐわかる「Biz Calendar」
- 予約機能を実装できる「MTS Simple Booking」
- イベント情報管理が楽になる「Event Organizer」
- 簡単に実装できる「Sugar Events Calender Lite for WordPress」
いずれのプラグインも、WordPressで作成したサイト・ブログの利便性を高める際には大きく役立ちます。
では、それぞれのプラグインの特徴やメリット、操作のポイントなどを見ていくので、自サイトに合ったカレンダープラグインを探してみましょう。
営業日がすぐわかる「Biz Calendar」
Biz Calendarは、営業日をユーザーに把握してもらう上で役立つ人気のカレンダーです。
店舗や会社の営業日・休業日をカレンダーでわかりやすく示してくれるので、ユーザーにとっての利便性を高めたいときには積極的に活用したいところです。
Biz Calendarでは、インストール後有効化することで定休日もしくは営業日の設定が可能になります。
あらかじめBiz Calendarの設定を開いて任意の休業日などにチェックを入れることで、ウィジェットのメニューから営業日カレンダーを設置できる仕組みです。
なお、設定画面からは臨時休業日の設定も可能です。
操作はシンプルで使いやすく、日本語にも対応しているので、初心者にとってもおすすめのプラグインといえるでしょう。
予約機能を実装できる「MTS Simple Booking」
MTS Simple Bookingはカレンダーに予約機能を追加できる便利なプラグインです。
プラグインを有効化すると、管理画面に予約システムというメニューが追加されるため、そこから予約やカレンダーに関する各種設定を操作することができます。
設定内では予約パラメータ、施設情報、予約メールなどさまざまな項目を細かく設定できるようになっています。
予約やカレンダーに関する設定を保存したあとは、ショートコードを任意の場所に記述してカレンダーを表示させられる仕組みです。
設定項目は少々多いですが、内容自体は難しくないため初心者でも問題なく取り扱うことができるのが利点といえるでしょう。
また、有料版を活用すればさらに細かい設定を行うことが可能です。
なお、MTS Simple Bookingは通常のプラグイン検索から探して追加することができないため、導入する際にはMTS Simple Booking公式ホームページからプラグインファイルをあらかじめダウンロードしておく必要があります。
ダウンロード後は、プラグインの設定ページから「新規追加」を押下し、ダウンロードしたプラグインファイルをアップロードしましょう。
その上で有効化すれば、MTS Simple Bookingが使えるようになります。
イベント情報管理が楽になる「Event Organizer」
Event Organizerは、イベント情報の管理に役立つプラグインです。
Googleマップと連携させて使用することもできるため、例えばイベント開催地の情報を地図付きで案内したいときに非常に便利です。
Event Organizerでは、有効化後に「イベント」という設定画面から必要に応じてイベント情報を追加できるのが特徴です。
開催日や繰り返しの設定などを反映させたら、カレンダー自体はウィジェットから挿入する流れになります。
有効化後はウィジェット内に「イベントカレンダー」という項目が追加されているため、任意の場所にウィジェットでイベントカレンダーを設置することができます。
設定したイベントの開催情報には日付からリンクで飛べるようになっており、必要に応じてGoogleマップの埋め込みも可能です。
簡単に実装できる「Sugar Events Calender Lite for WordPress」
Sugar Events Calender Lite for WordPressは、ショートコードで簡単に実装できるシンプルなカレンダー機能です。
カレンダー機能は活用したいものの、あまり設定が複雑なプラグインは避けたいという人には最適なプラグインとなっています。
有効化後に設定からイベントなどを告知したいスケジュール情報を入力し、あとはショートコードを記述すれば、好きな場所にカレンダーを表示させられます。
シンプルな機能なので、イベントが不定期に開催される企業・店舗に向いているといえるでしょう。
設定項目が少ないからこそ、気軽に使えるカレンダープラグインが良いというときにもおすすめです。
まとめ
今回はWordPressで利用できるカレンダー機能について解説しました。
WordPressではカレンダー機能を活用することで、サイト・ブログの利便性をさらに高められるのがポイントです。
ユーザーにとっては、営業日やイベント日などがカレンダーを通じてすぐにわかると、サービスの利用しやすさにつながります。
カレンダー機能は、プラグインやウィジェットを用いることで簡単に実装が可能です。
初心者でも実践しやすいため、WordPressサイト・ブログにカレンダー機能が必要なときは積極的に導入を行っていきましょう。
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