【金額別ガイド】ブログ収益月収1万円・5万円を稼ぐコツ
今回は、アフィリエイトの2つの壁の乗り越え方について解説しましょう。
月収1万円と5万円の壁とは何か?
アフィリエイトの月の収入で、大きな壁となるのが1万円と5万円です。
アフィエイトサイトを始めて、毎月の収入が5000円を超えるあたりまでは順調に推移するのですが、7000円から8000円前後で足踏みとなり、どうしても1万円の壁を超えることができないというケースをよく耳にします。
また、1万円の壁は超えられたものの、今度は5万円の壁を突破できずに、3万円から4万円のあたりをウロウロするようになる、といったパターンも多いようです。
アフィリエイトマーケティング協会が行っている調査によると、アフィリエイトの利用者のうち、月の収入が1万円以上に到達しているのは全体の約35%。
つまり、アフィリエイターの6割以上が、1万円の壁の手前で留まっていることになります。
さらに、月収5万円以上を達成しているのは全体の約22%。
5万円の壁を超えられるのは、5人に1人しかいないということが分かります(※)
この1万円の壁と5万円の壁には、それぞれ構造的な問題があると考えられます。
1万円の壁にぶつかっている人は、そもそもブログの集客が上手く行っていないため、基本的な戦略から練り直す必要がありそうです。
また、5万円の壁にぶつかる人は、ブログへの集客はできているものの、そこから売り上げを広げていく仕組みが機能していないため、伸び悩んでいると思われます。
1万円と5万円、この2つの壁を乗り越えていくためのノウハウを見ていきましょう。
ブログで収益が生まれる構造
1万円と5万円の壁を乗り越える前段階として、まずはブログで収益が発生するまでのプロセスをおさらいしましょう。
ブログのアクセスの多くは、検索エンジンからのユーザーの流入によって発生します。
収益構造の最初の発端は検索エンジンにあり、そこで確保したユーザーをいかに商品のページに送り込めるかが鍵となります。
収益化までの過程を3つの段階に分けて考えてみましょう。
1. Googleの検索結果に表示される
ブログへのアクセスの確保は、検索エンジンを攻略できるかにかかっています。
検索結果の上位に進出するための施策、いわゆるSEOがどれだけ上手く行くかによって、ブログのアクセス数のほとんどは決まります。
システム面での施策はもちろん、検索される頻度の多いワードを記事に盛り込むことによって、多くの人に検索される記事を作ることを心がけましょう。
競争率の高い検索ワードは、上位表示が難しいので、大手サイトが取りこぼしている周辺のワードを狙います。
2. 検索結果からサイトに人が訪れる
SEOに成功し、首尾よく検索結果の上位に進出したとしても、それだけでサイトにユーザーが訪れるわけではありません。
検索結果のページからサイトへの移動が発生するかは別問題。
ユーザーのニーズに応える記事タイトルによって、数ある検索結果の中からブログへ誘導しなければなりません。
このGoogle上でのクリック率は、Googleサーチコンソールから実際の数字を調べることができます。
3.商品のリンクがクリックされる
検索エンジンからサイトにユーザーが訪れるようになったら、今度はアフィリエイトのリンクがクリックされて、商品ページへの移動が行われるかどうかが問われます。
ブログの記事内容で、商品の魅力をユーザーに伝えることができれば、クリック率は向上します。
ユーザーが商品に興味を持つような記事を書けるかどうかは、ブロガーの腕の見せどころといっていいでしょう。
さらに、商品の販売ページに移動した後で商品が実際に購入されるか、というポイントもありますが、これはアフィリエイトサイト側がコントロールできる要素ではないため除外します。
基本的には、この3つのポイントで、ユーザーの移動がスムーズに行われているかが、アフィリエイトの成否に直結しています。
この過程のどこかでボトルネックが発生しているようであれば、それを取り除くことが、状況打開の鍵となるでしょう。
アフィリエイトで月収1万円を稼ぐコツ
アフィリエイトの2つの壁のうち、まずは月収1万円の壁への対策から見ていきましょう。
ブログを開設したけど、月に1万円の収入を得ることができない、という人は、そもそもブログの集客自体に失敗していることがほとんどです。
上述の3段階のプロセスでいえば、最初の検索エンジンから人の流入を発生させる段階で問題が発生しています。
1万円の壁を超えるには、ブログに人を集めるための施策から改善していくべきでしょう。
ロングテールを意識すべし
ブログ運営で重要になるのは、ロングテールを意識した集客です。
1記事あたりの流入数はわずかでも、それが何十本、何百本と積み重なることで、巨大かつ安定した収益に繋がります。
一度に大きなアクセスを得られる記事を狙うよりも、小さくても持続的なアクセスをもたらす記事を量産することが、ここでは重要になります。
Q&Aサイトでネタを集める
月収1万円超えを目指すための戦略で大事なのは、読者の小さなニーズに応えることです。
そこでヒントになるのが「Yahoo!質問箱」などのQ&Aサイト。
ユーザーの疑問がたくさん投稿されているので、どんな情報が求められているか探してみましょう。
情報を求めている人の数よりも、その需要が確実に存在するかどうかが何よりも重要になります。
関連性の薄い検索ワードでも狙ってみる
多くのユーザーを集めようとビックワードを盛り込んだ記事を作っても、検索順位の競争で完敗したのでは意味がありません。
月収1万円を目指すサイト規模であれば、あえて関連性の薄い検索ワードの組み合わせを狙ってみるのもアリです。
突拍子もない組み合わせでも、意外とアクセスが発生することがあります。
大手サイトが狙わないようなイレギュラーな検索ワードの設定は、弱者の戦略として有効です。
雑記型サイトに切り替えてみる
月収1万円を超えることだけを目指すなら、テーマを固定しない雑記型ブログに切り替えるのもアリです。
雑記型ブログは話題が雑多なことから、テーマを固定した特化型サイトとは違った種類の検索ワードでの流入が期待できます。
売り上げを大きく伸ばしていくのには向きませんが、月収1万円への到達を目指すのであれば、雑記型の方が大手サイトと競合しない分、達成しやすくなるでしょう。
アフィリエイトで月収5万円を稼ぐコツ
次に、月収5万円の壁を突破する方法を考えてみます。
月5万円の壁にぶつかっているブログは、月1万円のケースと比べると、もう少し事態は複雑です。
アクセスを一定数集めることには成功しているはずですが、訪れたユーザーから効率よく収益を上げることができていないために、収益が頭打ちになっていると考えられます。
上記のプロセスでいえば3つ目、商品のリンクのクリックの段階で躓いているために売り上げが伸び悩んでいるわけです。
その場合、以前のやり方のままでアクセス数を増やしても、大きく収益が伸びることはないでしょう。
さらなる成長のためには、アクセス数を増やすことに加えて、アクセスを収益に繋げる構造自体に手を加える必要があります。
集客用の記事を量産する
アフィリエイトで効率良く収益を得るための施策として有効なのが、サイトに集客するための記事と、商品の購入を促す記事を分けて作るやり方です。
それぞれの機能に特化した記事内容にすることで、無駄なくユーザーを目的に誘導できるようになり、収益率が向上します。
集客用の記事では、ユーザーをサイトに集めることを目的とします。
タイトルに含まれる検索ワードの組み合わせを入念に決め、読者の興味・関心を引き出すことを重視します。
この記事で重要なのは、集客のプロセスにおける、検索順位の上位に進出することと、検索結果の画面でクリックされること、この2つの条件を満たすことです。
収益用の記事を作成する
集客用の記事と合わせて、収益用の記事も作っておきましょう。
収益用の記事は、集客用の記事によって集めたユーザーを、商品の購入に導くための記事です。
収益のプロセスにおいては、商品のリンクをクリックさせることに特化した記事となります。
ここで重要なのは、記事自体の面白さよりも、他の商品と比較してのメリットを提示したり、利用者の声を紹介したりすることによって、ユーザーの背中を押して購入を決意させることです。
収益用の記事に数は必要ありません。
集客用の記事の方を大量に作成し、そこから2〜3の収益用の記事に誘導する流れを生み出しましょう。
サイト内巡回の構造を作る
サイトを訪れたユーザーが、サイトの内部を巡回する導線を作ることも重要です。
ユーザーが長く滞在するサイトは、それだけ購入される可能性も上がります。
集客用の記事の最後に関連記事を表示させて他のページへと誘導したり、記事のアクセス数ランキングをサイドバーに表示させて人気記事へと移動させたりしましょう。
WordPressであれば、いずれの機能もプラグインによって簡単に導入可能です。
まとめ記事で検索順位の上位を狙う
集客用の記事がある程度まとまった数になったら、それらを集めた「まとめ記事」を作るのもいいでしょう。
「2021年最新まとめ」などのワードをタイトルに盛り込んで、過去の記事をダイジェスト的に紹介し、各記事へのリンクを張ります。
まとめ記事は検索エンジンで上位表示されやすいので、検索ボリュームが大きめのワードを盛り込んでも構いません。
ここをアクセス増のための重要な拠点としましょう。
WordPressの初期設定にミスがないかを再確認
1万円の壁、5万円の壁を乗り超えるために大事なのは、可能な限りアフィリエイトの収益を取りこぼさないことです。
小さなロスでも積み重なれば大きな金額になります。
そういった取りこぼしを防ぐためにも、WordPressの初期設定が正しく行われているか確認しておきましょう
WordPressの初期設定の中には、SEOに影響を与えるものがあります。
また、読者が利用しやすい環境が整っていないため、ブログの離脱率が高くなっているケースもよくあります。
ブログの成果の伸びが今ひとつと感じたら、以下の項目が正しく設定されているか、もう一度、チェックしてみましょう。
SEO対策に効果的な初期設定
WordPressの初期設定の中でも、特にSEOに影響のある設定は以下の4つです。
ここれらをおざなりにしていると、検索エンジンからのユーザーの流入にマイナスの影響を及ぼす可能性があるので、下記の通りに設定されているか確認しましょう。
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パーマリンクの設定
パーマリンクの設定は、ブログで公開した記事のURLの記法についての設定です。WordPressでは6種類のパーマリンクに対応しており、記事のURLが英数字だったり日本語だったりと様々なパターンがあります。
管理画面の「パーマリンク設定」を開き、「カスタム構造」を選択して「利用可能なタグ」の中から「/%postname%」をクリックしましょう。これで投稿した記事のURLが、記事名を元にしたシンプルな英数字で設定されるようになります。
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SSLの設定
SSLはデータ通信を暗号化するシステムです。
Google検索ではSSLに対応したサイトを優遇するため、SEOの面でもSSL設定は重要です。SSLの対応は基本的にサーバー側の処理で、現在ではほとんどのレンタル―サーバーが対応していますが、サイト側のURLの設定が「https://」ではなく「http://」のままになっていることがあります。
WordPressの管理画面の「設定」から「一般」を開き、「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」のURLの冒頭が「https://」になっているかチェックしましょう。
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カテゴリーの設定
WordPressには、公開した記事をカテゴリーごとに分類する機能があります。
構造上、このカテゴリーの下には多くの記事がぶら下がることになるため、カテゴリーページは検索エンジンで上位に表示されやすくなります。このカテゴリーの名称が正しく設定されていないと、SEO面での大きな損失です。
カテゴリー名とその下の記事群の内容が合致しているかを確認し、カテゴリー名と外れた記事が配置されている場合は修正しておきましょう。 -
サイトのキャッチフレーズの設定
WordPressの管理画面には、サイトのタイトルとキャッチフレーズを設定する項目があります。
タイトルは初期設定時に登録されたものになっているはずですが、キャッチフレーズは初期状態では「just another wordpress site」という文章が設定されています。選択したテーマによってはキャッチフレーズがトップ画面に表示されることがあるので、「設定」の「一般」で、任意の内容にするか、削除して空欄にしておきましょう。
その他やっておきたい初期設定
利便性やセキュリティに関わる初期設定も、合わせてチェックしておきましょう。
これらの設定がそのままになっていると、見た目が不格好だったり、セキュリティホールの原因になったりします。
放置しても良いことはないので、このタイミングで設定しておきましょう。
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不要プラグインの削除
WordPressには初期状態でいくつかのプラグインがインストールされていますが、その中でも「Hello Dolly」は担っている機能がありません。
インストールしたままにしておいても特に問題はありませんが、別のプラグインと混同したり、操作の邪魔になったりする可能性があるので、削除しておくがのいいでしょう。
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サンプルページの削除
WordPressはインストール直後の初期状態では、「Hello World!」という記事だけが公開されています。
これはサンプル用のページで特に意味はないのですが、サイト内検索でヒットしたり、関連記事に出てきたりして邪魔になることがあります。
サンプルページは削除しておきましょう。 -
文字化け対策プラグインの有効化
WordPressでは「WP Multibyte Patch」というプラグインが最初からインストールされていて、日本語の文字化けを自動で解消する機能を担っています。
このプラグインは稀に有効になっていないことがあるので、管理画面の「プラグイン」の設定から、有効になっているかを確認しておきましょう。
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ニックネームの変更
WordPressでは、インストール時に設定したログイン用のユーザー名がニックネームとなり、記事やコメントの投稿者名として表示されます。
ログイン用のユーザー名と、ブログの運営者としての名前を変えたい場合は、管理画面の「ユーザー」のところでニックネームを変更しておきましょう。
まとめ
今回は、アフィリエイトブログが突き当たる1万円の壁と5万円の壁の乗り越え方について解説しました。
アフィリエイトにおける月収1万円は、ブログが最初に突き当たる壁であり、そのブログに需要があるかどうかを測るための分水嶺になります。
また、月収5万円は、ブログ運営が趣味の領域を抜け出して、ビジネスとして成り立ちうるかの分かれ目であり、施策によってこの壁を超えられるようなら、本格的なアフィリエイターへの道を歩むことができるでしょう。
ブログ運営の過程でぶつかる壁は、必ずしもこの金額だけとは限りませんが、月収1万円と5万円は、アフィリエイターとしての実力を測る分かりやすい基準となります。
これからアフィリエイトを始める人は、まずはここを目指して取り組んでみるといいでしょう。
誰でも10分!WordPressブログの始め方
ブログを始めるには、ライブドアブログやはてなブログといった無料ブログを使う方法、
あるいはWordPressなどを使用する方法があります。
まだWordPressを持っていない人でも、簡単に準備できる方法を以下の記事で解説してます。
初心者でもわずか10分で始められるので、参考にしてみてください。
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