ブログの記事タイトルの最適な文字数は?35文字と40文字のどっちが正解?
ブログの記事のタイトルの文字数について、迷っているという声をよく耳にします。
記事のタイトルが長すぎると、検索エンジンの検索結果で後半部分が自動的に省略されるため、検索エンジンの文字数の上限に沿って調整するのが基本です。
しかし、PCとスマホで表示される文字数が異なることから、複数の文字数が基準として流布され、一部では混乱もあるようです。
今回は、ブログの記事タイトルの正しい文字数と、文字数の過不足を調整するテクニックについて解説します。
【結論】タイトルは40文字前後がおすすめ!
ブログの記事のタイトルを付ける際に、どのくらいの文字数が最適なのかお悩みの方は多いと思います。
ブログの記事タイトルは、最初に読者の目に飛び込んでくる、記事を読むか否かを判断する非常に重要な情報ですが、結論からいうと、その文字数は40文字前後がベストと言われています。
なぜ、40文字前後なのか、その理由は次の通りです。
①検索エンジンに表示される文字数が32文字〜40文字のため
検索エンジンの検索結果の画面では、表示されるタイトルの文字数に上限があり、おおむね35文字〜40文字程度となっています。
この上限を超える部分は自動的に省略されるため、ユーザーの目に触れることはありません。
上限の幅にブレがあるのは、表示するデバイス次第で文字数が変わるからで、パソコンでは32〜35文字前後、スマホでは35文字〜40文字前後となります。
以前はタイトルの文字数は32文字以内が基本とされていましたが、スマホ利用の拡大にともない、最近は40文字までとする方が主流になっています。
Twitterカードに表示されるタイトルの文字数は?
もうひとつタイトルで注意したいのがSNS掲載時の見え方で、特にTwitterで引用された場合に、タイトルがどのように見えるかは重要です。
Twitterで記事ページを引用した際に表示されるTwitterカードでは、記事のタイトルはおおむね32文字程度となっており、それを超えた部分は自動的に省略されます。
なお、検索エンジンやSNSのタイトルの文字数の上限はあくまで目安であり、必ず守らなければならないわけではありません。
重要な情報がタイトルの前半にあり、末尾が省略されてもユーザーに意図が伝わるのであれば、上限を超過しても問題ないでしょう。
記事のタイトルが重要なのはどうして?
記事タイトルの最適な文字数については前章で解説した通りですが、なぜ文字数を数えてまでタイトルにこだわらなければならないのか、まだ少し疑問に思っている方もいらっしゃるかと思います。
ウェブ記事でのタイトルの役割は、単に記事の内容を示すだけではありません。
タイトルは記事の成否の大部分を左右し、タイトルで失敗した記事は、どんなに内容が優れていても、もったいない結果となる可能性があります。
ウェブの記事でタイトルが重要とされる理由は、次の3点にあります。
①検索エンジンの評価に関係してくるから
記事のタイトルが重視される最大の理由は、SEO(検索エンジン最適化)に大きな影響を与えるためです。
検索エンジンは記事内の要素を解析し、どの検索キーワード(クエリ)の検索結果に表示させるかを決定しますが、その際にタイトルに含まれている語句が重視されます。
例えば、「ドメイン 設定」というキーワードの組み合わせで上位表示を狙うなら、なるべくこれらのキーワードは記事タイトルに含めた方がよいでしょう。
②検索結果のクリック率に影響するから
記事タイトルは、検索エンジンの検索結果の画面におけるクリック率にも影響します。
検索エンジンの最適化に成功し上位表示を実現したとしても、その検索結果の画面でクリックされなければ、ユーザーの流入は発生しません。
検索結果で高確率でクリックされるには、情報を探しているユーザーの琴線に触れるようなタイトルを付けなければなりません。
そのためには検索ユーザーのニーズを深く知るための分析が欠かせないでしょう。
③SNSでのタイトルに関係してくるから
検索エンジンと並ぶブログへのユーザーの重要な流入元がSNSですが、そのSNSから記事のタイトルがどのように見えるかも重要になります。
SNSに引用された記事は、タイムライン上を流れる膨大な情報の中に表示されるため、その中でユーザーの目に留まり、興味を引き付けるような表現が理想です。
特にTwitterは、リツイートの連鎖により広範な拡散を生み出すポテンシャルがありますが、そのためには多くのユーザーを惹き付けるタイトルが欠かせません。
SNS向けのタイトルは、ユーザーの興味や関心に特化したノウハウが求められますが、成功すれば爆発的なユーザーの流入を発生させられるでしょう。
魅力的なタイトルを作るための6つのコツ
タイトルはあまりに短すぎると情報不足でそっけない印象になりますし、逆に長すぎると上述した検索エンジンの表示の上限を超えてしまいます。
適切な長さで、なおかつユーザーの需要に応え、興味を刺激する魅力的なタイトルを考えるのは、簡単ではありません。
ここでは記事のタイトルを付ける際に念頭に置きたい6つのコツを紹介します。
1:読者のペルソナからニーズを想像する
ユーザーに強く訴求するタイトルを付けるには、ユーザーの姿を具体的に思い描く必要があります。
そこで、想定する読者の姿を「ペルソナ」としてモデル化してみましょう。
ペルソナを作る際には、ターゲットになる読者の性別、年齢、職業、年収、居住地域、家族構成、趣味嗜好、休日の過ごし方といった要素からモデルとなるキャラクターを想像し、その人物が求めそうなニーズや遭遇するトラブルについて考えてみる方法が有効です。
2:関連キーワードを調べて盛り込む
記事タイトルを考える際に欠かせないのがテーマと関連した関連キーワードの洗い出しです。
記事の主題となるキーワードとつながりの深い語句を組み合わせることで、ユーザーの需要に応えるタイトルを作ることができます。
関連キーワードはGoogleサジェストやラッコキーワードといったサービスで抽出した語句から選ぶのが有効です。
ただし、単に人気のある単語を使っても先行する大手サイトの記事には勝てませんし、機械的な組み合わせでは奥行きのある表現にならず、記事のクリック率も上がりません。
ユーザーのニーズに応えつつも、既存の記事の枠組みに収まらない独自の価値をタイトルで表現するように心がけましょう。
3:類似記事のタイトルを参考にする
他のサイトの同じテーマの記事が、どのようなタイトルを付けているかを参考にするのもひとつの手です。
ゼロからタイトルを考えるよりも、他の記事のタイトルを参考にしながら検討した方が、より高度な文脈を備えた表現が可能になります。
もちろん、他のタイトルをそのまま模倣するのはNGで、似たキーワードで構成された記事同士の場合、先行するサイトの方が有利なので検索エンジンで上位表示は難しくなります。
他の記事のタイトルの長所や短所を踏まえた上で、それを越えるタイトルを考案しましょう。
4:同じ言葉の重複を避ける
タイトルの中では、同じ言葉の繰り返しは原則として避けた方がよいでしょう。
例えば、「ブログ構築が便利になる!絶対に導入したい便利ツール3選」というタイトルでは、「便利」という言葉が重複しているので、最初の「便利」を「簡単」に置き換えるなどの対応が必要です。
新たに「簡単」という単語が加わると、有効なキーワードの領域が広くなりますし、単純に日本語表現としても奥行きが生まれて読みやすくなります。
SEO対策の観点からもタイトル内で同じ言葉を2回以上繰り返すことに意味はありません。
逆に、記事本文を含むコンテンツ内容全般に言える事ですが、特定の単語の使用頻度が多すぎるためにスパム記事と疑われる恐れもあるためタイトルで重複する言葉は別の表現に置き換えましょう。
5:冗長な表現を切り詰める
タイトルの品質を高めるために、冗長な表現は可能な限り切り詰めましょう。
切り詰められたタイトルはより多くの情報を盛り込めるようになるため、SEOにおいても、日本語表現においても品質の高いタイトルとなります。
例えば次のような表現は文字を切り詰める余地があります。
・「〜すること」を「〜する」に
例:「設定することの意味とは?」→「設定する意味とは?」
・「〜されている」は「〜中」に
例「:利用されているファイル」→「利用中のファイル」
・語尾の「する」を削除して体言止めに
例:「アプリを導入する」→「アプリを導入」
これらはタイトルの文字数が長くて困ったときにも使える手法です。
6:隅付き括弧を活用する
タイトルを付ける際には、隅付き括弧(【】)を上手く活用しましょう。
隅付き括弧は記号の中でも特に黒色の部分が多いため、強調したい単語を囲むとタイトルの中でその箇所が浮き上がって目に付きやすくなります。
また、タイトルにどうしても使いたい単語があるが、自然な文章として組み込むのが難しい、あるいは文字数の上限を超過してしまうという場合にも、先頭や末尾に隅付き括弧として加えると、違和感なく組み合わせることができます。
具体例としては、タイトルの冒頭に「【初心者向け】」【簡単】」などと付けると、対象読者や記事の意図するところがひと目で分かりますし、「初心者におすすめしたい〜」や「簡単にできる〜」といった記述よりも文字数を短縮できます。
まとめ
今回は、ブログのタイトルの最適な文字数と、付け方のテクニックについて解説しました。
ブログのタイトルは検索エンジンやユーザーに与える影響が大きく、記事の成果を直接的に左右します。
文字数に制限のある中で、キーワードを的確に組み込みつつ、ユーザーに強く訴求するタイトルを考えなければなりませんが、これらの条件を同時に満たすのは簡単ではありません。
キーワードや記事によっては思いつきや我流でタイトルを決めると、記事のポテンシャルを活かせない可能性があるため、ここで紹介したポイントに留意しながら、時間をかけて取り組んでみてください。
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