アドセンス合格後の5つのやることリストと注意点を徹底解説
Googleアドセンス審査に晴れて合格したあとは、いよいよブログやサイト内にアドセンス広告を貼り付けることができます。
そのため合格後はすぐにでも収益化へ向けて動き出したいところですが、実際には、合格後には気を付けたいこと・やっておくべきことなどがさまざまあるものです。
せっかく審査に通ったのにもかかわらず、規約違反等でアドセンスアカウント停止……なんて事態に陥れば、非常に困ってしまいます。
アドセンス合格後は、重要なやるべきことをしっかりと押さえたうえで、安心安全な状態でサイト・ブログを運営していきましょう。
そこで今回は、アドセンス合格後のやることリストを紹介しつつ、あわせて審査合格後の注意点を解説していきます。
アドセンス合格後にサイト・ブログ運営に失敗しないために
アドセンス審査に合格!となれば、多くの人はそのまま収益化へ向けて広告を貼り付け、記事執筆やSEO対策の強化にさらに乗り出すことでしょう。
しかしながら、アドセンス合格後にはやっておきたい事務的な設定・注意したいことなどがあります。
万が一、必要な工程を飛ばした状態でアドセンス広告を利用すれば、最悪の場合、Googleからの警告やアカウント停止などの失敗を招くかもしれません。
そもそも、アドセンス合格ということは、ようやく収益化へ向けてスタートラインに立てた状態になります。
つまりアドセンスについては、まだまだわからないことも多いはずです。
知らず知らずのうちにトラブルにならないようにするには、やるべきこと・注意点などをチェックしたうえで、適切な手順で動き出すことが大切です。
- あらかじめ設定しておくことはないか
- そもそも広告はどうように貼るのか
- 広告を貼るうえでの禁止事項はないか
主にこのような点を意識しよく確認しつつ、スムーズにGoogleアドセンスで収益化を目指しましょう。
アドセンス合格後にはこれをやるべき!5つのやることリスト
アドセンス合格後には、広告を貼るのはもちろんのことですが、そのほかにもやるべきことがたくさんあります。
アドセンス関連のトラブルを未然に防ぐためにも、やることリストはあらかじめチェックした上で、一つひとつしっかりと対処していきましょう。
審査用コードをheadタグ内から削除しておく
Googleアドセンスの審査を受ける際には、サイト・ブログのheadタグ内に審査用コードを貼り付けていたはずです。
このコードを放置していて何が問題なのかと言われれば、実際のところ規約に違反するような問題があるわけではありません。
しかしながらこの審査用コードを放置しておくと、アドセンスの自動広告がサイト内に貼られるようになるため注意が必要です。
アドセンスの自動広告とは、コードを一つ貼り付けるだけで自動的にさまざまなタイプのアドセンス広告を貼ってくれる機能です。
自動広告と聞けば便利な印象を持つ人も多いかもしれませんが、はっきり言ってこの自動広告はあまりおすすめしません。
さまざまな位置に、さまざまなタイプの広告が勝手に表示されるということは、サイトやブログの見栄えが悪くなることも十分に考えられます。
文章の途中に突然広告が表示されたり、ブログのヘッダー部分が広告だらけになったりするなど、自動であるがゆえに意図していない位置に意図していないサイズの広告が表示されることも珍しくないのです。
広告が悪目立ちすると、ユーザビリティを下げる原因になります。
そもそもクリック率の高い位置・広告サイズやサイト全体の見栄えを考慮し自分自身で広告を貼る位置を考えていた人も多いでしょう。
以上の理由から、審査用コードはheadタグ内から速やかに削除しておきましょう。
プライバシーポリシーにアドセンスの項目を追記
アドセンス合格後は、プライバシーポリシーへの追記が必須です。
Googleアドセンスを利用して広告配信を行う際には、以下のような記載がサイト内のプライバシーポリシーに必要となっています。
・Google などの第三者配信事業者が Cookie を使用して、ユーザーがそのウェブサイトや他のウェブサイトに過去にアクセスした際の情報に基づいて広告を配信すること。
・Google が広告 Cookie を使用することにより、ユーザーがそのサイトや他のサイトにアクセスした際の情報に基づいて、Google やそのパートナーが適切な広告をユーザーに表示できること。
・ユーザーは、広告設定でパーソナライズ広告を無効にできること(または、www.aboutads.info にアクセスすれば、パーソナライズ広告に使われる第三者配信事業者の Cookie を無効にできること)
簡単に言うと、GoogleアドセンスはCookieといわれるシステムを利用することで、サイトを閲覧するユーザーのweb閲覧履歴に関する情報を取得し、それに基づいて広告配信を行っていることになります。
これをパーソナライズ広告といいますが、必要があればユーザーは広告設定を操作することでパーソナライズを無効にすることができます。
現状、Cookieは個人を特定しうるものではありませんが、パーソナライズ広告にはさまざまな意見があるのも事実です。
したがって、人によっては自分の履歴に基づいて広告が配信されることに抵抗がある場合もあるため、サイトのプライバシーポリシーにはしっかりと明記しておく必要があるのです。
アドセンス広告を貼る
アドセンス審査に合格したからには、やはり広告の貼り方の基礎についても確認しておきたいところ。
基本の手順は以下のとおりです。
-
Googleアドセンスにログイン
-
メニューから「広告」をクリック
-
「広告のユニットごと」をクリック
-
好きな広告ユニットを選ぶ
- (最初はよくあるバナー広告にあたるディスプレイ広告がおすすめ)
-
広告の名前を付ける
-
プレビューを確認しながら広告タイプ・サイズを選ぶ
-
広告のコードが表示されたらコードをコピーする
-
サイト・ブログ内の任意の場所にコードを貼り付ける
まずは貼り付けたい広告ユニットのコードを取得しましょう。
なお、広告の名前は、広告レポートなどを見たときに自分でわかりやすくするために付けるもので、例えば、記事の最初の見出しタグ上に表示する広告であれば「article-h2-1」といった名前で問題ありません。
ちなみに広告コードは「<script~」で始まりますが、サーバーの設定によってはscriptタグを貼り付けたときにセキュリティの関係でエラーが出ることもあります。
その際にはWAF(セキュリティ)などをいったんオフにするといった設定が必要になってくるでしょう。
万が一広告タグを貼り付けた後にエラーが出たときは、サーバーのセキュリティ設定を確認してください。
アドセンス狩り対策プラグインを導入する
いわゆる「アドセンス狩り」に対して、プラグインで対策しておくことも大事です。
アドセンス狩りとは、勝手に第三者のGoogleアドセンスIDを使用することで、そのアカウントを停止に追い込むいたずらや嫌がらせ行為のことです。
ソース内から広告コードを抜き出して別サイトに貼り付けたり、何度も広告をクリックしたりすることで、アドセンス広告に対して不正なクリックを発生させます。
Google側もユーザーの状況をすべて把握しているわけではないため、上記のような好意が行われると、本人が意図的に不正行為を行っていると判断してしまうことがあります。
これを利用してアカウント停止に追い込もうとするのが、いわゆるアドセンス狩りと呼ばれている嫌がらせ行為になります。
アドセンス狩りには、プラグインを導入して対策するのがおすすめです。
例えばWordPressプラグインの「AdSense Invalid Click Protector」は、不正クリックを行っているユーザーをブロックする機能があります。
記事の量と質をアップさせる
Googleアドセンスの審査に合格したということは、ある程度サイト・ブログのコンテンツは充実している状態かもしれません。
しかしながら、アクセスはまだ十分に稼げていない場合も多いでしょう。
Googleアドセンスは成果報酬型の広告とは異なるため、基本的には多くのPVを稼いでクリック報酬をコツコツ積み上げていくことが重要になります。
そのためアドセンス合格後は、本格的にアクセスアップへ向けて動き出したいところです。
そのためには、新しい記事(コンテンツ)を充実させることと、既存記事の品質アップを図ることが重要です。
サイト構築時の初期段階のSEOでは、複数のキーワードを組み合わせたロングテールキーワードでアクセスアップを目指すことが推奨されています。
まずはロングテールキーワードで上位表示を狙いやすいキーワードを見つけて記事を作成していきましょう。
書いた記事をそのまま放置するのみではコンテンツの良質化は見込めないため、競合サイトもチェックしつつ、ユーザーのためになる情報を提供できるよう、リライト作業も忘れずに行っていきたいところです。
アドセンス合格後に注意したい3つのこと
アドセンス合格後には、主に以下のような注意点にも目を向けておく必要があります。
ads.txtファイルのアラートが表示されたら
ads.txtファイルとは、アドセンス審査に合格していることを証明できるファイルのことです。
これは、広告枠を悪用されることを防げるため、いたずら・嫌がらせ防止につながる重要なファイルといえます。
サイトを運営していると、「収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください」といったアラートが、Googleアドセンスログイン後の画面に表示されることがあります。
この問題を解決するためには、以下の手順をチェックしていきましょう。
-
Googleアドセンスにログインする
-
「収益に重大な影響が出ないよう、ads.txtファイルの問題を修正してください」のアラートの右側にある「今すぐ修正」をクリック
-
ダウンロードをクリックしてads.txtファイルをダウンロード
-
サーバーのファイルマネージャーを使用してads.txtファイルをアップロードする
また、サーバーによってはads.txtファイルを簡単にアップロードできる設定やメニュー項目もあるため、使用しているサーバーにads.txt に関する設定がないかどうかもよく確認してみましょう。
アドセンス規約違反コンテンツに注意する
現在、Googleアドセンスは、禁止事項に抵触したサイトには厳しい対処を行うようになっています。
アカウント停止処分になると基本的には復旧できないことが多く、停止=強制退会といった処分になる可能性があることは十分に理解しておきましょう。
アドセンス審査に合格したサイトの管理者なら、規約違反コンテンツについては、審査の申請にあたって事前によく確認をしていることでしょう。
しかしながら、運営の過程で意図せず禁止事項に触れてしまうことは少なくないため、アドセンス合格後は今一度規約違反コンテンツについて理解を深めておくことが重要です。
Googleアドセンスの広告を貼るのにふさわしくないとされる禁止コンテンツは、主に以下のようなものが挙げられます。
- 成人向け(アダルト)コンテンツ
- 著作権侵害にあたる内容
- 特定の個人や組織を誹謗中傷する目的の内容
上記は一例なので、詳しい内容はアドセンスのコンテンツポリシーをしっかりと確認しておきましょう。
アドセンス広告の貼りすぎに注意する
少し前のGoogleアドセンスの規約では、1ページに貼れる広告の数は明確に決められていました。
しかし現在は具体的にいくつまでといった決まりはなく、「適切な量」といったかたちで少々あいまいな基準が設けられています。
しかし、上限が決められていないからといって、無数にいくらでも広告を貼れるわけではありません。
そもそも広告を貼りすぎては、ユーザビリティの低下によりユーザーの離脱を促す結果になりますし、その影響から検索エンジンの評価を下げることにも繋がると考えられます。
また最悪の場合、アカウント停止処分を受ける可能性も出てくるでしょう。
そのためサイトコンテンツよりも広告の割合が上回るようなことがあっては、当然「適切な量」とはいえません。
競合サイトの広告配置・量を参考にしつつ、最初は1ページあたり3~4つの広告配信を目安にしていくのがおすすめです。
まとめ
今回は、Googleアドセンス審査合格後のやることリストと注意点について解説してきました。
アドセンス合格後は、喜び勇んでサイト運営にますます力を入れたいところですが、まずは冷静になってやること・注意すべきことを整理することが大事です。
知らず知らずのうちにトラブルになり、アカウント停止状態に陥るようなことがあれば、せっかく収益化のためにサイト・ブログを構築してきた努力が水の泡になってしまいます。
やるべきことをしっかりと押さえたうえで、安全にGoogleアドセンスの運用を行っていきましょう。
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