コアアップデートは期限切れ(中古)ドメインに影響あった?

2024年3月、Googleのコアアップデートにより、スパムポリシーの変更が実施されました。
そこで注目されたのが、期限切れ(中古)ドメインの不正使用がスパムポリシーに追加されたことです。
中古ドメインをこれから利用しようと思っている方は不安に思うかもしれません。
ここでは、スパムポリシーが中古ドメインにどういった影響を与えたのか解説していきます。

1. 期限切れ(中古)ドメインの不正使用とは?

Googleの公式サイトでは、「期限切れドメインの不正使用」について次のように述べています。

"期限切れのドメイン名を主に検索ランキングを操作する目的で購入し、ユーザーにとってほとんどまたはまったく価値がないコンテンツをホストするために再利用すること"

https://developers.google.com/search/blog/2024/03/core-update-spam-policies?hl=ja#expired-domain

具体例として次のようなものも挙げられています。

・医療サイトで使用されていたドメインを購入し、低品質のカジノ関連コンテンツをホストするために再利用する

上記は、カジノ関連のコンテンツの評価を高めるために、医療サイトという権威性の高い中古ドメインを購入していると考えられ、スパム行為です。

つまり、使用すること自体が問題ではなく、中古ドメインのパワーで検索結果の上位表示を狙うことだけを考えた利用に対して警告を発しているということです。

「ユーザにとって価値があるコンテンツか?」が重要なポイントであり、きちんとしたWEBサイトを作成して中古ドメインで運用すれば、今まで通り問題なく利用できます。

2. コアアップデートがアフィリエイトでの活用に影響はある?

期限切れ(中古)ドメインを取得する最大のメリットは、運用履歴から生まれるドメインパワーを活用した集客力です。

その集客力を最大限に発揮できるのはアフィリエイトで、これから取得を考えている方もその魅力に惹かれていると思います。

では、アフィリエイト市場の現在の状況はどうなっているのでしょうか。

アフィリエイトマーケティング協会が発表したデータによれば、アフィリエイトの市場規模は右肩上がりで拡大しています。

https://affiliate-marketing.jp/release/202306.pdf#page=3

コアアップデートによる期限切れ(中古)ドメイン自体への影響はないので、今後もアフィリエイトへ活用するスタイルは変わらないでしょう。

市場が拡大しているからこそ、集客でスタートダッシュが可能な期限切れ(中古)ドメインの需要は、余計に高まっていくでしょう。

3. 期限切れ(中古)ドメインは本当に今でも効果あるの?

不正使用でなければ問題なく利用できると解説してきましたが、それでもどうしても不安になる方もいると思います。

中古ドメインは、取得するために新規でドメイン取得するよりもコストがかかるため、慎重になるのも仕方がないことです。

お名前.comではそういった不安を解消するため、コアアップデート実施後に実際に中古ドメインを運用して効果検証しました。

結論としては、中古ドメインの集客パワーは今も得ることが可能です。

次の項目では、実際のデータをもとに確認してみましょう。

4. 中古ドメインと新規ドメインの違いを検証してみた!

検証内容中古ドメインと新規ドメインで実際にサイトを作成して比較する
  • 作成するサイトのテーマを2つ設定

  • それぞれのテーマで「中古ドメイン」「新ドメイン」を1つずつ取得し、ブログサイトを作成

テーマ 「東京グルメ」

東京のグルメ情報に関して口コミやランキングをまとめたブログ

テーマ 「日焼け止め」

日焼け止めに関する商品の説明や使用法に関してまとめたブログ

日焼け止め 東京グルメ
WayBack初回記録年 2016 2020
バックリンク数 124 1429
ドメインオーソリティ 24 15
検証の進め方
  • ・中古ドメインは、過去運用していたジャンルと関連するサイトを運用していたドメインを取得。
  • ・新規ドメインは中古ドメインと似た文字列ドメインを取得。
  • ・同じサーバーでWordpressを利用し、テーマやプラグインなども全て同じに設定するなど、環境は全て統一。
  • ・Googleのサーチコンソールで状況を確認。

インデックススピードを比較

今回は中古ドメインと新規ドメインの比較のため、敢えて全く同じ内容の記事を登録していきました。
すると、新規ドメイン側ではインデックス登録されないページが続出しました。
それに比べて中古ドメインのサイトはすべてのページが公開後すぐにインデックスされるという結果になりました。

サイト公開30日後にインデックスされたページ数

東京グルメ

20中古
ドメイン
1新規
ドメイン

日焼け止め

21中古
ドメイン
7新規
ドメイン

※日焼け止めは64ページ、東京グルメは20ぺージ公開

中古ドメインは、東京グルメサイトは投稿したページが100%インデックス登録完了し、日焼け止めサイトも30%以上が完了。
一方、新規ドメインはほとんどのページがインデックスされない、という結果になりました。

この検証を通して
新規ドメインと比較して、中古ドメインの方がインデックススピードが速いこと
という結果が数値として表れました。

以上からわかるように、期限切れ(中古)ドメインは今でも効果を発揮できるといえるでしょう。

5. スパムアップデート変更によって、期限切れ(中古)ドメインの需要が高まる?

さて、今まではスパムアップデートにおける期限切れ(中古)ドメインの不正使用に焦点を当ててきました。

実は、今回のスパムアップデートでは他にも2つ大きな変更があります。

それは、「大量生成されたコンテンツの不正使用」と「サイト評価の不正使用」です。

注目すべきは後者の「サイト評価の不正使用」です。

これは、メインのドメインパワー(高評価)があるWEBサイトの配下に、別の第三者のWEBサイトをぶら下げて(サブディレクトリなどで)運用するという手法です。

今まではこの手法で、第三者のWEBサイト自体に価値があまりなくても検索結果の上位に表示することが可能でした。

しかし、今回のコアアップデートでスパムと判定されるようになり、軒並み駆逐されている状況です。

スパム判定されると、メインのWEBサイトにも影響が出る可能性があるため、こういった名義貸しのような運用は今後行うことが難しいでしょう。

だからこそ、期限切れ(中古)ドメインが再評価されつつあります。

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6. 中古ドメインの取得方法

さて、それではそんなSEO対策に有利な中古ドメインはどこで取得できるのか?
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1.jpドメインオークション

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2.jpドメインバックオーダー

.jpドメインバックオーダーとは、ご予約いただいた”登録済みドメイン名”が開放され再登録可能になった瞬間に、お名前.comのシステムが自動的に即時取得を試みるサービスです。予約を受け付けているドメイン名は中古ドメインです。
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ログアウト します。よろしいですか?

はい
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