Squareとは｜決済サービスの特徴や種類・メリットを解説
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- Squareは無料のオンライン申し込みにより、最短で申し込み当日から利用開始できる
- Squareの決済サービスは、決済受け付け時の決済手数料以外の余計な費用が発生しない
- クレジットカード決済やオンラインストアなど、さまざまな決済方法に対応している
Squareとは、申し込みと手数料がシンプルで安全にキャッシュレス決済を始められる決済代行サービスです。基本は決済手数料のみで完結します。本記事では、Squareの決済サービスにおける特徴や主な決済サービスから、利用するメリット、料金体系などを解説します。
目次
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Squareとは
Squareとは、決済端末や無料の専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを利用して、簡単にキャッシュレス決済を実現できるサービスです。
具体的には、決済端末に顧客のスマートフォンやクレジットカードなどをタッチしたり、アプリで表示したQRコードを読み取ったりすることで決済できます。店舗・移動販売・オンラインストアなど、多様なシーンにおける会計処理を支援してくれます。
また、Squareは最短で申し込み当日から利用開始できます。本記事では、Squareの特徴やメリット、料金体系をご紹介します。キャッシュレス決済を導入して売上の向上を狙う場合は、ぜひ参考にしてください。
Squareの決済サービスの特徴
Squareには、利用開始までの期間や売上代金の振込みが早い、決済手数料に追加費用が必要ないなど、事業者が安心して利用できる特徴があります。ここでは、Squareの主な特徴をご紹介します。
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Squareの決済サービスの特徴
利用開始と売上代金の振込までが早い
Squareの決済サービスは、利用における対応が早いのが特徴です。例えば、申し込みはオンライン上から無料で行うことができ、対面や電話での申し込みは必要ありません。審査は比較的短時間で完了し、最短で申し込み当日の利用開始も可能です。
また、振込口座を三井住友銀行・みずほ銀行のどちらかに指定した場合、売上代金は最短で決済日の翌営業日に振込まれます。その他の銀行口座を指定した場合は、毎週水曜日締めで同週の金曜日に合算で入金されます。
このように、Squareは申し込みから利用開始までの期間・入金サイクルが短いため、初めてサービスを利用する企業でも安心できます。さらに、キャッシュフローの最適化や資金繰りの安定化を図りやすいサービスともいえるでしょう。
決済手数料に追加で費用がかからない
Squareの利用に必要な費用は、主に決済手数料のみであるため、利用にかかるコストを安く抑えることができます。決済手数料は決済方法やカードブランドによって異なるものの、選択後に変動することはありません。
また、オプションで選択可能な一部の有料機能を除き、月々の固定費用も不要です。アプリ内課金、ハードウェアのレンタル費用、利用明細の出力費用など、定期的に発生する費用は存在しません。
Squareはシンプルかつ明瞭な料金体系であるため、複雑な機能の選択やコスト面での心配をすることなく利用できます。
安全設計でセキュリティ強化が可能
キャッシュレス決済の導入にあたっては、カード情報の抜き取りなど、セキュリティ上のリスクを懸念することも多いでしょう。しかし、Squareは業界最先端のセキュリティ技術を有した安全設計であり、セキュリティ強化が図れるため安心して利用できます。
例えば、クレジットカード情報を読み取る決済では、読み取りの瞬間に暗号化され、Squareサーバーに送信されます。また、Squareのハードウェアはすべて自社製造となり、どれもが暗号化機能を備えているのが特徴です。
箱から取り出した時点で、2段階認証や従業員のアクセス権限設定など、柔軟なセキュリティ対策を簡単な操作で行うことができます。なお、セキュリティサービスは追加費用なしで利用可能なため、コスト面の心配がありません。
これらのセキュリティ強化により、顧客の情報を安全に保護することができます。
Squareの主な決済サービス
Squareはクレジットカード決済、交通系ICを含む電子マネー決済、PayPay決済など、幅広い決済サービスに対応しており、企業のニーズに合わせて柔軟に運用可能です。
また、オンラインストア・オンライン請求書・ブラウザ決済といったオンライン決済サービスも充実しており、活用することで多角的な事業経営を実現できます。ここでは、Squareの主なサービスの種類を紹介します。
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クレジットカード決済
Squareは、主要な6ブランドのクレジットカード決済に対応しています。Squareの決済端末にクレジットカードをタッチするだけで決済でき、現金を使用したお釣りの計算・金銭のやり取りを削減し、レジ業務における金銭トラブルを防止できます。
会計金額によっては、サインや暗証番号の入力も不要なため、顧客にとっても決済時の利便性が高く、顧客満足度の向上にも期待できます。なお、Squareの決済端末を利用した対面決済の場合、決済手数料は3.25%と業界最安水準で設定されています。
決済手数料が安く、その他に申し込み費用や月々の固定費用などは一切発生しないため、必要最低限のコストでクレジットカード決済を導入できます。
電子マネー決済
Squareでは決済端末を使って、交通系ICやApple Payを含む豊富な電子マネー決済を行えます。電子マネー決済の利用率は年々増加しており、売上の増加にも大きく貢献する重要なポイントです。
Squareであれば、簡単な申し込み手続きと専用の決済端末の購入・設置のみで電子マネー決済を実現できるため、決済方法の少なさから顧客の購買意欲を低下させずに済むでしょう。そして、さまざまな顧客ニーズに対応することで、売上の向上にもつながります。
PayPay決済
PayPay決済はQRコード決済の1種です。Squareのアプリをダウンロードし、決済端末で表示したQRコードを顧客が自身のスマートフォン・タブレットで読み取ることで、代金の支払いが完了します。
SquareのPayPay決済は、店舗が表示したQRコードを読み込むだけで完了するため、顧客が金額を打ち込んで正確な金額を確認する必要がありません。また、クレジットカード決済などと同様に、売上金の入金タイミングは最短翌営業日です。
PayPayはQRコード決済の中でも主要なブランドであり、登録者数・利用人数は年々増加傾向にあるため、Squareと一緒に導入することで販売機会の増加につながります。
タッチ決済
タッチ決済とは、互換性のあるAndroid端末にアプリをダウンロードし、顧客のクレジットカードやスマートフォンをタッチするだけで、決済が完了するサービスです。
あらかじめ、決済に利用するAndroid端末に無料の「Square POSレジアプリ」をダウンロードし、設定を完了させておきます。タッチ決済の利用により、事業者は決済端末を別途購入することなく、手持ちのAndroid端末を使ってキャッシュレス決済を実現できます。
自身が利用する携帯性の高い端末を活用することで、イベント時や移動販売におけるキャッシュレス決済を簡単に実現でき、店舗側・顧客側双方にとって利便性が高まります。
なお、顧客の決済情報は決済に利用したAndroid端末には残りません。そのため、セキュリティ面でも安心してサービスを利用できます。
オンラインストア
オンラインストアでは、オンラインショップの開設からオンライン決済までを一元管理できます。オンライン販売に必要な機能が標準搭載されており、プランによっては自社ブランドのイメージに即したテーマを自由に選択可能です。
モバイルデバイス用のECサイトも簡単に構築できるため、プログラミングやデザインに関する専門的な知識が少ない場合でも、本格的なオンラインショップの開設が容易です。
また、「Square オンラインビジネス」と「Square POSレジ」の連携により、実店舗とオンラインストアの在庫・注文数もまとめて管理できます。この機能の活用により、オンライン販売における戦略を充実させることができ、販売機会の向上につながるでしょう。
オンライン請求書
オンライン請求書では、オンライン上で請求書を自動送信し、その後の支払いまで一括管理できます。具体的には、リスト上のメールアドレスを選択すると、「Square データ」の情報を基に本格的な電子請求書が自動で作成され、顧客に送信されます。
顧客は、受け取った請求書から決済ページを開いてクレジットカード情報を入力すると、支払いを完了できます。顧客の決済に関わる作業を簡略化することで、店舗側は確実な売上金の回収につなげられ、遠方顧客との取引の迅速化にも貢献します。
さらに、オンライン請求書では、メール・SMS・専用リンクを使って請求書の支払い状況を確認する機能や、自動リマインダーも利用できます。これらの機能の活用により、従来のように個別に支払い状況を確認したり、支払い催促をしたりする手間が不要になります。
請求から支払いまでの管理が大幅に効率化するため、事業者や従業員は他のコア業務に注力することが可能です。
ブラウザ決済
ブラウザ決済とは、パソコンのブラウザ上にクレジットカード・デビットカード情報を入力し、支払いを完結できるサービスです。その他にも、現金やSquare ギフトカードなど、さまざまな種類の支払い方法にも対応しています。
ブラウザ決済は、インターネットに接続したパソコンがあれば利用できます。本格的なレシートの発行や定期支払いの予約にも対応しており、電話やリモートによる商談の利便性が格段に向上します。
また、手持ちのパソコンを利用できるため、端末の追加購入にかかる費用が不要である点もメリットです。
Squareを利用するメリット
Squareには、支払い異議申し立ての対応が不要になることや、コンプライアンスの遵守が容易になるといったメリットがあります。ここでは、Squareを利用するメリットをご紹介します。
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Squareを利用するメリット
支払い異議申し立て対応の費用が不要
Squareの利用により、カードの不正利用による支払い異議申し立てにかかる手間や出費を削減できるメリットがあります。支払い異議申し立てとは、カードの名義人がカードの発行会社に課金の取り消しを求める行為です。
Squareは決済全体を監視してカードの不正利用を防ぐ仕組みを確立しており、支払い異議申し立ての件数を減らしています。また、万が一支払い異議申し立てがあった場合にも、Squareでは加盟店に費用が発生せず、店舗側は商品代金分の返金のみで済みます。
さらに、支払い異議申し立てにおけるカード発行会社への対応も、専門チームが代行してくれます。つまり、Squareを利用することで、事業者や従業員は費用負担を減らしながら面倒な対応から解放され、心理的なストレスの軽減を実現できます。
コンプライアンス遵守が容易である
Squareは、キャッシュレス決済に伴うセキュリティリスクへの対策も万全です。例えば、Squareでは、顧客の決済情報のハッキング防止対策として、国際的なセキュリティ基準であるPCIに完全準拠しています。
また、カードリーダーはEMVに準拠しているだけでなく、マネーロンダリング防止およびKYC（Know Your Customer）要件にも対応しています。よって、カードの不正使用などを防ぎつつ、企業のコンプライアンスの遵守が容易に行えます。
つまり、企業はSquareを利用することで、簡単にセキュリティとコンプライアンスを強化できるでしょう。なお、セキュリティ対策やコンプライアンス遵守にかかるサービスの追加費用は不要であるため、コスト面におけるメリットも大きいです。
豊富なサポート体制を常備している
Squareでは、電話での問い合わせや24時間体制のメールサポートが提供されており、利用上の疑問などを気軽に相談できます。また、アプリ内から検索できるヘルプセンターや、動画チュートリアルも用意されているため、些細な疑問なら利用者が自主的に解決可能です。
さらに、支払い異議申し立ての対応、不正なカード使用の防止、顧客の決済情報の保護など、高度な対応も専門チームに任せることができ、決済業務に伴う自社の負担を大幅に削減できます。
これらの豊富なサポート体制により、キャッシュレス決済サービスをはじめて利用する企業でも安心できるでしょう。
Squareの口コミ・評価
Squareの口コミ・評価では、「催事やイベントで決済端末が便利」という声があります。Squareでは、小型端末や手持ちのスマートフォンを使って出先でも簡単にキャッシュレス決済ができるため、決済方法・場所に左右されない点が高く評価されています。
また、「Webの申し込みだけでクレジットカードやQRコード決済が可能になった」「入金反映が早くて信頼できる」など、利用のしやすさ・信頼性の高さを評価するユーザーの声も寄せられています。
さまざまな口コミ・評価から、Squareは低コストで利用しやすく、誰でも使いやすいキャッシュレス決済サービスであることが確認できます。
Squareの料金体系
Squareの利用に必要なのは、主に決済ごとに発生する手数料のみです。決済手数料は支払い方法やカードブランドなどによって異なりますが、事業規模や利用実績によって変動することはありません。
さらに、振込手数料やアカウントの作成・維持・解約にかかる費用、月額固定費などの費用も一切不要です。シンプルな料金体系であるため、可能な限り支出を抑えたい事業者も安心して利用できます。なお、各支払い方法の決済手数料は次のようになっています。
| 支払い方法 | オンライン | 非対面 | 請求書 |
|---|---|---|---|
| 決済手数料 | 3.6% | 3.75% | 3.25% |
Squareの利用の流れ
Squareのキャッシュレス決済サービスを利用する際には、まずアカウントを作成しましょう。アカウントの作成はWeb上から無料で行うことができ、メールアドレス、事業内容、代表者の情報、決済代金の入金先口座情報などの入力が必要です。
アカウントの作成後は、Squareを利用するための審査が行われます。審査は最短当日で完了し、通過すると一部ブランドのクレジットカード決済が可能になります。
その他のカードブランドによる決済、QRコード決済・電子マネー決済を希望する場合は、「Square データ」でブランドを選択して、有効化するための設定が必要です。これらの手続きはWeb上で完結でき、設定完了までに数日～十数日かかります。
有効化の設定が完了したら、支払い方法に合わせて決済端末を購入しましょう。決済端末は「Squareターミナル」「Squareスタンド」「Squareリーダー」の3種類があり、店舗の状況などに合わせて選ぶことができます。
各端末が手元に届いたら、ガイドに従って初期設定を完了させてください。その後、キャッシュレス決済サービスの利用開始となります。
Squareを利用する際の注意点
Squareを利用する際には、2つの点に注意しましょう。1つ目は、一部の有料機能を利用する場合は決済手数料以外の費用が発生する点です。コストはかかるものの、より高度な機能を使うことで、事業経営の大幅な効率化が見込めるでしょう。
2つ目は、Squareでは分割払い・ボーナス払いの決済に対応していない点です。ただし、カード決済の場合は、カード保有者がカード会社に個別に申し込むことで、分割払い・ボーナス払いできる可能性があります。
まとめ
Squareは、決済端末や無料のアプリをダウンロードしたスマートフォン・タブレットを利用し、キャッシュレス決済を実現できるサービスです。
クレジットカード決済・電子マネー決済・PayPay決済などの多様な決済方法を実現することで、幅広い顧客に対応でき、販売機会を逃さずに済むでしょう。さらに、原則として決済手数料のみで利用できるため、コスト面が気になる場合にも安心して利用できます。
また、万全のセキュリティ対策が敷かれており、企業のコンプライアンスの遵守にも役立ちます。申し込みから利用開始までの期間が短いことをはじめ、支払い異議申し立ての費用がかからないなど、事業者に嬉しいサービスが充実しているのが特徴です。
店舗運営やオンラインビジネスにおいて、キャッシュレス決済への対応を検討している場合には、Squareのキャッシュレス決済サービスを利用し、新規顧客の獲得や売上の向上につなげましょう。