ManageOZO3 経費とは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- ManageOZO3 経費は、経費精算の申請・承認の業務を効率化できる経費精算アプリ
- 電子帳簿保存法に対応しており、導入から稼働までは手厚いサポートがある
- ManageOZO3 経費により経費精算作業のミスを防ぎ、ペーパーレス化を推進できる
ManageOZO3 経費は、経費精算の申請・承認の業務を効率化できる経費精算アプリです。精算作業のミスを防ぎ、ペーパーレス化を推進できます。本記事では、ManageOZO3 経費の強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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ManageOZO3 経費とは
ManageOZO3は、株式会社 COEL(コエル)が提供する経費精算・勤怠管理・稟議申請などの業務アプリを一元化し、統合運用を可能にしたアプリです。2023年1月時点で約1,000社400,000ライセンスの導入実績があり、業種を問わず多くの企業に導入されています。
ManageOZO3 経費は、ManageOZO3の経費精算部門のツールを集約し、経費精算の申請・承認業務を効率化できるアプリです。ManageOZO3 経費の導入により、面倒な経費精算をペーパーレス化し、作業時間の80%削減が期待できます。
ManageOZO3 経費を提供する株式会社 COELの以前の会社名は「ITCS」で、2024年4月に社名変更されています。ManageOZOは、2011年にWeb業務統合アプリケーションとして販売が開始され、2016年にManageOZO3として新たに生まれ変わった歴史のある製品です。
ManageOZO3 経費の特徴
ManageOZO3 経費の特徴をあげると、下記の3点に集約されます。ここでは、この3点の特徴について詳しく解説します。
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ManageOZO3 経費の特徴
申請・承認状況を簡単に把握できる
企業の中には、申請・承認の業務を、オフィスでなければ進められないケースも多くあります。しかし、ManageOZO3 経費を導入して、申請・承認・決裁をデジタル化すれば、外出先でもワークフローを進められます。
ManageOZO3 経費での申請・承認は、インターネット環境さえあれば、スマホやタブレットなどのモバイル端末を使ってどこからでも行えます。リアルタイムでの申請・承認状況の把握もでき、承認が遅れている場合には承認督促メールの自動送信も可能です。
従来オフィスに戻って行っていた申請・承認業務を外出先でできるようになることで、申請・承認にかかる時間の短縮やオフィスに戻るための交通費の削減も期待できます。また、リモートワークも進めやすくなり、働き方の多様化への対応の1つとなります。
電子帳簿保存法に対応
2022年の電子帳簿保存法改正で、電子データ保存の要件が緩和され、多くの税務関係帳簿や書類の電子保存が可能になりました。ManageOZO3 経費は、電子帳簿保存法に対応したシステムで、法令に則った電子帳簿保存ができます。
ManageOZO3は、日本文書情報マネジメント協会が認証する電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証(JIIMA認証)を取得しており、スキャナ保存も安心して行えます。スキャナ保存の要件を満たせば、スマホ撮影の領収書なども認められます。
写真に撮った領収証や請求書は、パソコンやスマホからManageOZO3にアップロードすれば、外出先からでもデータ保存ができるようになります。また、タイムスタンプオプションを契約すると、アップロードとともにタイムスタンプの付与も可能です。
導入・稼働までの手厚いサポート
ManageOZO3 経費は、導入だけでなく、運用開始後の充実したサポートも大きな魅力となっています。導入の際は、無料サポート以外にもさまざまな有料サポートプランが用意され、操作トレーニングや専任担当者による運用コンサルティングなども受けられます。
問い合わせ方法には、サポートサイトやメール・電話などがあり、サポートサイトまたはメールでは24時間365日の問い合わせに対応しています。問い合わせ履歴は、企業ごとに管理されているため、他部署からの問い合わせ情報の閲覧もできます。
問い合わせを受けるスタッフと製品開発や導入支援スタッフとの連携が取りやすいため、サポートスタッフで解決できない問題の迅速な解決を可能にしています。また、さまざまな形態での無料セミナーも開催され、より効果的な活用に活かせます。
ManageOZO3 経費の主な機能
ManageOZO3 経費には、さまざまな機能が搭載されています。ここでは、その中でも活用度の高い下記の6つの機能について詳しく解説します。
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ManageOZO3 経費の主な機能
交通系ICカード連携
交通系ICカード連携は、交通系ICカードをオフィスに設置してあるカードリーダーにタッチするだけで、交通履歴をManageOZO3に保存する機能です。紙媒体の申請に比べて、記入ミスがなくなり、経理担当者のチェック作業の大幅な軽減が図れます。
ただし、交通系ICカード連携には、交通系ICカードとICカードリーダーが必要となります。勤怠打刻と交通履歴の読み取りが同時に行えるICカードリーダーを導入すれば、さらに業務の効率化につながります。
乗換案内サービス連携
従業員から出張申請が提出されると、担当者はその経路が社内規則に合っているか確認しなくてはならず、担当者の大きな負担となっています。しかし、ManageOZO3 経費では、ジョルダン社の乗換案内サービスと連携することで、確認業務の簡略化が可能です。
申請者は出発駅名と目的地の駅名を入力すれば、自動的にルートを検索し、運賃を自動算出してくれます。検索されたルートの中から、社内規則に合ったルートを選択するだけで簡単に申請ができます。
定期区間自動控除
ManageOZO3 経費にあらかじめ社員ごとの定期区間を設定しておくことで、交通費精算や出張精算の際に自動的に定期区間を控除した交通費の計算がされ、過払いの防止ができます。定期区間の設定・変更は、管理者側からも従業員側からも可能です。
海外出張・外貨対応
海外出張での現地支払いは、ドルやユーロなどの外貨で行われます。しかし、為替レートは毎日変化するため、支払った当日の為替レートで円換算して精算する必要があります。領収書やレシートが多い場合は、その換算は大変な手間となります。
ManageOZO3 経費は外貨レートに対応しており、各通貨レートの初期値の設定ができます。出張精算の画面で通貨を選択すると、レートの初期値が表示され、外貨の金額を入力することで、金額欄に円換算された金額が自動表示されます。
なお、日々変化する為替レートとは連動していないため、当日のレートを厳密に精算する場合は、レートの初期値を設定せず申請時にレートを手入力する必要があります。円換算時に出てきた端数処理の設定も可能です。
銀行振込依頼
ManageOZO3 経費では、各種の申請データを基に複数の振込を一度に行う際に必要なFBデータの自動作成ができます。FBデータとは、全銀協フォーマットで作成されており、ほとんどの銀行で利用できるデータです。
また、ManageOZO3 経費で申請された各種データから作成された振込依頼データ(EBデータ)と、銀行提供のバンキングソフトとを連携させることで、銀行への振込依頼を行うことも可能です。
仕訳自動作成
ManageOZO3 経費では、購入した物品や電車・タクシー・レンタカーの利用などがあった場合、品目や利用目的などを選択することで自動的に正しい勘定科目に変換されます。したがって、従業員は勘定科目に詳しくなくても、仕訳が簡単にできます。
勘定科目の自動変換により、仕訳科目に関する担当者への問い合わせが減るとともに、担当者の勘定科目チェックの負担軽減が図れます。また、承認された仕訳データは、会計システムとの連携も可能です。
ManageOZO3 経費を導入するメリット
ManageOZO3 経費の導入には、数多くのメリットがあります。ここではその中から、下記の3つの導入メリットについて詳しく解説します。
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ManageOZO3 経費を導入するメリット
旅費・出張費精算作業のミスを防止できる
旅費・出張費精算の作業は、煩雑でミスの起こりやすい業務です。また、従業員の申請ミスがあれば、その修正にも手間と時間がかかり、担当者にとって大きな負担となります。これらの旅費・出張費精算のミスは、ManageOZO3 経費の導入で削減することが可能です。
たとえば、交通系ICカードでの交通履歴の自動取得や、乗換案内連携での出張経路や経費の自動検索などは、正しい精算情報の取得ができ大幅な人的ミスの減少が図れます。また、よく起こる通勤定期区間の除外漏れミスも防げます。
ManageOZO3 経費の導入で、従業員・担当者の両者のミスを減らせるため、担当者ばかりでなく従業員の負担軽減もされ、従業員はコア業務に集中できるようになります。
経費精算の工数を削減できる
経費精算をエクセルなどで行っている企業も多くあります。エクセルの利用は、手入力が多くなり申請に時間がかかるうえに人的ミスが多く、慎重なチェックが必要となります。また、領収書やレシートの保管する手間もかかります。
一方でManageOZO3 経費は、ICカードや乗換案内との連携により、入力の自動化が図られることで、経費精算申請の大幅な工数の削減が図れます。担当者側においても、申請内容のチェックや修正手続きのための工数削減が可能です。
領収書やレシートは、写真データとしてManageOZO3 経費の中に保管しておけば、紙媒体の保管は必要なくなり、紛失などのトラブルも減少します。ManageOZO3 経費を効果的に運用すれば、80%の工数削減ができるといわれています。
ペーパーレス化を推進できる
多くの企業では、紙媒体の申請書を各担当者に回して承認を得ています。その場合、担当者は回ってきた紙の申請書を基にデータ化を行い、申請書はファイリングして保管します。しかし、ManageOZO3 経費の導入をすれば、経費精算業務のペーパーレス化が図れます。
各種の申請や承認は、スマホやタブレットで行えるため、承認者が出張や外出でオフィスにいなくても承認フローが止まることはありません。また、各種申請書は電子データとして保管されるので、紙媒体で出力してファイリングする必要もありません。
ManageOZO3 経費の口コミ・評価
ManageOZO3 経費は、申請・承認された申請内容をERPシステムと連携させて、さらなる業務の効率化を図ることも可能です。中でも、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する勘定奉行との連携の信頼性を高く評価する口コミが多くあがっています。
「経費申請や清算のペーパーレス化と効率化の両立ができた」との声もあります。これは、申請・承認業務やモバイル端末の利用が評価されたもので、そこで生まれた従業員の精神的・身体的余裕を、企業の生産性の向上につなげられます。
また、スマホで撮った写真の登録ができることも高評で、「領収書が画像とPDFのどちらでも登録できて便利」という口コミも見られます。受け取った領収書などをその場でスマホで撮影して登録すれば、領収書の紛失も防げます。
ManageOZO3 経費の料金体系
ManageOZO3は、クラウド型導入のほかにパッケージ版の導入も可能です。またクラウド型導入では、利用料のほかに初期導入費用がかかります。パッケージ版の価格や初期導入費用については、ベンダーへの問い合わせが必要です。
クラウド型導入の場合は月々の利用料が発生し、毎月払いと一括年払いから選択できます。利用料は、毎月払いの場合は開始3ヶ月半額、一括年払いの場合は初年度3カ月分無料です。それぞれの料金は、下記のようになっています。
月額/1名 (開始 3ヶ月半額) | 年額/1名 (初年度3カ月分無料) |
360 円 | 4,320 円 |
ManageOZO3 経費の導入の流れ
導入前は、自社の導入目的や利用範囲を明確にすることが大切です。既存システムとの連携や経費以外の効率化も同時に図る必要があれば、オプション機能の選択や経費以外の工数・勤怠・給与明細などのツールの同時導入も考えましょう。
ある程度導入の意思が固まったら、30日間無料トライアルを利用するのがおすすめです。無料トライアルでは、操作性や自社に合った設定ができるかどうかの確認ができ、トライアル中に操作方法を教えてもらうことも可能です。
製品に納得ができたら、契約を交わした後に本格導入となります。その際には、サポートプランの選択も可能です。
ManageOZO3 経費を導入する際の注意点
ManageOZO3の導入は30名からで、ユーザー数の追加は10名単位で可能です。したがって、ManageOZO3 経費を月額で契約した場合の最低料金は、30名までの月額10,800円(360×30)となり、10名増えるごとに3,600円が加算されることになります。
また、ManageOZO3 経費は、 Windows・Mac OS・iOS・iPadOS・AndroidなどのOSで利用できますが、バージョンによって対応していない場合もあります。OSとは別にWEBブラウザーの対応も必要です。どちらもベンダーに問い合わせて、最新情報を確認しましょう。
まとめ
ManageOZO3 経費は、経費精算の申請・承認の業務を効率化できる経費精算アプリです。交通系ICカードや乗換案内との連携することで、入力作業が自動化され業務の効率化とともにミスの防止が図れます。
また、申請・承認のデジタル化で業務の効率化とペーパーレス化の推進もできます。さらに、電子帳簿保存法に対応しているため、領収書やレシートのデータ保存も可能です。これらの充実した機能と使いやすさにより、ManageOZO3 経費は高い人気を誇っています。