チムスピ経費とは|特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- チムスピ経費は、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応した経費精算システム
- 毎日の経費精算業務を楽にする機能が充実しており、経費支出の適正化にも役立つ
- ペーパーレス化によるコスト削減の効果が期待できる他、作業工数の削減にも繋がる
チムスピ経費は、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応した経費精算システムです。毎日の経費精算業務を楽にし、自社の経費支出を適正化できます。本記事では、チムスピ経費の強みである特徴・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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チムスピ経費とは
チムスピ経費は、株式会社チームスピリットが提供する経費精算システムです。クラウドベースのサービスであり、企業の経理業務を効率化し、ペーパーレス化を促進します。
また、領収書データ登録の効率化・交通費の自動計算・他システムとの連携など、さまざまな便利機能に加え、不正防止機能や外部サービスとの連携も充実しています。
利用料金は、1ユーザーあたり月額300円(税別)で提供されており、最低契約ライセンス数は50ライセンスからです。チムスピ経費は、多機能で使いやすく、企業のバックオフィス業務を効率化できるツールです。
本記事では、チムスピ経費の特徴・機能・料金体系などについて解説します。
チムスピ経費の特徴
チムスピ経費は、経費精算の効率性・透明性・柔軟性を高められる経費精算システムです。ここでは、チムスピ経費の特徴について解説します。
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チムスピ経費の特徴
経費精算入力が楽になる
チムスピ経費は、経費精算の入力作業を大幅に簡素化することができます。例えば、スマートフォンのカメラを使って領収書を撮影し、その画像をOCR(光学文字認識)技術で読み取ってデータ化できます。これにより、紙の領収書を手動で入力する手間が省けます。
また、複数明細の一括作成や日付指定作成も可能です。外貨精算にも対応しており、海外出張の経費精算入力も簡単です。
柔軟なカスタマイズが可能
チムスピ経費の柔軟なカスタマイズ性も大きな特徴の1つです。企業が自社のニーズに合わせて経費精算システムを最適化できるように設計されています。
例えば、申請種別ごとに入力項目やレイアウトをカスタマイズすることができます。これにより、各企業は自社の経費管理ポリシーや業務フローに合わせた入力フォームを作成できます。
また、不正な入力や申請の不備を防ぐためのエラーチェック設定も細かく行えます。そのため、申請の際に発生するミスを早期に発見し、修正することが可能です。
さらに、承認ルートや承認フローも柔軟に設定できます。特定の役職や部署ごとに異なる承認ルートを設けることができ、効率的な承認プロセスを構築できます。
経費支出を適正化できる
チムスピ経費は、経費支出を適正化するために多くの機能を提供します。例えば、標準搭載されているレポートやダッシュボード機能では、経費の利用状況を部門別や個人別に詳細に分析できます。
この機能の活用により、特定の期間内にどの部署がどの程度の経費を使用しているかを把握し、不必要な支出を見直すことができます。他にも、エラーチェックや事前申請と承認フローなどの機能が整備されています。
これらは、不正な経費申請やミスの早期発見や、経費の適正性の確認に役立つ機能です。また、チムスピ経費はインボイス制度にも対応しているため、法令違反によるリスクを軽減し、経費精算の正確性を保ちます。
チムスピ経費の主な機能
チムスピ経費の主な機能は以下の通りです。
- 電子帳簿保存法対応
- インボイス制度対応
- OCR領収書読み取り機能
- 事前申請
- 立替精算・請求書支払
- 全銀・会計システム連携
- 法人カード明細連携
- 入力項目の拡張カスタマイズ
- 外部乗換サービス連携
- 外貨精算・海外税区分対応
- モバイル対応
- 経費レポート・ダッシュボード
- ICカード明細連携(オプション)
このように、チムスピ経費は、法令と規制に対応し、データ入力の効率性向上と経費精算プロセスの最適化に寄与する経費精算システムです。
法人カードやICカード使用の経費を自動で取り込むことも可能で、スムーズなシステム連携により、企業のさまざまな業務効率化に期待できます。国際的な経費精算にも対応し、モバイル端末で、場所を問わずに経費精算が行える点も便利です。
チムスピ経費を導入するメリット
チムスピ経費は、作業効率の向上・コスト削減・セキュリティ強化など、さまざまなメリットを提供します。ここでは、チムスピ経費を導入するメリットを解説します。
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チムスピ経費を導入するメリット
ペーパーレス化を促進できる
チムスピ経費は、経費データがデジタル管理できることに加え、経費精算のさまざまなプロセスをデジタル化できます。これにより、大量の紙を使用する必要がなくなります。実際に、年間で2万枚の紙印刷を削減できた導入事例もあります。
このようなペーパーレス化は、紙の購入費用や印刷費用を大幅に削減するだけでなく、保管スペースや管理コストの削減にも寄与します。
また、デジタル管理されるため、データの検索や参照が容易になるメリットも生み出します。これにより、作業負担の軽減や作業時間の短縮にも貢献します。
作業工数・時間を削減できる
チムスピ経費は、経費精算のプロセスを自動化して、手作業を減らします。例えば、交通費やその他の経費を自動で計算し、申請書に反映させます。これにより、計算ミスを防ぎ、迅速に処理できます。OCR技術による領収書の自動読み取りも同様のメリットを得られます。
また、デジタルによる経費申請は、申請書の提出や承認が迅速に行えます。紙の書類を回覧する必要がなく、時間を節約できます。
チムスピ経費はクラウドベースのシステムであるため、どこからでもリアルタイムで経費申請ができ、出張先などでもすぐに申請できます。さらに、経費精算の一括処理が可能となり、毎回の手作業を減らすことができます。
このようにチムスピ経費を導入することで、経費精算のプロセス全体が効率化され、作業工数や作業時間を大幅に削減できます。導入事例の中には、年間1万件を超える交通費精算の効率化に成功したケースもあります。
セキュリティを強化できる
チムスピ経費は、金融機関やグローバル企業も採用する「Salesforce Platform」を基盤としています。Salesforceは世界最高水準のセキュリティを提供し、データ保護において高い信頼性があります。
例えば、パスワードの設定では、パスワードの有効期限や複雑さの度合いを設定できるため、強固なパスワード管理が可能です。他にも、多要素認証・アクセス制限・データ暗号化技術などが、セキュリティ機能として採用されています。
また、ログイン履歴の確認や、シングルサインオンで利便性とセキュリティ性を両立させることも可能です。クラウド上で保管されるデータについては、組織面・物理面・技術面など、さまざまな面で安全管理措置が取られ、情報漏洩のリスクを最小限に抑えています。
プライバシーマークやISMSなどセキュリティに関する認証も取得しているため、ユーザーは安心してシステムを利用することができます。
充実のサポートで円滑に導入・運用できる
チムスピ経費では、導入プロセスをスムーズに進めるための専任コンサルタントがサポートを行います。具体的には、プロジェクトの進行や設定内容決定の支援、テスト稼働、設定作業の支援などのサポートを受けることができます。
また、導入後もシステムが安定して運用できるように、継続的なサポートが提供されます。例えば、専任のコンサルタントが配置され、運用上の課題に対するサポートを行ってくれます。他にも、締め処理サポートや法改正時のサポートを利用することも可能です。
基本的な導入ガイドやFAQの提供、企業の具体的なニーズに合わせた設定や運用方法を提案する個別相談会なども行っています。これらの充実したサポートにより、ユーザーは導入から運用定着に至るまでスムーズに進めることができます。
勤怠・工数も合わせて一元管理できる
チムスピ経費は、同社の「チムスピ勤怠」や「チムスピ工数」と合わせて導入することで、すべてのバックオフィス業務を一元管理できます。
チムスピシリーズは、勤怠管理・工数管理・経費精算などのバックオフィス業務を1つのクラウドプラットフォーム上で管理します。これにより、各業務のデータが統合され、リアルタイムで可視化されます。
例えば、社員の出退勤データ・プロジェクトごとの工数データ・経費申請データなどを一元的に管理することで、業務全体の把握が容易になります。
また、業務プロセスも一元化されることで、手動でのデータ入力や転記作業が不要になると共に、ミスが減り、業務効率が大幅に向上します。
導入事例の中には、従来の「出退勤時にファイルを開いて時刻を入力する作業」や休暇申請が、アプリ上で簡単に済ませられ、業務効率が向上したケースもあります。
外部サービスとの連携で機能拡張できる
チムスピ経費は、「TS Connect」を利用してさまざまな機能を追加し、システムを柔軟に拡張することが可能です。TS Connectとは、チムスピ製品の機能を拡張するための外部連携プラットフォームです。
これにより、さまざまな外部サービスや製品とシームレスに連携することができます。例えば、チャットツールと連携することで、出退勤打刻や勤怠申請の承認をそのツール上で行うことが可能になります。
顔認証やICカード打刻を利用した勤怠打刻機能も追加でき、従業員の出退勤管理を効率化します。クレジットカードとの連携では、経費明細を自動で取り込むことができます。これにより、経費精算の手間が大幅に削減されます。
また、ERPシステムや会計システムと連携して、会計処理を効率化することもできます。このような機能拡張によって、企業内のさまざまな業務を統合的に管理し、業務効率を大幅に向上させることができます。
チムスピ経費の口コミ・評価
チムスピ経費は、実際に利用したユーザーから高く評価されています。口コミでは特に、使いやすさ・効率性・モバイル対応の3つのポイントについて言及されていることが多いです。
使いやすさについては、「順を追って使い方を身ながら操作できる」との口コミがあり、直感的で分かりやすい操作性が評判です。
効率性については、「ペーパーレス化で、紙の経費精算書を作成・提出する手間がなくなった」との声があります。物理的な提出作業が不要で、業務の効率性が大幅に向上する点が評判です。
モバイル対応については、「スマホからも登録でき、電車の経路検索ツールと連動していて自分で調べる必要がない」との声があります。モバイル端末からアクセスでき、交通費の経路検索や料金確認が自動化される利便性の高さが評判です。
これらの口コミから、チムスピ経費は企業の経費管理を大幅に改善し、効率的かつ柔軟な運用を可能にする強力なツールであることが伺えます。
チムスピ経費の料金体系
チムスピ経費の基本料金は月額300円/1ユーザー(税別)で、最低契約ライセンス数は50ライセンスからです。そのため、最低利用料金は月額15,000円(税別)になります。
基本料金以外に、初期登録料(金額については見積もりが必要)・基本サポート費(月額利用料の20%)がかかります。また、特定の機能(アドオン)を追加する場合、別途料金が発生します。
バージョンアップや法改正に伴う機能アップデートは無償で提供され、追加費用は発生しません。また、導入支援や設定支援、運用支援といったサポートサービスは、必要に応じて別途料金が発生します。
なお、他のチムスピシリーズも併せて利用する場合は、チムスピMixプランがおすすめです。月額600円〜/1ユーザー(税別)で利用が可能で、勤怠管理・工数管理・経費精算を一元管理できます。
月額ライセンス費用 | 300円/1人(税別) |
参考:価格|チームスピリット
チムスピ経費の導入の流れ
チムスピ経費の導入の流れは、資料請求・デモの依頼・見積もり依頼・契約と導入準備・導入と初期設定・トレーニングと運用開始の順に行います。
資料請求・デモの依頼・見積もり依頼は、いずれも公式サイトに申し込みフォームが用意されています。資料請求でチムスピ経費の機能や料金プランの詳細を確認し、デモで具体的な使用感や機能を実際に体験して、自社のニーズに合った製品かどうか判断しましょう。
見積もり依頼をして、その内容に納得したら契約を進めます。契約後は導入準備として、企業の現行システムや業務フローに合わせたカスタマイズ設定を行います。チムスピ経費のサポートチームがこのプロセスを支援してくれるため、初めての導入でも安心です。
導入が決定したら、初期設定(ユーザー登録・権限設定・ワークフロー設定など)を行い、社員向けのトレーニングを実施します。トレーニングを経て運用を開始しますが、運用開始後もサポートチームによるフォローを受けられます。
チムスピ経費を導入する際の注意点
チムスピ経費は、契約から本番利用開始までに1〜3ヶ月程度かかります。これは、企業のニーズに合わせた設定を行い、トレーニング・テスト運用などを経て、万全な状態を整える時間が必要なためです。
そのため、チムスピ経費を導入する際は、自社の業務に支障が出ないよう余裕を持って導入を計画することが大切です。
チムスピ経費は年間契約が基本であるため、契約期間中にライセンス数を減らすことはできません。また、50ライセンス以下であっても最低料金は変わりません。長期的な費用対効果を評価した上で、導入を検討しましょう。
まとめ
チムスピ経費は、企業の経費精算業務を効率化し、ペーパーレス化を実現するためのクラウドベースの経費精算システムです。領収書の自動読み取り機能・交通費の自動計算・他システムとの連携などにより、経理業務を大幅に簡素化し、コスト削減にも期待できます。
また、柔軟なカスタマイズ性により、企業のニーズに合わせた最適な経費管理が可能です。経費の適正化を図るためのレポートやダッシュボード機能も充実しており、部門別や個人別の経費利用状況を詳細に分析できます。これにより、適切な支出管理が実現します。
導入プロセスは、資料請求・デモの体験を通じて、製品が自社のニーズに合っているか確かめることが重要です。チムスピ経費は、業務効率化に加え、セキュリティ強化や透明性の向上にも期待できるツールです。本記事を参考に、経費精算業務の最適化を目指しましょう。