ベクターサインとは|主な機能や特徴、導入メリット・料金体系を解説
Check!
- ベクターサインの料金プランは「スタンダード」のみで、機能やユーザー数の制限がない
- 各関連法令に対応しており、セキュリティも万全なので安心して利用できる
- 今後も通常の料金内でさまざまな新機能を実装予定で、更なる利便性アップに期待できる
ベクターサインは、電子署名を用いた契約ができる電子契約サービスです。シンプルな料金プランのため、初めての電子契約導入にもおすすめです。本記事では、ベクターサインの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
\おすすめの電子契約システムをご紹介/
おすすめ電子契約システム7選(全46製品)を比較!【2024年最新/比較表付】
この記事を読めば、あなたの目的に合ったおすすめの電子契約サービスがわかる!電子契約ツールを法令への対応可否、機能性、サポートなどの観点から厳選しました。電子契約システムを導入したくても、種類が多すぎてわからない…そんなあなたにぴったりな電子契約システムを見つけましょう!
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
ベクターサインとは
ベクターサインは、信頼性と拡張性の高いトラストサービスです。その特長は、リーズナブルな料金プラン、電子帳簿保存法への対応、そして高い信頼性とセキュリティにあります。
これにより、企業はコストを抑えつつ法的要件に適合し、取引プロセスを迅速かつ安全に進めることができます。ベクターサインはビジネスにおける信頼できる電子署名ソリューションとして、さまざまなニーズに応えます。
ベクターサインの特徴
ベクターサインは、リーズナブルな価格設定、法的要件への適合性、高度なセキュリティを備え、ビジネスのDXを促進するためのユーザーフレンドリーなシステムです。ここでは、ベクターサインの特徴について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
ベクターサインの特徴
わかりやすくリーズナブルな料金体系
ベクターサインは、シンプルでリーズナブルな料金体系が特徴の一つです。料金プランは「スタンダード」のみで、ユーザー数は無制限です。
月額基本料金には文書の送信が100件まで含まれ、すべての利用者がユーザー管理やワークフロー、ワンタイムパスワード、文書検索など、追加オプションを除く全機能を利用できます。これにより、柔軟かつリーズナブルにシステムを運用することができます。
電子署名サービスの関連法令に対応
ベクターサインは、電子署名サービスの関連法令に対応しています。電子署名法、電子文書法、電子帳簿保存法に準拠しており、これらの法令を遵守することで、ユーザは法的な観点からも安心してサービスを利用できます。
特にインボイス制度においては、適格請求書の電子データ(電子インボイス)保存においてベクターサインを活用することができます。これにより、最新の法令に適合し、スムーズなビジネスプロセスを確立できます。
参考:民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律|e-Gov法令検索
安心の信頼性とセキュリティ
ベクターサインは、業界標準の高い信頼性と最高水準のセキュリティを備えています。電子署名の認証局にはグローバルサイン、時刻認証事業者にはセイコーソリューションズといった、世界的に信頼される企業を採用しています。
通信経路と保存においても、SSL暗号化通信、Firewall、IDS/IPS、Web Application Firewallなどのセキュリティ対策を徹底的に実施しており、利用者の情報や署名済み文書ファイルは常に厳格なセキュリティによって保護されています。
ベクターサインの最高水準のセキュリティにより、ユーザーは安心して機密性の高い文書の取引や管理を行うことができます。
ベクターサインの主な機能
ベクターサインは、電子署名サービスとして高い信頼性とセキュリティを備えながら、利用者に使いやすい機能も提供しています。ここでは、ビジネスプロセスをスムーズに進めるための主な機能を解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
署名
ベクターサインの署名機能はユーザビリティが高く、多彩な機能が揃っています。以下は、その機能について解説します。
- アップロード(新規作成)
PDFファイルを手軽にアップロードできます。 - 電子署名
AATL(Adobe Approved Trust List)対応の認証局が発行する証明書を用いた高信頼な電子署名が可能です。 - AATL証明書
Adobe Acrobat Readerで電子署名の有効性を迅速に検証できます。 - 長期署名・認定タイムスタンプ
PAdES(PDF Advanced Electronic Signatures)に対応し、10年を超える長期間にわたっても署名の有効性を維持します。 - 署名グループ(代理署名)
グループ代表者が名義で署名を代行できる機能があります。 ログインせずに署名 アカウント外からの署名依頼に対して、ログインなしで簡便に署名できます。サービス未登録でも利用可能です。 - 署名転送
アカウント外からの署名依頼を他者に転送できる便利な機能が提供されています。サービス未登録の相手でも利用可能です。
送信ルート
ベクターサインの送信ルートに関する機能は、柔軟で効率的な文書承認プロセスを構築するのに役立ちます。
- 承認者設定
内部統制の向上を図るために、社内の承認者を事前に設定することが可能です。文書が特定の承認者によって審査されることで、プロセスの透明性とセキュリティが向上します。 - 署名者設定
文書に署名権を持つユーザーまたは署名グループを指定することができます。これにより、重要な文書に対して署名を行う権限が限定され、セキュアな署名プロセスが確立されます。 - 送信ルートのテンプレート設定
ワークフローをテンプレートとして保存し、再利用することで、承認者や署名者の設定を素早く行うことができます。定型的なプロセスを短縮し、作業効率が向上します。 - 承認グループ
グループメンバーの中から誰か1名の承認があればプロセスが完了する仕組みです。効率的な意思決定を実現し、ビジネスプロセスの迅速な進行が期待できます。 - 署名グループ
署名権を持つグループ代表者が名義で署名を代行できる機能です。担当者が不在の場合でもスムーズな署名プロセスを確保できます。
文書管理
文書管理機能により、ベクターサインは文書の管理を効率的かつ柔軟に行い、契約プロセスを円滑化します。
- 契約ステータス表示
契約の進捗やステータスを分かりやすく表示し、効率的な契約管理を可能にします。 - 文書の検索
文書に関連する情報を活用して、素早くかつ正確な検索が行えます。電子帳簿保存法にも対応しています。 - 検索情報の追加(補助情報)
必要に応じて文書に補助情報を追加し、柔軟な検索が可能で す。 - フォルダ管理・公開範囲設定
文書をフォルダに分類し、アクセス範囲を個別に設定できます。これにより、情報の整理とセキュリティ管理が容易になります。 - 締結証明書のダウンロード
署名の内容を確認できる証明書をダウンロードできます。 - 長期署名更新
保管された文書は、長期署名の有効期限10年を迎えると、自動的にさらに10年更新されます。 - タイムスタンプ一括検証
任意の条件で指定された文書のタイムスタンプを一括で検証できます。複数の文書に対する作業を効率化します。 - タイムスタンプ一括検証履歴
過去に検証されたタイムスタンプの履歴を確認し、CSV形式でダウンロードできます。検証プロセスのトレーサビリティを提供します。
アカウント管理
アカウント管理機能により、ベクターサインはユーザーの柔軟な管理とセキュリティの確保を実現し、効率的で安全な電子契約プロセスを提供します。
- ユーザー追加
アカウント内で無制限にユーザーを追加でき、柔軟なユーザー管理が可能です。 - 部署の設定
各ユーザーに所属部署を設定でき、組織内の効率的な連携が促進されます。 - 管理権限の設定
ユーザーごとに「アカウント管理」「プラン料金管理」「署名権」などの権限を設定し、セキュアなアクセスを実現します。 - アクセスパスワード認証
送信者が設定したアクセスパスワードにより、誤送信時のセキュリティを向上させ、本人認証を強化します。 - 認証コードによる認証
アカウント外からの署名依頼は、認証コードによる認証が必須となり、本人認証の信頼性を向上させます。 - IPアドレス制限の設定
特定のIPアドレスからのみのログインを許可するIPアドレス制限をかけ、セキュリティを強化します。
ベクターサインを導入するメリット
ベクターサインは、ビジネスプロセスの効率向上とセキュリティの強化を両立させる電子契約プラットフォームとして多くのメリットをもたらします。ここでは、そのメリットについて解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
ベクターサインを導入するメリット
業務効率化・コスト削減に効果的
ベクターサインは、紙の契約書に比べて業務効率化とコスト削減が図れます。デジタルな契約プロセスにより、文書のアップロードから署名までの手続きがオンライン上で完結し、作業時間が大幅に削減されます。
紙文書の郵送や保管に伴うコストも不要で、クラウド上でのデータ管理により効率的に契約書を整理できます。これにより、煩雑な手続きや物理的な作業がなくなり、結果として業務プロセスが迅速化し、運用コストが削減されるメリットが生まれます。
ユーザー数・機能に制限なし
ベクターサインは「スタンダード」のワンプランのみが提供されるため、料金プランによる機能差は存在しません。ユーザー数は無制限であり、また、月額基本料金では文書の送信が100件まで可能です。
ベクターサインは機能制限がなく、ユーザー全員がユーザー管理やワークフロー、ワンタイムパスワード、文書検索など、追加オプションを除く全ての機能を利用することができます。
また、10年経過しても署名の有効期限更新に伴う追加料金が発生しません。ベクターサインは、ユーザー数や利用する機能に拘束されず、リーズナブルに運用できます。
さまざまな新機能も実装予定
ベクターサインは今後「複数ファイルの一括アップロード」や「高度な送信ルート設定」「関連する文書をタグ付けして管理する」など、さまざまな新機能が実装予定であり、これらの新機能もタンダードの通常プランで利用できます。
これらの新機能はユーザーによる利便性向上や業務プロセスの効率化に貢献します。ユーザーは今後もベクターサインを通じて新たな機能の追加が期待できます。
ベクターサインの料金体系
ベクターサインの料金体系にはいくつかのポイントがあります。まず、「スタンダード」のワンプランのみの提供で、プラン内で送信件数が月に100件まで無料となります。これを超える場合は、60件毎に3,300円(税抜き 3,000円)で追加できます。
また、お申し込み月には料金が0円に割引されるという特典もあります。支払い方法はクレジットカードのみ対応しており、公式サイトでは料金の見積もりを作成することも可能です。以上のポイントに留意し、ベクターサインを検討しましょう。
スタンダードプラン | |
---|---|
料金 | 11,000円 / 月 (税抜き 10,000円 / 月) |
支払い | ・スタンダードプラン月額払い(継続課金) ・スタンダードプラン年額払い(1年/2年 一括払い) |
ベクターサインの導入の流れ
ベクターサインを導入する際の流れとして、まず公式サイトにアクセスして、アカウントを新規登録します。その後、登録後に表示されるアカウント登録申込フォームに進み、企業や団体の情報、契約者情報などを詳細に入力します。
これにより、ベクターサインのアカウント登録申込が完了します。また、ユーザーは7日間のお試し利用が可能で、ベクターサインのフル機能を試すことができます。
なお、詳しい利用方法に関する説明は、公式サイト上に掲載されている「ご利用ガイド」で確認できます。
ベクターサインを導入する際の注意点
ここでは、ベクターサインを導入する際の注意点について解説します。まず、お試し利用期間は7日間となっており、この期間の満了に伴って自動的に退会となります。
また、お試し利用時に登録した情報は、引き継ぐことができませんので、本導入をご検討の際は再度必要事項を入力していただく必要があります。
さらに、ベクターサインでは取り扱い文書がPDF形式のみとなっています。他の形式の文書を取り扱う場合は、PDF形式に変換する必要があります。これらのポイントに留意してスムーズに導入を進めましょう。
まとめ
ベクターサインは、わかりやすくリーズナブルな料金体系を持ち、ユーザーフレンドリーな電子署名サービスです。単一のプランで機能制限がなく、関連法令に厳密に対応しています。
リーズナブルな価格で高品質な電子署名を提供し、企業の業務プロセスを合法的かつ効率的にデジタル化することが可能です。
安心の信頼性とセキュリティは、SSL暗号化通信や信頼性の高い認証局の選定によって確保されており、ビジネス文書の電子署名において高い安全性が実現されています。ビジネスプロセスを合法的かつ効率的に運用できる信頼性の高いソリューションです。
参考:ベクターサイン
製品詳細
サポート
チャット | 〇 |
メール | 〇 |
推奨環境
ブラウザ | ・Google Chrome 最新版 ・Microsoft Edge 最新版 ・Safari 最新版 (※Internet Explorer、Firefoxはサポート対象外となります。) |
参考:サービス全般
運営会社情報
社名 | 株式会社べクターホールディングス |
住所 | 〒105-0011 東京都港区芝公園3-4-30 32芝公園ビル5階 |
設立 | 1989年2月3日 |
代表者名 | 代表取締役社長 加藤 彰宏 |
事業内容 | ・「ベクターサイン」による電子契約サービスの企画、開発、提供 ・PC用ソフトウェアのダウンロードライセンス販売 ・広告販売(自社サイトバナー広告スペース等) ・起業支援(Vector Venture Support) ・M&A仲介(Vector M&A Technologies) ・サステナブル投融資 ・太陽光やバイオマス発電施設の企画、投資 ・発電施設及び用地、権利の売買及び仲介 ・発電に関する資材及び燃料の販売 ・蓄電池センター用地の売買及び仲介 ・環境配慮商品の販売、投資 ・カーボンオフセットに関する取り組み |
資本金 | 1,843百万円 |
参考:会社概要
\おすすめの電子契約システムをご紹介/
おすすめ電子契約システム7選(全46製品)を比較!【2024年最新/比較表付】
この記事を読めば、あなたの目的に合ったおすすめの電子契約サービスがわかる!電子契約ツールを法令への対応可否、機能性、サポートなどの観点から厳選しました。電子契約システムを導入したくても、種類が多すぎてわからない…そんなあなたにぴったりな電子契約システムを見つけましょう!