UPWARDとは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- UPWARDは、営業活動における顧客データを地図×CRMで記録・活用できるアプリ
- 次に訪問すべき優先度の高い顧客を地図上で可視化でき、営業活動を効率化させる
- 滞在先や滞在時間などの訪問履歴が自動で記録され、日報を作成する手間を削減できる
UPWARDは、地図×CRMで顧客データを記録・活用できるアプリです。地図上で優先度の高い顧客を可視化でき、営業活動を効率化させます。本記事では、UPWARDの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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UPWARDとは
UPWARDは地図×CRM(Salesforce)で、顧客データの記録と活用が同時にできるモバイル営業支援システムです。UPWARDを利用すると、地図上で優先度の高い顧客を可視化したり、営業チーム内の活動状況を共有したりして、営業活動の効率化が図れます。
UPWARDはセールスパーソンの使いやすさと、営業業務の負荷軽減にとことんこだわっており、セールスパーソンがより活動しやすい営業業務環境つくりを支援します。CRMを既に導入している企業では、CRMを搭載しないプランも用意されています。
UPWARDを提供するベンダーは、東京に本社を構えるUPWARD株式会社です。位置情報取得技術では国内トップクラスの企業で、企業の業務システム構築に多くの実績を持っています。そのノウハウを基に、フィールドワーカーのために構築されたのがUPWARDです。
UPWARDの特徴
UPWARDは地図とCRM(Salesforce)、そしてスマートフォンを上手に組み合わせて、合理的な営業活動を推進するためのアプリです。ここでは、それらを組み合わせて生まれる、UPWARDの主な特徴を紹介します。
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UPWARDの特徴
地図×CRMで顧客情報を記録・活用
セールスパーソンは、登録されたスマートフォンに内蔵された位置情報(GPS)から訪問先や滞在時間を自動取得して、顧客への訪問履歴を自動的にCRMに記録します。自動記録の機能は、UPWARD特許技術です。
また、CRMと地図が連携することで、地図上で顧客のオフィスの位置情報が表示されます。この地図を基に営業計画を立てれば、合理的な顧客訪問ができ、一日に回ることができる顧客数を増やすことが可能です。
日本を代表するトップ企業が採用
企業にはデジタル技術の進歩によるビジネス環境の変化に伴い、競争上の優位性を高めるためのDX化が求められていますが、営業活動のDX化は進んでいないのが現実です。そこで、営業活動のDX化に特化したUPWARDが注目され、各企業への導入が進んでいます。
UPWARDは、中小企業から大企業までさまざまな業種で導入されています。その中には、日本を代表する自動車メーカーや銀行、建設業などのトップ企業も含まれています。また、システムの継続率も高く、企業からの信頼も厚いシステムです。
運用開始後も充実したサポート
企業は、規模や組織など常に変化があります。システムは、その変化に臨機応変に対応しないと、社会の変化にも会社の変化にも追いつけなくなってしまいます。そのために必要なのが、システム運用後のサポート体制です。
その点、UPWARDのサポート体制は充実していて、さまざまな社会や企業の変化への対応が可能です。UPWARDのサポートは運用相談を始め、利用状況の定期的なフィードバックや効果測定指標の設定支援など、さまざまなサポートが継続的に受けられます。
UPWARDの主な機能
UPWARDは、さまざまな機能でセールスパーソンを支援します。その中から基本的な機能を3つ紹介します。
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UPWARDの主な機能
営業のベストプランを地図上で可視化
営業に出る場合、営業をかける顧客の選び方やどの順で回るかなどの検討が営業実績を左右することが多々あります。UPWARDでは、顧客の優先度や効率的な顧客の回り方などを支援する機能が備わっています。
UPWARDの地図画面には、CRMに登録された企業の住所に大きさや色の異なるピンが立てられると同時に、顧客情報が可視化されます。ピンの大きさや色は訪問優先度を表し、営業担当者は優先順位を参考にしながら、営業のベストプランを立てることができます。
報告作業のストレスから解放
セールスパーソンにとっては、各種の報告作業も重要な業務の一つです。しかし、その作業は、セールスパーソンにとって大きなストレスになっている現状があります。
そこでUPWARDは、各種の報告作業を効率的に行う機能を備えています。UPWARDは地図とCRMが利用可能なモバイルアプリであり、営業担当者が常に携帯するスマホで利用します。したがって、企業情報の取得や時間の計測などが簡単に行えます。
それを活用して、滞在先・滞在時間・スマホの通話記録などを⾃動でCRMに記録するなどの機能が搭載されています。その記録を見ることで、そのセールスパーソンの業務共有が可能になり、報告作業の軽減によりストレスからの解放が図れます。
活動データから次の一手を導く
UPWARDのCRMには、顧客データと営業活動データが紐づけられて蓄積されています。活動データには現在の活動情報ばかりでなく、過去の活動情報も含まれます。これらを上手に活用することで、それぞれの顧客に対する営業活動がスムーズに進められます。
情報データの活用にはデータの分析が必要で、分析することで顧客への効果的なアプローチがわかり、次の一手が見えてきます。そのために、UPWARDでは優れた顧客データ管理機能やダッシュボード機能を搭載し、分析結果の見える化を可能にしています。
UPWARDを導入するメリット
UPWARDの導入は、今までの営業方法を大きく変革し、多くのメリットを生み出します。ここでは、そのメリットの中から下の4つについて解説します。
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UPWARDを導入するメリット
日報を作成する手間がなくなる
営業日報や営業報告書の作成は、チーム内での情報共有や自分の業務を振り返るために必要な重要な業務です。しかし、その作成は手間と時間がかかりストレスの溜まる業務です。UPWARDはさまざまな機能を用いて、それらのストレスの軽減が図れます。
UPWARDでは、滞在先と滞在時間を自動的にCRMに記録する「滞在記録の⾃動検知」、通話履歴をCRMに自動記録する「オート電話記録」、報告をテンプレートでより簡単に行える「簡単報告機」などの機能で、日報作成の負担軽減が図れます。
データ分析が容易になる
UPWARDでは、データ化された毎日の営業活動がCRMに蓄積されています。それらのデータを共有することで、営業で起こりがちな属人化が防げます。また、それらのデータの集計・分析がモバイルで簡単にでき、日々の営業活動に活かすことができます。
分析の結果のグラフやレポートは自動作成され、実績や達成率などさまざまな方面からの分析が可能です。また、オンラインとオフラインの顧客接点をダッシュボード一画面で可視化でき、営業活動の定点観測も可能です。
効率的な営業活動ができる
UPWARDは、訪問先の優先度を地図上にピンの色や大きさで区別して、次に行くべき訪問先を可視化してくれます。優先順位は、それまでにCRMに蓄積してきた営業情報を基に分析した結果で、今までの営業過程も表示できます。
また、現在地周辺の顧客を知らせてくれるプッシュ通知機能や、周辺の顧客情報を検索できる機能などもあり、効率のいい営業活動ができます。また、目的地に一番早くて楽な⾏き⽅をナビゲートするルート検索機能も、セールスパーソンの強い味方です。
特に新人のセールスパーソンは、顧客情報や地理的理解の不足が原因で、ルート作成に手間取ったり、情報不足でビジネスチャンスを逃したりする場合があります。UPWARDはそれらの問題を解決し、新人セールスパーソンの効率的な営業活動を支援します。
社内の連携を強化できる
個人の営業ナレッジは属人化されやすく、企業資産となりにくいナレッジの一つです。営業活動のDX化には、そのようなナレッジの属人化を防ぎ、個人の優れたナレッジを多くのメンバーに共有して、継承していくことが重要です。
そのためにUPWARDでは、分散しがちな顧客情報や営業ナレッジをCRMで一元管理し、多くの人が共有できるようにしています。そして、情報やナレッジを組織で共有する中で、営業の勝ちパターンが共有されるとともに、社内連携の強化を図ることができます。
UPWARDの口コミ・評価
UPWARDは、使いやすさとセールスパーソンの負荷軽減にこだわって設計されているアプリです。そのため、実際に利用している企業や従業員からの口コミでは、「誰でも直感的に使える」「入力が簡単で便利」などの声が多くあります。
また、営業プランを地図上で可視化できることで「1日の平均訪問件数が増えた」という声や、CRMの顧客情報や今までの営業過程が簡単に把握できることから、「顧客情報がトークの材料になった」「顧客とのコミュニケーションが円滑にできた」などの声も多いです。
UPWARDの料金体系
UPWARDの料金体系は大きく分けて、CRM(Salesforce)がセットになったプランと、既にCRM(SalesforceやMicrosoft Dynamics 365)が導入されている企業向けのプランの2種類があります。
全てのプランで初期費用100,000円(税抜)が別途かかり、CRM未導入の場合の「STANDARD」と「ESSENTIAL」では、管理者ライセンスとして9,000円(税抜)×2IDが必要です。また、プランを組み合わせての契約はできません。
基本システムのほかにも、住宅地図データやほかのアプリと連携できるオプションも用意されています。
UPWARD Sales Engagement Platform(CRM未導入の場合)
ESSENTIAL | STANDARD | ENTERPRISE |
3,800円(税抜) 1ユーザー / 月 | 7,800円(税抜) 1ユーザー / 月 | 12,800円(税抜) 1ユーザー / 月 |
UPWARD Sales Engagement Service(CRM導入済みの場合)
STARTER | STANDARD |
1,800円(税抜) 1ユーザー / 月 | 3,800円(税抜) 1ユーザー / 月 |
UPWARDの導入の流れ
UPWARDの導入に当たっては、検討や見積りの段階から専門スタッフのサポートが受けられるので、安心して導入の検討ができます。検討や見積りで十分に納得し、導入を決定して契約に至ると、初回キックオフとなります。
初回キックオフでは、ミーティングを通して細かな要件定義や運用ステップを検討します。それらを明確にした後に、カスタマーサクセス担当者と共にシステムの初期設定やインストール・マニュアル作成、説明会を行い、運用開始に至ります。
UPWARDは、運用開始後のサポートも充実していて、システムの定着化の課題を熟知しているカスタマーサクセスの運用支援が受けられます。
UPWARDを導入する際の注意点
UPWARDの利用料金はユーザー数で計算されますが、最小ユーザー数が設定されているので、注意が必要です。CRM未導入の場合(UPWARD Sales Engagement Platform)は10ID、CRM導入済みの場合(UPWARD Sales Engagement Service)は5IDとなっています。
また、UPWARDは監視ツールではないので、常にユーザーの居場所を把握できるわけではありません。ユーザーの位置が把握できるのは、報告の操作を行って滞在履歴が記録される時のみです。
まとめ
UPWARDは、地図×CRMで顧客データを記録・活用できるアプリであり、日本の一流企業を始めとする多くの企業で導入されています。UPWARDはセールスパーソンが出先で利用できるようにスマートフォンで使いやすい仕様で、営業活動のDX化を狙えます。
スマートフォンの地図画面には、優先度の高い顧客が可視化され、営業のベストプランが立てられるなど、営業活動の効率化が図れます。また、滞在先や滞在時間などの訪問履歴が自動記録されるため、日報を作成する手間も削減できます。