経費BANKとは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- 経費BANKは、電子帳簿保存法・インボイス制度対応の中小企業向け経費精算システム
- 従業員の経費精算の手間を軽減し、申請・承認もWebブラウザで簡単にできるようになる
- 紙の原本を保管する必要がなくなり、作業時間や人件費の削減にも繋がる
経費BANKは、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応した中小企業向けの経費精算システムです。経費精算の負担を軽減し、書類のペーパーレス化を促進します。本記事では、経費BANKの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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経費BANKとは
経費BANKは、中小企業向けの経費精算システムであり、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しています。この経費精算システムは、経費処理の負担を軽減し、書類のペーパーレス化を進めることを目的としています。
また、中小企業の経営・経理の効率化やテレワークに柔軟に対応するために開発されており、使い勝手の良い機能が充実しています。本記事では、経費BANKの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
経費BANKの特徴
経費BANKには、電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しているなどの特徴があります。以下では、その特徴について詳しく解説します。
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経費BANKの特徴
中小企業に適した経費精算システム
経費BANKは中小企業にとって非常に導入しやすく、使いやすい経費精算システムです。月額1,500円から利用でき、業界最安値水準のコストで始めることができます。
また、最小5IDから利用可能で、必要に応じて10ID単位で柔軟に追加できるため、中小企業の従業員数や業務規模に合わせて負担なく導入できます。さらに、経費BANKはシンプルな操作性を備え、初心者でも迷うことなく利用できます。
使いやすくコストパフォーマンスに優れた経費BANKは、中小企業にとって魅力的です。
電子帳簿保存法に対応
経費BANKは電子帳簿保存法に標準対応している経費精算システムです。この特徴により、従業員が領収書や請求書を経費BANKにアップロードすると、それらのデータは電子帳簿として保存されます。
見積書や発注書などのさまざまな証憑類も同様に電子保存が可能です。この仕組みにより、紙の原本を保管する必要がなくなり、煩雑なファイリングや保管作業から解放されます。
領収書や請求書だけでなく、さまざまなビジネスドキュメントを一元的に電子保存できるため、手間や管理コストが大幅に削減されます。
インボイス制度に対応
経費BANKは、インボイス制度に対応した経費精算システムです。この制度は、2023年10月より開始された新しい消費税の仕入税額控除方式であり、適格な請求書が必要です。
経費BANKでは、適格請求書発行事業者の登録番号を自動でチェックするAI-OCR機能を備えています。この機能により、適格な請求書を発行する事業者の登録番号を国税庁のデータベースと自動で突合し、手動での確認作業を不要にします。
また、電子帳簿保存法に対応しているため、電子取引のインボイスもそのまま電子保存できます。
経費BANKの主な機能
経費BANKには、交通費精算機能や出張旅費精算機能など、多くの便利な機能を備えています。ここからは、その機能に注目して詳しく解説します。
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経費BANKの主な機能
交通費精算
経費BANKの交通費精算機能は、駅すぱあとの経路検索やICカード連携、モバイル電子マネー履歴取得など、使いやすくかんたんな精算が可能です。この機能では、定期区間も自動で控除され、過払いや不正申請を防ぎ、経理担当者の業務負担を軽減します。
さらに、SBIグループのフィンテック・サービス「MoneyLook」との連携により、モバイルSuica/PASMOの利用明細をワンクリックで取得し、そのまま交通費・経費として申請できる便利な機能も提供されています。
交通系ICカードの履歴情報は、専用の読み取り機にタッチして簡単に取り込み可能です。タクシー代や駐車場代などの領収書もスマホで撮影し、領収書に記載された情報が自動で入力されるため、手入力が不要です。
出張旅費精算
経費BANKの出張旅費精算機能は、日当や手当を自動計算し、クレジットカードやモバイル電子マネーの明細を取得することで、煩わしい出張費や旅費の精算が簡単に行えます。
役職や出張地域に応じた日当・手当の自動計算や、海外出張時の外貨レート換算が可能で、事前申請機能も備えています。役職や出張地域ごとに設定した条件に基づいて、日当や手当が自動で計算され、事前に仮払金の申請・精算もスムーズに行えます。
また、役職や出張地域、宿泊日数などの条件に応じて日当・手当を設定し、規定に違反した場合には自動でアラートが表示されるため、申請の規則順守が保たれます。
AI-OCR(自動入力)
経費BANKのAI-OCR(自動入力)機能は、レシートや領収書、請求書の画像から必要な情報を取得し、経費BANKに自動入力できます。
撮影した画像をアップロードするだけで、AI-OCRが「取引先名」「取引日」「金額」などを読み取り、必要な項目を自動で判別します。これにより、転記の手間をなくし、記入漏れや転記ミスを軽減します。
スマホでの撮影にも対応しており、PCを使えない状況でも簡単に申請が可能です。
自動仕訳・会計ソフト連携
経費BANKの自動仕訳・会計ソフト連携機能は、経費の申請内容に基づいて自動的に仕訳を行い、そのデータをCSVファイルやAPI連携を通じて会計ソフトに簡単に取り込むことができます。
申請が承認されると、システムは自動的に仕訳データを生成し、月次処理が迅速に進みます。これにより、手作業での仕訳入力や会計ソフトへのデータ転記の手間が大幅に軽減されます。
仕訳データは会計ソフトに合わせたフォーマットで出力され、手動での入力が不要です。転記作業が簡略化されるため、ミスや時間の浪費が削減されます。
請求書処理
経費BANKの請求書処理機能は、請求書の煩雑な業務をデジタル化し、ワンストップで行うことができます。メールや紙で届いた請求書を即座にデータ化し、承認フローに乗せて支払申請が可能です。
承認された支払申請は銀行振込データや仕訳データに変換でき、支払処理や会計処理がスムーズに進みます。受け取った請求書は、紙でもメールでも経費BANKにアップロードするだけで簡単にデータ化でき、AI-OCR(自動入力)機能により手入力が不要となります。
証憑電子保存(電帳法対応)
経費BANKの証憑電子保存機能は、電子帳簿保存法の要件を満たしており、領収書・請求書から見積書・発注書まで様々な証憑を電子保存できます。この機能は経費BANKに標準搭載されており、追加料金は一切不要です。
さまざまな証憑を電子化し、申請書に添付して承認ワークフローを効率的に回すことができます。また、証憑データはドラッグ&ドロップで一括アップロードが可能で、領収書や請求書などを手軽にまとめて経費BANKに取り込むことができます。
この機能により、手間をかけずに証憑データを電子帳簿保存することが可能です。
経費BANKを導入するメリット
経費BANKを導入することで、経費精算の手間を軽減できたり、申請・承認を楽にできたりなどさまざまなメリットがあります。以下では、そのメリットに注目して詳しく解説します。
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経費BANKを導入するメリット
経費精算の手間を軽減できる
経費BANKでは、経費精算の手間を軽減するための便利な機能が充実しています。領収書はスマホで撮影するだけで、手入力が不要です。この機能により、紙の領収書を手動で入力する手間を省くことができます。
さらに、乗換案内や交通系ICカードとの連携により、交通費の申請が簡単になります。従業員は移動にかかる経費をスムーズに精算でき、負担を軽減できます。
クレジットカードやモバイルSuicaなどの利用履歴もワンクリックで取り込むことができ、これによって経費の申請作業が効率的で手軽に行えます。経費BANKの機能を活用することで、従業員は煩雑な手続きから解放され、業務効率が向上します。
申請・承認を楽にする
経費BANKの導入により、申請・承認プロセスが楽になり、従業員はコミュニケーションストレスから解放されます。従業員はWebブラウザを使って手軽に経費を申請し、スムーズに承認を得ることができます。
また、システムは申請内容が社内規定に反するかどうかを自動でチェックし、適切な承認ルートを案内します。そのため、経費申請プロセスが効率的かつコンプライアンスを守りやすくなります。
さらに、領収書はスマホで撮影するだけなため、手入力が不要です。乗換案内や交通系ICカードの連携、クレジットカードやモバイルSuicaの利用履歴の取り込みもワンクリックで行えます。
書類の原本が保管不要になる
経費BANKの導入による大きなメリットの一つは、書類の原本が保管不要になることです。これにより、紙の原本を保管する手間や煩わしさから解放されます。
経費BANKは電子帳簿保存法に標準対応しており、領収書や請求書などの書類を読み取ったら、その原本を捨てても問題ありません。領収書や請求書だけでなく、見積書や発注書などの一般書類も電子保存が可能です。
経費BANKの導入で、紙の原本の保管場所を確保する必要がなくなるため、オフィスのスペースを有効活用できます。
作業時間・費用の削減に繋がる
経費BANKの導入には、作業時間と費用の大幅な削減が期待されます。経費BANKを利用することで、経理、承認、申請業務が自動化され、作業時間が著しく短縮されます。
具体的には、申請内容に応じて自動で仕訳を行い、会計ソフトとのスムーズな連携によって手動の仕訳入力が不要になります。これにより、従業員は煩雑な業務から解放され、生産的な仕事に集中できます。
経理担当者や承認者も効率的な業務遂行が可能となり、結果として企業全体の作業時間と費用が削減され、業務プロセスがスムーズに進むことが期待されます。
あらゆる会計ソフトと連携可能
経費BANKの導入には、あらゆる会計ソフトとのシームレスな連携ができるメリットがあります。申請内容に基づいて自動的に仕訳が行われ、それをあらゆる会計ソフトに簡単に連携させることができます。
経費BANKは、さまざまな会計ソフトとの連携に対応しており、テンプレートを利用して手軽に取り込むことができます。申請者が手動で仕訳入力する手間が省かれ、作業のスピードと正確性が向上します。
また、連携先の会計ソフトに合わせて出力レイアウトを柔軟に設定可能であり、これによってシステムの柔軟性も高まります。
経費BANKの口コミ・評価
経費BANKの利用者から寄せられた口コミでは、「非常に安く、ランニングコストもかなり低額」という好評が目立ちます。この評価は中小企業にとっては経済的な負担が軽減され、経費管理において優れたコストパフォーマンスを実現していることを示しています。
また、「シンプルで初心者でも使いやすい」という声もあります。経費BANKは使い始める際に特別なスキルや知識が不要であり、直感的で分かりやすい操作性が提供されています。
これは、経費処理が煩雑な作業になりがちな中で、ユーザーフレンドリーなインターフェースが利用者にとって大きな利点となっています。
経費BANKの料金体系
経費BANKの料金体系は非常にシンプルで、初期費用は0円から始めることができます。月額利用料も最小で5IDを利用する場合でも1,500円からとリーズナブルです。必要に応じて10ID単位で追加が可能です。
また、かんたんな料金シミュレーションを利用でき、企業のニーズに合わせた最適なプランを見つける手助けとなります。さらに、AI-OCR(自動入力)や交通系のオプションメニューも用意されており、手動入力の手間を大幅に削減できます。
初期費用 | 月額利用料 |
---|---|
0円 | 5ID 1,500円〜(税抜) ※10ID単位で追加できる |
参考:料金|経費BANK
経費BANKの導入の流れ
経費BANKの導入に興味がある場合は、経費BANKの公式ウェブサイトから資料請求や問い合わせを行いましょう。フォームを用いて必要な情報を入力し、送信するだけで完了します。
さらに、経費BANKでは無料のオンラインデモを提供しています。このデモでは、実際の操作や機能についてWeb会議ツールを通してリアルタイムで確認でき、サービスに関する不安や疑問を解消することができます。
デモを通じて、経費BANKがどのように業務を効率化し、業務の手間を軽減するかを具体的に理解することができます。
経費BANKを導入する際の注意点
経費BANKを導入する際に注意すべきポイントがあります。まず、AI-OCR(自動入力)やモバイルSuica・PASMOの利用明細取得を希望する場合は、別途申し込みが必要です。
これらのオプション機能を利用することで、より手間を省いた経費処理が可能ですが、導入前に申し込み手続きを確認しておくことが重要です。さらに、経費BANKでは交通系ICカードの読み取り機が別売となっています。
この機器は、対応している交通系ICカードの履歴情報をかんたんに取り込むためのもので、導入する場合には別途購入が必要です。経費処理において交通費が多い企業や従業員にとっては有用な機能ですが、購入の際には必要性を考慮して検討しましょう。
まとめ
経費BANKは中小企業向けの経費精算システムで、電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しています。このシステムは、従業員の負担を軽減することを重視し、AI-OCR(自動入力)機能や交通費精算、出張旅費精算など豊富な機能を提供しています。
特に、AI-OCR機能は領収書や請求書の撮影で手入力を不要にし、作業の効率を向上させます。ただし、導入前にはシステムの機能や料金体系を十分に理解し、企業のニーズに適したプランを検討することが大切です。
また、必要に応じてオプション機能の導入を検討することで、より効果的な経費処理が可能となります。経費BANKは使いやすさと効率性を両立させ、中小企業にとって負担のかからない経費管理をサポートしています。