ビズバンスJTB経費精算

ビズバンスJTB経費精算とは、電子帳簿保存法とインボイス制度に対応し、近隣交通費や請求書払い等の一般経費精算機能に加え、法人一括請求で国内外の出張予約も可能な出張予約システムを連携することのできる経費精算システムです。本記事では、ビズバンスJTB経費精算の特長や導入するメリット、料金体系などを解説します。

目次

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1. ビズバンスJTB経費精算とは
2. ビズバンスJTB経費精算の特長
3. ビズバンスJTB経費精算の主な機能
4. ビズバンスJTB経費精算を導入するメリット
5. ビズバンスJTB経費精算の口コミ・評価
6. ビズバンスJTB経費精算の料金体系
7. ビズバンスJTB経費精算の導入の流れ
8. ビズバンスJTB経費精算を導入する際の注意点
9. まとめ

ビズバンスJTB経費精算とは

ビズバンスJTB経費精算とは、日常的な経費精算や出張申請、立替経費の振込対応における負担を削減し、業務の効率化を実現する経費精算システムです。電子帳簿保存法とインボイス制度にも対応しており、法令を遵守しながら安心して業務を遂行できます。

本記事では、ビズバンスJTB経費精算の特長や導入するメリット、料金体系などを解説します。手入力やチェックの負担を削減し、不正防止・ガバナンス強化を図りつつ、経費精算・出張管理に関わる課題を解決したい場合には、ぜひ参考にしてください。

ビズバンスJTB経費精算の特長

ビズバンスJTB経費精算には、データ連携によって経理担当者の負担を軽減し、機能の細やかな設定ができるなど、さまざまな特長があります。ここでは、ビズバンスJTB経費精算の特長について解説します。

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実績データ連携機能で出張申請・精算を効率化

ビズバンスJTB経費精算の出張予約システム連携機能では、新幹線・航空機・ホテルなどのオンラインチケットを、法人一括請求で簡単に手配できます。

提携予約サイトを使い、事前申請と同時に出張手配が可能なため、個人立替・仮払い・領収書の発行といった処理が不要です。

さらに、交通系ICカード、各種カード決済、購買サイトの利用データを精算書に取り込むことで、実績データを使った出張申請・精算ができます。日常的な経費精算の手入力やチェック作業の負担を軽減し、差し戻しや修正をなくして業務の効率化が可能です。

機能の細やかな設定が可能なシステムの柔軟性

ビズバンスJTB経費精算には、経費精算システムと出張管理システムを掛け合わせた、JTBならではの機能が豊富に搭載されています。例えば、勘定科目の自動仕訳・会計ソフト連携、出張管理・出張データ連携、法人カード連携などが1つのシステムで利用可能です。

各機能の細やかな設定ができるシステムの柔軟性に加え、必要に応じてアドオン開発も行えます。既存の承認フローや社内規定が複雑な場合にも、企業ごとの経費規程・出張旅費規定に合わせた設定変更が可能なため、多種多様な要件がある企業でも安心です。

迅速かつ丁寧なサポートで初めてでも安心

ビズバンスJTB経費精算の導入では、専任の導入SEが運用設計や初期設定など、運用開始までの作業をサポートします。初めてのシステム導入であっても、手厚いサポートでスムーズな運用開始につなげられて安心です。

また、導入後は質問や要望に合わせて、オペレーター・ナレッジDB・営業担当・担当SE・開発担当による継続的なサポートが受けられます。訪問サポートに対応しており、カスタマーサポートチームが迅速かつ丁寧に応える点も利用者に好評です。

ビズバンスJTB経費精算の主な機能

ビズバンスJTB経費精算には、各種データ連携や不正防止・ガバナンス強化につながる機能など、経費精算の効率化に欠かせない機能が豊富に搭載されています。ここでは、ビズバンスJTB経費精算の主な機能について解説します。

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会計ソフト連携

会計ソフト連携の機能では、勘定科目の仕訳作業や会計ソフトへの入力作業を自動化できます。例えば、申請者が精算時に選択した項目に応じて、勘定科目や税区分などを自動的に紐付けることで、簡単に仕訳データの作成が完了します。

自動作成された仕訳データは、すでに利用中の会計ソフトへCSVファイルまたはAPIで連携が可能です。なお、個別のアドオン開発により、会計ソフトごとのフォーマットに沿った仕訳データのCSVファイル出力ができるようにするなど、柔軟なカスタマイズができます。

出張予約・管理・出張データ連携

JTBビジネストラベルソリューションズの出張予約・管理システム「ビズバンスJTB出張予約」との連携で、新幹線・航空機・ホテルなど、パッケージツアーを含めた国内外のオンラインチケットを法人一括請求で手配可能です。

法人向けの各種サービスをシングルサインオンで手配でき、経費精算と出張管理の一元化によって、経理担当者の振込対応・小口現金管理・領収書管理にかかる手間を軽減します。

また、手配内容の予約・利用実績データは、申請書と精算書に取り込むことが可能です。連携された実績データは改ざんできず、申請を完了していない実績データがある場合、システムが自動で出張者に対して通知を行います。

そして、出張の手配内容の見える化により、チケット購買データや経費申請・精算データを分析し、旅費・経費の妥当性を確かめつつ、カラ出張や水増しなどの不正防止が可能です。

法人カード連携

法人カード連携では、国内のコーポレートカード、パーチェシングカード、プリペイドカード、バーチャルカードの4種類、10社以上のカード会社と連携可能であり、利用明細データを自動で取り込み、そのまま経費精算に利用できます。

利用明細データの経費精算は、手入力との違いがアイコンで見分けられるため、手入力による記入ミスやチェック作業の削減が可能です。さらに、現金での支払いが減ることにより、法人カードを使ったキャッシュレス化につなげられます。

また、未精算の利用明細データをシステムの画面上で区別でき、経費申請の漏れや期限超過を防止しつつ、迅速かつ正確な経費精算が可能となります。

不正防止・ガバナンス強化

不正経費自動検知クラウド「Stena Expense」との併用により、不正検知AIが経費データを網羅的にチェックするため、これまで1件ずつ手作業や目視で行っていた経費精算の確認工数を大幅に削減し、不正防止・ガバナンス強化に向けた対策が可能です。

AI解析では、申請履歴や他社員の利用傾向などを踏まえて判定され、人の目では見落としがちな重複申請も発見できます。おおよそ約30分ですべての経費利用をチェックし、企業ごとの状況に合わせたロジックのカスタマイズ・新規モデルの作成も可能です。

また、検知結果の確認から記録・管理・分析まで、不正・異常の種類や日付、勘定分類、申請部署、申請者など、さまざまな項目のフィルタリングとグラフ化で、不正防止・ガバナンス強化を図れます。

電子帳簿保存法対応

ビズバンスJTB経費精算は電子帳簿保存法に対応しており、電子化によって画面上で証憑の検索ができます。電子帳簿保存法で定められている「支払先・支払日・金額」以外の検索項目もあり、スムーズに領収書・請求書を探し出すことが可能です。

紙の領収書・請求書の保管では、印刷代や保管スペースの確保にかかるコスト、紛失リスクの発生が課題となります。しかし、ビズバンスJTB経費精算はスマホアプリを使った電子化にも対応しており、タイムスタンプ付きのデータで経費精算が可能です。

そのため、経費精算の手間と証憑の保管コストを削減しつつ、電子帳簿保存法を遵守できます。また、証憑データの添付漏れや二重利用、画像サイズに対するアラート表示といった便利な機能も搭載されています。

インボイス制度対応

インボイス制度にも対応し、経費精算業務で必要な税率による区分の判定、適格請求書発行事業者による区分、電子帳簿保存法の要件に則った電子インボイスの保存が正確に行えるため、経理担当者の業務を効率化できます。

AI-OCR機能が搭載されており、スマートフォンのカメラで読み取った登録事業者番号から、国税庁に登録された支払先の名称を自動で入力し、会計ソフト連携のための仕訳データとしても出力が可能です。

なお、国税庁のデータベースとのマッチ度が低いとアラートで警告するため、登録事業者番号のチェックを自動化できます。その他、税込3万円未満の旅費交通費や出張旅費・宿泊費等の特例は、科目に紐づく利用目的の項目によって制御可能です。

ビズバンスJTB経費精算を導入するメリット

ビズバンスJTB経費精算を導入することで、リモートワークの実現やペーパーレス化など、さまざまな業務の効率化につながります。ここでは、ビズバンスJTB経費精算を導入するメリットについて解説します。

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シンプルな操作性でリモートワークにも対応しやすい

ビズバンスJTB経費精算はシンプルな操作性でありながら、出張の事前申請・手配・精算のすべてを一連の流れで完了できます。そのため、導入によって出張申請から承認、承認後のチケット手配、出張後の精算までが1つのシステム上で完結します。

時間や場所を選ばずWeb上で処理が可能となり、リモートワークにも対応しやすいです。出張者の個人立替の解消に加え、承認者のチェック・処理のためだけの出社をなくすなど、柔軟な働き方への対応で従業員の満足度向上にも期待できます。

人的ミスのリスクを低減して業務効率を大幅に向上できる

ビズバンスJTB経費精算の導入により、面倒な勘定科目の仕訳や会計ソフトへの手入力を自動化できます。さらに、総合振り込みの機能を使ったインターネットバンキングへの一括支払いをはじめ、ガイド機能でシステムの利便性・業務の生産性を上げることも可能です。

その結果、手作業による金額や取引内容のデータ入力・転記ミスをなくし、人的ミスのリスクを低減しながら業務効率の大幅な向上につなげられます。各機能を使いこなせば、正確な情報の入力と確認作業の効率化により、ガバナンス強化を実現できる点もメリットです。

ペーパーレス化によってキャッシュレス化にもつなげられる

ビズバンスJTB経費精算を導入すると、出張の事前申請から精算までがデジタルで完結します。紙ではなく、経費精算に関わる情報をデータ化して管理することで、電子申請と電子決裁が可能となり、最終承認までの時間を削減しながらペーパーレス化につなげられます。

また、紛失やデータの改ざんリスクを防ぎつつ、法人決済型のコーポレートカードとの連携で立替精算の負担をなくすことが可能です。ビズバンスJTB経費精算はビジネスプリペイドカードとの連携もできるため、両カードを併用した全社キャッシュレス化が実現します。

ビズバンスJTB経費精算の口コミ・評価

ビズバンスJTB経費精算を導入したユーザーから、「1つのツールで一括で申請できるのは非常に便利でわかりやすい」と評価されています。出張先への移動方法が固定化されていない場合、交通費の申請が煩雑になりますが、一括申請によって管理しやすい点が好評です。

また、「海外出張の精算が楽になった」という評価も挙げられています。航空券の手配や現地での会食費など、会社のクレジットカードで支払った費用は自動でシステムに取り込まれるため、後の経費精算が楽に行えているようです。

ビズバンスJTB経費精算の料金体系

ビズバンスJTB経費精算の利用料金は、初期導入費用として300,000円〜、月額利用料に35,000円〜が発生します。ユーザー数や利用するコンテンツ、追加開発の有無によって価格は変動するため、正式な料金は個別見積が必要です。

初期導入費用	月額利用料
300,000円～	35,000円～

※価格はすべて税抜

参考：料金

ビズバンスJTB経費精算の導入の流れ

ビズバンスJTB経費精算の導入では、はじめに問い合わせ・資料請求が必要です。公式サイトのフォームから問い合わせを行いましょう。次にヒアリングが行われ、自社に合った提案を受けることができます。

自社独自の経費規程や出張旅費規程など、設定で気になる点がある場合は相談しておくと安心です。見積が行われた後、発注・契約へと進みます。契約後は、専任の導入SEによる導入作業サポートを受けながらシステムを導入し、利用開始へとつながる流れです。

ビズバンスJTB経費精算を導入する際の注意点

ビズバンスJTB経費精算を導入する際には、いくつかの注意点があります。まず、導入までは3カ月～6カ月程度かかります。長期的な視野での検討が重要となるため、利用開始したい時期を明確にし、スケジュールに余裕を持って問い合わせましょう。

また、利用中のERPや会計システムとの連携については、問い合わせによる確認が必要です。さまざまなシステムとの連携実績があるものの、導入後に連携できないとならないよう、利用中のシステムについて連携可能かどうかを確認することが大切です。

まとめ

ビズバンスJTB経費精算とは、経費精算システムと出張管理システムを掛け合わせ、電子帳簿保存法とインボイス制度に対応した経費精算・出張管理システムです。法人一括請求が可能であり、個人立替やチェック作業を削減し、出張者・担当者の負担を減らせます。

さらに、申請者が選択した項目に応じて、勘定科目や税区分などを自動で紐付けし、会計システムへの連携によって入力作業を削減することも可能です。連携した実績データは改ざんできず、AI解析による検知で不正利用や不備の防止にもつながります。

また、独自のシステムを構築したい場合、個別のアドオン開発が可能なため、企業ごとの要望に合わせた柔軟な対応に期待できます。経費精算や出張管理における経理業務の工数を削減し、業務効率化を図りたい場合には、ビズバンスJTB経費精算の導入がおすすめです。