トビラフォン Cloud

トビラフォン Cloudは、機器設置・配線不要のクラウドPBXです。スマホやPC、インターネット環境があれば発着信が可能であり、リモートワークにも対応できます。本記事では、トビラフォン Cloudの特徴や主な機能、導入するメリット、料金体系などを解説します。

目次

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1. トビラフォン Cloudとは
2. トビラフォン Cloudの特徴
3. トビラフォン Cloudの主な機能
4. トビラフォン Cloudを導入するメリット
5. トビラフォン Cloudの口コミ・評価
6. トビラフォン Cloudの料金体系
7. トビラフォン Cloudの導入の流れ
8. トビラフォン Cloudを導入する際の注意点
9. まとめ

トビラフォン Cloudとは

トビラフォン Cloudは、スマホで会社番号の発着信ができ、ビジネスフォンの便利機能も搭載されたフルクラウド型クラウドPBXです。1ユーザーが複数の外線番号を使い分ける運用も可能であり、リモートワークや外出先での業務など、働き方に合わせた電話環境を実現できます。

本記事では、トビラフォン Cloudの特徴や導入するメリット、料金体系などを解説します。場所にとらわれない働き方を実現し、言った・言わないのトラブル防止等、さまざまなリスク対策を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。

トビラフォン Cloudの特徴

トビラフォン Cloudは機器設置・配線不要のクラウドサービスであるため、低コストで導入できます。従来のビジネスフォンにはないセキュリティ対策が施されているのも特徴です。ここでは、トビラフォン Cloudの特徴を解説します。

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機器設置・配線不要のクラウドサービス

フルクラウド型クラウドPBXのトビラフォン Cloudは、機器設置・配線不要で、ネット環境があれば通話が可能です。専用アプリをインストールするだけで、私用携帯・社用携帯にかかわらず、スマホから会社番号で発着信できます。

スマホやPCがあれば発着信可能なため、リモートワークに対応しやすく、オフィス移転や既存電話機器からリプレイスする際のコスト削減にもつながります。さらに、専門知識不要で柔軟な着信設定ができ、設定変更にかかる負担や設定費の削減も可能です。

安心安全のセキュリティ対策とサポート体制

トビラフォン Cloudは、トビラシステムズ株式会社という上場企業が運営するサービスで、安心安全のセキュリティ対策とサポート体制が敷かれています。例えば、セキュリティ対策では通信の暗号化に加え、管理画面の2段階認証、IPアドレス制限などに対応しています。

従来のビジネスフォンにはない複数のセキュリティ対策により、通信内容や登録情報の盗聴・なりすましなどの犯罪行為を防止することが可能です。

また、通話履歴等のデータはスマホ端末に保存されずにクラウド上で管理されるため、紛失時や退職時はアカウントを削除すれば、発着信や電話帳・履歴の閲覧ができなくなります。導入後はメール・電話でのサポートを行っており、スムーズに運用を開始できます。

トビラフォン Cloudの主な機能

トビラフォン Cloudには、電話対応やその管理を効率化するさまざまな機能が備わっています。ここでは、トビラフォン Cloudの主な機能について解説します。

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電話機能

電話機能には、発着信にかかわる機能が備わっています。かかってきた電話の適切なオペレーターへの自動振り分けや、指定した日時での音声アナウンス再生など、電話業務の自動化によってオペレーターは通話内容に集中しやすくなります。

機能	概要
外線通話	番号ごとの発着信設定が可能
内線通話	内線通話を無料で24時間利用可能
内線転送	外線着信を適切な担当者に転送
自動外線転送	外線着信を他の登録した番号に自動で転送
留守番電話	「指定した日付・時間」や「不在時」に留守番電話のアナウンスを流し、 相手の音声を録音
電話帳（共有・個人）	事前に個人・共有の電話帳に登録した番号を、発着信時に表示 （会社共有・個人管理）
スケジュール設定	曜日、月日、時間を指定し、営業時間外や休日で音声アナウンス・留守番電話に 切り替える
自動音声ガイダンス（IVR）	音声ガイダンスで入力された番号によって、通話を適切なオペレーターに振り分ける
アナウンスファイル	汎用的なアナウンスが用意されている。独自の音声ファイルのアップロードや テキストからの音声生成も可能
コールキューイング	応答可能なオペレーターがいない場合、入電を保留状態にし、 空き次第オペレーターに順次接続
国際電話	多国との国際電話が可能

マネージメント機能

マネージメント機能として、すべての発着信履歴を管理しながら電話業務の効率化につなげる機能が搭載されています。これらの機能を活用すれば、手間をかけずにフィードバックや人員配置の見直しを行えます。

機能	概要
発着信履歴管理	すべての発着信履歴を管理し、通話はURLで社内共有が可能
通話録音	内線・外線の通話を自動で録音、録音音量の拡張も可能
自動テキスト化	自動で通話内容をテキスト化し、アプリやPCで確認が可能
ダッシュボード	外線の発着信件数や担当者ごとの電話状況を、グラフ・表で可視化
CSVダウンロード	通話履歴・録音データ・電話帳など、各種データをCSV形式でダウンロード可能
監視機能	データの上限を超えた際、アラートやメールで通知

便利機能

便利機能には、個人の状態を管理する機能や発着信の規制、迷惑電話のフィルタリングといった機能が備わっています。会社にかかってくる電話の中から、直接対応が必要な電話のみに集中できるため、取り次ぎや検索にかかる手間の削減につながります。

機能	概要
個人ステイタス管理	個人の状態を「連絡可能」「一時退席中」など5つのステイタスで表示し、 「応答不可」選択時は着信を受け付けない
規制番号	登録した電話番号の発着信を制限する
通話メモ	通話履歴にメモを残し、会話内容の振り返りが可能
ラベリング	「要折り返し」「重要」など、自由に作成したラベルを貼り、 検索での絞り込みが可能
スマート着信	かかってきた電話番号に対して、前回の通話で最後に対応した 担当者を優先的に呼び出せる
着信音変更	電話番号や担当者ごとに着信音の変更が可能
迷惑電話フィルタ	しつこい営業電話を自動的にブロック
事業者名表示	500万件以上の法人電話データから、該当する事業者名を自動表示

トビラフォン Cloudを導入するメリット

トビラフォン Cloudの導入により、通話内容の自動記録や災害時・コンプライアンスのリスク軽減、営業電話への対応の効率化などのメリットを期待できます。ここでは、トビラフォン Cloudを導入するメリットについて解説します。

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通話録音と音声テキスト化で業務を効率化できる

トビラフォン Cloudの通話録音と音声テキスト化の機能を活用すれば、正確な通話内容を記録できます。例えば、通話内容を日報として記録しておくと、振り返りをする際にオペレーターが自身の通話を効率よく確認できるので、迅速かつ適切な対応が可能です。

また、通話の開始前に自動録音を行う旨の音声ガイダンスを流せば、通話相手との言った・言わない問題などのトラブルを防止できます。土日・祝日における営業時間外の受電も全て履歴が残るため、機会損失の防止にも繋がります。

災害時やコンプライアンスのリスク軽減につながる

トビラフォン Cloudは、インターネット環境があれば利用できます。そのため、災害時における電話回線の断絶による業務停止のリスクを回避しながら、社員間の内線通話では安否確認も可能です。

また、アプリをインストールすれば私用携帯上で会社番号の発着信を行うことができ、着信設定やユーザー管理も管理画面から一気通貫で行えます。各メンバーの通話内容が音声データとテキストで記録されることで、コンプライアンスのリスク軽減にも役立ちます。

営業電話への対応や取り次ぎにかかる手間を削減できる

トビラフォン Cloudに搭載されている独自の迷惑電話フィルタにより、迷惑電話やしつこい営業電話は自動でブロックされます。警察からの情報提供、約1,500万人の利用者のログなどから日々更新された、約30,000件のデータベースを活用して自動ブロックが可能です。

この機能により、リモートワークの際にも対応が必要な電話だけを各メンバーに転送することができ、取り次ぎや折り返しに時間を取られずに済みます。不要な着信を防ぎながらメールで問い合わせ内容を取り次ぐなどの手間を削減し、他のコア業務へ注力が可能です。

トビラフォン Cloudの口コミ・評価

トビラフォン Cloudを導入したユーザーからは、「録音機能で通話内容の確認もできるため、齟齬が少なくなりました」と評価されています。社内外のトラブル回避に加え、リモートワークでのコミュニケーション不足の解決につながる点も好評です。

また、「発信元の特定もできるので、安心して電話応対できる」といった声も上がっています。着信時には、電話帳の登録情報や500万件以上の電話番号データベースから番号を特定できるため、瞬時に発信元を特定し、安心して利用可能な点が高く評価されています。

トビラフォン Cloudの料金体系

トビラフォン Cloudは基本セットとして、月額料金と初期費用が発生します。月額料金は、「基本セット3,000円+追加・拡張料金+通話料」の支払いが必要です。また、初期費用は「基本セット30,000円+追加・拡張料金」で構成されています。

基本セットの内訳には、外線番号数やユーザー数が設定されており、追加・拡張料金を支払えば番号数や回線数を増やせます。基本セット料金に加え、実際にかかる料金は企業ごとに異なるため、詳しい金額を知りたい場合は見積もりを依頼しましょう。

【基本セット料金】

月額料金	3,000円+追加・拡張料金+通話料
初期費用	30,000円+追加・拡張料金

【基本セット内訳】

外線番号数	050番号×1番号
ユーザー数（内線番号数）	内線番号×2番号
同時通話（ch）数	2回線（ch）
電話帳登録件数	2,500件
拒否電話番号登録件数	2,500件
通話録音時間	約100時間

※価格はすべて税抜

参考：料金・通話料

トビラフォン Cloudの導入の流れ

トビラフォン Cloudを導入するには、まず電話または専用フォームから問い合わせが必要です。その後、専用フォームから申し込み手続きを行い、営業担当者から申し込み内容の確認が実施されます。

続いて、トビラフォン Cloudアプリのダウンロードと簡単な着信設定を実施し、本運用開始の運びとなります。申し込みから運用開始までは最短3営業日となっており、導入準備・設定の際には、サポートセンターによるサポートを受けることも可能です。

トビラフォン Cloudを導入する際の注意点

トビラフォン Cloudを導入する際には、注意点が2つあります。1つ目は発信できない番号があります。接続可否番号については、トビラフォン Cloudのサイト上に記載されているので事前に確認されることをおすすめします。

2つ目に、トビラフォン Cloudを固定電話で利用する場合は動作確認済みの機種しか利用できない点です。さらに、市外局番やフリーダイヤルを希望する場合には、申込みから利用開始までに2週間〜1か月程度の期間が必要な点にも注意しましょう。

まとめ

トビラフォン Cloudは、電話機器・配線不要で導入でき、スマホから会社番号の発着信が可能なフルクラウド型クラウドPBXです。安心安全なセキュリティ対策とサポート体制に加え、外線番号を使い分けたさまざまな運用方法を実現できます。

各メンバーの通話は自動で録音・テキスト化されるため、通話内容の振り返りがしやすく、折り返し・取り次ぎにかかる手間の削減だけでなく、災害時やコンプライアンスのリスク軽減にもつながります。

リモートワークに対応した柔軟な働き方の実現をはじめ、マルチデバイスを活用した電話業務の効率化を図りたい場合には、トビラフォン Cloudの導入がおすすめです。