Backlogとは|主な機能や特徴・導入するメリット・料金体系を解説
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- Backlogでは、課題へのコメントや更新内容のメール通知でメンバーへの連絡漏れを防止
- タスクを親子課題として関連付けて粒度の大小で設定し、プロジェクトの作業整理が可能
- Backlogはシステムの不具合を課題として管理し、修正履歴などの表示で品質が向上する
Backlogとは、プロジェクトチームの業務を見える化してタスク漏れやスケジュールの遅延を防ぐプロジェクト管理システムです。チームのコラボレーションを促進します。本記事では、Backlogの特徴や主な機能から、導入するメリットや強み、料金体系などを解説します。
目次
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Backlogとは
Backlogはプロジェクト管理システムであり、プロジェクトチームの業務を整理し、可視化することでタスク漏れやスケジュールの遅延を未然に防ぐ役割を果たします。このツールはチームの協力を促進し、プロジェクトの進捗をスムーズに管理します。
Backlogは直感的で使いやすいインターフェースであり、初心者でも簡単に利用できるプロジェクト管理・タスク管理ツールとして注目されています。本記事では、Backlogの特徴や主な機能から、導入するメリットや強み、料金体系などを解説します。
Backlogの特徴
Backlogには、チームのコラボレーションを促進したり、プロジェクト計画の進捗状況を可視化したりなどの、さまざまな特徴があります。ここからは、その特徴について詳しく解説します。
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Backlogの特徴
チームのコラボレーションを促進する
Backlogの特徴の一つは、チームのコラボレーションを積極的に促進する点です。このツールでは、プロジェクトの進捗状況に関するコメントをメンバー同士でやり取りできます。
36種類のキャラクターアイコンやスターによるいいね機能などが搭載されており、コミュニケーションを豊かにします。社内メンバーや取引先、代理店担当者といった関係者との作業やプロジェクト進捗に関するコメントを簡単に送り合うことができます。
また、課題に対するコメントや更新内容がメンバーに通知され、メール通知によって連絡漏れを防止します。
プロジェクト計画の進捗状況を可視化
Backlogは、プロジェクト計画の進捗状況をガントチャートで可視化できます。この機能により、各業務ごとの課題を作成し、作業を整理することが可能です。
プロジェクト計画をガントチャートで視覚的に表現することで、開発、デザイン、マーケティング、セールスなど、各担当者の作業と完了期限が明確になります。
ガントチャートを使用してプロジェクトと作業を紐づけて管理し、タイムラインで簡単に確認できるため、メンバーの進捗状況を一目で把握できます。作業の遅延や課題に早く気づくことができ、チーム全体で効率的なプロジェクト進行が可能となります。
担当者と期限の設定で作業が進めやすい
Backlogは、期限と作業担当者を設定してタスク管理を行うことで、作業が進めやすくなります。チームメンバーの作業が一箇所にまとめられ、担当者が明確になるため、作業の進行がスムーズになります。
課題を作成した際に、担当者と期限を設定することで、課題を予定通りに完了させることができます。担当者設定により、誰がどの作業に責任を持つのかが明確になり、それに基づいて計画的な進行が可能です。
さらに、Backlogは、担当者設定のお知らせや作業内容の更新をBacklog内とメールで通知する機能を提供しています。これによって、チーム全体がタスクの進捗状況を把握しやすくなります。
Backlogの主な機能
Backlogには、ガントチャート、カンバンボードなどの多くの便利な機能を備えています。以下では、その主な機能に注目して詳しく解説します。
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ガントチャート
Backlogのガントチャートは、プロジェクト管理において重要な機能であり、プロジェクトの進捗を直感的に見える化します。ガントチャートを通じて、プロジェクトの全体像を一望でき、タスクの進行状況をリアルタイムで把握することが可能です。
各メンバーの担当タスクが明確に表示され、誰がどの作業に従事しているかが一目で分かります。そのため、チーム全体が協力して作業を進める際に、担当者や期限に基づいた効果的な計画を策定できます。
カンバンボード
Backlogのカンバンボードは、課題が書かれたカードをドラッグ&ドロップすることで、課題の状態を瞬時に変更できます。この変更はリアルタイムに反映され、カンバンボード上でのプロジェクトの進捗を効果的に管理できます。
優先順位の変更や急なタスクの追加がスムーズに行え、課題の進捗や状態を迅速に調整できるため、効率的なプロジェクト管理が可能になります。
Wiki
BacklogのWikiは、チームメンバー向けに情報を文書で管理する機能です。個人メモや会議の議事録、作業マニュアル、仕様書など、様々な文書を一元化して保存できます。
そのため、チーム内で情報の誤解や不足を防ぎ、プロジェクトをスムーズに進行させることができます。また、リンク共有やPDF出力にも対応しており、情報の柔軟な共有が可能です。
プロジェクトにおいては、情報量や認識のズレが発生すると、業務の効率が低下します。BacklogのWiki機能を活用することで、様々な部署で蓄積された知識や情報、ノウハウを一か所に集約し、効率的な業務の進行ができます。
親子課題
Backlogの親子課題機能は、タスクの関連付けを容易にする機能です。この機能を使うと、プロジェクトの作業を整理するために、粒度が大きいタスクを親課題に、粒度が小さいタスクを子課題に設定できます。
親子課題を活用することで、タスクの管理がより細かく行えます。大きな目標やプロジェクト全体を親課題として設定し、その下に具体的な作業やサブタスクを子課題として関連付けることで、プロジェクトの全体像が一目で把握できます。
ファイル共有
Backlogのファイル共有機能は、サイト制作の素材やチラシ、説明資料などの様々なファイルをプロジェクトメンバーと共有するための便利な機能です。
この機能により、プロジェクトに関連する重要なファイルを一元管理し、チーム全体で容易にアクセスできます。大容量のAiやPsdファイルなどにも対応しており、プロジェクトメンバーがスムーズに利用できます。
ファイルの格納先がBacklog内に統一されているため、メンバーは常に最新の素材や資料にアクセス可能です。
お知らせ機能
Backlogのお知らせ機能は、プロジェクト内での重要な情報を効果的に共有する機能です。課題の作成、担当者の割り当て、コメントの投稿、Wikiの更新など、様々なイベントが発生すると、プロジェクトメンバーに通知が行われます。
必要に応じてメールでのお知らせも可能で、通知とコメント機能を組み合わせることで、コミュニケーションが効率的に行えます。タスクの更新やコメントがあるたびに通知が発信されるため、関連するチームメンバーは常に最新の情報を把握できます。
また、課題に直接コメントを残すことで、過去のやり取りを簡単に振り返りながら、プロジェクトの進捗や課題の履歴を確認することが可能です。
IPアドレス制限
BacklogのIPアドレス制限機能は、セキュリティレベルを向上させるための機能です。この機能を用いることで、プロジェクトメンバーのアクセス元を特定のIPアドレスに制限することが可能です。
IPアドレス制限は、不正なアクセスやセキュリティの脆弱性に対処するために役立ちます。特定の信頼できるIPアドレスからのみアクセスを許可することで、不正アクセスを防ぎ、プロジェクトデータの機密性を保護します。
Backlogを導入するメリット
Backlogを導入することで、メンバーの権限を適切に管理できたり、情報の蓄積・共有で業務を効率化したりなど、多くのメリットがあります。以下では、そのメリットについて詳しく解説します。
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Backlogを導入するメリット
メンバーの権限を適切に管理できる
Backlogを導入することで、1つのスペースで情報共有と作業が行え、プロジェクトメンバーの権限を適切に管理できる点はメリットの一つといえます。
プロジェクトに関連する情報を一元管理することで、社内メンバーから代理店や取引先まで、関係者が1つのスペースで協力して作業を進めることが可能です。そのため、情報の断片化や漏れを防ぐことができます。
また、スペースの管理者は各ユーザーに対して適切な権限を割り当てることができます。たとえば、プロジェクトの進捗状況を把握するための閲覧権限や、重要な情報の編集権限などを調整できます。
情報の蓄積・共有で業務が効率化する
Backlogの導入によって、さまざまな部署が持つ知識・情報・ノウハウを一元的に集約して共有することで、業務の効率化を図ることができます。Wiki機能を活用することで、部署ごとに分散している情報を一か所に統合し、チーム全体で容易にアクセスできます。
これにより、プロジェクトメンバーは必要な情報を素早く見つけ、業務に関連する知識やノウハウを効率的に活用できます。情報が一元的に管理されることでコミュニケーションもスムーズになり、作業の重複や誤りが減少します。
修正履歴・対応履歴の表示で品質向上
Backlogの導入によって、チーム内でファイルやドキュメントの変更履歴・修正履歴・対応履歴を共有できます。特にバグや不具合の管理において、Backlogは詳細な情報を記録し、品質向上に寄与します。
バグの発見日時、発見者、再現方法、修正履歴、修正方法、重要度、テスト状況などが管理され、チーム全体でこれらの情報にアクセス可能です。
さらに、Backlogはバージョン管理機能を備えており、ファイルやドキュメントの変更履歴を簡単に確認できます。これにより、過去のバージョンに戻すことや、どのメンバーがどの部分を変更したかを追跡することが可能です。
コミュニケーションコストの削減が可能
Backlogはブラウザだけでなくスマートフォンアプリも提供されています。そのため、現場メンバーとのコミュニケーションコストが削減できるというメリットがあります。通常のメールと異なり、Backlogはカジュアルに進捗確認が可能です。
スマートフォンアプリを利用すれば、専用のPCがない現場メンバーも各自のスマートフォンから手軽に返信や情報の確認が可能です。そのため作業現場でのコミュニケーションがスムーズに行えて、コストを大幅に削減できます。
工数の予実管理で依頼内容を最適化できる
Backlogの導入において、工数の予実管理が詳細に行えることは大きなメリットです。Backlogではタスクごとに予定時間と実績時間を詳細に記入でき、これにより工数管理がスムーズに行えます。
予定と実績など課題に関連する情報はCSVやExcelで出力することもできます。月次や四半期ごとに数字を確認することで、工数を圧迫している依頼を特定し、効果的な対策を検討することができます。
したがって、プロジェクト全体の効率向上やリソースの適切な配分が可能となります。
Backlogの口コミ・評価
Backlogは「初めてでも非常に使いやすい」という声が多く、ユーザーたちは作業がスムーズに行えることを好意的に評価しています。特にシンプルで無駄のないUIが高く評価されており、初心者でも手軽に利用できるとの意見が寄せられています。
プロジェクト管理において重要なガントチャートに関しても、「特殊な操作をせずにガントチャートが自動で生成されるので、進捗が一目瞭然になった」という口コミが目立ちます。
簡単な操作と使いやすいインターフェースにより、Backlogは信頼性の高いプラットフォームとなっており、これがプロジェクトの成功に寄与していると言えるでしょう。
Backlogの料金体系
Backlogの料金体系は初期費用が無料で、ニーズや用途に合わせて4つのプランを選択できます。さらに、どのプランも30日間の無料トライアルが用意されています。
プランは個人利用向けの「スターター」から、主要な機能が利用可能な「スタンダード」、全機能が利用できる「プレミアム」、高度なセキュリティが必要な「プラチナ」まで選択できます。個人や少数向けには、フリープランも提供されています。
これらのプランは、人数が増えても料金が変わりません。無料トライアル期間中は全機能が利用可能で、使い勝手を確かめながら自身のニーズに最適なプランを見つけることができます。
プラン | スターター | スタンダード | プレミアム | プラチナ |
月額費用 | ¥2,970 | ¥17,600 | ¥29,700 | ¥82,500 |
※価格はすべて税込
Backlogの導入の流れ
Backlogを導入する手順は簡単です。まず、Backlogの公式ウェブサイトにアクセスし、自社や希望に合ったプランを選択します。次に、必要な情報を入力するフォームを提出すると、30日間の無料トライアルがスタートします。
この期間中、選択したプランの全機能を利用できます(アクセスログやセキュリティチェックシートを除く)。無料トライアル終了後、契約を希望する場合は、プランの確定と支払い方法の選択が必要です。
トライアル期間中のデータは引き続き利用可能です。導入に関する詳細な資料もウェブサイトからダウンロードできます。
Backlogを導入する際の注意点
Backlogを導入する際に注意すべき点があります。まず、スタータープランのお試し期間では、ガントチャートの使用が制限されています。ガントチャートの利用が必須である場合は、別のプランを検討する必要があります。
また、Backlogでは納品書や発注書などの対応はサポートされていません。これらの書類が必要な場合は、BacklogやNulab Appsからダウンロード可能ですが、必須書類の場合は別途11,000円(税込)がかかります。
なお、個別の契約書に関しては有料でも提供は行っていません。これらのポイントを考慮することで、Backlogを効果的に導入し、プロジェクトの進行や業務の管理をスムーズに行うことができます。
まとめ
Backlogはプロジェクト管理を円滑に進める頼もしいツールです。業務の可視化により、プロジェクト内のタスク漏れやスケジュールの遅延を効果的に予防し、チームメンバーとの協力を円滑に進めることができます。
無料トライアルを利用することで、自社のニーズに最適な機能を試すことができます。注意点として、スタータープランではガントチャートの使用が制限されていますので、この点を確認して別のプランを検討することが重要です。
紹介したポイントを押さえ、適切なプランの選定と導入を行うことで、プロジェクトの効率的な管理ができるでしょう。