Sansanとは|主な機能や特徴・導入するメリットを解説
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- Sansanは、顧客情報・営業活動の履歴・企業情報を一元管理できる
- Sansanは顧客情報を活用して営業のチャンスを見つけ、生産性向上と売上拡大に貢献する
- Sansanではキーパーソンの最新情報を把握でき、受注率の向上につなげられる
Sansanは、名刺だけでなく、企業情報や営業履歴を一元管理できる営業DXサービスです。営業生産性の向上や売上の拡大を実現することができます。本記事では、Sansanの特徴や主な機能、導入するメリット、料金体系などを解説します。
目次
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Sansanとは
Sansanは、名刺管理だけでなく、営業活動に必要なさまざまな顧客情報を企業の資産に変え、有効に活用できるようにする営業DXサービスです。
あらかじめ搭載されている100万件を超える最新の企業情報と、20万件の役職者の情報を顧客情報と合わせて活用することで、営業成果を最大化できます。
本記事では、Sansanの特徴や主な機能、導入するメリット、料金体系などを解説します。
Sansanの特徴
Sansanには、顧客情報・営業活動の履歴・企業情報を一元管理し、生産性の向上や売上の拡大につなげられるといった特徴があります。ここでは、Sansanの特徴をさらに詳しく解説します。
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顧客情報・営業活動の履歴・企業情報を一元管理
Sansanでは、名刺やメールといった顧客との接点から得られる顧客情報、面会・オンラインを含めた商談などの営業活動の履歴、100万件を超える企業情報を閲覧して一元管理できます。
名刺の管理はもちろん、メールの署名から取得した顧客情報も名刺データと同様に管理できます。顧客情報と併せて商談の記録を管理することで、営業活動の履歴を蓄積・共有できるようになります。
さらに、自社が接点を持ったことのない企業を含めた、100万件を超える企業情報と20万件の役職者の情報を標準搭載しています。顧客情報、営業活動の履歴、企業情報を一元管理し、全社で共有できるデータベースを構築できます。
営業のチャンスを見つけて売上拡大
Sansanでは、オンライン上での接点も蓄積できます。オンライン会議で交換したデジタル名刺や、メールだけでやり取りをする相手の顧客情報など、「紙の名刺交換をしたことがない人脈」も取りこぼすことなく蓄積できます。
全社のさまざまな接点から得た顧客情報が可視化されると、実はすでにキーパーソンとつながりがある同僚を発見できるなど、営業のチャンスを見つけられます。その同僚にキーパーソンの紹介を依頼し、商談がスムーズに進むことで売上につなげられます。
名刺関連業務と商談準備の効率化でコストを削減
Sansanは、専用のスキャナーやスマートフォンアプリで名刺をスキャンするだけで、正確に名刺の情報をデータ化できます。名刺情報の手入力や名刺の探索といった名刺関連の煩雑な業務を効率化します。
また、スマートフォンアプリを活用することにより、大切な商談前に相手の会社名・部署名・役職情報を確認し、必要に応じてメールや電話を行うこともできます。
さらに、Sansanでは、事業の概要・従業員規模・資本金・売上といった基本情報も一目で確認することが可能です。現在導入しているITサービスなど、企業の最新動向の把握も可能なため、商談準備に役立つ情報を効率的に得られます。
このように、営業活動における業務の効率化が可能なため、商談相手の情報管理やリサーチにかける手間と時間を削減し、業務コストの削減につながります。
Sansanの主な機能
Sansanには、名刺管理や接点管理、マーケティング機能など、営業活動に欠かせない機能が備わっています。ここでは、Sansanの機能について詳しく解説します。
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名刺管理
Sansanの名刺管理では、名刺データを蓄積・共有・活用し、効果的な営業活動を後押しします。全社の人脈を有効活用するための機能は以下の通りです。
- 名刺のデータ化
- Sansanスキャナ
- 多言語対応
- 名刺の検索
- メモ
- 組織ツリー
- タグ
高度なAI技術とオペレーターの手入力により、名刺を99.9%の精度で正確にデータ化できます。日本語を含め英語や中国語など、全11言語の名刺データ化に対応しています。
そして、社内に存在するすべての名刺の検索が可能であり、名刺データへのメモ登録によって、次回のアポイントメントや商談の引き継ぎにも役立てられます。
その他にも、企業単位で自動生成された組織ツリーから、これまでに接点のないキーパーソンの情報を取得し、効率的な営業戦略を立てることもできます。このように、名刺データを蓄積・共有・活用することで、企業の営業力強化に貢献します。
接点管理
顧客とのさまざまな接点から複数の情報を蓄積できます。メール署名取り込み・デジタル名刺などから顧客情報を蓄積し、オンライン上で築いた人脈も組織全体で共有できるようになります。
例えば、個別でやり取りをしていた人脈を漏れなく蓄積することにより、戦略的なアプローチを立案することができます。また、バックオフィス部門の人脈も蓄積できるため、新たな営業・マーケティングへの活用も可能です。
デジタル名刺交換では、Sansanを利用していない相手に対しても、簡単なフォーム入力を通じてオンライン上で名刺交換が可能です。
企業情報
Sansanでは、100万件を越える最新の企業情報を搭載し、営業に最適な20万件の役職者の情報も登録されています。その他にも、拠点情報や最新ニュースの配信、人事異動情報を通知する機能なども搭載されており、効果的な営業活動に寄与します。
また、顧客情報を取り込むだけでビジネスに潜む取引リスクを自動で検知するリスクチェック機能もあります。早期に取引リスクを発見することで、全社のリスクマネジメントの強化につながります。
マーケティング機能
メール配信機能とDM送付機能(オプション)を活用することで、ターゲットに最適な施策を効率的に行うことができます。メール配信機能では、正確にデータ化された名刺情報と企業情報を活用し、狙いたいターゲットにピンポイントでメール配信が可能です。
メール配信後は、開封率、誰がどのリンクをクリックしたかまで確認できるため、配信の効果を把握し、戦略の最適化が可能となります。
HTMLメールの作成はコーディングの知識がなくても直感的な操作で行うことができ、魅力的なメールコンテンツを手軽に作成できます。
システム連携
Sansan株式会社が提供する「Sansan Data Hub」を活用することで、Sansanに取り込んだ名刺情報を外部システムへ連携できます。
Salesforce、Marketo、SATORIとの自動連携が可能で、Sansanの名刺データを基に自動で顧客データを作成・更新できます。その他のシステムを利用している場合、CSVやAPIで連携が可能です。
顧客情報の蓄積において課題になりがちな「入力の煩雑さ」を解消し、最新で正確な顧客データをすぐに活用できる状態にします。
※ Salesforce は Salesforce, Inc. の商標であり、許可のもとで使用しています。
セキュリティー
さまざまな企業情報や顧客情報が管理されているSansanでは、高度なセキュリティー対策で利用者の安全性を確保しています。主なセキュリティー対策としては、以下が可能です。
- 二要素認証
- SAML認証
- IPアドレス認証
- デバイス利用制限
また、オペレーターの安全管理やPMSの構築など、組織として対策も行っています。これらのセキュリティー対策により、多くの金融機関や官公庁でも導入されているのが特徴です。
システム面と人材面からの対策だけでなく、情報漏洩を防ぐ対策がいくつも講じられていることにより、安心して利用できます。
Sansanを導入するメリット
Sansanを導入することで、キーパーソンの最新の状況を把握しやすくなる、営業成果を最大化できるなど、多くのメリットを得られます。以下では、Sansanを導入するメリットについて詳しく解説します。
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Sansanを導入するメリット
全社の人脈を有効活用できる
Sansanでは、名刺交換やメールのやり取りなどの接点情報がデータ化され、全社の人脈が可視化されます。他部門など把握しづらい人脈が見えるようになることで、思いがけない接点に気付くことができます。
そこで気付いたキーパーソンとつながりのある同僚に紹介を依頼するなど、人脈を活用して商談をスムーズに進めることが可能になります。
キーパーソンの最新情報に対応できる
公開されている組織改編の情報や、同僚が交換した最新の名刺から、名刺交換をしたことのある人物の人事異動情報が自動で通知されます。そのため、キーパーソンの最新情報を素早く把握でき、人事異動をきっかけとしたタイムリーなアプローチが可能です。
昇進のお祝いや後任担当者への迅速な挨拶など、効果的な営業活動につなげることができます。
受注率の向上につなげられる
Sansanには、名刺から得られない企業に関する情報があらかじめ搭載されています。エリアや業種、従業員規模といった基本的な情報だけでなく、キーワードや直近の動向など、会社を詳しく知ることができる情報も蓄積されています。
接点情報と組み合わせて活用することで、過去に接点があり、直近の売上が好調といった、今アプローチするべき企業を簡単に見つけることができ、受注率の向上につなげることができます。
商談履歴から提案内容の質を高められる
一般的な管理方法では、各営業担当者の電話やメールの履歴を管理し、すべての商談履歴をまとめるのは困難です。しかし、Sansanを活用すれば、商談内容を顧客情報と結びつけて記録・管理することができます。
これにより、誰が・いつ・どのような用件で顧客と接触をしているのかが分かり、過去の商談内容を把握しやすくなります。関連する顧客情報や商談履歴を引用し、過去のやり取りを確認・活用することで、提案内容の質を高め、成約率の向上にも貢献するでしょう。
Sansanの口コミ・評価
Sansanの利用者からは、「展示会などで名刺写真を登録すると自動でデータ化される」「取引先を会社として一元管理できるようになり、顧客へのコミュニケーションが容易になった」という評価が見られます。
名刺をはじめとした顧客情報の管理における営業の負担を軽減することで、大幅な業務効率化を実感している声が多いです。
また、「時間的な余裕ができたことで事務の生産性が上がった」との評価もあります。組織内でのスムーズな情報共有や業務の引き継ぎが実現され、生産性の向上に寄与しています。
このように、Sansanでは顧客情報の一元管理を通じて、企業内での円滑なコミュニケーションや業務連携をサポートしていることがうかがえます。
Sansanの料金体系
Sansanの料金体系は、初期費用をはじめとし、導入や運用支援を行うための運用支援費用、企業規模や用途に合わせて提供されるライセンス費用(月額)、さまざまな機能を追加できるオプション費用(月額)、Sansanスキャナ(月額)から構成されています。
運用支援費用はSansanの導入や運用をサポートするための費用であり、9000社以上の実績と蓄積されたノウハウに基づき、継続的な運用や活用促進を支援します。ライセンス費用は、企業の規模や利用目的に応じて複数のライセンス体系が用意されています。
また、オプションは用途に合わせて機能を追加でき、Sansanをより便利に活用できます。そして、Sansanスキャナはオフィスのフロアや拠点数分の機器が最小契約台数として必要です。
このような料金体系により、企業が最適なプランを選択して利用することができます。
発生する費用 | 内容 |
---|---|
初期費用 | 保有している名刺をデータ化する費用 |
運用支援費用 | 導入や運用支援を行うための費用 |
ライセンス費用(月額) | 企業規模や用途に合わせられる |
オプション費用(月額) | 企業規模や用途に合わせられる |
Sansanスキャナ(月額) | タブレットを含む専用端末の利用料金 |
参考:価格体系
Sansanの導入の流れ
Sansanの導入では、まず問い合わせフォームから自社の要望・質問・相談内容を問い合わせます。その内容を基に利用者の要望をヒアリングし、Sansanの機能やプランについての説明が行われます。
次に、自社が抱える課題や利用目的に合わせて、最適なプランが提案されます。提案内容に同意した後、契約手続きに進みます。そして、Sansanスキャナが到着したら即座に利用を開始できます。
また、Sansanは導入後もサポートが充実しているため、安心して利用できるのも特徴です。
Sansanを導入する際の注意点
通常、Sansanを導入する際の契約期間は1年間です。そのため、自社の運用計画に適合しているかの検討が必要です。また、Sansanの料金に関する具体的なプランや機能ごとの価格は、専用の問い合わせフォームの利用または営業担当への問い合わせが必要です。
月額で算出した際の利用料金は、企業の規模や利用目的によって異なるため、自社のニーズに合ったプランを正確に知るためには、直接の問い合わせが必要である点に留意しましょう。
サービスの内容と費用対効果を十分に比較検討することで、Sansanの効果的な運用・導入につなげられます。
まとめ
Sansanは名刺管理をはじめとし、あらゆる顧客情報を営業に活用することで、営業DXの推進をサポートするサービスです。名刺から得られる情報だけでなく、顧客との接点情報や企業情報など、さまざまな情報を一元管理して自社の営業成果を最大化します。
名刺管理ソフトを導入する際は、Sansanのようなさまざま営業課題を解決できるサービスを検討し、企業の生産性向上と売上拡大を目指しましょう。