SATSAVEとは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
Check!
- SATSAVEは、改正電子帳簿保存法に対応したクラウド電子帳簿保存サービス
- 経理業務を効率化させ、万全のセキュリティで安全に文書を管理できる
- 無料プランでも約2年分の帳票を保存でき、スモールスタートしたい企業にも向いている
SATSAVEは、改正電子帳簿保存法に対応したJIIMA認証取得のクラウド電子帳簿保存サービスです。経理業務を効率化させ、安全に文書を管理できます。本記事では、SATSAVEの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
SATSAVEとは
SATSAVEとは、「JIIMA認証」を取得したクラウド型の電子帳簿保存サービスです。導入により、改正電子帳簿保存法への対応が容易になり、経理業務の効率化に繋がります。
また、無料プランでも約2年分の受領帳票を保存できるため、スモールスタートを切りたい企業などにもおすすめです。本記事では、SATSAVEの特徴・メリット・料金体系についてご紹介します。
改正電子帳簿保存法への対応に課題のある企業は、ぜひ参考にしてください。
SATSAVEの特徴
SATSAVEは、導入が簡単で、改正電子帳簿保存法への対応に役立つ特徴があります。ここでは、SATSAVEの主な特徴をご紹介します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
SATSAVEの特徴
改正電子帳簿保存法に対応
SATSAVEは、改正電子帳簿保存法に準拠した形で、受領帳票などを電子データとして保管できる点に特徴があります。手動での法令対応には複雑な工程があり、全てを手動で行うには、膨大な労力・時間・人件費がかかります。
また、対応漏れなどのヒューマンエラーによる法令違反のリスクも付きまといます。その点、SATSAVEならば、システム上で受領帳票を管理するだけで、自動的に法令に対応できます。
手動での法令対応業務が不要になるため、その分のコスト削減やリスク回避に期待できます。
システム構築不要で導入がスピーディー
SATSAVEは、インターネット上のシステムにアクセスしてサービスを利用する「クラウド型」サービスです。開発済みのシステムを利用するため、自社でのサーバー設置やシステム構築が不要であり、その分スピーディーに導入できます。
短期間で導入できるため、電子帳簿保存法への対応に時間がかかっている企業でも、すぐに法令対応への体制を整えることができます。また、導入開始後のシステムの運用・保守もベンダーが行うため、自社のリソースを節約できます。
JIIMA認証取得
SATSAVEは、「JIIMA認証(電子取引ソフト)」を取得しています。JIIMA認証とは、簡潔にいえば、電子帳簿保存法の要件を満たしたソフトウェアに与えられる認証です。電子帳簿保存法の要件が1つでも欠けている場合、JIIMA認証は取得できません。
この厳しい審査をクリアしたSATSAVEは、法令対応について一定の信頼が置けるサービスといえます。基本的には、SATSAVE上で受領帳票を処理するだけで改正電子帳簿保存法に準拠できるため、法令対応に不安がある企業でも安心して利用できます。
SATSAVEの主な機能
SATSAVEには、受領帳票を改正電子帳簿保存法に則って処理し、経理業務の効率化に繋げる機能が充実しています。ここからは、SATSAVEの主な機能をご紹介します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
経理業務効率向上
経理業務効率向上では、受領した帳票を選択して返信したり、取引先に簡単に送信したりできます。また、柔軟なワークフローを構築し、受領帳票の送信・保管前に複数の目でチェックを行うこともできます。
帳票の一括登録や管理情報のCSV出力にも対応しており、他サービスとのデータ連携や帳票の作成も簡単に行うことができます。この機能の活用により、データの手入力作業の削減や承認フローの迅速化を実現でき、経理業務の効率化に繋がります。
効率的な文書管理
効率的な文書管理は、電子・紙スキャンのPDF文書を一元管理したり、個社別の項目を設定したりできる機能です。また、受領帳票に返信すると、自動で帳票の関連を紐付ける機能も備わっており、帳票の検索性が向上します。
電子・紙に関わらず、全ての受領帳票をPDF化してクラウド上で整理・管理することにより、経理業務の効率化に繋がります。これらの機能は、改正電子帳簿保存法の要件を満たす上でも役立ちます。
万全のセキュリティ
SATSAVEでは、受領帳票データをクラウド上に保管することにより、万全のセキュリティを備えています。アクセス権を持つユーザーであれば、誰でもデータに自由にアクセスできるため、情報共有のためのメール添付を削減できます。
これにより、メールの誤送信やPPAPに伴うリスクを低減できるでしょう。また、登録書類ごとの参照範囲の制限・ユーザーの利用機能範囲などの機能も搭載されており、内部統制の強化にも役立ちます。
これらの機能を活用し、受領帳票データの不正閲覧やウイルス感染を防止することで、情報漏洩などのリスク回避に繋がります。ひいては、企業のコンプライアンスの維持やガバナンスの強化にも期待できるでしょう。
SATSAVEを導入するメリット
SATSAVEの導入により、受領帳票を自社・取引先とも安全に利用できるメリットがあります。ここからは、SATSAVEを導入するメリットをご紹介します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
SATSAVEを導入するメリット
無料プランでも約2年分の帳票を保存できる
SATSAVEには有料プランと無料プランがあり、無料プランでも約2年分の帳票を保存できます。ユーザー数や利用期間は無制限のため、コストをかけずにスモールスタートを切ることができるでしょう。
また、サービスの使い勝手や効果を確かめたうえで有料契約に進めるため、電子帳簿保存サービス選びに失敗したくない企業にもおすすめです。なお、電子帳簿保存法においては、各種帳票の保管期間は最低7年と定められています。
無料プランではこの期間を満たせない可能性があるため、必要に応じて有料プランへの移行を検討するのがおすすめです。
国税関係書類を安全に保管できる
SATSAVEは、国税関係書類を安全に保管できるメリットがあります。電子メールでやり取りする見積書・注文書・請求書・領収書・発注書などを全て対象とし、電子帳簿保存法の保存・検索の要件を満たしたクラウド環境で管理できるためです。
また、万全のセキュリティ体制により、SATSAVE内のデータは安全に保護されます。これらの機能により、内部統制やコンプライアンスの強化、そして電子帳簿保存法の対応ミスの防止に繋がります。
取引先も無償で利用できる
取引先も無償で利用できるのも、SATSAVEの大きな特徴です。例えば、受領した帳票を取引先に送付したり、取引先が電子帳簿保存サービスから直接ダウンロード・アップロードしたりできます。
SATSAVEのサットセーブ上で帳票を受け渡しすることで、企業間のデータを安全にやり取りすることができます。また、メールでのファイル添付やPPAPを削減でき、これに伴うリスクの回避にも繋がります。
SATSAVEの口コミ・評価
SATSAVEの口コミ・評価では、「帳票を電子化して保管できる」という意見が複数みられます。これにより、「経理業務が効率化した」「紙帳票を廃止でき保管や紛失のリスクが減った」などの効果を実感したというユーザーも見られました。
また、「どのプランもユーザー数が無制限で使いやすい」との声もあり、ユーザーの制限がない点に魅力を感じているユーザーも見受けられます。無料プランは有料プランと同じくユーザー数無制限で利用できるため、トライアルとして活用するのもおすすめです。
SATSAVEの料金体系
SATSAVEには「無料プラン」「ライトプラン」「スタンダートプラン」「まとめてプラン」の4つのプランがあり、料金体系がそれぞれ異なります。
具体的な料金は、ライトプランから順番に「5,000円/月」「20,000円/月」「代表会社80,000円/月+子会社数 ×5,000円/月」です。各プランとも初期費用は0円で、ユーザー数は無制限です。基本的に月額料金以外は発生しないため、コストを抑えて導入できるでしょう。
なお、プランによって、容量制限・利用できる機能・容量追加の可否が異なるため、詳細は公式サイトで確認するのがおすすめです。
無料プラン | ライトプラン | スタンダードプラン | まとめてプラン |
¥0/月 | ¥5,000/月 | ¥20,000/月 | 代表会社 ¥80,000/月 子会社数 × ¥5,000/月 |
初期費用 0円 | 初期費用 0円 | 初期費用 0円 | 初期費用 0円 |
SATSAVEの導入の流れ
SATSAVEの導入の流れは、まず無料プランを申し込むのが一般的です。無料プランを利用する際は公式サイトからユーザー登録を行い、登録完了メールが送られ、初期パスワードを受領します。
この初期パスワードを使い、システムにログインしましょう。パスワードは初回ログイン後に任意に変更できます。無料プランは即日で利用開始でき、初期費用や月額料金などは発生しません。
また、利用期間は無制限であり、勝手に有料プランに移行することはないため、安心して利用できるでしょう。スモールスタートを切りたい企業や、改正電子帳簿保存法への対応を段階的に進めたい企業にもおすすめです。
SATSAVEを導入する際の注意点
SATSAVEを導入する際には2つの注意点があります。1つ目は、毎月第3日曜日にシステムメンテナンスが行われる点です。この日は終日システムが停止するため、サービスを利用できません。
2つ目の注意点は、解約の方法です。原則として解約は、1カ月前までに申し出れば翌月末で解約できます。ただし、月途中の解約の場合でも日割りでの返金はありません。コストを無駄にしないためには、計画的な解約スケジュールを立てることが大切です。
まとめ
SATSAVEは、JIIMA認証を取得しており、受領帳票を電子帳簿保存法に準拠した形でクラウド保存できる電子帳簿保存サービスです。利用することにより、自動的に改正電子帳簿保存法に対応でき、経理業務の効率化に繋がります。
クラウド型サービスであるため、自社でのシステム構築の手間がかからない点も、SATSAVEのメリットです。また、無料プランでもユーザー数無制限で、約2年分の帳票の保存が可能です。
コストを抑えて導入できるため、スモールスタートを切りたい企業にも使いやすい電子帳簿保存サービスといえるでしょう。出来る範囲から改正電子帳簿保存法に対応したい企業や、電子帳簿保存サービスをひとまず試してみたい企業は、SATSAVEの利用がおすすめです。