Trelloとは|主な機能や特徴・導入するメリット・料金体系を解説
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- Trelloでは、シンプルかつ柔軟で強力なツールを活用し、タスクを明確に把握できる
- ボード、タイムライン、テーブルなど、さまざまなビューを活用してタスクを見通せる
- 使用しているアプリを統合したり、一元管理で権限制御・セキュリティ対策したりできる
Trelloとは、プロジェクトの大小を問わず、あらゆるワークフローに対応したプロジェクト管理システムです。利用しているアプリを統合して複雑なプロセスを簡略化します。本記事では、Trelloの特徴や主な機能から、導入するメリットや強み、料金体系などを解説します。
Trelloとは
Trelloとは、多様なワークフローに対応可能なプロジェクト管理システムです。Trelloは、プロジェクトを可視化するさまざまな機能を備えており、タイムライン・ボード・カレンダーなどのビューを使用して、多角的にプロジェクトを管理できます。
本記事では、Trelloの特徴や主な機能に加え、Trelloを導入するメリットについて解説します。
Trelloの特徴
Trelloの特徴は、生産性を向上させるための柔軟な機能を備えている点です。また、Trelloの機能により、プロジェクトやタスクを簡単に管理し、タスクの新たな見通しを得ることができます。ここでは、Trelloの特徴について解説します。
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生産性向上のための柔軟で強力なツール
Trelloは、シンプルなインターフェースと柔軟性が特徴のツールです。ボード・リスト・カードなどの機能を使って、進行に携わっている担当者やプロジェクトの進捗などを容易に把握できます。
例えば、ボード機能によってタスクを整理することができます。この機能は、予定の管理やプロジェクトの状態の把握に役立ちます。また、タスクの進捗状態を「To Do・作業中・完了」などのステージに分類できるリスト機能も便利です。
さらに、カード機能を使えば、タスクやアイデアなどを視覚的に表現することができます。これにより、業務の遂行に必要な情報や作業のステータスを直感的に把握できるでしょう。
プロジェクトやタスクを簡単に管理する
Trelloの機能により、各プロジェクトに対するメンバーの割り当てや、タスクの期限を管理することができます。また、タスクに対するコメントの入力も可能です。これにより、プロジェクトやタスクの管理が容易になります。
例えば、プロジェクトやタスクのカードにメンバーを追加することで、作業に携わっているスタッフが可視化されます。これにより、情報共有の手間が省け、一目で作業の状態を把握できます。
また、タスクに期限を設定すれば、期限を意識しながらプロジェクトを進行することができます。リマインダー機能も備わっているため、期限を忘れる心配もありません。
加えて、タスクを細分化する機能や、完了したタスクをリスト形式でチェックする機能も備わっているため、用途に合わせてタスクを切り分けることができます。
目の前のタスクの新たな見通しを得る
Trelloでは、タイムライン・テーブル・ボード・カレンダー・マップ・ダッシュボードの6つのビューを活用することができます。これらのビューを使用すれば、多角的な視点でプロジェクトを確認できるため、新たな閃きや見通しが得られるでしょう。
なお、ボードはすべてのユーザーが使用できますが、それ以外のビューを使用する場合は、PREMIUM以上のプランが必要です。
Trelloの主な機能
Trelloでは、プロジェクトの可視化に役立つさまざまなビューを活用することができます。ここでは、Trelloの主な機能について解説します。
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Trelloの主な機能
タイムライン ビュー
タイムライン ビューは、プロジェクト計画の視覚的な把握や、目標・マイルストーン・リソースなどの明確な設定に役立つ機能です。また、タイムライン ビューにより、チーム同士の作業を連携できるため、障害に対して的確な対処をとることが可能になります。
さらに、タイムライン ビューの機能によって、カードをリストやメンバー、ラベルごとにグループ化することができます。また、Trello アプリを使えば外出先でもタイムラインを確認できるため、リモートワークにも役立つでしょう。
そして、日付の調整や新しいリソースの割り当てなども行えます。これにより、プロジェクトの予算管理や進捗管理がスムーズになります。
カレンダー ビュー
カレンダー ビューは、日単位・週単位・月単位などでスケジュールを管理できる機能です。この機能により、期限や締め切りが定められたタスクにおける作業の状態を把握しやすくなり、チームの作業を管理するのに役立ちます。
タスクは期限に応じて整理され、付与されたラベルやメンバーなどもカレンダー上に表示されます。また、新しいタスクと既存のタスクのスケジューリングや、チーム全体のタスクの割り当てなども可能です。
さらに、カレンダー ビューの機能は、スマートフォンで使えるTrelloアプリでも利用可能です。スケジュールを容易に把握できるため、勤務時間の整理や生産性の向上にも役立つでしょう。
加えて、Google・Outlook・Appleをはじめとするサードパーティのカレンダーにも追加できます。そのため、これらのカレンダーを使用している場合は、簡単に情報を同期することができます。
ダッシュボード ビュー
ダッシュボード ビューは、データの視覚化に特化した機能です。例えば、特定のデータを数値化し、レポートを作成することで、作業の状況を定量的に把握できます。これにより、チーム内でのニーズを予測し、問題の解決に役立てることができます。
また、各レポートを一か所に表示できるため、タスクの割り当て・期限・各ラベルのカードなどを一目で把握できます。必要な情報を効率的に取得できるため、意思決定のスピードアップにも役立つでしょう。
テーブル ビュー
テーブル ビューとは、カードをスプレッドシート形式のリストで管理できる機能です。リスト形式で全員のタスクを閲覧できるため、カードの見落としを防ぐ効果が期待できます。また、新しいタスクの追加も容易に行えます。
テーブル ビューには、複数のフィルターを設定することができます。メンバー・リスト・ラベル・期限などの詳細なフィルター設定により、さまざまな条件によって情報を絞り込むことができます。
マップ ビュー
マップ ビューとは、位置情報を利用してマップ上に情報を表示する機能です。マップ上にピンを表示させることができるため、プロジェクトが行われている場所・関連施設の位置・顧客のオフィスなどをマップ形式で確認できます。
マップ上に情報視覚化することで、どこで・何が起きているのかを直感的に把握できます。また、マップ ビューの公開や共有を行えば、チーム間のスムーズな情報共有にも役立ちます。さらに、移動中にTrello アプリを起動すれば、いつでも簡単に目的地を確認できます。
ワークスペース ビュー
ワークスペース ビューとは、複数のプロジェクトを1つのリストに整理できる機能です。ワークスペース テーブルとカレンダーの各ビューから取得した複数のタスクをまとめ、使いやすく整理することができます。
ワークスペース ビューでは、ビューの非公開や追跡の設定などのカスタマイズが可能です。これにより、特定の作業の抽出や緊急度の高いタスクを優先的に確認するなどの使い方が可能になります。
また、タスクのリストをスプレッド形式で表示したり、期限やメンバーなどの条件を指定したりして、必要な情報を絞り込むことができます。さらに、ワークスペース カレンダーによって、タスク全体の作業予定を管理し、作業の期限を容易に把握できます。
Trelloを導入するメリット
Trelloの導入により、重要なタスクの見落としを防ぐ効果が期待できます。また、ワンクリックでアクションを行えるため、操作に手間がかかりません。加えて、アプリの統合機能を備えており、セキュリティ対策も万全です。
ここでは、Trelloの導入によって得られるメリットについて解説します。
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Trelloを導入するメリット
ルールの設定で重要なタスクを見落とさない
Trelloの機能を使って、ルールの設定を行えば、重要なタスクの見落としを防ぐことができます。ルールの条件はユーザー側で設定できるため、用途や目的に応じたカスタマイズが可能です。
例えば、カスタム カードとボード ボタンを使用すると、タスクのステップを進めることができます。「To Do」リストにカードを作成し、「ステップ」によってチェックリストを追加できるため、タスクの完了状態をスムーズに把握できるでしょう。
さらに、カード名を日付で終わる形で入力すれば、カードの期限を設定することができます。また、カードが完了状態になればチェックリストの項目がオフになるため、完了した作業とこれから行う作業を区別することができます。
ワンクリックで一連のアクションを行える
Trelloは、あらゆる作業をワンクリックで完了させることができます。例えば、カスタム カードとボード ボタンを使用する場合、カード ボタンはすべてのカードの裏面・ボード ボタンは右上隅に表示されます。
いずれもワンクリックで一連のアクションを行えるため、操作に迷わず、直感的に使用できるでしょう。
お気に入りのアプリを統合して使用できる
Trelloには、現在使用しているお気に入りのアプリを統合して利用できる機能が備わっています。使用中のアプリの設定を変えず、そのまま連携できるため、使い慣れたアプリで作業を継続できるというメリットが得られます。
統合できるアプリの種類はさまざまで、Slack・Jira・メールアプリとの統合が可能です。これにより、自分のボードから自動メールを直接送信したり、Slackチャンネルへメッセージを投稿できたりします。
一元管理で権限制御・セキュリティ対策可能
Trelloには、管理者向けのダッシュボード機能が備わっており、権限制御やセキュリティ対策などを一元管理することができます。また、数クリックの簡単な操作で設定を変更できるため、設定変更における複雑な作業は不要です。
これにより、自社の状態に応じた権限の設定や、適切なセキュリティ対策を行うことができます。また、Trelloはさまざまなセキュリティ対策を行い、顧客のデータ保護に努めています。
チーム・プロジェクトごとに生産性を向上
Trelloには、既存のチームごとにプロジェクトボードを作成し、具体的なワークフローの構築を行える機能が備わっています。豊富なテンプレートを活用できるため、見やすく管理しやすいボードを簡単に作成できます。
これにより、タスクの切り分けが容易になり、チームごと・プロジェクトごとに生産性を向上させられるというメリットが得られます。
Trelloの口コミ・評価
Trelloの口コミ・評価では、「複数人で共通のプロジェクトを管理する際に重宝している」「業務ごとにカードを作成し、振り分けて作業することで進捗管理がスムーズに行える」といった声が見受けられました。
Trelloでは、画面上でタスクを動かし、視覚的に進捗管理を行うことができます。また、複数名でのプロジェクト管理にも柔軟に対応しており、スムーズな共有が可能です。口コミでもこれらの機能が高く評価されていました。
視覚的・直感的にタスク管理を行いたいユーザーや、タスクの切り分けによる業務の効率化を目指したいユーザーにおすすめのシステムであるといえます。
Trelloの料金体系
Trelloの料金体系は、4段階のプランに応じた月額制です。なお、無料で利用できる「FREEプラン」と「PREMIUMの機能を使える無料トライアル」は、使用できる機能の種類が異なります。
また、FREEプランは使用期限が設けられていないのに対し、無料トライアルの期間は14日間に限られているため、注意しましょう。
プラン | FREE | STANDARD | PREMIUM | ENTERPRISE |
月額費用 | $0USD | $5USD | $10USD | $17.50USD |
備考 | – | ※年間払い月払いは$6 | ※年間払い月払いは$12.50 | ※年間払いのみ |
Trelloを導入する際の注意点
Trelloの導入によってさまざまなメリットが得られますが、導入時にはいくつか注意点があります。まず、Trelloは海外のシステムであるため、日本語に最適化されていない場合があります。また、使用方法などはユーザー側で調べて理解する必要があります。
まとめ
Trelloは、さまざまなワークフローに対応可能なプロジェクト管理システムです。プロジェクトの規模に関わらず、あらゆるタスクを視覚的に管理することができます。操作方法がシンプルで、ほぼすべての操作をワンクリックで完了できます。
Trelloの機能によりタスクの表示方法を管理し、重要なタスクの見落としを防ぐ効果が得られます。また、現在利用しているアプリとの統合機能を備えており、導入の負荷が少ないことも特徴です。
加えて、Trelloでは権限制御やセキュリティ対策などを簡単にカスタマイズできます。Trelloの導入により、プロジェクト管理の効率化を目指しましょう。