rakumo ケイヒとは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- rakumo ケイヒは、Google Workspaceと連携して使うクラウド型経費精算システム
- 電子帳簿保存法・インボイス制度対応で、便利なシリーズ製品との連携もできる
- わかりやすい操作画面と柔軟な設定により、スムーズな経費精算業務が実現する
rakumo ケイヒは、Google Workspaceと連携して使うクラウド型経費精算システムです。電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しています。本記事では、rakumo ケイヒの強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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rakumo ケイヒとは
rakumo ケイヒは、Google Workspaceをはじめとするさまざまな外部システムと連携して使えるクラウド型の経費精算システムです。連携したシステムから経費データを読み込み、経費精算を一定程度自動化します。
改正電子帳簿保存法やインボイス制度への対応に役立つ機能も利用でき、煩雑な法令対応作業の簡略化に役立ちます。本記事では、rakumo ケイヒの特徴や導入するメリット、料金体系などを解説します。
rakumo ケイヒの特徴
rakumo ケイヒには、外部システムと連携して経費精算業務を効率化する特徴があります。また、改正電子帳簿保存法やインボイス制度への対応にも役立ち、さまざまな面から経理業務をサポートしてくれます。
ここでは、rakumo ケイヒの主な特徴を解説します。
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rakumo ケイヒの特徴
Google Workspaceと連携
rakumo ケイヒは、Google Workspaceと連携している経費精算システムです。Google Workspaceに備わっていない経費精算業務の分野をrakumo ケイヒで補完できます。
Google Workspaceのユーザー設定や認証を共通利用できるため、rakumo ケイヒ専用のアカウントやIDを管理する手間がかかりません。
もともとGoogle Workspaceを利用していた企業は、rakumo ケイヒの導入によって、ログイン管理などの手間を省きつつ、Google Workspaceでできる業務範囲が広がります。
電子帳簿保存法・インボイス制度に対応
rakumo ケイヒは、改正電子帳簿保存法やインボイス制度への対応に役立つ機能が搭載されています。例えば、改正電子帳簿保存法の要件を満たした領収書の電子保存に関するオプションサービスがあります。
また、インボイス制度においては、「適格請求書発行事業者登録番号」 の管理やラベル別の経費分類など、受領者側の経費精算業務に配慮した機能が搭載されています。
これらの機能を日々の経理業務に活用することで、法令の知識が乏しい企業でも法令に準拠した経理業務を行えます。
rakumoシリーズとの連携でさらに便利に
rakumo ケイヒはrakumoシリーズの製品と連携すると、経費精算業務がより効率化します。例えば、rakumo ワークフローと連携すると、経費申請から経費精算までrakumo上で一本化でき、モバイル環境での承認も可能になります。
また、rakumo カレンダーとの連携では、外出予定の登録と同時に交通費が自動計算されるため、経理担当者は必要最低限の確認作業で経費精算が済みます。
rakumoシリーズとの連携により、ミスの起こりやすい業務を自動化することで、バックオフィス業務の大幅な効率化も可能です。
rakumo ケイヒの主な機能
rakumo ケイヒには、経費精算を効率化するための機能が豊富に備わっています。ここでは、rakumo ケイヒの主な機能を解説します。
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rakumo ケイヒの主な機能
交通費の自動計算(NAVITIME連携)
rakumo ケイヒでは、NAVITIMEと連携して、交通費の自動計算を行えます。電車の交通費精算においては、出発地と到着地を入力すると NAVITIMEによって、経路情報と定期区間を控除した金額が自動で表示されます。
申請者の交通費入力作業が効率化し、運賃の計算ミスも防止できます。間違った交通費精算を防ぐことで、経理担当者の確認作業や差し戻し作業の手間も削減でき、申請者・経理担当者ともに経費精算業務の効率化が見込めます。
経費精算書の作成支援機能
経費精算書の作成支援機能では、精算書に追加した経費を最大10件複製したり、別の精算書へ移動したりできます。経費の一括申請を行う際に、それぞれ1から申請書を作成する手間がかからず、申請者の作業効率が向上します。
また、複製した経費精算書は、費目ごとに自由に説明を設定できるため、申請者が何を入力すべきか一目瞭然です。申請者は経理担当者間に問い合わせることなく、スムーズに経費精算書を作成でき、経費精算におけるストレスも軽減できます。
受取方法や費用負担部門の変更
rakumo ケイヒでは、経費の受取方法を銀行振込または現金から選択できます。立て替え金額などに応じて、申請者自身で受け取り方法を自由に選ぶことができ、経費立て替えにおける申請者の金銭的な負担を減らせます。
また、初期設定では、費用負担部門はユーザーの優先組織が表示されますが、他部署を指定することもできます。
負担部署を変更する際は、精算書の編集画面から部署名をクリックすると、あらかじめ登録された部署名が表示されます。このようにrakumo ケイヒは、部署をまたがる経費申請も簡単な操作で行えます。
経費精算書の提出
rakumo ケイヒで作成した経費精算書は、ボタン1つでシステム上で提出できます。管理者は、提出された経費精算書を管理画面から一覧で確認でき、承認も行えます。申請内容に不備がある場合の差し戻しや修正、再提出もシステム上で完結します。
提出・承認・差し戻しの工程をrakumo ケイヒ上で一本化することで、紙の書類のやりとりにかかるタイムラグを削減し、承認フローのスピードアップに期待できます。
また、手持ちのスマートフォンなどから精算書の提出や承認ができるため、書類のやりとりにかかる申請者・管理者のストレス軽減にもつながるでしょう。
印刷機能
印刷機能では、rakumo ケイヒで作成した経費精算書をさまざまな形式で出力できます。帳票形式での印刷や、PDFファイルとしてGoogle ドライブに保存することも可能です。
状況に合わせて、紙またはオンライン上への出力形式を選択でき、経費精算書の確認作業が簡略化します。作成した精算書をそのまま出力できるため、出力後にフォーマットなどを調整する手間がかからない点も魅力です。
rakumo ケイヒを導入するメリット
rakumo ケイヒを導入することで、経費申請にかかるミスの防止や、経理業務の円滑化に期待できます。ここでは、rakumo ケイヒを導入するメリットを解説します。
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rakumo ケイヒを導入するメリット
申請・精算時のミスを削減できる
rakumo ケイヒは、直感的に使える画面インターフェイスにより、マニュアル不要で誰でも使いやすいシステムです。申請者や管理者、経理担当者が日々の経費申請業務や承認業務にrakumo ケイヒを活用することで、申請や精算時のミスの削減につながります。
例えば、交通費申請においては、自動で計算された運賃がシステムに登録されるため、運賃計算ミスや入力ミスの削減につながります。経理担当者が行うべき確認や締めの処理も、わかりやすいUIの専用管理画面により、スムーズな作業が可能です。
経費の申請や精算時のミスの削減によって、差し戻しや修正にかかる手間と時間を削減し、日々の経理業務が大幅に効率化します。また、経費の利用状況を正しく可視化することで、適切な経営判断にもつながります。
柔軟な設定で経理業務がスムーズになる
rakumo ケイヒでは、費目や勘定科目を自由に設定できます。また、軽減税率、消費税端数と締め日、経費とプロジェクトコードの紐づけの設定や、各種形式による経費データの出力も可能です。
自社の運用体制にあわせて柔軟に設定を変更できるため、現行の経理フローを大きく変更する必要はありません。ツール導入にかかる現場の負担を最小限に抑えることができ、これまで紙ベースで経理業務を行っていた企業でも導入しやすいツールといえます。
rakumo ケイヒの口コミ・評価
rakumo ケイヒの口コミ・評価では、「とてもシンプルなユーザインターフェースでどの画面で何をすればよいのかわかりやすい」という意見があります。
直感的に操作できることにより、ツール操作における利用者のストレスを軽減できるだけでなく、企業の教育コストも削減できます。
また、「デバイスを選ばずに、ちょっとした空き時間や移動時間に経費精算を行える」というユーザーもいます。手持ちのスマートフォンなどを使うことで、帰社することなく、外出先からでもこまめに経費の申請や承認を行える便利さが高く評価されているようです。
rakumo ケイヒの料金体系
rakumo ケイヒの料金は、月額1ユーザーあたり300円です。例えば、10ユーザーで利用する場合は、月額3,000円の利用料金が必要です。
なお、rakumoシリーズでは、「rakumo ワークフロー」や「rakumo カレンダー」など、Google Workspace版 rakumoシリーズ全製品を一括パックで利用できる「rakumo Suiteパック」が、月額1ユーザーあたり880円で提供されています。
また、「電子帳簿保存法対応オプション」などの有料オプションサービスが複数あり、これらの利用状況とユーザー数に応じて月々の利用料金が変動します。
rakumo ケイヒ | rakumo Suiteパック |
---|---|
月額 1 ユーザー300円 | 月額 1 ユーザー880円 |
年額3,600円 | 年額10,560円 |
rakumo ケイヒの導入の流れ
rakumo ケイヒでは、Google Workspaceを契約済みのユーザー向けである「30日間の無料トライアル」と、未契約ユーザー向けの「オンラインデモ」が提供されています。
無料トライアルでは、自社のGoogle Workspaceと連携し、実際のデータを使ってシステムを30日間試験運用します。一方、オンラインデモでは、共有環境のお試し用のIDとパスワード、デモデータを使って1週間の試験運用が可能です。
導入の際は、まずトライアルまたはオンラインデモを利用し、見積もり、申し込み、利用開始の運びとなります。なお、オンラインデモは利用できる機能に制限があります。
rakumo ケイヒを導入する際の注意点
rakumo ケイヒを導入する際は、Google Workspaceに万が一障害が発生した場合には、本ツールの稼働にも影響が出る可能性があります。例えば、rakumo ケイヒへのログイン、データやアクセス権限の正常な取得、組織の階層化などに支障が出ます。
これに伴い、自社の業務が完全停止する恐れに留意しましょう。なお、これらの障害が発生した場合は、ベンダーによる原因究明や事象解消の確認、契約企業への報告などが提供され、原則として契約企業が自身で障害に対応する必要はありません。
まとめ
rakumo ケイヒは、Google Workspaceをはじめさまざまな外部システムと連携して、経費の申請から承認を効率化するツールです。誰でも直感的に操作できる画面インターフェイスにより、初めて利用する人でも戸惑わずに操作可能です。
計算ミスや確認ミスが生じがちな経費精算業務を一定程度自動化することで、業務全般の効率化に期待できます。勘定科目などの設定は自由に変更でき、現行の経理フローを大幅に変える必要はありません。
紙ベースの経理精算業務に課題を抱える企業は、rakumo ケイヒの導入がおすすめです。