CAREERSHIPとは|主な機能や特徴・導入するメリットを解説
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- CAREERSHIPは、導入から運用までを短期間で実現できるほど柔軟性に優れた操作性
- さまざまな使用の教材コンテンツを自由度高く設定し、eラーニングの運用を効率化する
- ストレスの少ない動画ストリーミング配信によって、受講者の学習効果を最大化する
CAREERSHIPとは、大企業の複雑な組織構造にも対応した学習管理システムです。受講者が使いやすく、高水準な性能で自社に最適な学習環境を提供してくれます。本記事では、CAREERSHIPの特徴や主な機能から、導入するメリットや強み、注意点などを解説します。
目次
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CAREERSHIPとは
CAREERSHIPとは、eラーニングや集合研修の管理など、学習に関する豊富な機能を搭載している統合型LMS(学習管理システム)です。また、従業員のスキルを可視化するタレントマネジメントにも活用できる機能も有しています。
さらに、大量のアクセスやセキュリティ要件にも対応できる性能を持ち、多機能でありながら柔軟性が高く、企業における人材開発を1つのシステムで完結できるシステムです。このように優れたLMSの機能が評価・注目され、現在、多くの企業に導入されています。
本記事では、CAREERSHIPの特徴や主な機能から、導入するメリットや強み、口コミ・評価、導入の流れ、注意点などについて、分かりやすく解説します。
CAREERSHIPの特徴
CAREERSHIPは、柔軟な配信・権限管理ができる点や、従業員の能力を最大限に引き出す機能、システム連携による雑務からの解放など多様な特徴を有しています。ここからは、CAREERSHIPの特徴として、以下の項目について詳しく解説します。
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CAREERSHIPの特徴
柔軟な配信・権限管理が可能
学習管理システムは、複雑な組織構造に対して柔軟に対応する必要があります。CAREERSHIPは、複雑な組織構造においてもコンテンツの配信や権限管理などを柔軟に設定できます。
配信機能では、多様な組織に対応した複数のコースや学習プログラムを作成し、従業員毎に対応して、異なるトピックやスキルに焦点を当てた学習体験を提供します。また、コースの教材、ビデオ、テスト、演習など、受講者に合わせたコンテンツを配信します。
権限管理は、異なる役割に対して異なる権限を設定できます。例えば、管理者はすべての機能にアクセスできますが、講師は特定のコースの管理や評価機能にのみアクセスできるなどの制限が可能です。
従業員の能力を最大限に引き出す
CAREERSHIPでは、コンテンツの柔軟な配信に加えて、従業員毎のキャリアや学習履歴を可視化する「キャリアカルテ」を提供します。また、スキルを体系化して提示する「スキル管理」機能によって、各従業員の能力を最大限に引き出します。
さらに、従業員のスキル、職務要件、およびキャリアなどの目標に基づいて個別化された学習計画を作成します。そのため、個別の学習ニーズやスキルギャップに合わせた特定のトレーニングプログラムにアクセスでき、自己学習ができるようになります。
また、従業員の学習進捗を追跡し、成果や実績を評価する機能が提供されます。リアルタイムの進捗情報によって、自己評価の機会が得られ、必要に応じてトレーニングプランを調整・追加できるようになります。
システム連携で雑務からの解放
CAREERSHIPでは、他の人事システムなどと連携することによって、ユーザー情報や組織情報をいつでも最新の状態に自動更新できます。また、シングル・サイン・オンによってログインできるので、ユーザーの使い勝手や操作性を向上させることができます。
さらに、オプションとして他のシステムと連携できる機能が組み込まれており、多くのクラウドサービスとの連携実績があります。そのため、他のシステム連携機能の開発パワーや開発計画などが不要となり、リソースの低減やセーブに繋がります。
CAREERSHIPの主な機能
CAREERSHIPは、効率的な学習管理システムのニーズに対応するため、eラーニング機能、研修管理、アンケート・レポート配信、コース・スキル管理、キャリアカルテなど多岐にわたる機能を備えています。
ここでは、CAREERSHIPの主な機能として、以下の項目の詳細について解説します。
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eラーニング機能
LMS(学習管理システム)において、eラーニングは最も重要な機能の一つになっています。CAREERSHIPのeラーニング機能は、受講者や管理者にとっても使いやすくデザインされており、企業における人材育成施策の中心的な機能として活用できます。
この機能では、異なるコースやトレーニングプログラムを作成し、それらを効果的に管理します。また、コースは主題ごとに区別され、学習の目標や進捗を設定でき、効果的な自己学習を実現します。
さらに、eラーニングによって、テキストやビデオ、オーディオなどの多様な学習コンテンツが提供されます。そのため、学習者は異なる形式のコンテンツを利用して、多彩な知識を獲得できます。
研修管理機能
企業の人材育成の多くは集合研修の方式で実施されますが、集合研修における各種の調整作業は、担当者の大きな負担となっています。CAREERSHIPの研修管理機能は、面倒な作業を自動化し、的確に受講履歴を管理することで、研修関連の多くの課題を解決します。
CAREERSHIPの研修管理機能のページには、従業員に対して割り当てられている集合研修の情報やそのステータスが一覧で集約され表示されています。そのため、集合研修の情報を自分から探しに行く手間がかかりません。
また、全ての集合研修に「推奨」「必須」などの重要度が表示されており、「受けられる」研修か「受けるべき」研修かが一目でわかります。集合研修一覧ページから簡単に参加申請ができ、研修の内容や条件、必要な持ち物、開催場所などの情報も確認できます。
アンケート・レポート配信機能
eラーニングや研修の前や後に、アンケートやレポートの提出をする必要がある場合もあります。CAREERSHIP上では、これらの作業を全て行えるため、受講者は手間をかけることなく対応できます。
アンケート/レポートは、eラーニングと同様にアイテムとして表示されます。新着や回答必須のアンケートは、ログイン後のトップページにショートカットリンクが表示されます。また、リマインドメールも受信できるため、回答忘れを防ぐことができます
研修後アンケートの結果を活用し、教育プログラムの改善にも活用できます。アンケートは、択一回答、複数回答、自由記述などの形式を自由に選択し設定できます。回答は自動集計されるため、担当者による集計作業は不要です。
コース管理機能
コース管理機能は、CAREERSHIP上で複数のアイテム(eラーニング教材や集合研修など)をまとめて、自由に「コース」として作成できる機能です。順を追って学習させることや、複数アイテムのうち受講したいものを選択して受講させることができます。
複数アイテムを一度に公開してしまうと、受講者はどこから手を付ければいいかわからないという状況になります。コース管理機能によって、受講するコースの順番が指定されるため、受講者は指定された順番通りに受講し、効率的に学習できます。
また、eラーニングによる事前学習から集合研修、事後アンケートといったコースの流れを組むことが可能です。そのため、前提条件を付与することで、eラーニングが終了しないと集合研修を受講できないといった仕組みを構築することができます。
ルーム機能
CAREERSHIPのルーム機能は、受講者が研修後にディスカッションを行ったり、チームや部署を超えてノウハウを共有したりすることで、ソーシャルラーニングにつなげられる機能です。
eラーニングや集合研修では、事後フォローの仕組み作りが大切になります。受講者間でディスカッションを行い、他受講者の実践結果を共有することで、相互の学習意欲向上や知識定着が期待できます。
また、ルーム機能を活用すれば、社員同士での動画共有が可能です。受講者がルームに動画を投稿することで、他の受講者に情報を伝えたり、フィードバックを受けたりすることができます。
スキル管理機能
スキル管理機能は、CAREERSHIP独自のタレントマネジメントが可能となる機能です。自社内で求められるスキルや知識を明確にして、学習と連動させることで、受講者の保有スキルを可視化して管理することができます。
スキル管理機能の「スキルマップ」は、職種やポジションごとに必要とされるスキルをマトリクス表示することができます。この情報をシステム上に表示することで、従業員はいつでもCAREERSHIP上から、自身の現在状況と将来の目標を確認できます。
また、求められるスキルに対して必要な学習教材や資料、リンクなどの情報を紐づけることができます。これによって、従業員はどのようなスキルが求められ、何を利用して学習すればよいかがわかるので、自発的な学習に容易に取り組めるようになります。
キャリアカルテ機能
キャリアカルテ機能によって、従来人事データベースに保存されていた経歴や個人情報などに加え、LMS独自の「学習履歴」や「資格情報」など、従業員のキャリアに関わる情報を集約してデータベース化し、カルテのように一元管理することができます。
このカルテには、自身が取得した資格や身につけたスキル、過去の学習履歴などがサマリとして集約されています。そのため、自身に関わる情報をまとめて確認することができ、学習履歴や所有資格など、個別の項目ごとで簡単に検索し、抽出することができます。
キャリアカルテ機能の活用で、職歴、業務経験、資格、スキル、学習履歴などの人材情報
を一元管理できます。管理者はそれぞれの情報をもとに、誰をどの部署に配属するかといった人材管理の発展的な運用にも活用できます。
CAREERSHIPを導入するメリット
CAREERSHIPを導入することによって、社員の未来を見据えたスキル習得が可能になる、教育担当者の負担とコストが軽減される、動画ストリーミング配信で学習効果が向上できるなど、さまざまなメリットが期待できます。
ここからは、CAREERSHIPを導入するメリットとして、以下の項目に分けて詳しく解説します。
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CAREERSHIPを導入するメリット
社員の未来を見据えたスキル習得が可能
CAREERSHIPの導入によって、社員の未来を見据えたスキル習得に向けてeラーニングを提供することができます。多くの企業には、独自の職種などが存在し、それに対応したスキルや能力が求められることがあります。
例えば、数十種類以上の職種に対して、それぞれのステージを掛け合わせたスキル表を作成し、この職種かつステージならこのスキルが必要と体系化する企業もあります。その場合、この表に合わせて、教材もリンクされています。
CAREERSHIPでスキル表や教材情報を取り込み、今現在のスキルに加えて、今後望むキャリア形成において、具体的に何を準備するべきかという指針を示すことが可能です。また、キャリアを作っていきたい社員を強力に支援することができました。
教育担当者の負担とコストが軽減される
CAREERSHIPの活用で社内教育を主導し、推進していく部署の負担やコストを軽減することができます。特に社内研修の受講やテストの実施において、未完了者のフォローが担当部署の大きな負担となる場合があります。
例えば、全社に向けた情報セキュリティ教育を実施している場合、期日までに情報セキュリティのeラーニングを受講してテストを受けてもらう流れの企業もあります。しかし、期日までにやってくれない社員も存在します。
その場合、締め切りを過ぎたら受講状況を確認し、未受講者を選んでから手動で催促メールを送るという作業が発生します。しかし、CAREERSHIPの導入で、未受講者に向けた催促メールの配信なども自動化されるので、担当者の手間やコストが低減されます。
動画ストリーミング配信で学習効果が向上
社内教育で使用するマニュアルに関して、テキストと画像だけではなく、動画で共有できる点もeラーニングの大きなメリットの一つです。近年、eラーニングにおける動画の利用はますます増えてきており、学習効果も大きく増大しています。
外部のWEB会議システムや動画配信システムとCAREERSHIPを連携することで、ライブ/オンライン研修も、他のeラーニングや集合研修と同様にLMS上で管理できます。そのため、自社で利用しているWEB会議システムをそのまま利用できるメリットがあります。
また、参加者への案内やリマインドを自動化でき、簡単な出欠管理ができる効果があります。動画教材はマルチデバイスにも対応しているので、受講者はスマホやタブレットを使って、時間と場所にとらわれずいつでもどこでも受講できる点が大きな強みです。
多言語対応で日本と同様の教育展開が実現
CAREERSHIPは、高水準な性能で最適な学習環境を提供し、社内インフラとしても安心して採用できる安定性を確保しています。その中でも日本語・英語・中国語(簡・繁)・ベトナム語の5言語に対応しており、グローバルな教育システムが展開できます。
特に海外に拠点を置いている支社や支店、工場などが多い企業にとって、現地の社内教育や能力開発は大きな課題です。CAREERSHIPは5言語に対応しているので、教育や研修もスムーズにかつ効果的に進めることができます。
万全のサポート体制で導入・運用を支援
CAREERSHIPは、システム自体やサービス、コンテンツ作成・提供において、それぞれの分野の専門のサポートチームによる万全のサポート体制を設けています。これにより、導入から運用までをしっかり支援します。
導入コンサルティングでは、20年で1,500社以上の企業への導入実績をベースに、長い年月をかけて蓄積された豊富なナレッジをもとに、LMSの企画段階から企業が望む人材開発構築の支援を行います。
また、導入サポートプランでは、LMSを初めて導入するユーザーでもCAREERSHIPの機能や効果を実感しながら、導入のサポートが受けられるので安心です。さらに、電話サポートプランでは、聞きたいことや疑問点に対して優先的に回答が得られます。
CAREERSHIPの口コミ・評価
CAREERSHIPは、LMSにおける多様な機能によって、これまで、1500社以上の企業に導入されている実績があります。eラーニング・集合研修・受講者のスキルの可視化を行うタレントマネジメント機能など、非常に高い総合評価を受けています。
口コミでは「各社員の受講進捗情報を一元管理できるため非常に便利」という声があり、各社員の受講進捗情報などを管理できる機能が高く評価されています。
また、サポート体制については「分からない点について問い合わせると親身に対応してくれる」といった口コミもあり好評です。
CAREERSHIPの導入の流れ
CAREERSHIPの導入の流れは、大きく分けて「契約」「環境構築」「運用準備」「運用開始」の4つのステップがあります。まずは契約を締結し、サイト利用の要件を整理してCAREERSHIPを利用するためのサイト環境を構築します。
次に運用設計やデータ登録、マニュアル作成、管理者操作説明会などを行って、運用準備を進めます。本番までの準備がすべて完了したら、対象者にURLやID、パスワードを通知し運用を開始します。
また、「LMS導入検討&選定準備パック」として、以下の資料をまとめてダウンロードできます。ダウンロードフォームを使用して申し込みが可能です。パックの内容には以下の項目が含まれます。
- 企業向けLMS徹底比較 2023年下期最新版
- リプレイスにも使える!LMS検討準備チェックリスト
- RFP(提案依頼書)作成時にも役立つ!LMS機能要件リスト
CAREERSHIPを導入する際の注意点
CAREERSHIPを導入する際には、いくつかの注意点があります。まず導入にかかる費用は、「ユーザーID数」「契約期間」「利用する機能の数(オプションの有無)」によって変動します。そのため、ベンダーからのヒアリングが行われ、見積もり額が提示されます。
次にeラーニング教材の費用は別になっているため、詳細はベンダーへの問い合わせが必要です。
まとめ
CAREERSHIPは、eラーニングや集合研修の管理など、学習に関する多様な機能が実装された統合型LMS・学習管理システムです。また、従業員のスキルの一元管理や、可視化するタレントマネジメントにも活用できる機能もあります。
大量のアクセスやセキュリティ要件にも対応できる性能があり、多彩な機能に加えて、柔軟性も高く、企業の人材開発を1つのシステムで完結できるシステムです。優れたLMSの機能や操作性が注目され、現在、多くの企業や組織に導入されています。
学習管理システムの選択・導入する場合には、CAREERSHIPも候補に入れて、自社のニーズにマッチする効果的な社内における能力開発を展開しましょう。