PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceとは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
Check!
- PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは名刺管理だけでなく、Web電話帳としても活用できる
- スマホに電話番号登録をしていなくても、着信時に発信者情報が表示される
- 電話の履歴などをグラフ化し、従業員の活動量が可視化される
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、名刺情報を活用して電話業務の効率化や社内コミュニケーションを円滑にする名刺管理ツールです。スマホに登録していない番号から電話がかかってきても、発信元の情報を表示できます。本記事では、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの特徴や主な機能から、導入するメリットや強みなどを解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceとは
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceとは、PHONE APPLI が提供するクラウド型の名刺管理ツールです。Salesforceと連携して、効率的な名刺管理を実現する点が大きな特徴です。
このツールでは、スマートフォンやスキャナで名刺情報を取り込み、かつ取引先や見込み顧客として、Salesforceに自動連携します。これにより、名刺情報を簡単に社内で共有することが可能になります。
これは、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの最も基本的な使い方の1つですが、他にもさまざまな便利機能があります。本記事では、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの特徴・機能・メリットなどを解説します。
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの特徴
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、名刺管理を通じて名刺情報を電話帳として利用できる機能や、活動の可視化機能が備わっていることが特徴的です。ここでは、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceのそれらの特徴について解説します。
名刺情報が電話帳代わりになる
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceには、スマートフォンに電話番号が登録されていない相手からの着信でも、誰からの電話なのかを表示する機能があります。
この機能は、Salesforce上にある取引先責任者・見込み顧客・同僚の情報を参照して、着信時に発信元の連絡先を自動で表示する仕組みです。
また、名刺情報を電話帳として活用することができ、これにより、社内外のコミュニケーションを円滑にし、業務効率の向上を図ることができます。
活動の可視化機能が豊富
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、名刺管理だけでなく、従業員の活動を可視化することが可能です。電話の発着信やLINEでの活動量をグラフで確認できる機能があるため、顧客とのコミュニケーションや業務の効率を一目で把握することができます。
また、ログイン状態から社員の出社状況を確認することも可能です。テレワークが普及する現代において、リアルタイムでのチーム管理・業務進捗の監視が容易になります。
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの主な機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceには、名刺管理のための機能が充実しており、Salesforceを始めとする各ツールとの連携機能も豊富です。ここでは、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの主な機能について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
名刺読み取り機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの名刺読み取り機能は、OCRを使用して自動的に名刺の情報を読み取り、デジタル化します。
OCRとは「光学文字認識」を意味し、スキャナやカメラで撮影した画像の中にある文字を、テキストデータに変換できる技術です。これにより、名刺を1枚1枚見ながら、手入力する手間を大幅に削減することができます。
この機能は枚数制限なく利用でき、英語・中国語・韓国語にも対応しています。さらに、より正確なデータ入力が必要な場合には、オプション機能として、オペレーターによる入力も可能です。これにより、多様なビジネスシーンにおいて効率的に名刺管理を行えます。
名刺管理機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの名刺管理機能は、スキャンした名刺の情報をデジタル化し、簡単に共有・管理することができます。
共有機能を利用することで、チーム内・組織内で名刺情報を効率的に共有でき、フォルダ機能により名刺を整理することが可能です。これにより、名刺情報の迅速な検索・整理が実現し、ビジネスの効率化につながります。
Salesforce連携機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、Salesforceとの連携機能が充実しています。連携モードを利用することで、名刺データをSalesforceの見込み顧客・取引先・取引先責任者として簡単に登録できます。
また、キャンペーン連携機能により、名刺情報からSalesforce内のキャンペーンにデータを送ることが可能です。
なお、この「キャンペーン」とは、Salesforceにおいてマーケティング活動を管理するための機能です。特定のマーケティングキャンペーンに関連する活動・機会・見込み顧客などについて、データの整理や分析を行うことができます。
キャンペーン連携によって、イベントやセミナーなどで収集した名刺情報を、迅速にキャンペーンの見込み顧客リストに変換できます。これにより、効率的にマーケティング活動やフォローアップに活用できるので便利です。
さらに、Salesforceのキャンペーンとマーケティングオートメーションツール「Pardot」を連携すれば、見込み顧客への自動メール配信も可能になります。
このようなさまざまな連携によって、顧客データの管理・ビジネスプロセスの効率化につながります。
ユーザ管理機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceのユーザー管理機能は、組織ツリーを組織図として自動作成することが可能です。また、ユーザー情報を組織ツリー構造で管理し、各種コミュニケーションツールと連携することができます。
これにより、社内のコミュニケーションを円滑化し、組織内の役割・組織の構造を明確に可視化できます。また、これらの機能はチーム内での情報共有を効率的に行うのに役立ちます。
スマホ連絡先機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceのスマホ連絡先機能は、無償のアプリ「PA Sync for Salesforce」を利用することで、着信表示が可能になります。
このアプリを使用すると、スマートフォンに電話番号が登録されていない相手からの着信でも、Salesforce上の連絡先情報を基に、発信元の連絡先を表示させることができます。
特にAndroidユーザーの場合は、このアプリによって発着信履歴の管理も行える点が便利です。
各種連携機能
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの各種連携機能は、「TeamSpirit」「UPWARD」「Microsoft 365」との連携が可能です。これらの連携によって、勤怠打刻状況の表示・住所情報と地図の連携・組織情報やユーザー情報の自動連携ができるようになります。
例えば、TeamSpiritとの連携では、勤怠打刻状況を一覧表示させることができ、在宅勤務でも勤務状況を簡単に確認できます。UPWARDとの連携では、住所情報と地図を連携することにより、配送ルートの最適化に役立ちます。
また、Microsoft 365との連携では、組織情報・ユーザー情報との連携により、組織情報の更新が簡素化されます。
さらにオプションサービスとして、「LINE WORKS」とも連携が可能です。これを利用することでLINE WORKSのトーク履歴をSalesforceの活動に連携し、顧客とのコミュニケーションをスムーズにしたり、活動の共有もできたりします。
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを導入するメリット
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、名刺管理に関する業務を効率化するだけでなく、組織の課題解決や連絡の手間を削減するメリットもあります。ここでは、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを導入するメリットについて解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを導入するメリット
ログイン情報から出社状況が把握できる
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、Salesforceのログイン情報を基に、社員の出社状況を把握することができます。
この機能により、リモートワークが普及する現代においても、誰がオフィスに出勤しているか、または在宅で仕事をしているかを簡単に確認できるようになります。
誰が何に詳しいかが把握できる
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、Salesforce内のデータをスコアリングして、個々の社員の強みや専門性を可視化することができます。
これにより、特定の分野・技能に詳しい社員を簡単に特定できるようになります。また、「Know Who」検索機能を使うことで、任意のキーワードに関する専門知識を持つ人物を素早く見つけることができます。
プロジェクトの進行や問題解決の際に、適切な人材を効率的に見つけることが容易になります。
LINEでのやり取りを自動記録できる
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceには、LINEでのやり取りを自動的に記録する機能があります。通常は可視化が難しいLINEトークでのコミュニケーション活動をSalesforce上で追跡し、記録することが可能になります。
これにより、業務上のコミュニケーションの透明性が向上し、効率的なプロジェクト管理や顧客対応の品質向上などに寄与します。
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの口コミ
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、実際に利用したユーザーから機能性・サポート体制・コストパフォーマンスについて評価されています。
機能性について、口コミでは「名刺データの入力が各段に簡略化された」との声があり、名刺情報の取り込みの早さが評判です。
また、サポート体制については、「問い合わせの返答が早い」「トラブル時のサポートが充実している」などの声があり、ユーザーのニーズを満たすサポート体制が好評です。
コストパフォーマンスについては、「他社の名刺管理ツールよりも価格が安い」との声があります。ただし、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceの利用料金については、初期費用・料金プラン共に問い合わせが必要です。
これらの口コミからPHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは、機能性に優れ、サポート体制が充実したコスパのいい名刺管理ツールであることが伺えます。
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを導入する際の注意点
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceを導入する際には、注意すべきポイントが2つあります。
1つ目は、名刺の両面スキャンについてです。名刺を両面スキャンするには、オプションサービスであるオペレーター入力を利用することが必要であり、追加のコストが発生する可能性があります。また、詳細については問い合わせが必要です。
2つ目は、PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは月額プランがなく、年額一括支払いのみの提供である点です。ただし、既存の契約がある場合は、月割りでの契約となります。
まとめ
PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは名刺管理を革新するツールであり、Salesforceとの連携により、効率的なデータ管理とコミュニケーションを実現します。その主な機能は、名刺情報の自動取り込み・電話帳としての利用・活動の可視化などがあります。
これらの機能により、業務効率化を大幅に促進します。また、ユーザーからは、このツールの使いやすさ・サポート体制の充実・コストパフォーマンスの良さが評価されています。
ただし、名刺の両面スキャンがオプションである点や、料金体系が年額一括払いのみである点には注意が必要です。PHONE APPLI PEOPLE for Salesforceは多くのビジネスニーズに応える強力なツールです。本記事を参考にぜひ導入をご検討ください。