勤労の獅子とは|主な機能や特徴、導入するメリット・料金体系を解説
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- 勤労の獅子は、あらゆる業種・業態に対応できる機能性を備えた勤怠管理システム
- 専任のコンサルタントによる丁寧なサポートがあり、スムーズに導入・運用できる
- 勤労の獅子はペーパーレス化を促進するほか、働き方改革の実現もサポートする
勤労の獅子は、あらゆる業種・業態に対応できる機能性を備え、丁寧なサポートによりスムーズに導入・運用できる勤怠管理システムです。本記事では勤労の獅子の強みである特徴・主な機能・導入のメリット、口コミによる評価や料金体系を解説します。
目次
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勤労の獅子とは
勤労の獅子は、1995年創業のエス・エー・エス株式会社(SAS)が提供する、多様なシフトに対応できる完全クラウド型勤怠管理システムです。サービス提供15年以上の実績で培ったノウハウを活かして、企業に最適なシステムの提案を可能にしています。
また、提供企業であるSASは、個人情報保護や情報セキュリティ対策が適切で行われていることを証明する、プライバシーマークや情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の取得もしています。
本記事では、クラウド型勤怠管理システムである勤労の獅子の強みである、特徴・機能・導入のメリットなどを解説するとともに、口コミによる評価や料金体系も紹介していきます。
勤労の獅子の特徴
勤労の獅子の大きな特徴として、サポート体制の充実とさまざまな業種や業態への対応があります。そして、ほかの退勤システムではあまり見られない、従業員の昼食を管理する機能もあります。それらの3つの特徴について以下で解説します。
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導入・運用・保守まで丁寧にサポート
勤労の獅子の導入では、専任の勤怠コンサルタントによる要件の確認や操作レクチャー、効率的な運用アドバイスなど、さまざまな面でのサポートが準備されています。そのため、安心して導入作業が進められ、導入期間中のサポート満足率は98%と評価を受けています。
また、運用や活用方法についても、経験豊富なサポートチームによるサポートが受けられ、効果的なシステム運用ができます。サポート窓口の電話もつながりやすく、運用上の問題点も素早く解決できます。その結果、契約継続率は99%を誇っています。
さまざまな業種・業態に対応できる機能性
勤労の獅子は、10万以上のシフトに対応した勤怠管理システムで、自社の業種や業態に合わせた勤怠運用が可能です。たとえば、1ヶ月単位の変形労働制に対応でき、予定勤務時間に対する残業時間を週・月単位で自動計算を行えます。
また、フレックスタイム制では、1~3ヶ月までの清算期間をサポートし、働き方の多様化にも対応できます。そのほかにも、1日に複数回の出退勤や複数の勤務場所での勤務時間の集計も可能です。
ユニークな弁当/食事管理オプション
勤労の獅子のユニークかつ特徴的な機能の一つに、弁当/食事管理オプションがあります。弁当管理オプションでは、ICカード打刻機・WEB打刻を利用して、必要な弁当数を各部署や各拠点別に自動集計します。発注数の出力もでき、業者への注文が便利になります。
食事管理オプションは、社員食堂用の機能で、専用のICカード打刻端末を利用して食事のカウントと食券の発行を行います。食事管理オプション機能のみの利用設定もできるので、食堂運営業者との情報連携も可能です。
これらのオプションは、どちらも給与システムとの連携が可能で、キャッシュレスで合理的な運用ができます。
勤労の獅子の主な機能
勤労の獅子は、数多くの機能の中から各企業に最適な退勤管理システムを設計して、効率的な勤怠管理を行えます。ここでは、数多くある機能の中でも、多くの企業で利用されている下記の7つの機能について解説します。
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選べる打刻方法
勤労の獅子では、ブラウザ型打刻・ICカード専用打刻・USB接続型打刻機・指静脈打刻の中から、自社に合わせた打刻方法を選択できます。また、シーンに合わせて、これらの打刻方法を組み合わせての導入も可能です。
ブラウザ型打刻は、特別な機器が必要なく手軽に導入でき、Web打刻・スマホ打刻・バーコード打刻ができます。ICカード専用打刻機は、パソコンが使えない現場などでも便利に使えます。不正打刻防止を重視したい場合には、指静脈打刻がおすすめです。
LINE WORKS打刻やカメレオンコード+顔のカラ・レコ打刻など、他社のサービスと連携できる打刻方法も提供されています。
36協定設定
企業が法定労働時間を超えて労働を命じる場合には、労働基準法36条に基づく労使協定(36協定)を結び、所轄の労働基準監督署へ届け出なければなりません。また、2020年4月からは、中小企業においても時間外労働の上限が定められ、罰則規定も設けられています。
時間外労働の上限は、原則月45時間・年360時間で、特別の事情があって労使が合意した場合でも、年720時間・複数月平均80時間以内・月100時間未満が限度となっています。また、月45時間を越えられるのは、年間6ヶ月までとなっています。
このような細かな条件で、従業員一人ひとりの時間外労働を監視するのは非常に難しい作業です。そこで、勤労の獅子の導入で、各企業で締結された36協定や特別条項に則った設定が可能になります。各種法令を遵守した時間外労働の管理が簡単にできるようになります。
労働時間の適正把握
従業員の労働時間は、管理者だけでなく従業員もオンライン上で確認できます。そのため、従業員は現在の労働時間や残りの時間外労働時間を把握でき、今後の業務計画が立てられるようになります。
また管理者は、従業員の各種情報を一覧形式で確認できます。これを基に業務の割り振りを行ったり、規定の労働時間を越えそうな従業員に注意喚起したりすることが可能になります。
シフト管理
シフト管理は、グループ単位のカレンダー形式と人単位のスケジュール形式があり、効率的に行えます。また、勤労の獅子では、正社員・パート・アルバイトなどの異なるシフト勤務もまとめて処理できます。
例えば、早出・残業・深夜などの時間帯ごとの集計や、 打刻時間の端数設定、勤務時間や実働時間に合わせた休憩時間の自動発生など、勤務パターンごとに細かく設定できます。また、日付をまたぐ勤務・時差出勤・フレックスタイム制にも対応できます
プロジェクト工数管理
プロジェクト工数管理では、勤怠システムのデータから割り出した日々の勤務時間を基に、勤務時間の工数を割り当てて管理します。正確なプロジェクト工数管理により、日々の作業の見える化が図れ、リソース配分の適正化やプロジェクト原価管理に役立ちます。
ワークフロー
ワークフロー機能とは、勤怠に関する残業・休暇・出勤シフトなどの申請から、承認者の承認に至るまでの業務を行う機能です。すべてデジタルデータで行われるため、書類を承認者に回覧する必要がなく、スムーズに承認フローが進みます。
承認された申請内容について、従業員が手入力でデータ修正を行う必要はなく、承認と同時に自動的に勤怠データに反映され、ヒューマンエラーの防止にもつながります。複数階層の承認者設定や、承認者へ申請が届いていることをメール通知する機能も備わっています。
データ出力&保持
勤怠データは労働基準法により、5年間の保存が義務付けられています。ただし、源泉徴収簿と兼用している場合の賃金台帳は、7年間の保存が必要です。そのため、解釈と運用の仕方によっては7年保存する場合もあります。
勤労の獅子は、法に準拠した設計になっています。そのため、最低5年はシステム上にデータが保持され、7年保存にも対応できます。また、出勤簿や勤務データをExcel形式やCSV形式で出力することも可能です。
勤労の獅子を導入するメリット
数多くのシフトに対応でき、勤怠業務の効率化が図れる勤労の獅子には、導入する数多くのメリットがあります。ここでは、その中から下の3つのメリットについて解説します。
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勤労の獅子を導入するメリット
ペーパーレス化を促進し業務効率化
ペーパーレスの考え方は古くからあるにも関わらず、その進みは鈍いです。しかし、昨今は各種帳簿の電子保存が広範囲に認められるようになり、本格的にデジタル化に取り組む企業も増えています。勤労の獅子は、そのようなペーパーレス化の波にも対応します。
勤労の獅子を導入することで、勤怠に関する申請を紙媒体の申請から、電子データによる申請に切り替えられ、ペーパーレス化の一助を担うとともに業務の効率化が進められます。また、ペーパーレス化により必要なくなる消耗品や備品も多く、コスト削減も図れます。
常に最新の法律に対応できる
勤労の獅子は、完全クラウド型の勤怠システムです。そのため、システムの保守やメンテナンスは自社で行う必要がなく、すべてベンダーが行います。システムのアップデートも含まれ、法改正があるとベンダーが即座に無償対応してくれます。
近年、働き方改革の観点や税制改革などによって、勤怠に関わる改正も頻繁に行われています。これにより、常に最新の法律へ対応できるシステムの導入の重要性が増してきています。また、法改正の情報がベンダーから企業に入り、企業側の法理解にも役立ちます。
「働き方改革」の実現をサポート
近年、生産年齢人口の減少や、育児・介護との両立ができる働き方のニーズの増加などから、さまざまな働き方に対応できる働き方改革の推進が進められています。各企業にとっても従業員の確保や離職の防止などの観点から、大変重要な今日的課題です。
そこで、さまざまなシフト勤務に対応できる勤労の獅子の果たす役割は大きく、自社の働き方改革の一翼を担うことが可能です。1ヶ月単位の変形労働制やフレックスタイム制への対応はもちろん、近年増加しているテレワークにも対応しています。
テレワークでよく利用されるプレゼンス機能は、着席や離席中かを把握できる機能であり、オフィスから着席を確認してコミュニケーションが図れます。また、管理者がテレワーカーの勤務状況を確認できる自動スクリーンショット機能も備わっています。
勤労の獅子の口コミ・評価
実際に勤労の獅子を利用している方からの口コミでは、操作性の高さやシンプルさが高く評価されています。また、さまざまなシフトに対応できるところを評価する声も多いです。
以下に、実際の口コミを紹介します。
- 法で定められていない休憩時間も任意で打刻でき、フレックスタイム制に便利
- タグ型の項目の事由が最大3種類登録でき、直行・直帰・テレワークなどの管理が可能
- ボタン一つで出退勤の打刻ができ時間短縮になる
勤労の獅子の料金体系
勤労の獅子は、1人150円から利用できます。搭載機能によって利用料金は変動するので、ベンダーに問い合わせて見積を取るのがおすすめです。また、利用人数は、実際に打刻する従業員の数であり、打刻しない従業員は含みません。
導入に当たって、専任のコンサルタントがシステムの設計や設定を行います。その費用として初期費用が発生します。オプションの追加は随時できるため、最小限の機能でスモールスタートして、必要に応じて機能追加する導入方法も可能です。
勤労の獅子の導入の流れ
勤労の獅子では、専任の勤怠コンサルタントが企業の勤怠管理上の課題をヒアリングして、要望に沿ったシステムの提案を行います。
導入の流れは、以下の順で進められます。
- プラン策定・見積り
- 契約・ヒアリング
- 初期設定
- 運用開始・サポート
初期設定の段階では、操作レクチャーを実施するプランもあります。また、運用後に出てきた課題に対してのサポートや、効率的な運用についての提案も適宜実施されます。
勤労の獅子では、30日間の無料トライアルが設定されているので、実際に触れて操作性を確認してみましょう。
勤労の獅子を導入する際の注意点
勤労の獅子の導入には、検証期間も含めて平均2~3ヶ月かかります。その間に従業員に対して、勤怠システム導入の目的やメリットなどを周知し、理解してもらう作業が必要です。実際に利用する従業員の理解が得られないと、思ったような効果は発揮されません。
また、勤労の獅子の導入ができない条件の確認もしておきましょう。まず、国外拠点では利用ができません。また、パソコンやスマートフォンのOSやブラウザなどに制限がある場合もあるので、事前の確認が必要です。
まとめ
勤労の獅子は、あらゆる業種・業態に対応できる機能性を備えたクラウド型退勤システムです。勤労の獅子は、充実したサポート体制が特徴の一つで、スムーズな導入から効果的な運用まで丁寧なサポートが受けられます。
また、勤労の獅子の導入は、今日的課題である働き方の多様性や、業務のペーパーレス化などの対応への一翼を担える機能性を持ち、業務の効率化とコスト削減に貢献します。法令に則った労働管もができるため、管理者も安心して企業経営が進められます。