アラジンオフィスとは|主な機能や特徴、導入するメリットを解説
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- アラジンオフィスは標準パッケージに加え、オプション機能を柔軟に組み合わせできる
- さまざまな業種・業態に対応でき、他社システムとの連携も柔軟に行える
- 豊富な外部システムとの連携ができることにより、さらなる業務の効率化につなげられる
アラジンオフィスは、業務・業種別パッケージを豊富に取り揃えた、クラウドにも対応している販売管理・在庫管理システムです。要望に合わせてオプションを追加したり、柔軟なカスタマイズもできます。本記事では、アラジンオフィスの特徴や主な機能、導入するメリット、料金体系などを解説します。
目次
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アラジンオフィスとは
アラジンオフィスとは、販売管理に必要な機能を豊富に搭載し、さまざまな業種・業態に対応した販売管理・在庫管理システムです。標準パッケージにオプション機能を組み合わせて、自社独自のシステムへと柔軟にカスタマイズできます。
本記事では、アラジンオフィスの特徴や機能、導入するメリットなどについて解説します。自社特有の課題解決に最適なシステムを導入したい場合には、ぜひ参考にしてください。
アラジンオフィスの特徴
アラジンオフィスは、豊富なオプション機能の組み合わせや外部システムとの連携で、販売管理・在庫管理における多くの業務を効率化できます。ここでは、アラジンオフィスの特徴について解説します。
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アラジンオフィスの特徴
あらゆる業種・業態に対応したパッケージ
アラジンオフィスには、アパレル・ファッション、食品、医療、鉄鋼・非鉄、ねじなど、業種ごとに必要な機能をコンパクトにまとめた、業種特化型パッケージが用意されています。
各業界別に精通した知識やノウハウを基に開発されており、あらゆる業種・業態の商習慣に対応しています。
例えば、食品製造業向けのシステムでは、ロット・賞味期限管理や工程指示入力、トレーサビリティなど、食品の製造に欠かせない機能が搭載されています。販売・購買・在庫・生産管理を1つのパッケージシステムで一元管理できます。
オプション機能を柔軟に組み合わせ可能
アラジンオフィスは5,000社以上の導入実績から得たノウハウを、販売管理・在庫管理を中心とした標準のパッケージに反映しています。基本パッケージをベースに、生産管理、貿易管理、プロジェクト管理などのオプション機能を柔軟に組み合わせることが可能です。
ユーザビリティにこだわった完成度の高いパッケージを用意し、豊富なオプション機能の追加や個別カスタマイズにも対応しているため、自社独自の運用に合わせたシステムを構築できます。
また、クラウド化(プライベートクラウドでの運用)にも対応しており、場所を選ばずに業務が行えるのも特徴です。
豊富な外部システム連携で業務を効率化
アラジンオフィスは、提供元である株式会社アイルが開発・提供する、Web受発注システム・BtoB EC「アラジンEC」の連携をはじめ、豊富な外部システム連携で業務を効率化できます。
外部システムは、会計システムやオンライン請求書、ハンディターミナル、POSシステムなどとの連携が可能です。例えば、会計システムと連動すれば、アラジンオフィスの情報を会計システムに反映し、煩雑な経理業務の作業工程を大幅に簡略化できます。
既存のシステムとの連携で自動化・システム化が進めば、業務の効率化や人為的ミスの防止につなげられるため、職場全体の生産性向上にも役立ちます。
アラジンオフィスの主な機能
アラジンオフィスには、さまざまな業務・業種で必要とされる機能が豊富に用意されています。各機能は必要に応じて柔軟にカスタマイズが可能です。ここでは、アラジンオフィスの販売管理システムとしての主な機能について解説します。
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アラジンオフィスの主な機能
単価・見積管理機能
単価・見積管理機能には、単価マスタをはじめ見積入力、見積明細表などが搭載されています。単価管理機能では、納品先やエンドユーザー別の単価設定、期間限定でのキャンペーン単価の登録など、柔軟な単価の設定が可能です。
見積管理機能では、見積書の発行や見積データを明細ごとに一覧表示できます。
受注管理機能
受注管理機能では、受注入力や受発注同時計上入力、出荷処理、受注一括更新ができます。受注入力はシンプルな操作性で、在庫が足りない場合は数量項目の背景色が黄色へ変化し、一目で判別できる仕様になっています。
受発注同時入力を活用すれば、受注と発注を同時に処理できるため、作業の負荷が軽減されます。出荷処理の際は、複数の受注データを一括で出荷処理に引き当てられ、受注データの一部のみ出荷処理を行う「分納処理」にも対応しています。
売上管理機能
売上管理機能では売上計上入力、売上予測表の抽出、一括売上処理ができます。売上計上入力を通じて得意先から預かった在庫を管理し、出庫依頼があった際に出荷する業務に対応します。
発注・入荷・仕入管理機能
発注・入荷・仕入管理機能では、発注処理、入荷処理、仕入処理などを行います。発注処理は、個別発注処理をはじめ、直送品などの受発注処理、発注依頼に応じた手配発注、必要数を算出して行う定量発注など、さまざまな状況に応じた対応で業務をサポートします。
入荷処理は発注データを一括で入荷処理に引き当てることができ、一部のみ入荷処理を行う分納処理にも対応しています。
債権・債務管理機能
債権・債務管理機能では、請求業務、入金・回収処理、入金・回収管理、債権関連帳票の確認、支払処理、経費入力ができます。請求業務では取引方式に応じた請求書の発行をはじめ、請求金額の不整合防止につながる伝票ロック・解除処理、対象伝票の確認などが可能です。
入金処理の際は、請求書金額を参照しながらの入金入力が可能です。必要に応じて領収書も発行できます。回収時には請求先ごとの詳細が記載された回収予定表の出力に加え、入金金額に対する請求書・伝票・明細の各単位での消込に対応しています。
支払処理では、支払先ごとの定期締、随時締に応じた支払金額の集計、支払の消込管理が可能です。
在庫管理機能
在庫管理機能では、在庫移動処理、セット品の在庫管理、在庫関連帳票、棚卸、在庫関連機能などがあります。在庫移動処理の機能では、入出庫計上入力や指示書の発行ができます。在庫を倉庫間で移動する際の指示入力や、出庫と受入を分けた積送管理も行えます。
また、資産上の在庫と物流上の在庫が異なる場合でも運用ができるよう、適正在庫一覧表や滞留在庫一覧表などさまざまな在庫関連帳票の作成にも対応しています。
便利機能・セキュリティ機能
アラジンオフィスの機能には、帳票作成機能、ログ機能、セキュリティ機能、承認機能などの便利な機能もあります。
帳票作成ツールのアラジンデザイナーは、各業務の実績表や明細表を利用者が設計できる機能です。さまざまな帳票タイプからの出力や、グラフ化ができます。
アラジンオフィスを導入するメリット
アラジンオフィスを導入することで、業務の効率化や働き方の多様化など、さまざまなメリットを得られます。ここでは、アラジンオフィスを導入するメリットについて解説します。
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アラジンオフィスを導入するメリット
人的ミスを防ぎながら業務を効率化できる
アラジンオフィスを導入することにより、これまで手作業中心で行っていた業務をシステム化し、人的ミスを防ぐことができます。
例えば、販売管理業務は、見積業務や受注業務をはじめ、出荷業務、在庫管理業務など多岐にわたります。人の手による作業では、ミスや漏れが発生しやすいだけでなく、多くの人手と労力を必要とし、業務が非効率になりがちです。
そこで、アラジンオフィスを活用すれば、販売管理業務をまとめて自動化できます。各業務時間の短縮で生産性が向上するほか、顧客からの問い合わせがあった際にもすぐに対応できるため、顧客満足度の向上や囲い込みにもつながります。
複数拠点での発注の仕組みを統一できる
販売管理・在庫管理に関する業務をデータ化することで、一連の流れをまとめて管理し、素早いデータの処理が可能です。そのため、複数拠点での発注の仕組みを統一できます。
具体的には、アラジンオフィスのシステム上で注文数が自動集計され、ワンクリックで帳票の出力が可能になると、各拠点でも発注の仕組みが統一されます。その結果、データの可視化によって、企業またはグループ全体で販売管理業務の迅速な情報共有が可能です。
また、販売管理システムは各業務を紐付けて管理できるため、拠点が多い企業でも情報・データの一元化につながります。
テレワーク環境の整備を進められる
アラジンオフィスの導入により、データ分析や経営戦略・ビジネス戦略につなげられるだけでなく、働き方改革の1つとしてテレワーク環境の整備も進めることができます。
在宅勤務・テレワークも可能なクラウド対応の販売管理・在庫管理システム「アラジンクラウド」を導入することで、PCとインターネット環境があれば、社内で使用するアラジンオフィスの環境を自宅でも利用可能です。
現場にいなくても業務指示や入力作業ができ、クラウド環境の利用でBCP対策にもつながります。さまざまなライフスタイルに合わせた働き方を実現することで、担当者の管理負担を軽減し、従業員の満足度向上にも期待できます。
アラジンオフィスの口コミ・評価
アラジンオフィスを実際に導入した企業からは、「自社の使いやすい仕様に寄せられる」という声が上げられています。完成度の高いパッケージや豊富なオプションを選択できる点を高く評価しているようです。
また、「在庫の確保の管理や棚卸し業務が効率化された」という評価もあります。システム上で棚卸差異の確認や在庫の把握が簡単にできるため、人手による管理ミスの低減と業務効率化につながっていることがわかります。
アラジンオフィスの導入の流れ
アラジンオフィスを導入する際は、はじめにシステムの打ち合わせを行います。システム内容を画面レベルに詳細にまとめた基本設計書が提出されるため、どのようなシステムが構築されるのか、カスタマイズの内容を事前に把握できます。
続いて、設計が完了したら運用の打ち合わせです。運用フローを明確化し、指導のスケジュールを記載した移行計画書が提出されます。次に、本格始動に向けた受入テストと運用マニュアルの作成を行います。
納品後は「営業・窓口」「SE・設計」「運用・指導」「ネットワーク」と、アラジンオフィスの各部署の担当者で、自社専用のサポート体制が構築されるため、安心して運用を開始できます。
アラジンオフィスを導入する際の注意点
アラジンオフィスを導入する際には、注意点が2つあります。1つ目は、詳しい料金体系を知りたい場合には、まず問い合わせが必要であることです。オプションの有無や導入形態、導入規模などによって費用が変動するため、都度見積もりが必要となっています。
2つ目は、多様な業務・業界別のパッケージがあるため、問い合わせ前に自社の現状や課題を明確にし、連携したいシステムなども把握しておくことが大切です。あらかじめ従業員のヒアリングなどをしておくと、自社のニーズに沿ったシステムの導入に役立ちます。
まとめ
アラジンオフィスは、標準パッケージをはじめ、豊富な機能で多様な業種・業態で利用できる、クラウド対応の販売管理・在庫管理システムです。各業界別に用意された業界特化パッケージや外部システムとの連携などが充実しています。
従来、手作業で行っていた業務をシステム化することで、人的ミスの防止や業務効率の向上につながります。複数拠点での情報の一元化や、テレワークを推進したい場合にも導入のメリットが大きいといえます。
自社に最適な販売管理・在庫管理システムを活用し、業務の生産性を高めたい場合には、アラジンオフィスの導入がおすすめです。