支払い.com

支払い.comとは、取引先への請求書振込をはじめ、クレジットカード決済によって資金繰りをサポートするサービスです。ファクタリングよりもお得な手数料で利用できます。本記事では、支払い.comの特徴や利用するメリット、利用する際の注意点などを解説します。

目次

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1. 支払い.comとは
2. 支払い.comの特徴
3. 支払い.comを利用するメリット
4. 支払い.comの口コミ・評価
5. 支払い.comの利用の流れ
6. 支払い.comを利用する際の注意点
7. まとめ

支払い.comとは

支払い.comは、銀行振込の請求書をクレジットカードで決済可能にし、支払い期限を最大60日延長して、資金繰りの改善をサポートするサービスです。借入には当たらず、審査・担保なしで現金が減るタイミングを遅らせ、企業の信用情報に傷がつくのを防げます。

また、売掛金の前倒しで売却・現金化を行い、資金調達スピードを速めるファクタリングとは異なり、銀行振込による支払いがあれば活用できます。したがって、資金調達方法が制限されている、小規模企業や個人事業主でも利用しやすいでしょう。

本記事では、支払い.comの特徴やメリット、利用の際の注意点などを解説します。

支払い.comの特徴

支払い.comには、資金繰りを改善して持続的な事業運営につなげられる、いくつかの特徴があります。ここでは、支払い.comの大きな特徴を3つ解説します。

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請求書の支払い期間を最大で60日延長できる

支払い.comは、本来はカード払いできない請求書をカード決済することで、請求書の支払い期間をカードの引落し日まで延長できます。延長可能な支払い期間はカードの締め日や引落し日によって異なるものの、手元の現金が減るタイミングを最大で60日延ばせます。

そのため、資金繰りの悪化や売上の入金遅延によって、取引先への支払いが遅れそうな場合でも、無理なく支払いが可能です。キャッシュフローを改善できるだけでなく、取引先との信頼関係を保ちながら今後の取引継続にも貢献します。

ファクタリングよりもお得な手数料

ファクタリングの手数料は10％〜30％が相場であるのに対し、支払い.comの手数料は一律4%（税込4.4%）です。ファクタリングは契約形態や利用状況によって手数料が高くなり、企業資金の減少で生じる資金繰りの悪化が懸念されます。

一方、支払い.comは安価かつ一律の手数料で利用できるため、ファクタリングに比べて手元に多くの現金を残せる可能性が高く、長期的な資金繰りの改善に役立ちます。ファクタリングよりもお得な手数料と、必要最低限のコストで企業資金の圧迫を抑えられるでしょう。

最短60秒でオンライン登録が可能

支払い.comのユーザー登録には審査・面談・書類提出が不要で、最短即日から利用できます。登録はWebから無料で行え、登録後は最短翌日の支払いから対応可能であり、サービス利用時のオンライン手続きは最短60秒で完結します。

銀行融資やファクタリングでは、膨大な書類準備や審査待ちに時間がかかり、資金調達が遅れて支払いに間に合わないことがあります。その点、支払い.comは対象のクレジットカードがあれば、最短翌日振込で支払いが完了します。

よって、急な支払いや売上の入金待ちが生じた場合にも、速やかな支払いが可能です。その結果、経営の安定化だけでなく、事業者の資金繰りに関する精神的負担の軽減にもつながります。

支払い.comを利用するメリット

支払い.comは、資金繰りの改善に役立つサービスが充実しており、利用によってさまざまなメリットに期待できます。ここでは、支払い.comを利用するメリットを解説します。

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カード利用でポイントやマイルが貯まる

支払い.comで請求書のカード決済をした場合でも、通常のカード決済と同じくポイントやマイルが貯まります。還元の有無や還元率はカード会社によって異なるものの、これらを加味すると、実際の手数料よりもさらにお得に利用できる可能性が高いです。

例えば、ポイント還元率1％のカードであれば、実質手数料3％で支払い.comの利用が可能です。推奨されているセゾンカードをはじめ、還元率の高いカードを利用すれば、効率的にポイントやマイルを貯めることができ、事業費用の補助としても有用といえます。

個人事業主でも利用可能

中小企業向けサービスである支払い.comは、企業・法人だけでなく個人事業主でも利用可能です。個人事業主は企業・法人に比べて資金調達方法が制限される傾向にありますが、支払い.comであれば一律の条件で利用できます。

具体的には、利用下限額は一振込あたり1万円で、利用上限額は各カード会社の与信枠に準じます。また、1件の振込登録につき最大5枚のカードを登録でき、決済の金額がカードの上限額を超える場合は、複数の登録済みカードに支払いを分散可能です。

利用用途に制限がない

支払い.comを利用した支払いは、禁止されている利用方法を除いて利用用途に制限がありません。例えば、取引先への支払いをはじめ、従業員の給与、オフィスの家賃、業界唯一の社会保険料の振込など、あらゆる銀行振込に利用可能です。

また、1件ごとに利用手数料の支払いが必要ですが、サービスを利用しない場合は費用が発生しません。つまり、キャッシュフローが不安定な場合にのみ限定的に利用することもでき、不要なコストを抑えながら資金繰りの改善に取り組めます。

取引先に利用が知られない

支払い.comでは、取引先にサービス利用の通知が届きません。また、取引先への銀行振込は支払い.comが行うものの、振込名義は利用者が自由に設定できるため、自社名での振込が可能です。

自社の資金繰りの悪化が取引先に知られると、その時点で取引を中断される可能性があります。しかし、支払い.comでは取引先にサービスの利用を知られる心配が少ないため、取引先との信頼関係を保つことができ、取引の継続にも貢献します。

カード会社との共同運営で安心

支払い.comは、成長企業向けNo.1法人カードを提供する「株式会社UPSIDER」が、東京プライム市場上場の老舗クレジットカード会社「株式会社クレディセゾン」と共同で運営するサービスです。

大手のカード会社が参画しているため、セキュリティ性や安全性に一定の信頼を置くことができるでしょう。例えば、セキュリティ面においては、3Dセキュア（本人認証サービス）を導入して、クレジットカード情報の盗難を防止しています。

業界の厳しい基準を満たしたセキュリティ対策により、利用者は安心してサービスを利用できます。

支払い.comの口コミ・評価

支払い.comの口コミ・評価では、「ファクタリングの手数料より圧倒的に安い」という声があります。支払い.comの手数料は1件につき一律4％のため、予算の見通しが立てやすく、手元資金が少ない企業でも安心して利用できます。

また、「スマホでサクッと利用できる」という声もみられました。ユーザー登録から振込依頼まで、オンライン上で最短60秒で完結し、外出先やオフィスからでも自由に申し込めます。そのため、急な支払いにもすぐに対応できる点が高く評価されているようです。

支払い.comの利用の流れ

支払い.comを利用するには、まずオンライン上で無料のユーザー登録が必要です。登録後は、支払いを延長したい請求書について、振込金額や口座先の情報を入力し、預かり金として振込金額+4％の利用手数料をカード決済します。

その後、支払い先への銀行振込を支払い.comが代行します。利用者は決済分の金額をカード引落し日にカード会社に支払うことで、支払い.comへの支払いが完了します。

支払い.comを利用する際の注意点

支払い.comを利用する際には、3つの注意点があります。1つ目は、海外口座への振り込みはできない点です。依頼可能なのは国内の銀行口座への振込だけであり、海外企業との取引が多い事業者は利用が制限されます。

2つ目の注意点として、支払いは一括のみ可能で、分割払いやリボ払いはできません。そのため、多額の振込み依頼を行う場合は返済計画をしっかりと立てる必要があります。なお、カード会社によっては、一括払いの登録後に分割払いやリボ払いへの変更が可能です。

3つ目は、禁止されている利用方法があることに留意しましょう。例えば、クレジットカード利用分の支払いや自社宛の振込など、現金化に当たる行為はほぼすべて禁止されています。したがって、禁止されている方法での利用は止めましょう。

まとめ

支払い.comは、銀行振込の請求書をクレジットカード決済して、支払期日を最大60日延長するサービスです。ユーザー登録や振込依頼はオンライン上で完結でき、取引先に知られることなく資金繰りの改善につなげられます。

手数料は1件につき一律4％と、ファクタリングよりお得に設定されており、手元資金の少ない企業でも安心です。また、禁止されている利用法を除いて利用用途が制限されておらず、さまざまな場面からキャッシュフローの立て直しを支援します。

スタートアップで事業が不安定な場合や、売上サイクルの長期化によって資金繰りに悩む事業者などは、支払い.comの利用がおすすめです。