おすすめのファイアウォール3選|選び方・比較のポイントも解説

Check!

  • ファイアウォールは、防御方法のタイプ・ネットワーク規模・提供形態を重視して選ぶ
  • 検知精度の高さやトラフィックの増加に対応できるかも確認しておくと選びやすい
  • ファイアウォールの導入する際は、他の製品も必要かどうかを併せて確認する

ファイアウォールとは、外部からの不正アクセスを防止するためのツールです。ファイアウォールにはさまざまな種類があり、自社に適した製品を選ぶのは困難な場合もあります。本記事では、選び方や比較ポイントを交えて、おすすめのファイアウォールを紹介します。

目次

開く

閉じる

  1. ファイアウォールで不正アクセスを防止
  2. ファイアウォールは防御方法・ネットワーク規模・提供形態で選ぶ
  3. ファイアウォールの選び方で重要な3つのポイント
  4. ファイアウォールのその他の比較ポイント
  5. おすすめのファイアウォール3選
  6. ファイアウォールの導入フローと注意点
  7. まとめ

ファイアウォールで不正アクセスを防止

ファイアウォールは、外部のインターネットと内部のネットワークの間に設置され、ネットワークセキュリティを強化するためのツールです。不正なアクセスやサイバー攻撃から内部ネットワークを守る役割を持っています。

ファイアウォールを活用すると、企業の重要なデータが漏洩することを防げて、アクセス制限によって内部犯行によるデータ漏洩も防止できます。遠隔地からでも管理・監視ができ、効率的に運用できる点もメリットです。

ファイアウォールとは?種類や機能やを初心者にも分かりやすく解説

ファイアウォールとは、ネットワーク通信において外部からの侵入や攻撃を防ぎ、内部からの不正なアクセスを禁止することで、悪意のある通信から保護するシステムです。この記事では、ファイアウォールの機能や導入のメリット・デメリットを分かりやすく解説していきます。

ファイアウォールは防御方法・ネットワーク規模・提供形態で選ぶ

ファイアウォール選びでは、防御タイプ・提供形態・ネットワーク規模がそれぞれ自社に適合しているか確認することが重要です。次の章では、ファイアウォール選びにおける重要なポイントや比較ポイントを解説します。

【重要なポイント3つ】

  1. 防御方法のタイプを確認
  2. 自社のネットワーク規模に適しているか
  3. 提供形態を確認

【その他の比較ポイント】

  1. 検知の精度が高いか
  2. トラフィックの増加に対応できるか
  3. サポート体制が充実しているか

ファイアウォールの選び方で重要な3つのポイント

ここでは、ファイアウォール選びに重要な3つのポイントを解説します。いずれも、自社のネットワーク環境や規模と照らし合わせて確認することが求められます。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

ファイアウォールの選び方で重要な3つのポイント

  1. 防御方法のタイプを確認
  2. 自社のネットワーク規模に適しているか
  3. 提供形態を確認

防御方法のタイプを確認

ファイアウォールは、防御方法によって3種類に分けられ、自社に適したタイプを選ぶことが重要です。ここでは、防御方法のタイプについて解説します。

パケットフィルタリング型

パケットフィルタリング型は、ネットワークのデータパケットを監視し、あらかじめ設定されたルールに基づいて通信を制御するタイプです。パケットとは、ネットワーク上でやり取りされるデータの小さな単位のことです。

このファイアウォールでは、各パケットの送信元IPアドレス・送信先IPアドレス・ポート番号・プロトコルなどをチェックし、それに基づいて通信を制御します。

メリットとして、パケットフィルタリング型は比較的シンプルな構造を持ち、設定や管理が簡単です。ルールの設定も直感的で、導入がしやすい利点があります。

また、処理速度が速く、システムリソースの消費も少ないため、ネットワーク全体のパフォーマンスに与える影響を最小限に抑えられます。しかし、高度なセキュリティ判断や、複雑な攻撃に対処できないデメリットもあります。

比較的低コストで導入しやすいことから、初期コストを抑えたい場合におすすめです。また、小規模なネットワークや家庭用ネットワークなど、シンプルで高度なセキュリティ機能を必要としない場合にも推奨されます。

アプリケーションゲートウェイ型(プロキシサーバー型)

アプリケーションゲートウェイ型(プロキシサーバー型)は、ネットワークトラフィックを監視し、特定のアプリケーションの通信を代理で行うことでセキュリティを確保します。ネットワークトラフィックとは、ネットワーク上を移動するデータ量のことです。

このタイプのファイアウォールは、クライアントとサーバーの間に位置し、両者の間のすべての通信を中継します。そのため、クライアントのIPアドレスを外部から知ることはできなくなり、内部ネットワークのデバイスを攻撃から保護できます。

また、アプリケーションレベルの詳細な検査ができ、データの内容まで確認するため、高度なセキュリティを確保できるメリットがあります。ただし、すべての通信を中継するため、トラフィック量が増えると、パフォーマンス低下に繋がる可能性があります。

また、導入や管理が複雑で、高度な知識が求められるデメリットもあります。アプリケーションゲートウェイ型は、大規模で複雑なネットワーク環境のセキュリティを強化したい場合におすすめです。機密情報や個人情報を厳重に管理したい場合にも推奨されます。

サーキットレベルゲートウェイ型

サーキットレベルゲートウェイ型は、ネットワーク層とトランスポート層の間で動作し、通信の状態を監視するタイプです。ネットワーク層とはデータの送信先を決定する層であり、トランスポート層とはデータの送受信を担う層です。

このファイアウォールは、コンピューター間での通信が始まる瞬間を監視し、通信が確立した後は、データのチェックを行わない点が大きな特徴です。これにより、不正なIPアドレスによる攻撃を防ぎながら、速い処理速度を実現できます。

しかし、通信が確立した後に起こる攻撃への対処や不正なデータを検出することはできません。また、データの内容までは検査しないため、複雑な攻撃には対応できません。

サーキットレベルゲートウェイ型は、Webサーバーやメールサーバーなど、頻繁に通信が確立される環境におすすめです。また、IPアドレスの偽装を防止する基本的なセキュリティが必要な場合にも適しています。

自社のネットワーク規模に適しているか

ファイアウォールは、ネットワークの規模によって必要な機能やトラフィック量が異なるため、自社のネットワーク規模に適した製品を選ぶことが大切です。

ユーザー数やトラフィック量が少ない個人や小規模なネットワークでは、基本的なフィルタリング機能を持つファイアウォールが推奨されます。設定が簡単でコスト効率に優れる製品がおすすめです。

中規模なネットワークでは、高度なフィルタリング機能・VPNサポート・ログ監視機能などの必要性が高くなります。

大規模なネットワークでは、必要に応じて侵入防止システム・中央管理機能など、高度な機能の有無を確認しましょう。また、トラフィック量も多くなるため、スループット(データの転送能力)の高いファイアウォールが求められます。

提供形態を確認

ファイアウォールの提供形態には、クラウド型とアプライアンス型の2種類があり、自社に適した形態を選ぶことが重要です。ここでは、各形態の特徴やメリットなどを解説します。

クラウド型

クラウド型は、インターネットを介してセキュリティ機能を提供します。物理的な機器が不要で、クラウドサービスとして利用できるのが大きな特徴です。

また、ネットワークの規模やトラフィック量に応じて簡単にリソースを増減でき、リモートワークや複数拠点に対応する場合に便利です。

クラウド型は初期費用が低く、月額料金で利用可能です。ハードウェアの管理やメンテナンスが不要で、運用が簡単な点もメリットです。

アプライアンス型

アプライアンス型は、物理的なハードウェアとして提供され、オフィスやデータセンターに設置して運用します。企業内のネットワーク環境に直接設置されるため、カスタマイズがしやすく、高いパフォーマンスを発揮しやすい点が特徴です。

初期費用が高くなりやすいものの、一度購入すれば長期的に利用できるため、トータルコストを抑えられる可能性があります。カスタマイズや管理がしやすく、自社独自の要件に対応させやすい点もメリットです。

ファイアウォールのその他の比較ポイント

ファイアウォールにはさまざまなツールがあり、自社に適したものを選ぶためには比較することが推奨されます。ここでは、ファイアウォールのその他の比較ポイントについて解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

検知の精度が高いか

ファイアウォールにおける検知の精度とは、不正アクセスやマルウェアを正確に検出する能力のことです。検知精度が高いファイアウォールは、悪意のある通信を正確に識別し、適切に対処します。

反対に検知精度が低いファイアウォールは、誤って正常な通信をブロックする「誤検知」や、悪意のある通信を見逃す「見逃し検知」が多くなります​。

検知精度は、性能テストの結果や第三者機関の評価によって判断でき、製品比較サイトやレビュー記事などが参考になります。また、セキュリティ機能が充実しているほど、検知精度は高い傾向にあるため、詳細に機能を確認することも判断材料になります。

トラフィックの増加に対応できるか

ファイアウォールを比較する際には、長期的な視点が重要です。これは、企業規模の拡大や新サービスの導入に伴って、トラフィックが増加する可能性があるためです。

トラフィックが増加した際に、ファイアウォールの処理能力が限界を超えると、ネットワークの遅延や接続障害が発生しやすく、業務効率の低下やセキュリティリスクの増大に繋がります。

ファイアウォールを比較する際には、スループットをチェックすることに加え、段階的に性能を向上させることが可能かどうかを確認しましょう。必要に応じて拡張しやすいクラウド型の製品を選ぶことも有効な方法です。

サポート体制が充実しているか

ファイアウォールを運用する中で、ネットワーク障害やセキュリティインシデントが発生した際、充実したサポート体制があれば、迅速に問題を解決できます。業務の中断を最小限に抑えるためには、事前にサポート体制を把握しておくことが重要です。

サポート体制を確認する際は、サポート内容・対応時間・サポート手段など詳細を明らかにしましょう。例えば、国際的に活動している企業や夜間も稼働する業種にとっては、サポートの対応時間が24時間365日であることが求められます。

サポート内容についても、緊急時の支援以外に設定やアップデートの支援、教育支援などを受けられれば、導入がスムーズに進められます。

おすすめのファイアウォール3選

ソニックウォール株式会社

SonicWall ファイアウォール

ソニックウォール株式会社

SonicWall ファイアウォール

全企業規模に対応◎コストパフォーマンスの高さを求める方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 中小企業から大規模企業まで、企業規模にあわせた導入が可能
  • 既知・未知問わず、サイバー攻撃やマルウェアなどの高度な脅威防御が可能
  • 導入も簡単で、セキュリティ・機能・コストのバランスがいい

MORE
ここが少し気になる…

  • 設置するための機械を購入する必要があり、価格は問い合わせで確認

シスコシステムズ合同会社

Cisco Umbrella

シスコシステムズ合同会社

Cisco Umbrella

インターネット上からの脅威を手軽にブロックしたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 場所・VPNに関係なく、全てのユーザーやデバイスの保護が可能
  • DNSを利用することにより、悪意のあるwebサイトをブロックし、感染を未然に防げる
  • 既存の環境を変えることなく、簡単に導入ができる「クラウド型」

MORE
ここが少し気になる…

  • 各プランの費用は問い合わせで確認する必要がある

SB C&S株式会社

Symantec Endpoint Security

SB C&S株式会社

Symantec Endpoint Security

すべてのデバイスとOSに◎最高レベルの保護が必要な方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 別途提供している「SEP」にさらに防御機能を追加し、最高レベルの保護を実現
  • より多くの標的型攻撃を検出できる独自の機能を搭載
  • 世界でも利用・信頼のある14の基本機能が使える

MORE
ここが少し気になる…

  • 基本的に12ヶ月単位での契約が必要で、永続ライセンスの提供はない

ファイアウォールの導入フローと注意点

ファイアウォールの効果を高めるためには、計画的な導入が必要不可欠です。ここでは、ファイアウォールの導入フローと注意点について解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

1. 導入目的を明確にする

ファイアウォールを導入する際には、導入目的を明確にすることが重要です。導入目的が曖昧な場合、期待通りの費用対効果を得られないリスクがあります。

導入目的を明確にするためには、自社でどのようなセキュリティを求めているかを明らかにすることから始めましょう。例えば、外部からの不正アクセスを防ぐことを目的とする場合、どのようなタイプの攻撃が予想されるかについても明確にします。

このように、導入目的を明確にできれば、必要な機能に焦点を当てたファイアウォールを選択でき、過剰な機能やコストを避けることができます。また、導入目的に基づいて設定や運用が行われるため、管理が容易になり、セキュリティ運用の効率が向上します​。

2. 自社の予算とコストを照らし合わせる

ファイアウォールの導入には、適切な予算とコストの確認が欠かせません。予算を超える投資をしてしまうと、他の重要な業務に必要な資金が不足する可能性があります。適切な予算内で最大の効果を得るためには、慎重な計画が必要です​。

例えば、多くのファイアウォール製品は月額制を採用しており、長期間にわたる運用コストが積み重なるため、総コストを予測しておくことが重要です。

具体的には、ハードウェアやセットアップなどの初期費用に加え、月額制では年間コストを算出し、総コストを見積もるようにしましょう。これにより、自社の予算に適しているか確認することができます。

3. 他のセキュリティ製品も必要か確認する

セキュリティ上の脅威には、ファイアウォールだけでは防げないものも存在します。そのため、必要に応じて適切なセキュリティ対策を組み合わせることが求められます。

例えば、IDS(侵入検知システム)は、ネットワークに対する不正アクセスを検知し、管理者に通知します。さらにIPS(侵入防止システム)は、侵入検知に加えて自動的にブロックする機能を備えています。

また、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)は、ファイアウォールでは対応しきれないWebアプリケーションに対する攻撃を防御します。

このようなファイアウォール以外のセキュリティ製品が必要かどうかについては、自社のセキュリティニーズを確認して検討することが重要です。

まとめ

ファイアウォールは、ネットワークセキュリティを強化するためのツールです。不正なアクセスやサイバー攻撃から内部ネットワークを守る役割を持っています。これにより、企業の重要なデータの漏洩を防ぎ、アクセス制限によって内部犯行も防止することができます。

ファイアウォールを選ぶ際には、自社のニーズに合った防御方法のタイプを選ぶことが重要です。また、ネットワーク規模に適した機能やトラフィック量を確認し、提供形態も検討することで、最適なファイアウォールを導入できます。

ファイアウォールの効果を最大限に引き出すためには、計画的な導入が不可欠です。導入目的を明確にし、自社の予算と照らし合わせた上で、必要な機能を確認することが大切です。本記事を参考に適切なネットワークセキュリティを確保しましょう。

Share

top