おすすめのURLフィルタリングソフト6選|選ぶ際のポイントも解説

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  • フィルタリングソフトは、データベースの精度・設定の柔軟性・提供形態に注目して選ぶ
  • 対応しているOSやブラウザ・PCへの負荷の大きさ・導入実績も確認する
  • 制限を厳しくしすぎると業務効率を低下させるため、アクセス制限は適切に行う

URLフィルタリングとは、不適切なURLへのアクセスを防止する仕組みです。フィルタリングソフトを導入することでアクセスできるURLを制限でき、セキュリティや生産性の向上に寄与します。この記事では、おすすめのURLフィルタリングソフトや選び方を解説します。

目次

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  1. URLフィルタリングソフトで情報漏洩を防止
  2. フィルタリングソフトはデータベースの精度・設定の柔軟性・提供形態で選ぶ
  3. フィルタリングソフトの選び方で重要な3つのポイント
  4. フィルタリングソフトのその他の比較ポイント
  5. おすすめのフィルタリングソフト6選
  6. フィルタリングソフトの導入フローと注意点
  7. まとめ

URLフィルタリングソフトで情報漏洩を防止

URLフィルタリングとは、特定のWebサイトやURLへのアクセスを制限する技術です。この技術を活用したURLフィルタリングソフトでは、あらかじめ設定したサイト閲覧のルールに基づいて、従業員による不適切なWebサイトへのアクセスを未然に防止できます。

例えば、職務に無関係なWebサイトや、セキュリティ上のリスクが高いWebサイトへのアクセス制限などに活用できます。これにより、ウイルス感染やサイバー攻撃などのセキュリティ上のリスクを低減しながら、安全な通信環境を構築できます。

その結果、機密情報の外部漏洩を防止することにもつながります。URLフィルタリングソフトは、製品によってデータベースの精度やアクセス制限設定権限の範囲が異なるため、自社環境に適したものを選ぶ必要があります。

本記事では、URLフィルタリングソフトのおすすめの選び方を解説します。

フィルタリングソフトはデータベースの精度・設定の柔軟性・提供形態で選ぶ

URLフィルタリングソフトを選ぶ際は、URLデータベースの精度・アクセス制限設定の柔軟性・提供形態の3つのポイントに注目しましょう。これらのポイントを重視することで、セキュリティ体制を強化しながら、自社環境に即した柔軟なツール運用が可能になります。

各ポイントについて、次の章から解説していきます。

【重要なポイント3つ】

  1. URLデータベースの精度をチェック
  2. アクセス制限設定の柔軟性を確認
  3. 提供形態は自社に合っているか

【その他の比較ポイント】

  1. 使用しているOSやブラウザに対応しているか
  2. PCへの負荷が大きすぎないか
  3. 導入実績で信頼性を確認

フィルタリングソフトの選び方で重要な3つのポイント

URLフィルタリングソフトを選ぶ際は、前述のようにURLデータベースの精度・アクセス制限設定の柔軟性・提供形態に注目するのがおすすめです。ここでは、各ポイントについて解説します。

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URLデータベースの精度をチェック

フィルタリングソフトを選ぶ際は、URLデータベースの精度の高さを確認しましょう。精度が低いツールの場合は、有益なWebサイトへのアクセスまで制限する可能性があり、かえって業務効率や生産性の低下を招きかねません。

一方で、精度の高いデータベースを有するフィルタリングソフトの利用により、高度なアクセス制限が実現します。危険なWebサイトへのアクセスのみを制限することで、従業員の快適な通信環境を守りながら、強固なセキュリティ体制の構築にも貢献します。

したがって、自社の求める基準を満たした精度のデータベースを有するかどうかは、URLフィルタリングソフトの重要な選定基準です。また、新たな脅威に対する情報が即座にアップデートされることが望ましいため、ツールの更新頻度にも注目する必要があるでしょう。

アクセス制限設定の柔軟性を確認

URLフィルタリングソフトは、アクセス制限設定を柔軟に行えるものが望ましいです。例えば、1つのニュースサイト内で職務に関係のあるカテゴリ記事は閲覧でき、他カテゴリの記事の閲覧を禁止するといった設定が代表的です。

これにより、有益な情報の閲覧を担保しつつ、職務と無関係な記事へのアクセスを防ぐことで従業員を業務に専念させられます。また、内部からの不正な情報漏洩を防止するには、閲覧のみを許可して、コメント等の書き込みを禁止できる設定があると良いでしょう。

アクセス制限設定の範囲は、フィルタリングソフトによって大きく異なります。したがって、自社の目的・用途に即した設定が可能かどうか、ツールの選定時に確認しましょう。

提供形態は自社に合っているか

URLフィルタリングソフトは、下記の4種類に大別できます。それぞれの特徴を理解して、自社の環境・予算に合ったものを選ぶことで、円滑なツール運用が実現します。

種類特徴
ソフトウェア型自社サーバーにソフトウェアをインストールして利用
プロキシアプライアンス型サーバーとソフトウェアをセットで購入して利用
UTM型ファイアウォールなど包括的なセキュリティ機能を搭載
クラウド型インターネット経由でサービスを利用

フィルタリングソフトのその他の比較ポイント

フィルタリングソフトを選ぶ際は、前述の3つのポイントに加えて、社内既存環境への対応可否・PCへの負荷・導入実績や信頼性にも注目するのがおすすめです。ここでは、各ポイントについて解説します。

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使用しているOSやブラウザに対応しているか

フィルタリングソフトによって、対応できるOSやブラウザが限定されていることがあります。そのため、自社既存の端末での利用可否は、事前に確認すべきポイントです。

例えば、Windowsパソコンを利用している場合は、Windows系に対応可能なフィルタリングソフトを導入すべきです。他のセキュリティ対策ツールと併用する場合は、それらのソフトとの連携性にも注目しましょう。

他ソフトとフィルタリングソフトを連携させることで、包括的にセキュリティ態勢を強化でき、情報漏洩の防止やコンプライアンスの強化にもつながります。

PCへの負荷が大きすぎないか

フィルタリングソフトによっては、処理のためにPCの動作が遅くなることがあります。その結果、業務効率の低下を招く恐れがあるため、できる限りPCへの負荷が少なく、動作性に影響を与えないソフトの選定が望ましいです。

PCへの負荷の程度は、実際に運用しなければ分からないこともあるでしょう。この場合は、無料トライアルなどを活用して試験運用するのがおすすめです。

導入実績で信頼性を確認

信頼できるURLフィルタリングソフトを選ぶには、導入実績を確認すると良いでしょう。大企業や官公庁、学校での導入実績が豊富なソフトであれば、自社で導入しても一定の実績を得られる可能性が高いです。

また、導入実績が豊富なソフトは、突然のサービス終了のリスクが低く、安心して利用し続けることができます。このような理由により、著名な企業・機関での導入実績も、URLフィルタリングの重要な選定基準となります。

おすすめのフィルタリングソフト6選

Jamf Japan合同会社

Jamf Protect

Jamf Japan合同会社

Jamf Protect

コンプライアンス管理にも◎Appleデバイス利用中の方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • エンドポイントセキュリティ・脅威防御・コンテンツフィルタリングを丸ごと保護
  • 「Appleデバイス」のための最高レベルのセキュリティを提供
  • ビジネス向けと教育機関向けのプランを用意

MORE
ここが少し気になる…

  • プランの詳細や料金は問い合わせで確認

デジタルアーツ株式会社

i-FILTER ブラウザー&クラウド

デジタルアーツ株式会社

i-FILTER ブラウザー&クラウド

柔軟な設定が魅力◎Web経由の情報漏洩対策を重視したい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • webアクセス制御はもちろん、機密データの消去まで行える
  • Gmailの個人アカウント利用をブロックし、シャドーIT対策としても効果的
  • 「セキュアブラウザー機能」「レポーティング機能」などの便利機能を搭載

MORE
ここが少し気になる…

  • 詳細な機能は資料ダウンロードで確認、契約は10ライセンスからで年間契約が必要

コムソル株式会社

セキュリティソフトLOOOC

コムソル株式会社

セキュリティソフトLOOOC

手軽に導入できる!制限よりも監視をメインに使いたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 「USB」「web」「ファイル」といったアクセス履歴を標準搭載
  • アプリごとの稼働管理が行えて、さまざまなアプリに対応
  • キーボードで入力したログは100%記録でき、キーワードでの検索も可能

MORE
ここが少し気になる…

  • アクセス制限よりも「監視」がメインのサービス

アルプス システム インテグレーション株式会社

InterSafe WebFilter

アルプス システム インテグレーション株式会社

InterSafe WebFilter

分析やレポートも◎webフィルタリング重視の方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • ファイル無害化オプションにより、ダウンロードファイルを無害化できる
  • 必要なサイトだけを分離・無害化でき、より安全性の高いインターネット環境を実現
  • 「Geoスコープ」で国と地域別に可視化し、不審なアクセスや負荷などの状況把握が可能

MORE
ここが少し気になる…

  • webフィルタリングがメインのサービス

株式会社JSecurity

情報セキュリティSDK CYREN

株式会社JSecurity

情報セキュリティSDK CYREN

世界190ヶ国で利用!グローバル展開している企業にもおすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • 世界190ヶ国・6億人以上のセキュリティを守り、グローバル企業でも導入
  • アンチスパム・マルウェアなどにも対応
  • 自社製品を設計する際にも導入しやすい

MORE
ここが少し気になる…

  • 詳細なプランや導入方法は問い合わせで確認

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

Menlo Security

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社

Menlo Security

運用負荷の軽減も◎メールとwebを重点的に守りたい方におすすめ

GOOD
ここがおすすめ!

  • web・メールの両方の脅威を無害化できる
  • 今までと同じブラウザーを使えるため、従来通りの利用が可能
  • 攻撃を分離・無害化するためアラートが激減し、運用負荷軽減にも効果的

MORE
ここが少し気になる…

  • Menlo Security社の提供するライセンスのため、サイトからの申し込み上限がある

フィルタリングソフトの導入フローと注意点

URLフィルタリングソフトを適切に導入することで、精度の高いセキュリティ対策が実現し、情報漏洩などのリスク低減につながります。ここでは、フィルタリングソフトの導入フローと注意点を解説します。

\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/

1. 無料トライアルで使いやすさを確認

導入するURLフィルタリングソフトの候補が決定したら、本格導入する前に、無料トライアルを活用して試験運用するのがおすすめです。それは、フィルタリングによっては、PCの動作を遅くして、業務効率へ深刻な影響を与える恐れがあるためです。

事前の試験運用により、このような事態を回避して、自社環境に適したフィルタリングソフトを検討できます。

2. 制限の設定は適切に行う

URLフィルタリングソフトを運用開始するにあたり、アクセス制限の設定はある程度柔軟に行いましょう。制限を厳しくすると、業務に必要なWebサイトや有益な情報へのアクセスまで遮断され、かえって業務効率や生産性が低下する恐れがあるためです。

事前に自社環境に即したWebサイトの閲覧ルールを明確化し、これに基づいたアクセス制限設定を行うことが望ましいでしょう。

3. 定期的に社員研修を実施する

URLフィルタリングソフトの導入後は、定期的な社員研修の実施がおすすめです。その目的は、社員のセキュリティ意識を向上させ、より強固なセキュリティ態勢を構築することです。

完全に安全なアクセスを実現するには、フィルタリングだけでは不十分です。従業員に不適切なWebサイトやURLに近づかせないためには、定期的な社員研修を実施して、企業全体でセキュリティ意識を高めることが重要です。

まとめ

URLフィルタリングソフトとは、危険なWebサイトやURLを自動で判別して、従業員によるアクセスを未然に防ぐツールです。

導入により、職務と無関係なWebサイトや、セキュリティリスクの高いWebサイトへのアクセスを防止でき、自社のセキュリティ体制を強化できます。高度なアクセス制限を実現するには、データベースの精度が高いツールを導入すべきでしょう。

また、アクセス制限設定が柔軟なソフトの導入により、有益な情報へのアクセスを担保しつつ、マルウェア感染や内部から情報漏洩のリスクを低減できます。提供形態によって機能性や予算が異なるため、自社に適した形態かどうかも注目しましょう。

今回ご紹介したポイントを参考に、適切なURLフィルタリングソフトを導入して、安全なアクセス環境を構築しましょう。

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