SFAツール「Salesforce」の認定資格とは?難易度や勉強方法を解説
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- Salesforce認定資格は3分類に分かれ、基本資格と上位資格がある
- Salesforce認定資格には、需要の高い資格がある
- Salesforce認定資格を取得すると、業務の効率化やキャリアップといったメリットがある
Salesforceの認定資格は、SFA/CRMツールを提供するSalesforce製品を扱うために必要なスキルを証明する、グローバル共通の資格で、有資格者はエンジニア職の中で比較的高い年収でもあります。本記事では、Salesforce認定資格の概要・需要の高い資格・勉強方法などを解説します。
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世界No.1のクラウド型SFAツール「Salesforce」の認定資格
「Salesforce」とは、世界No.1の実績を誇るクラウド型SFA(セールスフォースオートメーション)ツールです。営業業務の効率化や顧客情報の管理(CRM)、SFA支援などの機能を提供するソフト群で、現在、多くの企業がその機能に注目し、導入に踏み切っています。
また、Salesforceはサービスやカテゴリ毎に認定資格が設定されています。この資格を取得すると、Salesforceのサービスや機能の把握・理解、導入・運用スキルなどの知識が身につきます。そして、資格保持者は各カテゴリにおいて即戦力があることが証明されます。
本記事では、Salesforce認定資格の概要や資格一覧、需要が高まっている点、認定資格を取得するメリット、認定資格試験の難易度、更新方法、そして、勉強方法などについて解説します。今後、認定資格試験に挑戦する際の参考としてください。
参考:Salesforce 認定資格 – Salesforce
Salesforce認定資格の概要
最初に、Salesforce認定資格の概要として、グローバル共通資格や3つの分類、基本資格と上位資格などの、三項目について解説します。
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グローバル共通資格
Salesforce認定資格は、Salesforceのソフトウェア群を利用する場合に、担当する各要員の役割として必要なスキルを、保持していることを証明するグローバルな共通資格です。資格保持者は、Salesforceの各カテゴリにおいて即戦力があることが証明されます。
Salesforce認定資格は、各カテゴリの試験範囲が広く、さまざまな知識を幅広く要求されるグローバルな試験のため、難易度が高いともいわれています。
3つの大分類
Saleseforceの認定資格の体系は、全部で35種類の資格により構成されています。これらの資格は、大きく管理者・CRMコンサルタント関連や開発者・アーキテクト関連、マーケター・コンサルタント関連の3つに大分類されます。
Saleseforceは、パッケージ型のソリューション・ソフト群となっており、導入には企業の業務に合わせるための調整やカスタマイズが必要とされる場合も多く、SIer(System Integration)などのエンジニアが支援を行うことが一般的です。
Salesforce認定資格は、Salesforceの各分野の運用やカスタマイズ、コンサルティングなどのスキルを証明する資格です。Saleseforceの導入の際に、資格の所有により安定したサービス提供が可能になるので、エンジニアの価値や信頼を高めることにも繋がっています。
管理者・CRMコンサルタント関連
Salesforce製品の導入に際して必要とされる、CRM管理者・CRMコンサルタント向けの認定資格です。Salesforce関連のメンテナンスを熟知し、業務要件に基づいた管理機能を実行できる能力が求められます。
また、CRMコンサルタントとして、社内の各部署と顧客データを結び付けるという課題を統合型のCRMプラットフォームで解決する方法に関して、基本的な知識があることが必要となります。
さらにSalesforce CRMにおけるSales Cloudソリューションの設計や、実装ができるコンサルタントとしてのスキルを証明する認定資格などがあります。基本資格として3分野、上位資格として5分野の認定資格があります。
開発者・アーキテクト関連
アプリケーション開発者やアーキテクト向けの認定資格です。開発者向けとしては、Sakles ForceのPlatform上で、ApexやVisualforceのプログラミング的機能を含む、カスタムアプリケーションの開発スキルを習得していることを証明する認定資格などがあります。
また、アーキテクチャ環境と要件を評価し、全社的なデータ管理に必要とされる信頼性や拡張性、パフォーマンスなどの点が優れたソリューションを、Salesforce Platform上で設計する知識があることを証明するアーキテクト向けの認定資格などを含みます。
基本資格として10分野、上位資格として6分野の認定資格があります。
マーケター・コンサルタント関連
マーケターやコンサルタントの分野における認定資格です。認定のカテゴリとしては、Marketing Cloud上で、エンドユーザーに提供される機能や使用可能な構成オプションなどに関する知識が求められる認定資格などがあります。
また、Salesforc認定のMarketing Cloud コンサルタントとして、戦術的および戦略的の両方の局面で、Marketing Cloudツールの使用経験が求められる分野の認定資格なども含まれます。基本資格として5分野、上位資格として5分野の認定資格があります。
基本資格と上位資格
Salesforce認定資格は、「基本資格」と「上位資格」で構成されています。これらの2つの資格の内で、上位資格は基本資格の合格後に受験が可能となる認定資格です。
また、3つの分野の「管理者・CRMコンサルタント」や「開発者・アーキテクト」、「マーケター・コンサルタント」の中でも、基本資格と上位資格に分類されており、基本資格取得後に、ある程度の経験や実績を積んで分野ごとの上を目指す、上位資格が受験できます。
Salesforce認定資格一覧
Salesforce認定資格には、全部で35種類の資格があります。それぞれの資格をカテゴリーごとに分類・整理して、基本資格と上位資格に分けた一覧表としてご紹介します。
分類 | 基本資格 | 上位資格 |
---|---|---|
管理者・CRMコンサルタント | ・認定アソシエイト・認定アドミニストレーター・認定CPQスペシャリスト | ・認定上級アドミニストレーター・認定Sales Cloudコンサルタント・認定Service Cloudコンサルタント・認定Experience Cloudコンサルタント・認定Field Serviceコンサルタント |
開発者・アーキテクト | ・認定Platformアプリケーションビルダー・認定Platformデベロッパー・認定Dataアーキテクト・認定Sharing and Visibilityアーキテクト・認定Development Lifecycle and Deploymentアーキテクト・認定Identity and Access Managementアーキテクト・認定Integrationアーキテクト・認定Herokuアーキテクト・認定B2C Commerceデベロッパー・認定JavaScriptデベロッパー | ・認定上級Platformデベロッパー・認定B2C Commerceアーキテクト・認定アプリケーションアーキテクト・認定システムアーキテクト・認定テクニカルアーキテクト・認定 B2C ソリューションアーキテクト |
マーケター・コンサルタント | ・認定Pardotスペシャリスト・認定Marketing Cloud・アドミニストレーター・認定Marketing Cloudメールスペシャリスト・認定OmniStudioコンサルタント | ・認定Pardotコンサルタント・認定Marketing Cloudコンサルタント・認定Marketing Cloudデベロッパー・認定Education Cloudコンサルタント・認定Nonprofit Cloudコンサルタント |
CRM Analytics | ・認定CRM Analytics and Einstein Discoveryコンサルタント |
需要が高いSalesforce認定資格
ここからは、Salesforce認定資格の中でも、需要が高い資格について、管理者・CRMコンサルタントや、開発者・アーキテクト向け、マーケター・コンサルタント向けの各分野の内から、基本資格および上位資格として主な項目を選んで解説します。
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需要が高いSalesforce認定資格
管理者・CRMコンサルタント向け
最初に、管理者・CRMコンサルタント向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、基本資格として1点、上位資格として3点選んで解説します。
基本資格
「Salesforce 認定アドミニストレーター」は、Salesforce製品の導入に必要となる基本的なカスタマイズ、運用、設定、管理に必要な基礎知識があることを証明します。現在、Salesforce認定資格といえば、この資格を指す場合も少なくありません。
取得者数が多く、Web上にも勉強方法などの情報が多く提供されているので、比較的取得しやすい資格となっています。これまで、Salesforce関連の実務経験が無い人や、または、経験が浅い人が主な対象となっています。
Salesforceの導入や開発・運用フェーズに参画できる可能性も高いので、最初に、この資格の取得を目標にする人も多いようです。また、IT業界の就職を希望する多くの学生が、取得を目指す場合もあるようです。
上位資格
「Salesforce 認定上級アドミニストレーター」は、上記の「Salesforce 認定アドミニストレーター」を取得後に受験が可能です。Salesforce製品の高度な管理機能をカスタマイズ、設定、管理に必要な知識やある程度の実務経験や実績があると取得しやすくなっています。
「Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント」は、コンサルタントとして、業務要件に基づいて、Sales Cloud上でのソリューションの設計や実装スキルを認定します。CRMに関する知識や営業プロセスに最適なシステム設計、システム構築などの問題が出題されます。
「Salesforce認定 Service Cloudコンサルタント」は、Service Cloudを用いてカスタマーサービスやサポート向けの業務要件に基づき、Service Cloudソリューションの設計や構築ができるコンサルタント・スキルを認定します。
開発者・アーキテクト向け
ここからは、開発者・アーキテクト向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、基本資格および上位資格から2点ずつピックアップして解説します。
基本資格
「Salesforce 認定 Platform デベロッパー」は、Salesforce Platform上において、Apexや
Visualforceなどの言語を使用したカスタムアプリケーション開発に関して、知識などのスキルが求められる認定資格です。
データモデリングやプロセス自動化ロジック、UI設計と実装、テスト・デバッグなどに関する問題が出題されます。また、ApexやJava、JavaScript、C#、Rubyなどの、オブジェクト指向言語を用いた開発者として1-2年の実務経験があるエンジニアが対象となります。
「Salesforce認定Platformアプリケーションビルダー」は、Platform上で宣言的カスタマイズ機能を使ったアプリケーションの設計や構築などのスキルを証明する認定資格です。プログラミングの使用形態、データ・モデリング、セキュリティ対応などが出題されます。
上位資格
「Salesforce 認定上級Platform デベロッパー」は、複雑なビジネス・ロジックとインターフェースを開発するための、Salesforceプラットフォーム上で、データモデリングなどの高度なプログラミングスキルを保有していることを証明する認定資格です。
前記のSalesforce 認定 Platform デベロッパー認定資格の取得が、受験の前提となり、通常は開発者として2年から4年の経験や、Lightning Platform での1年以上の開発経験が必要となります。
「Salesforce 認定システムアーキテクト」は、顧客システムの構築形態をプログラミング的な分析で評価する知識の保有が証明されます。「Salesforce 認定Platform デベロッパー」など、全部で4つの資格を取得することで、この認定資格が取得できます。
マーケター・コンサルタント向け
ここからは、マーケター・コンサルタント向けのSalesforce認定資格の中から、需要が高い主な認定資格について、基本資格および上位資格から、2点ずつピックアップして解説します。
基本資格
「Salesforce認定 Pardot スペシャリスト」は、マーケティング・オートメーション・ツールとしてのPardotを利用して、マーケティング施策のワークフローの設計や構築、実装を行うための知識を保持していることを認定します。
また、Pardotプラットフォームまたは同形態のプラットフォーム上でのマーケティング・ワークフローの構築に関して、6か月から1年の経験がある人が対象となります。
「Salesforce認定 Marketing Cloud アドミニストレーター」は、Marketing Cloud上のエンドユーザー向けの機能および使用可能な構成オプションなどの知識があり、プラットフォームのメンテナンスや一般的なビジネス要件への対応ができることを認定する資格です。
合格には、3か月から6か月のMarketing Cloudインスタンス管理の経験と共に、デジタルマーケティングでの経験や実績が必要とされています。
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上位資格
「Salesforce認定Pardotコンサルタント」のPardotとは、BtoB(Business to Business:企業対企業)におけるマーケティング機能を支援するMA(マーケティングオートメーション)ツールの名称です。資格取得には、Pardotアプリケーションの実装経験が前提となります。
また、Pardot機能に関連したSalesforceの管理に関する知識が求められます。さらに、Pardot LightningアプリケーションおよびSalesforceプラットフォームの実装や、管理について一年以上の実践経験が必要となります。
「Salesforce 認定 Marketing Cloud コンサルタント」は、Marketing Cloud ソリューション構築の経験がある人が対象となっており、Marketing Cloud の管理と構成に関する経験を証明する資格です。
資格取得には、Marketing Cloudソリューションアーキテクトとして6か月以上の実装経験、もしくは5件以上の実務経験、Marketing Cloudおよび関連ツールの実装に関する専門知識の保有、ファシリテーションやコンサルティングのスキル保有が必要となります。
Salesforce認定資格を取得するメリット
ここからは、Salesforce認定資格を取得するメリットについて、業務効率やクライアントからの信頼、転職・キャリアアップに有利になるなどの3つのポイントについて解説します。
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Salesforce認定資格を取得するメリット
業務効率があがる
Salesforce認定資格を取得することにより、実際の仕事面での効率アップに役立つメリットがあります。この認定資格は、実際にSalesforceを使用している利用者向けの資格となっており、Salesforceを利用する際の知識やスキルがあることを証明し、認定するものです。
そのため、Salesforceのソフトウェアの導入や各種の設定、実際の稼働・運用、管理面などに対して効果があります。また、運用している段階で、業務の効率を上げるためのポイントを見つけ出し、改善することにより、業務全体の効率アップを図ることができます。
クライアントから信頼を得られる
Salesforce認定資格を取得していると、クライアントからの信頼を得やすくなるというメリットがあります。Salesforce関連のサービスを提供する会社において、認定資格保有者がいることにより、クライアントに対してアピールでき、安心感が与えられます。
また、クライアントから信頼されることにより、新規ユーザーの獲得や既存ユーザーからの契約が継続される確率も高くなります。さらに、有資格者がいる会社は、Saleforce公式サイト上に会社名が掲載されるため、会社の信頼性やビジネス拡大の好機にもつながります。
転職・キャリアアップに有利になる
Salesforce認定資格を取得していると、転職する際に有利になります。国内のみならず海外でも評価されている資格であり、また取得難易度も高いため資格を取得している価値も非常に高くなります。
また、Salesforceを利用する際に必要なスキルを保持していることを客観的に示すことができます。最近では、転職市場においてSalesforce関連の開発や業務を行っている会社が増えてきているので、認定資格の取得は転職時にも有利に働きます。
Salesforce認定資格試験の難易度
Salesforce認定資格の難易度は高いといわれています。この認定資格は出題される問題の範囲が広く、専門用語も頻出し、さまざまな知識が必要とされるためです。また、公式の問題集なども存在しないため、勉強する場合にも難しいとされています。
試験に落ちた場合の再受験は、Salesforce製品の1年に3回のバージョンアップに合わせて3回まで受験することが可能です。ただし、3回不合格になった場合には、次回のバージョンアップまで再受験ができず、待つことになります。
また、Salesforceを利用している経験や実績があることを前提としている面があることから、実務の経験がない場合には、非常に難易度の高い試験だとされています。
Salesforce認定資格取得におすすめの順番
Salesforceの資格を取得する際は、ご自身の経験やキャリア目標に基づいて、最適な順序を考えていくことが基本になりますが、資格が複数あるため、ここではおすすめの取得の順番を解説します。
管理者・CRMコンサルタントの場合
管理者・CRMコンサルタントの方は、まずは認定アドミニストレーターの取得がおすすめです。この資格を取得することで、Salesforceプラットフォーム全般の基礎知識(導入に必要な基本的なカスタマイズ・設定・管理など)を得ることができます。
その後、CRMコンサルタントの認定・アプリケーションビルダーの認定を目指すとよいでしょう。この順番で取得することで、基礎的な知識から始まり、ビジネスプロセスの最適化・より高度なコンサルティングスキルを磨くことができます。
開発者・アーキテクトの場合
開発者・アーキテクトの方は、まず、認定Platformアプリケーションビルダー・認定Platformデベロッパーを取得しましょう。これにより、Salesforce開発に必要な知識(カスタムアプリケーションの設計・構築・リリースなど)を得ることができます。
その後、Salesforceアプリケーションアーキテクトの認定を目指すとよいでしょう。この順番で取得することで、基礎知識から、より複雑なプロジェクトに取り組めるようになります。
マーケター・コンサルタントの場合
マーケター・コンサルタントの方は、まず、認定Marketing Cloudがおすすめです。この資格は、顧客エンゲージメントやマーケティングキャンペーンの設計・実施に特化しているため、最初に習得することで効果的なマーケティング戦略の立案や実行が可能になるでしょう。
その後は、アドミニストレーター・コンサルタント認定に進むことで、マーケティングのスキルを磨き、最終的にはビジネス全体の戦略立案と導入を担える知識を得られます。
Salesforce認定資格の更新
Salesforce認定資格を取得した後には、この資格を継続するために1年に1度の更新が必要となります。認定資格者全員が、取得済みの基本資格に対応した「Trailhead」の更新モジュールを完了することにより更新されます。
これはSalesforce製品自体が更新され、機能の変更や新機能などが追加されることにより、認定資格もそれに追随し、対応するためです。期日までに更新要件を満たされない場合は、上位資格を含む認定資格は失効となりますので、早めの対応がおすすめです。
Salesforce認定資格の勉強方法
ここからは、Salesforce認定資格の勉強方法として、実務経験者や資格取得者に教えてもらう方法や、公式eラーニングやアカデミーなどで学ぶ方法について解説します。
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Salesforce認定資格の勉強方法
実務経験者や資格取得者に教えてもらう
Salesforce認定資格の勉強方法として、Salesforce製品の実務経験者や認定資格取得者に、試験の方法や、内容、傾向などを教えてもらう方法が有効になります。認定試験はPCを用いたオンライン受験で実施されます。
そのため、資格取得者でも問題を外部に持ち出せず、内容を正確に覚えておらず、教えてもらうことが難しい場合もあります。この対応として、Salesforce認定資格ページを見ると、認定資格毎に出題項目の割合を確認することができます。
そして、どの項目が重点的に出題されるかなどの傾向が記述されているので、これらを中心にした勉強が効果的です。さらに、Salesforce製品の実務経験者や認定資格取得者からのレクチャーと合わせて勉強すると、一層効果が見込めます。
公式eラーニングやアカデミーで学ぶ
Salesforce認定資格の勉強方法として、公式eラーニングやアカデミーで勉強する方法もあります。ここではそれぞれの方法について解説します。
Trailhead
Salesforce認定資格を目指す人を対象にして、Salesforce社では、公式eラーニングとして「公式トレーニング:Trailhead」を用意しています。Trailheadは無料で利用できるので、まずは、このトレーニングを優先して勉強をするのがおすすめです。
Trailheadでは、学習の項目が「モジュール」と呼ばれる単位でまとめられており、さらにモジュールは「単元」という単位で細分化されています。このため、Salesforce認定資格ページで出題の割合が高い項目のモジュールを選び、そこを中心にした勉強が効果的です。
Trailhead Academy
Salesforce社では、Salesforce認定資格を目指す人を対象にした「Trailhead Academy」を開催しています。認定講師による有料の講習になり、費用は科目により異なるので、事前の確認が必要です。
クラスルーム形式のコースで、レクチャーやプライベート・チームによるワークショップを通して知識やスキルが習得できます。高額な費用が必要となるため、Trailheadではどうしても理解できなかった資格に絞って申し込むのがおすすめです。
参考:Trailhead Academy – Salesforce
Trailblazer Community
Salesforce認定資格の勉強方法として「Trailblazer Community」に参加する方法があります。Trailblazer Communityは、Saleseforce製品の利用者によるオンラインのコミュニティです。
実務でSalesforceを利用している人が参加しており、利用方法や技術情報の交換や共有を行っています。試験に有効な情報や事例を得ることができ、質問にエキスパートが回答してくれる場合もありますので、Salesforceに関する知識やスキル向上に役立ちます。
参考:Trailblazer Community – Salesforce
まとめ
Salesforceでは、サービスやカテゴリ毎に認定資格が設定されています。この資格を取得すると、Salesforceの機能の把握・理解、導入・運用スキルなどの知識が身につき、即戦力があることが証明され、転職の際にも有利になるなど、メリットが多い資格です。
一方、認定資格は問題の範囲が広く、専門用語やさまざまな知識、資格によっては経験や実績が必要とされるため、難易度が非常に高い試験とも言われています。また、公式の問題集なども存在しないため、勉強する場合にも難しいとされています。
それだけに、チャレンジしがいのある認定資格になっており、今後Salesforceの認定資格を取得する場合には、充分に準備をされて取得を目指してください。
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