アメックスの法人カードを徹底比較!年会費や限度額・特典を解説
Check!
- アメックスの法人カード5種類を比較!年会費や特典・限度額まで
- アメックス法人カードの基本情報やメリット
- アメックス法人カードの審査基準やデメリット
法人カードを作るとき、カードブランドに悩む企業も多いですよね。知名度のあるカードブランドのひとつであるアメックスも、法人カードを発行しています。今回は法人カードを検討している企業向けに、アメックスがどんなカードブランドなのか、法人カードはどのような特徴があるのか、本記事で徹底解説します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
世界に通用する「アメックス法人カード」
クレジットカードには「5大国際ブランド」が存在するのをご存じでしょうか。世界シェアNo.1と言われているVisaと世界での普及率が高いMastercardに加え、日本発の国際ブランドであるJCB、世界で初めて登場したクレジットカードブランドのDiners Club、この4ブランドに並ぶのが「American Express」通称アメックスです。
アメックスは、個人向けクレジットカードはもちろん、法人向けクレジットカードを発行しています。本記事では5種類のアメックスブランド法人カードの特徴や違い・審査内容を徹底解説します。
おすすめアメックス法人カード5枚を比較
年会費 | 利用限度枠 | 還元率 | |
---|---|---|---|
クリックで詳細 | 165,000円 | 一律設定なし | 0.30%〜 |
クリックで詳細 | 36,300円 | 一律設定なし | 0.30%〜 |
クリックで詳細 | 13,200円 | 一律設定なし | 0.30%〜 |
クリックで詳細 | 22,000円 ※初年度年会費無料 | 最大1,000万円 | 0.50〜1.0% |
クリックで詳細 | 永年無料 | 〜500万円 | 0.50〜2.0% |
「アメックス」ってどんなカード会社?
法人カードだけでなく、個人カードでも「アメックス」というクレジットカードブランド名はよく耳にしますよね。しかしどんなカードブランドかまでは詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。まずはアメックスの基本情報について解説します。
アメックスはアメリカ発祥の国際ブランド
アメックスは、1958年にアメリカで発祥した国際クレジットカードブランドです。「アメリカン・エキスプレス」という企業自体は1850年に設立されており、当初は荷馬車での宅配業者でした。その後、1882年に送金に関するサービスを行う郵便為替業務を開始し、1891年には海外渡航者向けに発行される小切手の「トラベラーズ・チェック」を世界で初めて発行しました。
運送業から金融業へと事業を拡大したアメリカン・エキスプレスは、1958年にクレジットカードの発行を開始し、1974年に日本でもトラベラーズ・チェックを発行。さらに1980年にはゴールドカードの発行を開始し、日本でも国際ブランドの地位を確立していきました。
付帯サービスに特化した「T&Eカードブランド」
クレジットカードは、大きく分けて決済機能に特化した「決済カードブランド」と旅行やエンターテインメント分野での特典に特化した「T&E(トラベル&エンターテイメント)カードブランド」の2種類あります。
アメックスは後者の「T&Eカードブランド」に分類されるため、空港や航空会社・ホテルに関する付帯サービスやレストラン・レジャー施設の優待、さらに海外旅行保険の補償が充実しています。
世界シェア率の高い決済カードブランドに比べると、利用できる店舗が少なかったり年会費が高かったりしますが、出張や飛行機をよく使う企業であればそれ以上の特典を受けられるクレジットカードです。また、T&Eカードブランドは持っているだけでステータス性のあるカードなので、社会的地位を確立できる国際カードブランドでもあります。
おすすめアメックス法人カードの詳細をチェックアメックス法人カードの特徴
ホテルやレジャーに特化してるT&Eカードブランドのアメックスですが、アメックスが発行している法人カードにはどのような特徴があるのでしょうか。「アメックス法人カード」について詳しく紹介します。
ハイステータス性|メタルカードの発行あり
アメックスのカードを持つ大きなメリットとして、高ステータスである特徴を持っています。
ステータス性とは
法人カードについて情報を集めていると、「ステータス」といったワードを目にしたことはありませんか。ステータスとは「社会的地位」という意味を持ち、高ステータスなクレジットカードを「ステータスカード」と呼びます。
ステータスカードは、一般カードに比べると比較的年会費が高いため、「高額な年会費を支払える」という会社の信頼度が高まるのが理由です。さらにアメックスは、冒頭で解説した5大国際ブランドの中でも一番ステータスが高く、富裕層向けのカードとして認識されています。所持しているクレジットカードがアメックスというだけで、周囲から社会的評価を得られ信用度が高い人や会社だというイメージに繋がります。
ステータスカードのメリットは、社会的評価や信頼を得られるだけでなく以下があげられます。
- 限度額が高額なカードが多く機会損失をしない
- 一般カードよりポイント還元率が高い
- 付帯サービスが充実している
- ホスピタリティのサービスがある
決済カードブランドに比べると年会費が高い分、さまざまな優待やサービスが受けられるのが高ステータスなクレジットカードの特徴です。
アメックスのステータスランク
【法人カードのステータスランク】
クレジットカードの基本的なステータスは、下から一般・ゴールド・プラチナ・ブラックの順ですが、法人カードはブラックカードがない場合が多く、一般カードからプラチナカードまでの3階級です。アメックスのステータスは、個人カードは4階級・法人カードは3階級となっています。
【アメックスのステータスランク】
ステータスランク | グリーン | ゴールド | プラチナ | センチュリオン (個人カードのみ) |
アメックスは一般カードがなく、一番ランクが低いカードはグリーンカードです。個人カードは最高ランクのセンチュリオンが存在しますが、法人カードはプラチナカードが最高ランクとなっています。ゴールドカードから重厚感のあるメタルカードが発行できます。
クレジットカードのステータスランクは、カードデザインにリンクしている場合が多いです。ほとんどのカードがランクの色を基調としているため、一目でカードのステータスが分かります。高ランクのカードを持っていれば、その場にいる接待相手や取引先にステータスをアピールできます。
利用限度枠が高い|一律限度額設定なし
アメックスの法人カードは、利用限度額が高いことでも知られています。利用限度額が「一律の上限設定なし」とされており、企業の経営状況や申請者の信用情報によっては限度額を個別設定できます。企業の業績によっては数千万円設定されるケースもあるので、ほぼ上限なしのカードとして利用できます。
さらに高額な出費が必要となった場合に、事前にカード会社へ連絡をすると利用金額を一時的に引き上げてくれることもあるので、いざというときに法人カードが使えないことによる「機会損失」を防ぐことができます。
また。追加カードごとに限度額設定が可能なため、社員用の追加カードを発行しても、高額な不正決済リスクに対応しています。
ポイントがお得に貯まるメンバーシップ・リワード・プラス
アメックスが発行するビジネスカードは、通常100円で1ポイント・還元率は3%ほどです。ただし、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録することで、ポイントの有効期限が無期限になったり、交換レート・還元率がアップしたりします。
登録には通常3,300円の年会費がかかりますが、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」なら無料で登録できます。さらに、無理の「対象加盟店ボーナスポイントプログラム」「海外利用ボーナスポイントプログラム」に登録すると、利用先によっては100円で3ポイントの高付与率となるため、お得に利用したい方は登録必須です。
充実の付帯特典|出張や旅行に便利
前述したように、アメックスは旅行やエンターテインメント分野での特典に特化した「T&Eカードブランド」です。実際にどんな付帯サービスがあるのか、充実度を含めて紹介します。
出張で使えるサービス
アメックス法人カードは、出張で使えるサービスがとても充実しています。カードの種類やステータスによって受けられるサービスは異なりますが、出張で使えるようなサービスの一例は以下の通りです。
【出張の準備で利用できるサービス】
- アメリカン・エキスプレスJALオンライン(国内線の優待)
- オンライントラベル予約(国内外の航空券・ホテル・レンタカーがオンラインで予約可能)
- JR東海エクスプレス予約サービス
- 予約サービスサイトの割引や特典
【空港で利用できるサービス】
- 手荷物無料宅配
- 大型手荷物宅配割引
- 空港クローク(空港を利用する当日に手荷物を預けられるサービス)
- 無料ポーター(空港内で専任スタッフが荷物を運ぶサービス)
- エアポート送迎(指定場所から空港間を無料送迎)
- 手荷物ホテル当日宅配(指定エリア内の宿泊ホテルへ当日無料配送)
- 空港パーキングの料金割引や優待
- センチュリオン・ラウンジ(アメックスが運営するラウンジ)の利用
- プライオリティ・パス・ラウンジの利用
- 提携空港ラウンジの利用
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(世界140ヶ国・1,400ヶ所以上のラウンジが利用可能)
【ホテルで利用できるサービス】
- フリー・ステイ・ギフト(国内にある対象ホテル・1泊2名分が宿泊無料)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート(対象ホテルのグレードアップや朝食サービス)
【その他出張で利用できるサービス】
- オーバーシーズ・アシスト(海外出張先で日本語サポートが24時間受けられる)
- 海外レンタル(Wi-Fi・携帯電話・翻訳機がレンタルできるサービス)
- タクシー配車アプリの優待
- 国内レンタカー予約サービスの優待
上記はサービスの一部ですが、とても多くの優待や特典が受けられその充実度は一目瞭然ですよね。ただし、利用できる空港や地域が限られている場合があります。自社がよく使う空港や出張場所が対象であるか、あらかじめチェックしておきましょう。
海外旅行保険
アメックス法人カードは、海外旅行保険の補償金額が高いことでも知られています。国内旅行損害保険では最高5,000万円、海外旅行損害保険ではグリーンカードは最高1,000万円まで・ゴールドカードは最高1億円まで補償されます。
また万が一カードを紛失してしまったり盗難に遭ってしまったら、メンバーシップ・サービス・センターに連絡をすると至急で無料再発行をしてくれる場合もあります。国内はもちろん、慣れない海外でのトラブルにも手厚く補償されるので、出張の多い企業であれば大きなメリットと言えるでしょう。
接待で使えるサービス
アメックス法人カードの付帯サービスは、出張で使えるものばかりではありません。取引先との接待でも使える便利な付帯サービスがあります。代表的なサービスは以下の通りです。
- ビジネス・ダイニング・コレクション(対象レストランで1名様分のコース料金が無料になるサービス)
- 接待・会食におすすめのレストラン情報を提供
- ワインギフト(法人贈答用ワインギフトをシーンに合わせて提案)
- ゴールド・ワインクラブ(おすすめワインを紹介・購入・ワイン選びの相談ができるサービス)
- パーソナル・インポート・サービス(海外でしか購入できない商品を探索・発注・購入してくれるサービス)
接待で使えるレストランや、贈答用のギフトを用意してくれるサービスなど、職員が探したり予約・準備をする手間が省け、業務の効率化に繋がります。
コンシェルジュによる案内
アメックス法人カードは、プラチナカードが利用できる「セクレタリー・サービス」があります。アメックスが秘書のような役割を担い、出張の航空券やホテル、会食で利用するレストランの予約など、専属のコンシェルジュが電話一本で対応してくれます。
さまざまなビジネスシーンでサポートしてくれるので、快適な出張や接待を実現できます。
おすすめアメックス法人カード5選
おすすめアメックス法人カード5枚を比較するステータス性を見せるならアメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード
高額な年会費も払える、圧倒的なステータス性を手に入れたい方におすすめ
【新規入会特典】最大195,000ポイント*付与
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 誰もが憧れるアメックスのプラチナカード
- 専任コンサルタントのサービスを受けることが可能
- 空港で専用ラウンジを利用することができる
- 対象ホテルグループの上級会員プログラムに無条件で登録可能
- シェアオフィスやコワーキングスペースの自由席を利用できる(登録制)
- 追加カードが4枚まで無料
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が165,000円と非常に高い
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
メタル製カードを発行可能!アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
ステータス性が高いカードで充実したサービスを受けたい個人事業主におすすめ
【新規入会特典】最大年会費4年分相当*のポイント付与
加盟店利用で+100,000ボーナスポイント
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 旅行サービスが充実しており、空港ラウンジは同伴者1名まで無料で使える
- 手荷物ホテル当日宅配サービスで宿泊先に荷物を届けてもらえる
- 国内外を問わず保険が充実している
- ETCカードを20枚まで無料で発行できる
- ワインクラブやレストランの優待などのハイクラスな優待サービスがある
- アメックスのゴールドというステータス性とメタルカードにより所有欲が満たされる
MORE
ここが少し気になる…
- 年会費が36,300円と高く、割引などもない
- 追加カードの年会費も年会費13,200円/枚と高い設定
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
出張がある個人事業主におすすめ!アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード
国内外問わず、出張が多い個人事業主におすすめ
【新規入会特典】最大年会費3年分相当のポイント付与
+加盟店利用で+50,000ボーナスポイント
*利用額に応じた通常加算ポイントを含む
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 旅行サービスが充実しており、空港ラウンジは同伴者1名まで無料で使える
- ETCカードを20枚まで無料で発行できる
- 国内外を問わず保険が充実している
- 一律で上限が定められておらず、柔軟な高額決済も可能
- アメックスというステータス性がある
MORE
ここが少し気になる…
- 一般カードであるにもかかわらず年会費が1万円を超える
- 旅行、出張が多くない場合あまりメリットを享受できない
- ポイント還元率を上げるためには「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録(3,300円)が必要
セゾンカードが発行するおすすめアメックス法人カード
初年度年会費無料のお得なプラチナカード|セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
初年度年会費無料!低価格で質の高いコンシェルジュサービスを受けたい方に
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費22,000円でプラチナカードを持てる
- 年200万円以上の利用で次年度の年会費が半額になる
- マイルの還元率が高い
- 空港ラウンジを無料で使えるプライオリティ・パスに無料で登録できる
- 充実した保険が受けられる
MORE
ここが少し気になる…
- 200万円利用できないと年会費が22,000円かかる
- ステータスを強く気にする場合、そこまでステータス性が高くない
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの口コミを紹介
普段からマイルを貯めており、クレジットカードの利用でもマイルをしっかり貯めたかったので、プラチナビジネスを作成したときにセゾンマイルクラブ※にも同時に加入しました。
だいたい月に50万円ほど利用するのですが、JALマイルが年間で60,000マイル以上は貯まっています。
※SAISON MILE CLUBは「JALのマイル」と「永久不滅ポイント」が同時に貯まるサービスです。(サービス年会費5,500円/税込)
truck LLC様 最強のコスパとマイル還元率の高さで選択|クレディセゾン for ビジネス
マイルが貯まる永年無料カード|セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
クレディセゾン
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
対象のビジネスサービスを利用し、マイルを効率的にためたい方におすすめ
主要スペックとカード発行フロー
GOOD
ここがおすすめ!
- 年会費が無料で追加カードも9枚まで発行できる
- さまざまなビジネスサービスで永久不滅ポイントがお得に貯まる
- 永久不滅ポイントとマイルの返還率が高く、効率よくマイルを貯めることができる
- エクスプレス予約サービス(プラスEX会員)を利用し、1年中同じ会員価格で東海道・山陽・九州新幹に乗車可能
- 最大5枚まで無料でETCカードを発行できる
- 小規模法人・フリーランス・個人事業主に最適
- ビジネスシーンで利用が多い一部サイトでカードを使用すると永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円ごとに4ポイント)貯まる
MORE
ここが少し気になる…
- 対象サービスを利用しない場合、他カードと比べてメリットが少ない
- 国内・海外旅行傷害保険とショッピング保険がない
アメックス法人カードの審査基準
アメックス法人カードは必要書類が少ない点において、比較的審査の甘いカードと言えるため、開業したての法人や個人事業主にもおすすめです。以下はアメックス法人カードの主な審査基準となります。
- 企業の代表者や個人事業主の信用情報
- 会社の経営年数
- 経営状況や決算状況
企業の代表者や個人事業主の信用情報
クレジットカードの審査に大きく関わるのが信用情報です。アメックス法人カードは企業として申請をしますが、個人事業主はもちろん企業の代表者の信用情報も審査に大きく関わってきます。
過去に個人のクレジットカードで支払いの滞納や債務整理などでトラブルを起こしていると、信用情報に傷がつきます。法人カードで責任を負うのは企業や代表者や個人事業主のため、企業として申し込む法人カードでも個人の信用情報が重要となります。
会社の経営状況・決算状況
次に重要となるのが会社の経営状況です。経営状況がよくない企業にカードを発行しても、倒産するリスクがあり支払いが滞納される可能性が考えられます。支払い能力の有無を審査するのが、会社の経営状況です。
経営状況の判断材料として決済状況があげられます。例えば、決算で赤字が続いているとその企業は経営状況が悪いという判断になってしまいます。経済状況が黒字続きであれば、それだけ経営状況も安定していると与信審査へのプラスになります。
会社の経営年数
会社の経営年数も法人カードの与信審査に影響します。経営年数が長いほど、経費の支払いも問題なく行ってきたとして会社への信頼に繋がります。
明確には公表されていませんが、一般的には創立から3年以上が判断基準と言われています。会社経営を維持していくことは並大抵ではないので、3年以上経営が続いている会社は安定していて滞納のリスクは低いという判断になるでしょう。
おすすめアメックス法人カードの詳細をチェックアメックス法人カードの入会特典
アメックスではご入会のうえ、入会後のご利用条件達成でお得にポイントがもらえます。年会費が高額な「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」は、最大で年会費1年分相当のポイントがもらえるため、毎月の支払いが多いなら、お得に利用できます。
おすすめアメックス法人カードの詳細をチェックアメックス法人カードのデメリットは高額な年会費
アメックス法人カードは、ほかの法人カードに比べて年会費が高額です。ほかのカード会社であれば、一般ランクは年会費無料のカード会社もありますし、有料カードでも年会費は1,000円前後〜10,000円ほどが平均です。
しかしアメックス法人カードは、一番ランクの低いグリーンカードで13,200円、ゴールドカードで36,300円、プラチナカードで165,000円です。年会費が高額な分、付帯サービスは充実度が高く満足度は感じられるはずです。一方で、法人カードの費用をできるだけ抑えたい企業にとっては、高額な年会費はデメリットとなります。
どうしてもアメックス法人カードを持ちたい企業でできるだけ費用を抑えたい場合は、クレディセゾンが発行しているアメックス法人カードを選ぶのもひとつの方法です。一般ランクであれば年会費は永年無料ですし、プラチナランクも22,000円と比較的低額です。
【初心者は要チェック】法人カードの基本情報
ここまでアメックス法人カードについて詳しく解説しましたが、法人カード初心者の方はそもそも法人カードがどのようなカードか、基本的な情報を知っておく必要があります。法人カードと個人カードとの違いや種類・導入するメリットを紹介します。
法人カードについて
そもそも法人カードとはどのようなクレジットカードなのでしょうか。個人カードとの違いや法人カードの特徴を解説します。
法人カードとは|個人カードとの違い
法人や個人事業主に発行されるクレジットカードが「法人カード」ですが、私たちが日頃使ってる個人クレジットカードとどんな違いがあるのでしょうか。
法人カードと個人カードの主な違いは以下となります。
法人カード | 個人カード | |
---|---|---|
審査対象 | 代表者の信用情報・法人の設立年数や経営情報 | 本人の信用情報・職業や年収などの支払い能力 |
引き落とし口座 | 法人・屋号付き・個人口座 | 個人口座 |
支払い方法 | 基本は一括 | 分割・リボ払いも可能 |
追加カード | 発行可能 | 発行不可 |
キャッシング | 基本は利用できない | 利用可能 |
付帯サービス | 法人向け | 個人向け |
法人カードと個人カードの一番大きな違いは、カードを申請したときの審査対象です。法人の設立年数や経営情報が必要になるため、設立したばかりの企業では審査が通りにくくなる可能性があります。
さらに、法人カードの支払い方法は基本的に一括のみです。個人カードのように分割やリボ払いができないため、予算と利用金額を照らし合わせながら利用していかなければいけません。
特徴|法人カードは2種類
法人カードは大企業向けカードと中小企業・個人事業主向けカードの2種類に分けられます。大企業向けはコーポレートカード、中小企業・個人事業主向けはビジネスカードと呼ばれ、カード審査の対象や利用限度額・追加カードの発行枚数など、カードの内容によって分けられます。
しかし、コーポレートカードとビジネスカードに明確な線引きの条件は決められていないため、コーポレートカードと名前がついていても内容がビジネスカードに近い法人カードもあれば、ビジネスカードの名前でも内容は大企業向けといった場合もあります。申請条件を満たしている企業であればどちらでも法人カードを作れます。
法人カードを作るメリット
実際に法人カードを導入することで、多くのメリットが得られます。前述した「アメックス法人カードの特徴」と重複する点もありますが、法人カード全体のメリットとして紹介します。
経費管理が簡略化される
法人カードと個人カードの違いで解説したように、法人カードは引き落とし口座に法人口座を設定できます。法人口座から引き落としされることで、経費が支払われる窓口が一括化でき、カードの明細が経費を使った履歴になります。
現金を使ったり、従業員が立替または個人カードを使ったりしてしまうと、後から従業員が領収書を提出し、経費担当者が確認・精算・管理しなければいけません。法人カードを使うことで、現金や職員が立替て経費を管理するよりも計上漏れの心配が減り、職員の負担軽減にも繋がります。
また、現金で経費を管理していると、事務所で多額の現金を管理しなければいけません。紛失や盗難に遭うリスクを考えると、法人カードを導入するメリットは大きいでしょう。
個人カードよりも利用限度額が高い
会社で動く金額は、個人のときに支払う金額よりも大きな金額になることが予想できます。そのため、会社で個人カードを使っていると、すぐに限度額を越えてしまって必要なときにカードが利用できない事態が発生するリスクがあります。
利用限度額の高い法人カードであれば、高額な経費の支払いにも余裕が持てますし、経費全体を会社で管理しているため、万が一限度額に達してしまった場合も把握しておけるので、スムーズに別の支払い方法で対応ができます。
計画的なキャッシュフローが組める
法人カードだけでなく、クレジットカードのメリットとして、利用日から引き落とし日まで約30〜60日間の猶予があります。即時支払いではないため、利用金額の引き落とし日までに財源の確保の時間を設けられ、経費を圧迫するリスクが低いです。
近年ではキャッシュレス化が進んでおり、現金が使えずクレジットカードのみに限られているサービスも増えてきています。現在社会に適応していきながら、支払いは月に1回かつ決済準備の時間が設けられ、会社資金の運用・管理も計画的に行える利便性がメリットのひとつです。
追加カードが作れる
クレジットカードは、本来発行申請をした本人のみが利用できますが、法人カードも例外ではなく発行申請をした法人の代表のみが利用できます。しかし、それでは「会社全体で法人カードを使えないのではないか」といった疑問が浮かびますよね。
法人カードは法人の代表が使える親カード以外に「追加カード」が発行できます。追加カードは従業員が使っても問題がないので、従業員が経費を支払うシーンでとても役立ちます。
貯まったポイントを経費に充てられる
クレジットカードの利用金額に応じて、カード会社が提携しているポイントが貯められるのはご存じですよね。ポイントが貯まるのは、個人カードのみではなく法人カードも同様です。
さらに法人カードでは、還元されたポイントは支払いに充てられる場合があります。直接経費削減に繋がりますし、支払いに充てられない場合もギフト券や優待券に交換できるサービスがあるので、従業員に還元することも可能です。
付帯サービスや優待特典がある
法人カードは、出張や接待などでお得に使える付帯サービスや優待特典があります。特典の内容はカード会社によって異なり、カードのステータスでも充実度が変わってきます。一般カードよりもゴールドカードやプラチナカードのように、高ステータスであるほど特典が充実度も高くなる傾向があります。
おすすめアメックス法人カードの詳細をチェックステータスを重視したいなら「アメックス法人カード」
比較的年会費が高額なアメックスの法人カードですが、その分ステータス性が高くサービスや特典が充実しています。年会費以上のメリットを得られ、企業に役立つ法人カードになること間違いないでしょう。アメックス法人カードにもいくつか種類があるので、本記事を参考に、自社に合ったアメックス法人カードを見つけてください。