無料で使える勤怠管理アプリ4選|紙のタイムカードの代わりに
Check!
- 無料の勤怠管理アプリはコストがかからず導入しやすい
- 勤怠管理システムを導入する際は資料請求で比較検討しよう
アプリ対応の勤怠管理システムには無料で使えるアプリも存在します。本記事では無料やフリーで使えるおすすめ勤怠管理システムを紹介します。個人事業主でも扱いやすい使いやすいアプリや、タイムカード機能で特化したアプリも紹介します。
目次
開く
閉じる
開く
閉じる
勤怠管理アプリでできること
勤怠管理アプリでできる業務の範囲はアプリの種類によって異なります。種類は大きく3つに分かれ、それぞれ特徴や機能・対応できる業務の範囲が異なるので、自社の企業規模や課題に合わせて最適なタイプを選びましょう。
無料と有料サービスの違いを見る無料で使えるアプリ対応の勤怠管理システムおすすめ4選
勤怠管理ソフトの多くは資料請求をすることで、運用を開始できます。これは公式サイトから検討した場合も同様です。本サイトでは複数のサービスをまとめて比較・資料請求できます。資料請求は無料なので、複数の製品を比較して自社に最適な勤怠管理ソフトを選びましょう。
おすすめ勤怠管理システムをピックアップ!
|
勤怠管理アプリのおすすめ比較一覧表
タイプ | 企業規模 | 機能 | サポート | 対応言語 | |
タイムレコーダー型 | 小規模法人 | ◎ | ◯ | 日本語 英語 | |
多機能型 | 小規模法人 ベンチャー | ◎ | ◎ | 日本語 英語 | |
業務連携型 | 中小企業 | ◯ | ◯ | 日本語 英語 | |
多機能型 | 小規模〜 中小企業 | ◯ | ◯ | 日本語 |
株式会社 スマレジ
スマレジ・タイムカード
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 従業員30名までなら無料で使える
- 無料プランを含む4種類のプランで、自社に合わせて最適なプランを選べる
- 笑顔打刻やGPS機能など豊富な打刻方法
- 他事業所へのヘルプ出勤やシフト外出勤などの臨時の勤怠にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 対応端末がiOSアプリのみでAndroidには対応していない
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用や月額料金が安く、30名以下であれば無料で使える
- 日々の勤怠管理だけでなく給与明細や賞与なども一括管理できる
- シンプルなUIでわかりやすく複雑な部分がない
- メモ欄があるため、休暇理由やテレワーク勤務など管理者側に伝えやすい
MORE
ここが少し気になる…
- 各種申請後の通知や打刻漏れ等の通知機能がない
- 法改正に対しての機能が少ない
- 有給・休暇関係は一部有料プランになる
GOOD
ここがおすすめ!
- 5名から使えて無料トライアルも60日と長く、機能や使い心地をじっくり検討できる
- CSVやExcel出力だけでなく、サイボウズ社やコラボスタイル社との外部連携も充実
MORE
ここが少し気になる…
- 最低5名の縛りがあり、最大料金の設定もないので人数によっては割高になる
GOOD
ここがおすすめ!
- 20名までであれば無料で、スタートアップや特定のチーム向け勤怠管理に使える
- シンプルですぐに導入・活用でき、複雑な承認ルールやセルフアラートの設定が行える
MORE
ここが少し気になる…
- 英語や海外に対応しておらず、サポートもメールのみ
無料で使えるアプリ対応の勤怠管理システム一覧表
タイプ | 企業規模 | 機能 | サポート | 対応言語 | |
タイムレコーダー型 | 小規模法人 | ◎ | ◯ | 日本語 英語 | |
多機能型 | 小規模法人 ベンチャー | ◎ | ◎ | 日本語 英語 | |
業務連携型 | 中小企業 | ◯ | ◯ | 日本語 英語 | |
多機能型 | 小規模〜 中小企業 | ◯ | ◯ | 日本語 |
資料をダウンロードはこちら
|
▼ この記事の読者は以下の記事も読んでいます
無料の勤怠管理アプリの機能
勤怠管理アプリは、従業員の出退勤時間を記録・管理するためのシステムです。従来の勤怠管理では、タイムカードや紙の出勤簿が使用されていましたが、勤怠管理アプリを導入すれば、スマホやタブレットを使って手軽に勤怠管理ができます。
勤怠管理アプリは、出退勤の勤怠打刻や勤務データの集計・分析機能を備えているため、より効率的な勤怠管理を実現することができます。中でも、無料で使用できる勤怠管理アプリは、導入コストを抑えたい中小企業や個人事業主にも導入しやすいメリットがあります。
無料の勤怠管理アプリは、有料のアプリに比べて機能が制限されている場合もありますが、基本的な機能は備えている製品が多く、勤怠管理業務を十分カバーできます。以下で、無料勤怠管理アプリの代表的な機能について解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
無料の勤怠管理アプリの機能
打刻機能
打刻機能は、タイムカードをレコーダーで打刻しなくても、PC・スマホ、タブレットなどのデバイス端末から出退勤時刻を打刻できる機能です。打刻機能には、指紋認証や顔認証などの生体認証機能や、位置情報から打刻を自動で行う機能を備えたものもあります。
それらの機能を備えたものなら、別の従業員が代わって打刻するなどの不正打刻を防止できます。また、レコーダーの残業ボタンの押し忘れなどによる打刻ミスがなくなるのもメリットです。
出退勤時間の正確な記録ができるうえ、残業時間や休日取得の状況も即座に把握できるため、勤怠管理の効率化に役立ちます。
勤務データの自動集計
勤務データの自動集計は、打刻後の勤怠記録を自動集計する機能です。タイムカード集計やエクセルへのデータ入力など、人事労務担当者の負担になっていた手間のかかる作業を低減するとともに、給与計算や従業員の勤怠管理をしやすくします。
毎月、人事労務担当者がタイムカードの記録をもとに労働時間を集計したり、実働時間や残業時間を計算している企業は、いまだ多くあります。そのような企業では、無料の勤怠管理アプリの自動集計機能による、業務効率化の恩恵が大きいでしょう。
実管理
実管理とは、従業員の出勤時間・退勤時間・休憩時間などを記録し、労働時間や勤務日数を正確に管理する機能です。打刻と勤怠データをリアルタイムで把握できるため、打刻漏れや残業時間の超過防止に役立ちます。
従業員が自身の勤怠データを確認することで、自己管理やワークライフバランスの実現にもつながります。
無料の勤怠管理アプリのメリット
無料の勤怠アプリは、有料アプリに比べて機能に制限がある場合もありますが、それ以上に導入するメリットが大きいです。以下で、無料の勤怠管理アプリの導入メリットについて解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
無料の勤怠管理アプリのメリット
会社外で出退勤ができる
近年、働き方改革によりフレキシブルな働き方が増えてきています。リモートワークやフレックスタイム制度を導入している場合、従業員はタイムカードを使用した打刻ができません。
そんな時、勤怠管理アプリを導入していれば、会社外にいてもPC・スマホなどから出退勤を記録することが可能です。これは、出張の多い営業職を多く抱える企業でも役立ちます。
正確な勤務時間を把握
正確な勤務時間の把握は、労働時間の管理や給与計算のために欠かせません。しかし、電話やメールによる出退勤報告では、交通事情や急なトラブルで外にいる従業員がリアルタイムに報告できない場合があります。
また、従業員が外出先での仕事が早く終わり、業務と関係ない場所から退勤の報告をしてきても、不正を見破れません。これでは、正確な勤務時間が把握できないばかりか、給与計算も困難になってしまいます。
その点、勤怠管理アプリには位置情報を取得するものもあるため、勤怠データの透明性や給与計算データの正確性を確保できます。
連携機能による日常業務の効率化
LINEをはじめとするチャットと勤怠アプリを連携することで、有給申請や打刻修正などの申請が提出された際に、承認者に通知が入ります。これにより、承認者は申請にすぐ気付け、迅速に処理が行えます。
チャットだけでなくGoogleカレンダーなどの管理ツールと連携できれば、勤怠管理と同時に打ち合わせなどの業務予定の管理もできます。業務予定と打刻内容にズレがないかも確認でき、従業員の不正打刻やサボりの抑制にもなります。
勤務時間の集計作業の効率化
勤怠管理アプリは、従業員が打刻した出退勤・休憩時間などの勤怠データをアプリ内で集約し、自動的に集計します。それにより、これまで計算機やエクセルなどを使って手動で行っていた集計作業が不要になります。
勤怠管理アプリでは、全従業員の勤怠データを一元管理し、正確な労働時間を算出することが可能です。自動集計のため、計算・入力ミスが起こりません。人事労務担当者は、再計算の手間やストレスから開放されるとともに、他の業務に時間を充てられるようになります。
また、集計作業の効率化により残業時間が減るため、人件費などのコストを削減できるメリットもあります。
必要な機能の洗い出しが可能
勤怠管理システムの本格的な導入の前に、無料の勤怠管理アプリを使えば、自社に必要なアカウント数・機能の洗い出しが可能です。
有料の勤怠管理システムを導入する場合、自社に必要なアカウント数や機能を洗い出す必要がありますが、本当に必要なアカウント数・機能であるかどうかは、勤怠管理システムを実際に使用してみないとわからない部分でもあります。
いきなり有料版を導入し、自社に必要なアカウント数や機能が足りていなかった場合、運用がうまくいかず軌道に乗るまでにロスが出てしまいます。そのため、まずは無料の勤怠管理アプリを使用して運用のイメージを掴んでおくと、有料版への移行がスムーズです。
コストをかけずにお試しが可能
有料の勤怠管理システムの導入には、初期費用のほか、月額使用料・オプション料金などのランニングコストもかかります。無料の勤怠管理アプリなら、コストをかけずにお試しが可能です。
有料版と比べて機能が制限されている場合もありますが、基本的な機能は備わっているので、必要最低限の勤怠管理業務は試せます。有料版を導入する前に、まずはコストをかけずに勤怠管理システムを試してみたい企業にぴったりです。
もう一度見る!無料で使えるアプリ対応の勤怠管理システム無料の勤怠管理アプリと有料サービスの違い
無料の勤怠管理アプリと有料サービスには、いくつか違いがあります。無料の勤怠アプリでは制限される機能もあるため、無料で利用できる機能を事前によく確認しておきましょう。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
無料の勤怠管理アプリと有料サービスとの違い
利用できる機能に限りがある
無料の勤怠管理アプリでは、利用できる機能が有料プランに比べて制限されているケースが多いです。たとえば、残業・休暇管理、特定の分析機能、統計データのエクスポート機能といった高度な勤怠管理機能は、有料版にのみ実装されている場合があります。
また、アプリによっては有料版では表示されない広告が表示されるものもあります。使いたい機能が無料では使えなかったり、広告が煩わしいと感じる場合もあるため、利用する前に、制限される機能や広告表示の有無を確認しておくといいでしょう。
アカウント数の上限が決まっている
無料の勤怠管理アプリでは、アカウント数の上限が決まっているケースがあります。上限人数はアプリによって異なりますが、上限が30人程度のものなら、小規模企業や個人事業主であれば問題なく利用できます。
また、勤怠管理システム導入検討チームが、有料版のお試しとして少人数で使用する場合も、上限が30人程度あれば十分に検証可能です。
有料版の無料トライアルであれば、トライアル期間は14〜30日程度と短いものの、多くの製品でアカウント数の上限なく利用できます。社内全体で勤怠管理システムを試してみたい場合は、有料版の無料トライアルを検討してみましょう。
データの保存期間・容量に制限がある
多くの無料の勤怠管理アプリでは、データの保存期間・容量に制限があります。最短で1カ月、長くても1年程度しか保存できず、期間を経過すると自動で削除されてしまいます。法令上、出勤記録は5年間の保管が義務づけられており、1年分では足りません。
また、データ容量にも制限があるため、多くの従業員を抱えている企業では、早くにデータ容量が不足してしまう可能性があります。
無料の勤怠管理アプリを使用する場合は、データの保存期間・容量を超えないように注意し、定期的にバックアップを取るなどの対策が必要です。
サポート内容の制限がある
無料の勤怠管理アプリは、一般的にサポート内容に制限があります。有料版であれば、メール・チャット・電話などでの質問やトラブル対応をしてもらえますが、無料の勤怠管理アプリの中には、一切サポートが受けられないものもあるため注意が必要です。
システムを導入しても、機能が複雑なケースやトラブルが発生した際に対応できる従業員がいない場合、サポートの有無は勤怠管理アプリ選びの重要な要素になります。
無料の勤怠管理アプリの中にも、メール・チャットでの問い合わせに応じているものがあるので、サポートを受けたい場合は、事前によく確認しておきましょう。
セキュリティ対策が万全ではない可能性がある
無料の勤怠管理アプリは、利用するサービスによっても異なりますが、セキュリティ対策が有料版よりも劣り、万全ではない可能性があります。アクセス制限などのセキュリティ機能が使用できないものもあるため、注意が必要です。
労務管理は、従業員の勤怠や個人情報を保存する重要なシステムであるため、セキュリティ対策が十分でないと、情報漏洩のリスクに晒されてしまいます。そのため、利用を検討しているアプリのセキュリティ対策を事前によく確認しておくことが大切です。
もう一度見る!無料で使えるアプリ対応の勤怠管理システム無料の勤怠管理アプリがおすすめの企業
無料の勤怠管理アプリは、使用が向いている企業とそうでない企業があります。無料の勤怠管理がおすすめの企業について、以下で解説します。
\気になる項目をクリックで詳細へジャンプ/
無料の勤怠管理アプリがおすすめの企業
基本機能だけで十分な従業員が少ない企業
従業員が少ない企業は、高度な集計・分析機能が備わっていなくても、基本機能だけで十分なケースが多いです。そのような企業では、基本性能を無料で利用できる勤怠管理アプリがおすすめです。
費用対効果も、勤怠管理システム導入を検討するうえで、大切な要素となります。有料版の勤怠管理システムの導入には、ライセンス購入費や月額使用料など、多額のコストが発生します。そのため、従業員が少ない企業では、無料アプリも選択肢の1つになるでしょう。
勤怠管理アプリを試してみたい企業
有料版の勤怠管理システムを導入する前に、まずはお試しで使用してみたいという企業にも、無料の勤怠管理アプリはおすすめです。無料アプリで運用のイメージを掴み、自社の課題を洗い出して、必要な機能を絞り込むことができます。
有料版を導入した後で機能を増減しようとすると、余計に手間がかかったり、変更の際にミスが起こるリスクもあります。そのため、無料アプリを利用して、必要な機能などを事前によく検討しておくのがおすすめです。
無料の勤怠管理アプリを導入する際の注意点
無料の勤怠アプリを導入する際は、自社で使用している給与計算システムと連携ができるかを確認しましょう。勤怠管理と給与計算は密接に関わっているため、すでに給与計算システムを導入している企業は連携できるかの確認は必須と言えます。
この連携ができるだけで給与計算業務の効率化も図れるため、給与計算システムを導入している場合は、連携性を必ず確認しましょう。
勤怠管理システムの選び方
勤怠管理システムを選ぶ際には、まず勤怠システム導入に対する効果や解決したい自社の課題を明確にしてから、システムを選びましょう。
勤怠管理システムを選ぶポイント
前提|勤怠管理に関する自社の課題を整理する
勤怠管理システムを比較する際に、まずは勤怠管理に関する自社の課題を整理しましょう。
一口に勤怠管理システムと言っても「対応している打刻方法」や「機能の柔軟性」「連携できるシステム」などが各社の製品で異なります。そのため自社の勤怠管理に関する課題を整理することで、必然的に必要な勤怠管理システムの特徴が見えてきます。
提供形態
勤怠管理システムの提供形態は「クラウド(SaaS)型」と「オンプレミス型」の2種類に分けられます。
クラウド型は、インターネット経由でシステムにログインできる勤怠管理システムです。インターネット接続があればどこからでもアクセス可能なため、テレワークにも対応しやすいです。導入コストが低く手軽に始めやすいので、近年主流の勤怠管理システムになっています。
オンプレミス型は自社のサーバーにソフトウェアをインストールして管理する勤怠管理システムです。初期費用や導入コストがかかるものの、セキュリティが高く機能性にも優れているので、長期的に見てコストが安い勤怠管理システムとも言えます。
クラウド型とオンプレミス型がどちらに適しているかは、企業規模や就業形態・予算・セキュリティ対策などによって異なります。基本的に初めて勤怠管理システムを導入するという企業はクラウド型からの運用をおすすめします。
打刻の方法やツール
従業員の勤怠状況に適した打刻方法を採用している対応しているシステムを選ぶことも重要です。例えば、店舗での接客業や工場などは決まった時刻に出社するため、入退室方式の打刻が適しています。
一方、現場への直行直帰が多い場合やリモートワークを導入している場合は、社外での打刻にも対応していることが必須条件となります。スマホなどでログインして出退勤打刻を行うものや、GPS機能を備えたものなどさまざまな打刻方法の中から自社に適したものを選ばなければなりません。
打刻方法が合っていないと正確な勤務状況を記録できず、確認作業や個別対応が発生し労務管理の負担が増えてしまいます。また、打刻の不正にも繋がるため、よく確認してから導入しましょう。
モバイルGPS打刻
モバイルGPS打刻とは、従業員がスマートフォンなどの端末を使って出退勤打刻を行う際、GPSの位置情報を同時に取得できる機能です。出退勤の情報だけでなく、打刻した時点でどこにいたかの情報を記録できるのが特徴です。
外回りなど社外での勤務を行う機会が多いと、実際に何時から勤務を開始しているか把握しにくい場合があります。モバイルGPS打刻機能のあるシステムを使うと、打刻の時点で取引先に到着しているかなどの情報を把握できます。
モバイルGPS打刻は、直行直帰型のサービスや長距離ドライバーなどの勤怠管理が難しいとされてきた業種にも対応できる新たな勤怠管理方法として注目を集めています。一方で、従業員が心理的な負担を感じやすい面もあり、配慮が必要となる場合もあります。
生体認証打刻
生体認証打刻とは、スマートフォンの顔認証や指紋認証と同様に、体の一部を認証に使用して勤怠打刻を行うことです。IDカードやタイムカードのような紛失リスクがなく、他人が代わって打刻を行うなどの不正を防止できます。
瞳の虹彩や網膜に加え、指や掌の静脈で認証を行うものなどさまざまな種類があります。パスワードの入力などに比べて高い認証効果を得られる一方で、従業員側が生体情報を取得されることに抵抗を感じる場合もあります。
ICカード打刻
ICカード打刻とは、専用のカードリーダーとICカードを用いて勤怠打刻を行うシステムです。ICカードをかざすだけで打刻が完了する非接触タイプのものが多く、スムーズに出退勤打刻を行えます。
ICカード打刻はカードを配布するだけで手軽に導入できますが、カードの紛失には注意が必要です。
入退室管理システム連動打刻
入退室管理システム連動打刻とは、入退室の記録と出退勤の打刻を連携できる打刻方法です。出退勤の打刻を行う前後にサービス残業を行うなど、実労働時間と申告内容の乖離を防ぐ効果があります。
入退室管理システムはオフィスの扉などに設置されるものや、扉の施錠・解錠で記録が行われるものなど種類が豊富です。建物や設備の状況によっては取り付けが難しい場合もあるので、事前の確認をおすすめします。
必要な機能とカスタマイズ性
勤怠管理システムによって搭載されている機能は大きく異なります。勤怠管理に関する自社の課題を解決してくれる機能があるか、またその機能が就業規則に沿って細かく設定できるのか、必要な機能とカスタマイズ性を確認しましょう。
給与計算など他システムとの連携
勤怠管理システムは給与計算や労務管理システムと連携させることで、更なる効率化に繋がります。現在利用している他サービスがある場合は、それらのサービスとなるべく加工をせずに連携できるものを選びましょう。
法改正への対応
勤怠管理システムを導入するには、労働関連の法改正に対応していることも必須の条件となります。常に最新の法改正にアップデートしてくれるシステムなら、超過勤務のルールや残業単価の計算方法などに変更があった場合も自動で対応してくれます。
働き方改革によって勤怠管理に求められる条件が厳しくなり、残業時間の超過によって罰則が課される場合もあります。残業時間超過アラートなどの機能を備えたシステムを選ぶことで、リスクを事前に回避できます。
システムのセキュリティ
勤怠管理システムは従業員の個人情報を管理します。安全で安定した稼働をするためにも、データ通信の暗号化や自動バックアップの有無など、セキュリティ対策を確認しておきましょう。
操作性とサポート体制
勤怠管理システムは使用頻度が高いため、従業員や担当者にとって使いやすいかどうかも重要なポイントです。全く同じ機能を備えていても、表示がわかりにくく打刻を間違えてしまっては管理に負担がかかってしまいます。
出退勤時刻の打刻だけでなく、勤怠データの取り込みやシステム連携などの複雑な操作が簡単にできるかどうかも確認しておきましょう。休暇の申請や残業時間などの確認をスムーズに行えるかどうかもチェックするべき項目です。
また、通常と異なる操作や対応が必要になったとき、サポート体制が充実しているシステムならスムーズに問い合わせできます。万が一の故障や不具合があったとき、どのようなサポートが受けられるのかを事前に確認しておくと安心です。
無料トライアルがあると操作性を確認しやすい
一度導入した勤怠管理システムを変更する場合、従業員への周知や業務フローの変更など多くの労力がかかります。慎重に導入を進めたいなら、実際のシステムをお試しで利用できる無料トライアルがおすすめです。
無料トライアルの期間はシステムによって異なりますが、1ヶ月や2ヶ月などのものを選ぶと月次の処理を一通り体験できます。トライアル期間の長さにも注目して選んでみましょう。
無料で使えるおすすめ勤怠管理システム
無料で使える勤怠管理システム
無料で使える勤怠管理システムおすすめ3選
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用や月額料金が安く、30名以下であれば無料で使える
- 日々の勤怠管理だけでなく給与明細や賞与なども一括管理できる
- シンプルなUIでわかりやすく複雑な部分がない
- メモ欄があるため、休暇理由やテレワーク勤務など管理者側に伝えやすい
MORE
ここが少し気になる…
- 各種申請後の通知や打刻漏れ等の通知機能がない
- 法改正に対しての機能が少ない
- 有給・休暇関係は一部有料プランになる
株式会社 スマレジ
スマレジ・タイムカード
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 従業員30名までなら無料で使える
- 無料プランを含む4種類のプランで、自社に合わせて最適なプランを選べる
- 笑顔打刻やGPS機能など豊富な打刻方法
- 他事業所へのヘルプ出勤やシフト外出勤などの臨時の勤怠にも対応
MORE
ここが少し気になる…
- 対応端末がiOSアプリのみでAndroidには対応していない
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- プランが豊富で「出勤管理・シフト管理・休暇申請管理・工数管理」の4つの機能から組み合わせて選べるカスタマイズ性の高さ
- 「工数管理機能」を備えており、自社にあった納期の把握と共有の簡素化ができる
- Slack対応で打刻と合わせて始業や就業のタイミングを把握できる
- 医療機関の業種に特化した打刻方法を搭載
MORE
ここが少し気になる…
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- シフト変更の管理が難しい
無料トライアルがある勤怠管理システム15選
jinjer株式会社
ジンジャー勤怠
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期設定から定着まで電話・チャット・WEBなどでサポート
- 24時間365日お問い合わせ可能
- スマホアプリ対応で場所を問わず簡単に打刻ができる
- 月末の締め日に見直すだけで簡単に勤怠管理ができる
- 個人だけでなくチーム全体の勤怠管理ができる
MORE
ここが少し気になる…
- スマホアプリだと申請や修正画面がわかりにくい
株式会社庚伸
Dr.オフィスLookJOB2
GOOD
ここがおすすめ!
- 登録人数無制限の定額制勤怠管理システム
- 退社した従業員のアカウントも削除する必要がなく、永久に保持できる
- 雇用形態や従業員数が多い飲食店や、従業員の入れ替わりが多い医療・介護業界にもおすすめ
- 導入時や導入後のサポートが丁寧
- 「奉行シリーズ(OBC)」との連携が可能
MORE
ここが少し気になる…
- 導入後1年間は途中解約ができない
- マニュアルやQ&Aが充実しておらず担当者への問い合わせが必要になる
株式会社ヒューマンテクノロジーズ
KING OF TIME
詳しい料金プランや利用イメージは
「サービス詳細」をClick!
GOOD
ここがおすすめ!
- 20種類の豊富な打刻方法と5カ国の言語・タイムゾーン対応で就業形態を問わず使える
- シンプルなUIと機能性で従業員への教育コストがかからない
- アラート機能や自動通知機能で労基法違反を防げる
- 残業などの時間外労働や休日勤務の把握がしやすい
- サポート体制やサービスが手厚く、企業や担当者に合わせたサポート体制を作れる
MORE
ここが少し気になる…
- 起動の速さや操作性はPCのスペックに左右される
サービスの料金や評判・口コミは
「サービス詳細」をクリック!
GOOD
ここがおすすめ!
- スマホやPC・ICカード・指紋認証等で簡単に打刻ができる
- 画面がシンプルで操作が簡単にできる
- サポートやオペレーターの対応が丁寧
MORE
ここが少し気になる…
- 各種申請後の通知や打刻漏れ等の通知機能がない
- 打刻ミスの修正は管理者側で行う必要がある
- 特殊な勤務形態の場合設定が複雑
GOOD
ここがおすすめ!
- 5名から使えて無料トライアルも60日と長く、機能や使い心地をじっくり検討できる
- CSVやExcel出力だけでなく、サイボウズ社やコラボスタイル社との外部連携も充実
MORE
ここが少し気になる…
- 最低5名の縛りがあり、最大料金の設定もないので人数によっては割高になる
サービスの料金や評判・口コミは
「サービス詳細」をクリック!
GOOD
ここがおすすめ!
- 直感的な操作がしやすく管理側・従業員側ともに使いやすい
- マネーフォワードシリーズを利用している企業は連携が非常に楽
MORE
ここが少し気になる…
- 申請画面がわかりにくい
- メールでの通知機能がなくホーム画面でしかアラートが出ない
GOOD
ここがおすすめ!
- 初期費用0円かつ1名あたりの費用が安く、無駄がないシンプルな機能
- スマホやタブレットから打刻ができ、出張・外回り先でも対応可能
MORE
ここが少し気になる…
- 費用が安くシンプルな分管理画面はPCのみで、カスタマイズやweb明細機能には対応していない
株式会社日立ソリューションズ
リシテア/就業管理クラウドサービス
GOOD
ここがおすすめ!
- スタンダードプランだけでも使える機能が多い
- 初期費用を抑えて短期間で導入ができ、必要があれば業務に寄り添った工数管理もつけられる
MORE
ここが少し気になる…
- 最低利用人数が100名からと多く、社員数によっては利用できない
GOOD
ここがおすすめ!
- 機能に応じて3種類のプランから選べ、テレワークやシフト・工数管理まで対応している
- 自社にあった就業条件を踏まえて設定してくれる「初期設定サポート」がある
MORE
ここが少し気になる…
- シフトや工程管理まで使いたい場合は400円と割高になる
GOOD
ここがおすすめ!
- 最低利用料金は3,000円かかるが、1人あたり100円と手ごろな価格で利用できる
- 複数拠点があってもデータ管理は1か所でまとめて行える
MORE
ここが少し気になる…
- シンプルで使いやすい分機能が限られており、導入前もデモサイトでしか試せない
GOOD
ここがおすすめ!
- 自社の勤怠ルールに則って自由に設定できる勤怠アラート
- GPS打刻や日またぎの打刻など働き方を問わない豊富な打刻方法
- 予定表やメッセージ機能で組織のコミュニケーションも円滑に
MORE
ここが少し気になる…
- UIがイマイチ
- サーバーが繋がりにくいなどの口コミも
GOOD
ここがおすすめ!
- アルコールチェックや工数・損益管理が行え、勤怠以外にもマルチに使える
- 導入までのサポートが手厚く、自社にあわせた勤怠システムやプランを選べる
MORE
ここが少し気になる…
- 「Web給与明細」を使用する場合は、初期費用に9万円と1名あたり月額50円がかかる
GOOD
ここがおすすめ!
- 環境構築はマスタ設定のみのため、短期間で素早い運用ができる
- 固定勤務・フレックス勤務・時給勤務に対応し、社員ごとに勤務パターンの設定が行える
MORE
ここが少し気になる…
- 英語表示切替機能・プロジェクト工数管理機能はオプション扱いとなる
アマノビジネスソリューションズ株式会社
CYBER XEED 就業
GOOD
ここがおすすめ!
- 担当SEつきで導入前後のサポートが手厚く、経験が浅くても柔軟に規模拡大の対応ができる
- 働き方改革に力を入れていて従業員の勤怠を漏れなく管理しやすい
MORE
ここが少し気になる…
- PC操作前提でスマホでの操作性が悪く、打刻エラーにも気付きにくい
セコムトラストシステムズ株式会社
セコムあんしん勤怠管理サービス KING OF TIME Edition
GOOD
ここがおすすめ!
- セコムの「入退室管理システム」を使用していれば簡単に入退室の管理も行える
- さまざまな業種で使える汎用性の高さと充実した機能面
MORE
ここが少し気になる…
- 無駄を省いたシンプルな画面に特化している反面、簡素過ぎて操作性が悪い
無料で使える勤怠管理システムのおすすめ比較一覧表
まとめ
勤怠管理システムは、従業員の労働時間を正確に把握でき、不正打刻の防止やコンプライアンスの遵守にも役立ちます。手動での作業が減り、人為的ミスの削減や人件費の削減にも貢献できるため、システムの導入がおすすめです。
無料の勤怠管理アプリは、制限される機能はあるものの、少人数の企業やお試しでシステムを使用してみたい場合に、十分な機能を備えています。本記事を参考に、メリット・デメリットを把握した上で、自社に適した無料の勤怠管理アプリの導入を検討してみましょう。
もう一度見る!無料で使えるアプリ対応の勤怠管理システム勤怠管理をさらに効率化!関連サービスはこちら
小規模法人向け
小規模企業におすすめの勤怠管理システム9選(全15選)|無料システムや中小企業向けも
小規模法人や中小企業の勤怠管理はどうしてるだろう…そう考える人事担当者の方は少なくありません。本記事では、小規模法人におすすめの勤怠管理システムを紹介。中小企業や零細企業におすすめのシステムや、無料で始められるシステムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
中小企業向け
中小企業向けおすすめ勤怠管理システム9選(全20選)を徹底比較|零細企業にも
中小企業の勤怠管理はどうしてるのだろう… そう考える人事担当の方は少なくありません。本記事では中小企業におすすめの勤怠管理システムを紹介します。中小企業における勤怠管理の課題や、労務管理と一元管理できるシステム、零細企業におすすめの勤怠管理システムも紹介します。
大企業向け
大企業向けおすすめ勤怠管理システム15選|大手企業の労務管理にも
業員の多い大企業や大手企業ほど、勤怠管理システムの導入は必要です。本記事では大企業向けおすすめ勤怠管理システムを徹底比較。勤怠管理システムの課題や導入するメリット・注意点や選び方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Web打刻対応の勤怠管理システム
Web打刻ができる勤怠管理システム10選(全44選)|ブラウザ上で簡単に打刻できる
パソコンやスマホから簡単に出退勤ができるWeb打刻は、正確な勤務時間の把握と不正打刻の防止・集計業務の効率化に繋がります。本記事ではWeb打刻に対応した勤怠管理システムを紹介。アルバイトや派遣社員など雇用形態を問わずにシンプルで使いやすいシステムや、無料で使えるシステムも紹介します。
無料で使える勤怠管理システム
無料で使える勤怠管理システムおすすめ8選(全18選)|個人事業主やリモートワークに
紙のタイムカードや出退勤管理簿による勤怠管理から勤怠管理システムへ変更する際、フリーソフトや完全無料版の勤怠管理システムも検討の対象です。本記事では無料または無料トライアルを実施している勤怠管理システムを紹介。無料で使える仕組みや有料版との違い、入退室管理やGPS打刻などの打刻機能も解説します。
給与計算ソフト
給与計算ソフトおすすめ10選(全26選)を徹底比較|無料で使える小規模法人向けや中小企業向けも
従業員の給与額の算出や給与明細の作成・社会保険料の計算などを自動化できる給与計算システム。本記事では無料で使えるクラウドソフトや勤怠管理と連携できるソフト、アプリ対応のソフトなどおすすめソフトの価格や機能を比較して紹介します。業界シェアランキングも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。